ラグビー部リレー日記

辞めない理由

投稿日時:2016/04/14(木) 13:00

ユーモア溢れる発言と可愛い笑顔でいつも楽しい気分にさせてくれる同期の壇辻からバトンを受け取りました、3年の豊原明香です。


新チームが始動して2か月半。 私にとっては、とてもとても長い2か月半でした。
一昨年、昨年のように自分ができる仕事をひたすら頑張るだけではなく、マネージャーの最高学年として、広い視野で様々な問題に向き合わなくてはならず、何が正解か分からない問題も多くて、入部してから初めて、「部活を続けるのがつらい」と感じました。
きっと、今までの先輩方も同じような気持ちを経験されることがあったと思いますが、私たち後輩には一切それを見せることなくいつも優しく頼りになる存在でいてくださり、改めて先輩方の偉大さを痛感しています。

すこし話が逸れましたが、とても苦しかったこの2か月半、それでも部活を辞めたいと思ったことはありません。
その代わり、私の中で小さな変化がありました。 昨年まで私は、マネージャーの仕事の意義は、それが選手のためになっていること、という1点に尽きると思っていました。(もちろんそれは間違ってはいないし、選手のためにならない仕事をしても意味がありませんが。) しかし、今年になって、自分がマネージャーを続けていられる理由は、選手の役に立てるからというだけではなく、私自身の誇りを守るため、という部分が大きいのではないかと思うようになりました。
誇り、というと大袈裟かもしれませんが、選手が日々努力しているのを1番近くで見ているのは、私たちマネージャーだという自負があります。誰が最近すごく頑張っているとか、誰が最近元気がないとか、そんな小さな変化にも気づくことのできる距離で選手を支えられることを誇りに思っています。
時には、部活がなければもっと家族や友達と過ごすことができるのに、と思うこともあります。でも、自分が選んでやっている部活のことをそんな風に思いたくないし、どうせやるなら、他にできたかもしれないあらゆることより、マネージャーをやっていてよかったと思いたい。苦しいことから逃げたり手を抜いたりして後悔したくない。マネージャーという仕事を誇りに思いたい。
その気持ちこそが、私が、3年目にして初めて気づいた、部活を続けている理由、辞めない理由です。つらいことに直面したとき、辞めてしまえばもしかしたら楽になれるのかもしれないけれど、私にはそうは思えません。つらくても、悩みすぎて迷子になっても、続けていればいつか答えや何かしらの結果は出ると思うし、それが自分自身の大切な誇りを守ることに繋がると思います。

多くの人が、今年のチームスローガン“Challenge”について触れていますが、私の今年のChallengeは、何があっても自分の誇りを見失わないこと、です。


次は、最近怪我から完全に復帰して生き生きとしたプレーを見せてくれる2年の藤平にお願いします。

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