ラグビー部リレー日記

老人と鹿

投稿日時:2021/05/18(火) 20:17

スピード、ゴツさ、身体能力の高さから南アフリカのブライアンハバナを彷彿とさせるトライゲッター松元からバトンを受け取りました、三年の五島です。

強くなったと思われているようで嬉しい気持ちになりました。僕は常に謙虚な人間なので調子に乗ることは絶対にあり得ません。現状に満足せず、これからも努力を重ねてもっと強くなろうと思います。

あ、調子に乗ってしまいました。すみません。

 

先日facebookで流れてきたある動画を見て心が温まったので、そのお話をしたいと思います。ある一人の男とある一匹の子鹿のお話です。

 

ある男が沼地を歩いていると、そこにはある一匹の子鹿がいました。その鹿は体が泥沼にはまってしまって身動きがとれず、顔だけを出して苦しそうにもがいています。鹿はどんどん沼に沈んでいき、もう完全に沈んでしまうまで目前でした。男はそれを見て鹿のもとに行き、なんとか救出しようと試みますが、自分も沈んでしまうかもしれないので命懸けでした。男は自分が沈んでしまわないようになんとか体勢を保ちながら、周りの泥を少しずつどかしていき、なんとか鹿を掘り出すことができました。

この後は急いで沼地から脱出しなければなりません。その時は雨が降っており、ぬかるみは激しくなっていくのでした。男は鹿を肩に担ぎながら泥沼をかき分けていき、帰りを急ぎました。

ついに男は鹿を連れて安全地帯へ避難することができました。しかし鹿はすっかり疲れ果てており、残されていた体力はほとんどありませんでした。鹿はぐったりとしてしまい、男は立ち上がらせようと何回か試しますが、鹿にはその体力すら残っていないようでした。

男は鹿をしばらく見守ることにしました。すると、鹿は体力を次第に回復し、なんとか立ち上がることができるようになりました。そしてしばらくすると普通に歩けるようになり、すっかり元気になりました。

いよいよお別れのときがやってきました。男は鹿を森の前へ連れて行き、さあ行くんだと鹿に促しました。しかし鹿は男のもとを離れようとしませんでした。鹿は男のもとにいることに慣れてしまい、自然界に戻りたくなくなってしまったようです。そこで男はためらいながらも、少し強引に鹿を森の方へ押しやり、少し離れました。すると鹿は自分から少し森の方へ進んでいきました。男と別れなければいけないことを悟ったようです。そして立ち止まって男の方を振り返り、しばらく男を見続けていました。その顔はまるで男に感謝を示しているかのようでした。

 

たまたま見始めた四分くらいの短い動画ですが、気づいたら見入ってしまい、最後に鹿が男を振り返るシーンでうるっときました。人と動物の絆に心が温まった素敵な動画でした。

 

次は、一昨年僕が新入生の時に新歓イベントで「なかやまきんに君」ならぬ「ながやまきんに君」を披露して、場を大いに盛り上げていた永山さんにバトンを渡します。個人的にあのネタは好きなので、いつかもう一度進化したながやまきんに君を見てみたいです。

コメント

名前:
Eメールアドレス:
コメント:
ファイル
パスワード:

2025年3月

<<前月翌月>>
2025/03/31(月) 23:27
サイコロジー
2025/03/29(土) 23:02
挑戦への覚悟
2025/03/26(水) 07:51
快適な入院生活
2025/03/19(水) 12:52
理想と現実
2025/03/14(金) 19:02
チョコレートトーク
2025/03/14(金) 12:00
本三グルメ旅
2025/03/08(土) 21:49
2025/03/04(火) 20:02
人と色と数字
2025/03/01(土) 19:41
現実部分

アーカイブ