ラグビー部リレー日記

ループの渦に巻かれて

投稿日時:2021/06/18(金) 17:10

えのきからバトンを受け取りました、4年の垣内です。いつも主体的な仕事ぶりで広報を引っ張ってもらっています。最近では自分のつまらない話を笑顔で最後まで聞いてくれる彼女の優しさに感動しています。1年生の頃自分が怖かったということですが、おおよそ自分や去年の副将の山口さんなどは1年生に怖がられるものです。

前回のリレー日記からおよそ1年が経ちました。普通であれば色々とネタが溜まっているところでありますが、平凡な日々を過ごしていた自分にとって特に目立ったこともなかったため日々の生活の中での小さな出来事について話させていただきます。

今年で4年生になりました。授業が完全になくなり研究一本の生活を送っています。
物理シミュレーションを行う研究室に所属しているため、コロナの影響がある現在では本郷の研究室まで行く必要がなく、毎日実家でパソコンと向き合いながら研究を行なっています。そのため、好きな時間に研究を行うことができとても良いワークライフバランスを実現していると勝手に自負しております。

しかし、物理シミュレーションを1回回すのにおよそ1日かかるため一度パソコンに向かい合ってもプログラムを実行した瞬間におよそ1日の休憩を挟むことになります。一部部員からはとても羨ましがられるかもしれませんが、期日までに研究結果を出さなくてはいけない状況下ではとても辛いものです。

そのような日々を繰り返していたある日のことです。翌日に1週間おきの教授との面談を控えており、1週間分の成果を確かめながら面談前最後のシミュレーションを行おうとしていた時でした。その1週間分のシミュレーション結果に何かおかしな点があることに気づきました。よくよく見てみると、変えてはいけない初期条件を何かの手違いで変えてしまっており、これまで1週間行ってきたシミュレーションが全て間違いであることがわかったのです。1回に1日かかるシミュレーションが4つほど無駄になりました。

実はシミュレーションを実行する前に行う作業は非常に単純で、初期状態を記述しているファイルの一部分の数値を変えるだけなのです。あまりに単純なためしっかりとチェックすることなく何回も実行してしまったために今回のような事故を起こしてしまいました。今回は1週間だけでしたのでよかったもののもしこれが1,2ヶ月分であったと考えるととても耐えられません。
単純な作業にはとても大きな落とし穴があります。単純だからといって何も考えずに進めてしまうと小さなミスがゆくゆくは大きなミスへと変貌します。これは研究だけに限らず、ラグビー含めさまざまなことに当てはまることであり、今後一層気をつけなければいけないと感じました。

最後になりますが、自分が研究の話をすると、同期で同じ工学部に所属し、毎日のように本郷の研究室に通っている魚住から「どうせお前は大して研究していないだろ」と言われますが、彼にはこのリレー日記を読んで自分がやっている研究も結構大変であることをわかって欲しいです。

最後までお読みいただきありがとうございます。

次は、一緒にいることが多い岩下にバトンを回します。おそらく彼は後輩ではありますが、自分の扱い方を誰よりも心得ている部員です。

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