ラグビー部リレー日記

正反対のフロントローに挟まれて…

投稿日時:2017/07/21(金) 22:33

現代ラグビーに必須の走れるフロント山口からバトンを受け取りました。3年の前川です。

先日春シーズンが終了しプレーヤーたちは各々の試合でのパフォーマンスなどをしっかり振り返っていることと思います。そこで僕も春シーズンどれだけこの部活に貢献できたかを振り返ってみると、不用意な反則は春シーズン当初に比べて格段に減少した印象がありますが、二つもレッドカード相当のプレーが出てしまったことは僕にとって大きな失敗でした。

一つ目は駒場WMM戦での同じプレーヤーによる二枚のイエローカード、もう一つは九州大学戦での相手頭部に対するパンチングです。

レフリーの役割は反則を罰することでゲームに秩序をもたらすことは一つの役割ですが、大事な役割として反則の予防があります。ゲーム中にそれを行うのももちろんですが、特にチーム所属レフリーは普段の練習から反則の予防に努めるのが重要な役割です。それを果たせなかったことは僕の責任であると痛感しています。今思えば上記二つの反則は十分予測でき、防げたものであると思っています。その内容は割愛させていただきますが、レッドカードはディシプリンの問題ではなくもはやモラルの問題です。二度とこのようなことがないように頑張りたいと思います。
ですがここでレフリーの気持ちをちょっとだけ話したいと思います。
 

一枚目の選手と試合後に話したところ彼はこう言っていました。

「いや、公式戦ではやらないし練習試合だからいいだろ」

僕は彼の事を責めようとは思いませんし、大差をつけられたゲームで反則をしてでも相手チームの攻撃を止めようとする気持ちはわかります。

しかし、大きな視点で見てみると東大ラグビー部が強くなるためには15vs15でできる緊張感あふれた貴重な鍛錬の場が、カードが出ることによって奪われます。これはこの部活にとってとても大きなロスですし、チームの成長を著しく阻害する要因でもあります。

多くのレフリーは反則を減らしてできるだけオンプレーの時間を長くしよう、ディフェンス側の反則を減らして有効な攻撃をさせようと毎週研修会で集まり、日々研究を重ね、努力しています。ほんとにこんなことで反則防げるのかと思うような涙ぐましい努力からゲーム全体のマネジメントまで、小さな積み重ねが日本ラグビーの強化につながっていくと信じ、一人一人がプライドをもってやっています。その想いを東大ラグビー部がレッドカードなんかもらって先陣きって踏みにじっているのです。

東大ラグビー部はラグビーが日本に伝わってきた当初から日本ラグビー界をリードする存在です。僕たちは日本ラグビーを強くするためにラグビーに関わり、強くならなければなりません。外ならぬスイカの男たちの入替戦出場とAグループ昇格は日本ラグビー界に激震を与え、素晴らしい風を巻き起こすでしょう。Aグループ昇格はあくまで手段の一つにすぎません。プレーヤーはその誇りと責任感、そして大きなビジョンをもってプレーしてほしいし、僕はレフリー活動を進めていきたいと思います。

ここに至ってもタイトルの意味が分からない拙文をお読みいただきありがとうございました。

次は今年も合宿での大暴れが期待されている古き良き重量系フロント河本さんにバトンを渡したいと思います。

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