ラグビー部リレー日記

ニーチェの格言

投稿日時:2016/07/08(金) 23:22

 リレー日記ではラグビー部への熱い思いを綴りながら、合コンで仲良くなった女の子への熱い思いはなかなか届かない同期の石内からバトンを受け取りました、3年の石川貴之です。私事ですが、6月に21歳の誕生日を迎え、彼女いない歴が遂に両手両足では数えられない年数になってしまいました。光陰矢の如しとは言いますが、あと半年過ぎで4年生になると思うと、時の速さには驚かされます。
 
 そんな私ですが、大学では今春から教育学部に所属することが決まり、教育に関する哲学・思想について学んでいます。最近は、練習が終わると、御殿下でウエイトをして、授業を受けて、ゼミで使う書籍を耽読しながらウトウト眠るのが毎日のルーティンになっています。そんな退屈な生活の中で、この間ドイツの哲学者フリードリヒ・ニーチェの著作を読む機会がありました。彼の著作をあまり読んだことがなかったので、ネットでニーチェについていろいろ検索していると、彼のこんな箴言に出会いました。

 「自分を破壊する一歩前の負荷が、自分を強くしてくれる」

 ネットで見ただけなので、どの著作の、どういう文脈で出てきたものなのかは分かりませんが、これを見たときに、日々の練習の中で、ウエイトトレーニングの中で、はたまた人生の中で、自分がどれだけの「負荷」をもって目の前のことに取り組んでいるだろうかとふと思い返しました。「怖いから」「失敗したくないから」「これ以上は無理」そんな言い訳を並べて「負荷」をかけないようにしている自分が浮かんでしまい情けなくなった。それじゃ強くなれるはずがないと感じました。もうあっという間に4年生、チームを引っ張って行く番です。チームの為にも、何より無念にもプレイヤーの道を断念せざるを得なくなった同期の石内の為にも、しょうもない御託を並べて逃げてはならないし、死にそうなくらいの「負荷」を自分に与えて強くならなければならない、そのことを心に刻んでリレー日記を終えたいと思います。

 次は、東大の受験当日にトイレを詰まらせたものの、後の人のことを考えて便器に素手で突っ込んで直したという、自己犠牲の精神溢れる1年の伊藤にバトンを回します。

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