ラグビー部リレー日記

なんで、私がラグビー部に。

投稿日時:2022/09/30(金) 19:00

秀才・佐川さんからバトンを受け取りました、1年スタッフの天才・工藤です。脳=筋肉というと語弊があるかもしれませんが、脳は約60%が脂質、約40%がタンパク質で構成されているそうなので、やはり受験生こそプロテインを飲むべきではないかと思います。

 

話は変わりますが、私はつい昨日まで佐川さんと挨拶程度のコミュニケーションしか取ったことがありませんでした。(1-6の関係ということで、見えない距離を感じていたのでしょうか。)そのため、佐川さんについて知っていることといえば部内でも有名な”素敵な趣味”に関することくらいでしたが、残念ながらご本人から公開NGが出てしまいました。本来、リレー日記の紹介文は執筆側の自由に委ねられているはずですが、あれほど切実にお願いされて裏切るほど私は冷たい人間ではありません。そこで急遽、昨日の夜練後に紹介文決定会議が開催されたというわけです。この場をお借りして、オブザーバー参加して頂いた先輩方にお礼申し上げます。
 

せっかくなので、昨日得た佐川さんに関する情報を共有したいと思います。

①実家が注文住宅:家を建築家に建ててもらったという共通点がありました。Googleストリートビューで見せて頂いたのですが、随所にこだわりが表れている素敵な住宅でした。個人的には、北海道の気候に合わせてつくられた長めのアプローチが好きです。
②三人兄弟:お姉さんと弟さんがいるそうなのですが、同じ兄弟構成で、同じく3回受験をした方がラグビー部にはもう一人いますよね。ジンクスだったら怖いです。
③コンバージョンキック:雪が積もったグラウンドでは当然のことながらコンバージョンキックができないそうですが、どうしてもやりたかった佐川さんは練習前にコンバージョンキックで使うところだけを自分で雪かきして強行していたそうです。また、冬は長靴でプレーしていたそうですが、ゴム手袋よりこっちの事実の方が衝撃です。
④つっぺ:スタッフの皆さん、佐川さんに「つっぺちょうだい」と言われたら、動揺せずに鼻に詰める綿を差し出してあげましょう。

 


 

さて、ようやく本題に入るが、初めてのリレー日記はラグビー部に入部するに至った経緯を書こうと思う。部員の皆さんは懐かしみながら、お読みください。

 

 

2月15日、東大合格。

不安やプレッシャーで枯れかかっていた私に、栄養たっぷりの水が注がれた瞬間。
大学での楽しみはサークル。受験勉強で力尽き、日本一の大学で学びたい!などという向上心はまだ湧き上がってこない。中高で体育会は十分味わったので、大学では楽器でもやろうと思っていた。チェロとか、ギターとか。

 

3月某日、Uターン。
一緒に東大に入学することとなった高校の友人と、どのサークルに入るつもりか、という話になった。
私はまだゆるっとしたサークルに入ろうとしている。みんなもそうだと思っていたのだが、サラッと裏切られる。
「私は部活入ろうかなって思ってるよ。だって本気でやらないと面白くなくない?」
あー確かに。サークルだとそのうち行かなくなりそうだし、勝負事じゃないと本気になれないんだった。
よし、運動部に入ろう。

 

3月28日、テント列。
(※テント列:部やサークルが道の両側にテントを連ね、間を歩く新入生を勧誘する。)
コロナにより規制が厳しくなったそうで、噂に聞いていたような強引な勧誘はなかったが、声をかけられて無視する勇気もなく、いろんな運動部で説明を聞いてLINEを交換し、ビラに至っては教科書が3冊くらい作れそうなほど受け取ってしまった。運動部に入ると決めた以上、運動部のテントを見かけたらどこでも入るつもりでいたが、この日はなぜかラグビー部に出会わなかった。そんなこともあり、まだラグビー部のことはうっすら存在を認知しているくらいだ。2ヶ月後にはラグビー部のスタッフをしているなんて思ってもみない。

 

3月30日、プレオリ。【運命の出会い その1】
(※プレオリ:初めてクラスメイトと顔を合わせる機会であり、ひとつ上の先輩(=上クラ)に履修方法などを教えてもらう。)
その日もJ先輩は派手なTシャツを着て、少し遅刻して教室に入ってきた。教室の端に立っているのに、存在感がすごい。私は自己紹介で、プレーヤーかマネージャーとして運動部に入ろうと思っています、と話した。
J先輩がその一言を狙ってプレオリに参加していることなど、この時点では知るよしもない。

 

4月1日、オリ旅行。
(※オリ旅行:クラスメイトと上クラと旅行に行くことで親睦を深める会。例年は1泊2日だがコロナの影響で日帰りだった。)
偶然なのか故意なのか、J先輩と同じグループになった。観光バスで鎌倉へ行き、ご飯を食べて観光した後、江ノ電に乗って江ノ島観光をするというプランだった。桜が7分咲きくらいの季節、すなわち、コートや薄いダウンがちょうど良い季節、J先輩は半袖半ズボンだが全く寒そうではない。食後のデザートにソフトクリームを食べることになったがJ先輩は口にしない。ソフトクリームは増量に適切ではないらしい。道を歩いていると突然J先輩は小走りでコンビニまで。ラグビー部では3時間に一回食事をすることが努力義務らしい。そして、中でもあんぱんは随一で優秀らしい。夜ご飯で行った回転寿司でもたまたま同じテーブルになった。満腹中枢が刺激される前の約15分でいかに食べ物を胃に送り込むかが勝負らしい。15分を過ぎてからは両頬にお寿司を詰めながら、運動部に入ることと、たくさんの部活を見て回って吟味することをおすすめしてもらった。その通りに、できる限り多くの運動部の新歓に参加することにした。

 

4月3日、サーオリ。【運命の出会い その2】
(※サーオリ:あらゆる教室にサークル団体がはびこり、新入生を勧誘するイベント。)
回るところは事前に大体決めていた。この時点での最有力候補は男子ラクロス部。だが、もちろんラグビー部にも顔を出す。ラグビー部なのに真正面に黒子のバスケが整列している。そこに待っていたのが、我らがスタッフ長、A先輩。すらっと背が高く、髪は腰に届きそうなほど長い。容姿端麗、敵をつくらなそうな柔らかな関西弁。いやいや、ほれてしまうやろ。

 

4月11日、スタッフ会。【運命の出会い その3】
ラグビー部がスタッフの勧誘のために企画してくれたスタッフ会。そういえばプレーヤーが駒場キャンパスで新入生をナンパして参加者を集めていたっけ。私を含め新入生が3人来ていたが、なんとそのうちの1人が高校同期であり、いま同じくスタッフとして活動しているYちゃんだった。スタッフ会は終始大盛り上がり。学年関係なく、プレーヤー/スタッフ関係なく仲が良いことが空気感から感じられる。帰り道にYちゃんと、ここ最近で一番笑ったね、と話したことが懐かしい。ラグビー部が有力候補に浮上した。

 

4月24日、タグラグビー大会。
(※タグラグビー:ラグビーのルールをもとに、腰につけたタグを奪われないようにしながらパスを繋ぎ、トライを目指す競技。)
タグラグビーというものが何なのかよくわからないまま参加したタグラグビー大会。女子には大きなハンデがあったものの、すぐにタグを取られてしまい、なかなか得点できなかった。この時痛感したのがラグビー場の広さ、そして緑に囲まれた空間で走り回る気持ちよさ。がたいの良いラガーマンが30人立つとそれほど広く見えないラグビー場も、いざ走るとなるとひろいひろい。ラグビーのルールは全然知らなかったが、この広いグラウンドの中で体をぶつけながらボールを奪い合い、インゴールまで運ぶのは相当きついスポーツだと思った。改めてラガーマンを尊敬する。木々で囲まれていつつも視界がひらけているグラウンドも、入部理由のひとつとなった。サブグラウンドから右前方を望むと建物がひとつもなく、綺麗に整えられた人工芝と桜並木と広い空だけが目に飛び込んでくる。建築を学ぶために東大に入学した私が、建物が見えないのが良いと言うと矛盾しているような気がするかもしれないが、否が応でも視界の大半が建物などの人工物に埋め尽くされる東京に住んでいると”何もない”ことが貴重なのだ。

 

5月1日、入部宣言。
上述した以外にも様々な経験や出会いをしたし、ラグビー部含めいくつかの部活から熱心に新歓して頂いた。J先輩の教え通り、本当に運動部を10個みて回ったのでそれぞれに捨て難い要素を発見し、どの部活に4年間捧げるべきかかなり迷った。4月末になっても、自分がプレーヤーとしてラクロスやヨットをするという選択肢も消えてはいなかった。そんな中で何故ラグビー部に入部すると決意したのか。「雰囲気がよかったから」ということももちろんあるが、それだけでは無い。
 

決め手⑴~女子だけの部活はもう御免~
私は変化が好きだ。その上、自分でも胸を張って言えるくらい順応性が高い。ゆえに、新しい環境にすぐ馴染んでしまい、すぐにまた新しいことをしたくなるのだ。中高女子校で部活をしてきた私には、女子だけの部活は正直飽きてしまっていた。新歓期にはしばしば「こんな男くさいところによく来てくれたね」と言われたが、むしろそれがいい。女子100%の世界から男子9割の世界にくると、男女のコミュニケーションの違いが顕著に分かり面白い。この違いについて話すと脱線してしまうので割愛するが、男子コミュニケーションは気楽でなかなか心地よい。

決め手⑵~スタッフ絶滅の危機~
サブタイトルの通り、今年はスタッフが入らない可能性が大いにあった。そもそも4月末で入部を真剣に検討していたのが私とYちゃんだけであり、二人とも他の部活とかなり迷っていた。私は最後の最後まで男子ラクロス部のスタッフと迷っていた。ラクロスもラグビーもスポーツとして面白いし、雰囲気も良かった。だが、決定的な違いがあった。それは、男子ラクロス部は既に5人の新入生スタッフを確保しているのに対し、ラグビー部はスタッフとしての入部確定者が未だいなかったということだ。なにも同情で入部したのではない。ただグラウンドの外で見守っているような暇なスタッフはダサいと思っていたし、寂しがり屋な性格上、より自分が必要とされているところに行きたかったのだ。

決め手⑶~ラガーマン最強説~
いろんな運動部を見て回ったわけだが、中でもラグビーは過酷な競技だと感じた。プレー中は陸上と格闘技と球技が同時進行。どれが欠けてもいけない。タックルを受けて吹き飛ばされても、スクラムで押しつぶされても、痛いなんて言えない。部活が終わっても食トレが待っていて、サイズアップのため、苦しくても食べなければならない。なんでこんなに苦しんでまでラグビーをするのだろうと不思議に思うこともある。だが、そんなキツさに耐えながら日々鍛錬している姿は間違いなくかっこいい。

 

 

こんな感じでラグビー部に入部することにした私。最初は、ドリンクをバケツで作り、お風呂桶で水筒に注ぐことさえドン引き状態だったが、例の順応性の高さのおかげで、夜練の片付け中に木からゴキブリが落ちてきても動じないくらいにはなった。

 

東大ラグビー部には、4年間飽きないくらいの魅力があると信じています。いや、それくらいの魅力を先輩方と未来の後輩とつくっていきたいです。

 

 

 

次は、主将の國枝さんにバトンを渡します。國枝さんはいつもブレない態度で部員に語りかけ、鼓舞し、自らの行動で手本を見せてくれる自慢の主将です。普段は獲物を狙っているような真剣な眼差しをしているのですが、試合に勝った後だけは解放感に溢れた屈託のない笑顔になり、その笑顔を見るたび、この一勝を得るためにしてきた努力の重みを感じています。少し話は変わりますが、私は性別問わず、動物問わず、筋肉が好きです。特に、競争馬の筋肉美には見るたび圧倒されるのですが、ストイックに鍛え上げられた國枝さんの身体は競争馬の筋肉に通ずるところがあり、いつも目の保養になっております。

 

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