ラグビー部リレー日記

懐かしのDAYS

投稿日時:2025/10/10(金) 16:14

同期のまほからバトンを受け取りました1年の上です。まほはスタッフとしては異例のはやさで入部を決めていて、6月中旬までアメフト部と悩み続けた優柔不断な僕にその決断力を少し分けてほしいです。ちなみに僕は文章を書くのがとても苦手です。今のところ1年生のリレー日記は面白いものばかりでうまく書けるか緊張してます。

 

さて、最初のリレー日記なので好きなものについて書こうと思います。僕は暇な時間に漫画を読みます。電車の中、授業中、部屋でゴロゴロしてるとき。漫画は時間を潰すのにちょうどよかったのです。中高時代は勉強してる時間と並ぶくらい漫画に時間を割いてました。高3の夏に2週間もの間図書館に朝から晩までこもってコナンを全巻読み切ったのは少し達成感がありました。毎日罪悪感に押し潰されながら朝起きてもコナンを読み続けたのは思い出深いです。あの頃なら殺人事件の一つや二つ解決できたかもしれません。

 

僕には人生に結構大きな影響を与えてくれた漫画があります。それはサッカー漫画の「DAYS」です。サッカー漫画というと古いやつだと「キャプテン翼」、最近のだと「アオアシ」や「ブルーロック」が有名どころですが、僕の中では「DAYS」一強です。

 どんな漫画か簡単に説明すると、サッカー未経験のヒョロくて気弱な少年が東京でかなり強豪のサッカー部に入って選手権優勝を目指す一年を描いた漫画です。この漫画の良さはまずなんと言ってもチームメイトのかっこよさにあります。

 個人的にかっこいいと思うのはキャプテンの水樹です。主人公と同じ未経験で最初は学年でI番の下手くそと言われながらも、絶え間ない努力で勝ち取った化け物じみたフィジカルと重要な場面で決め切る精神力でチームを支える「背中で見せる系」の主将です。僕が高校のサッカー部でキャプテンを務めていた頃はこういう水樹の姿を理想像として掲げていた気がします。彼は作中でどの試合でも黒い手袋をつけている姿で登場していて憧れて真似してた時期もありましたが、すぐに物を無くしてしまう僕にとって手袋はいつもいつの間にか片手だけになっていたため真似することを断念した記憶があります。

 こんなかっこいい水樹キャプテンですが、僕が心からリスペクトしている人物が別にいます。その人物の名前は柄本つくしで、例の主人公です。つくしの凄さは根性が異常なまでにあることです。彼は入部当初誰よりも走れませんでした。それでもサッカー強豪校に集まるうまくて強い同期にくらいつくために朝昼晩走り込むことを怠りませんでした。するとありえないくらい下手だけどフィールド上のどの局面にも顔を出せるというのが評価されてAチームに絡み始めます。最初はただの上手いチームだったその高校はつくしの泥臭く戦う姿に感化され全員がよく走るようになったことで全国区の優勝候補と言われるようなチームを脅かす存在に成り上がるのです。

 中学二年生のコロナ期間にこの漫画を初めて読んだ僕はサッカーを始めたてで技術も高くなく、足も速くなかったため、自分が試合に出るには走るしかないと思いました。そこがターニングポイントとなり走力をメキメキとつけていった僕は徐々に出場時間をもらえるようになりました。結局最後の最後まで足元の技術は人並みもしくはそれ以下にまでしか成長しませんでしたが、走って声を出して泥臭く闘い続ける体力が自分の武器となっていました。今振り返るとあそこでこの漫画を読んでいなければ自分のプレースタイルを見つけることはできなかったと思います。

 色々あって今僕はラグビーをやっています。それでも僕が理想とするのは変わらず、柄本つくしです。自分が常に挑戦者であり、泥臭く全力で練習や試合に臨まなければ勝てないということを忘れずにこれからも頑張っていきたいです。

 こんな文章であってもDAYSに興味を持った人がいればぜひ読んでみてください。絶対に満足できると思います。

 

 次は一年同期の織田にバトンを渡します。織田はフィールド上では安定したパスと力強いキャリーで見るものを魅了します。また、彼には一流のピアニストとしての裏の顔があり、夏合宿での彼の華麗な演奏は聴いた人の心を虜にしていました。中高男子校のくせに何だかんだいつも余裕がある織田が羨ましいです。いつかその秘訣をこっそり僕だけに教えてください。

コメント

名前:
Eメールアドレス:
コメント:
ファイル
パスワード:

この記事を書いたメンバー

2025年11月

アーカイブ

ブログ最新記事