- トップ
- 全体トップ
- 東京大学ラグビー部リレー日記
- ラグビー部リレー日記
ラグビー部リレー日記
<<前へ | 次へ>> |
結実
投稿日時:2017/02/23(木) 21:22
さて、冬オフとウェイトトレーニング期間が明け、本年度のシーズンが開始した。きわめて当たり前のことだが、新2年である私は東大ラグビー部の1年のサイクルの中で、1~3月の期間を過ごすのは初めてのことだ。それでも大学の授業がなく、他校との試合もないこの期間は、1年の中で最も個人の力を伸ばすことに注力できる時間だろうということが分かる。
年明けからフィジカル面の劇的な強化を目指して、経験のない量のウェイトトレーニングを行ってきた。全体練習の後に取り組むポジションごとの個人練習では、課題であるハンドリングの改善を図っている。人に会えば大きくなったと言われ、練習中に良いパスを褒められしている今、そのどちらにも成果を感じつつある。トレーニングの厳しさや辛さにも増して、自分のスキルだけに注力できるこの時間を楽しく思っており、またこのまま進めばどこまで行けるだろうかと自分に期待もしている。現在最大の課題として残っている走力についてもいつか成果を出せるよう、自分との対話が十分にできる今の時期を大事にしたい。
お読みいただきありがとうございました。次はハリケーンズの選手たちとの2ショットを集めまくっていた前川さんに回したいと思います。
冬オフが明けて
投稿日時:2017/02/22(水) 22:39
冬オフで1番大きな出来事は、5年ぶりに日本を離れ、ドイツへ旅行に行ったことです。デュッセルドルフに降り立ち、約6日間で、ケルンに寄ってからブレーメンまで北上、そこを拠点としてハンブルクにも足を運びました。このドイツ旅行は僕自身初のヨーロッパだったのですが、正直ヨーロッパだったらフランスやスペイン、イタリアなどのラテン系の国に興味があり、ドイツには微塵も興味がありませんでした。そもそも1週間もドイツに行ってすることがあるのか、ソーセージを食ったら終わりではないのかと思っていました。しかしそれは大きな間違いで、人々が今も暮らす日常の中に、何気なく広がる歴史ある街並みに僕は何回も魅せられました。見知らぬ土地を歩き回るという性癖がある僕は、ブレーメンの街を何十周も歩き回り、全ての小路を歩きつくしました。1ヶ月分くらい歩いたと思います。ブレーメンの街には自分の地元の街よりも地理に詳しくなりました。あと、ソーセージとハムとパンが美味しかったです。ドイツ旅行はそんな感じです。そんなこんなで冬オフを満喫し、リフレッシュしすぎた僕は体重を6kg増やし、人生で初めて体重90kgを観測しました。そしてBMIは30に達することで、東大ラグビー部BK歴代最高BMI(推定)として君臨することとなりました。今後BK歴が最も長いFW(推定)として君臨する可能性もありますが、なんとか得意のパスとキックに磨きをかけてBKにしがみつきたいと思います。結局最後部活の話をしてしまいましたが、最後まで駄文をお読みいただきありがとうございます。
次は、何かとキャラが被りがちなセンターの後輩、新2年の佐藤(誰?)にバトンを渡したいと思います。
赫奕たる日輪
投稿日時:2016/12/23(金) 19:46
今年の総括は会報でさせていただくので、雑感のほどをここに残したいと思います。
私はこの季節、まどろみの中にある街を駆け抜けて、駅まで自転車を飛ばすのが好きだ。吹く風が頬に冷たいのも眠気覚ましにちょうどいい。暁闇は来る日輪を待ちわびている。
グラウンドにつく頃には、東が赤を帯びて、溶け始めた霜が芝の穂先で光っている。木々の間から差し込まれた陽光がグラウンドに数条の線を引く。そんな早朝のグラウンドが、私は好きだ。
寒さに手をこすりながら、硬くなった身体を伸ばす。ひなたはほのかに暖かい。今日も練習が始まる。
気づけば、四年間朝の駒場に通ってきた。雨もあれば雪が積もった時もあった。特に記憶に新しいこの一年は朝が毎日めぐるのが嬉しかった。
津川は私が悩んでいたといったがその何倍も楽しませてもらったと思う。結局ラグビーは楽しい。毎日、ラグビーができることに感謝である。
嬉しい日も、辛い日も同様に天体が周り、次の日のグラウンドに赴くことになる。一橋戦の先の見えぬ絶望の後も、成城戦の震える歓喜の後も、日は昇った。
日が昇る以上、前進を続けなければならない。時間の経過を傍観するのことは愚者の行いだ。青春を楕円に燃やすと決めたのならば、覚悟が必要だ。
自分は、主将として何ができたか。シーズン当初宣言した通り、体を張ることが私のレゾンデートルだ。それは全うできた。
しかし、目標とした勝利に手が届かなかった。結果に葛藤や懊悩も芽生えた。それでも、日が昇るのである。背を焦がされながら、前へ進まねばならない。
巡りくる毎日が、積み重ねた練習が、最後のこの一戦に私を到達させた。学生として迎える最後の一戦は感傷もあるが、何より楽しみでならない。
私は人前で泣くことが嫌いだ。歔欷すらも厭わしい。それでも勝って泣けるなら、それもありかなと思えてくる。
私が全力で、本気でできる最後のラグビーだ。黄檗のグラウンドにも、朝が来るのが待ち遠しい。
明日もまた、日が昇る。熱と光を、行く先に注いでくれ。
感謝
投稿日時:2016/12/22(木) 13:51
今年一年、私に対して数えきれない程の愛情表現を見せてくれた大畑からバトンを受け取りました。副将の津川智之です。4年間、特に四年生としての一年間が、
後輩たちへ
チームビルディングの為の春合宿で、
ロッカーメイトへ
そんな中でも特に感謝を伝えたいのは、
OBの方々へ
石河会長には今年一年、多くの叱咤激励のお言葉を賜り、
棚橋という男
どうせあいつは最後のリレー日記でも、
去年までは、
という事で紹介が長くなりましたが、次は主将の棚橋に回します。
辞書を片手に読む事をオススメします。
濃い1年間
投稿日時:2016/12/21(水) 23:59
藤原からバトンを受け取りました、4年の大畑です。
対抗戦も終わり、引退まで残すところ京大戦のみとなりました。
最後のリレー日記ということで、今年1年を振り返って考えたことを書きたいと思います。
思ったことをつらつらと書き、まとまりのない文章になりましたがご容赦ください。
「もっと勝ちにこだわりたい。」
約1年前、来年どんなチームを作りたいか同期全員で話し合ったときに僕が言った言葉だ。
以前から、部活に取り組む姿勢の個人差が大きいと思っていた。もちろんみんな勝ちたいとは思っている。しかし、どうすれば勝てるのか自分で具体的に考え行動している人は少なく、大半は課された練習を最低限こなしているだけに感じていた。
やはり一部の人だけではなく、全員が高い意識を持って練習しなければチームは強くなれない。
全員が本気になって1つの目標に進む、そんなチームをつくりたいと思い今シーズンを始めた。
去年とはみんなの意識を変える必要があった。だから特に2、3月はハードな練習をしたと思う。なかには練習がきつすぎると感じた人もいただろう。だが、決して強くはない僕らにとって、目標を達成するためにはあれくらいの練習強度は必然だった。すべては対抗戦初戦の一橋に勝つために。
夏合宿は毎日6時半から早朝トレーニングを行った。栄養管理もしっかりしていたおかげで体もめきめき大きくなった。今までの練習の成果が出たのは朝日大戦だろう。後半までずっとリードされていたが、最後まで集中力切れることなく戦い逆転勝利した。僕は怪我で外から見るだけだったが、部員みんなに頼もしさを感じた。これなら一橋に勝てる、そう思えた。
対抗戦まであっという間だった。十分な努力をしてきたと思っていた。
しかし一橋には負けてしまった。ショックだった。目標としていた対抗戦5勝以上を達成するには一橋に勝つことが必須だった。今までやってきたことは何だったんだろうと負けて思った。なかなか気持ちを切り替えることができず、滝行に行ったりもした。
次戦の明学戦は、もう後がないと思いがむしゃらにプレーした。意地は見せることができたと思う。後半ラスト10分までは互角の戦いをした。だが最後には競り負けた。あそこで勝っていれば、その後の状況はだいぶ変わってただろうと思うと悔やまれる。
対抗戦一戦一戦について詳しく書きたいが、書くと長くなってしまうのでここまでにする。
結局3勝4敗で結果は出なかった。しかし意外と今、気持ちはすっきりとしている。それはこの1年間が非常に濃く、充実した日々だったからだ。思うとこの1年は本当にいろんな人に助けてもらった。監督、コーチの方々はもちろんのこと、前向きに頑張っている部員は学年を問わず僕を勇気づけた。
一方で、この1年間、仲間たちの悪い面もたくさん見えた。言い訳ばかりするやつ、上級生なのに体を張れないやつ、頻繁に欠席するやつ。それらを変えることができない自分の能力のなさにもイライラした。
部員にはいろんなやつがいたが、結果的には多くの人が身体的にも精神的にも成長したと思う。
後輩たちに願うことは、来年は絶対に今年のチームをいろんな意味で越えてほしいということだ。
今年は結果は出なかったが、今年やってきたことをベースにして来年後輩たちが結果を出してくれれば非常にうれしく思う。
最後になりますが、4年間僕のことを支えてくださった様々な方々、本当にありがとうございました。
次のリレー日記は、もう一人の副将津川が更新します。
«前へ | 次へ» |
アーカイブ
- 2025年9月(3)
- 2025年8月(11)
- 2025年7月(11)
- 2025年6月(10)
- 2025年5月(8)
- 2025年4月(9)
- 2025年3月(9)
- 2025年2月(7)
- 2024年12月(18)
- 2024年11月(12)
- 2024年10月(12)
- 2024年9月(13)
- 2024年8月(11)
- 2024年7月(12)
- 2024年6月(8)
- 2024年5月(9)
- 2024年4月(8)
- 2024年3月(8)
- 2024年2月(11)
- 2024年1月(5)
- 2023年12月(9)
- 2023年11月(12)
- 2023年10月(11)
- 2023年9月(12)
- 2023年8月(11)
- 2023年7月(11)
- 2023年6月(8)
- 2023年5月(7)
- 2023年4月(8)
- 2023年3月(7)
- 2023年2月(9)
- 2023年1月(3)
- 2022年12月(23)
- 2022年11月(14)
- 2022年10月(13)
- 2022年9月(14)
- 2022年8月(14)
- 2022年7月(16)
- 2022年6月(10)
- 2022年5月(11)
- 2022年4月(12)
- 2022年3月(10)
- 2022年2月(9)
- 2021年12月(12)
- 2021年11月(12)
- 2021年10月(14)
- 2021年9月(12)
- 2021年8月(12)
- 2021年7月(12)
- 2021年6月(11)
- 2021年5月(12)
- 2021年4月(11)
- 2021年3月(13)
- 2021年2月(4)
- 2021年1月(14)
- 2020年12月(11)
- 2020年11月(12)
- 2020年10月(13)
- 2020年9月(12)
- 2020年8月(14)
- 2020年7月(12)
- 2020年6月(12)
- 2020年5月(13)
- 2020年4月(12)
- 2020年3月(13)
- 2020年2月(5)
- 2019年12月(10)
- 2019年11月(15)
- 2019年10月(11)
- 2019年9月(13)
- 2019年8月(13)
- 2019年7月(10)
- 2019年6月(8)
- 2019年5月(13)
- 2019年4月(7)
- 2019年3月(7)
- 2019年2月(5)
- 2019年1月(7)
- 2018年12月(15)
- 2018年11月(12)
- 2018年10月(15)
- 2018年9月(10)
- 2018年8月(7)
- 2018年7月(6)
- 2018年6月(10)
- 2018年5月(12)
- 2018年4月(11)
- 2018年3月(5)
- 2017年12月(11)
- 2017年11月(13)
- 2017年10月(12)
- 2017年9月(11)
- 2017年8月(12)
- 2017年7月(10)
- 2017年6月(10)
- 2017年5月(17)
- 2017年4月(10)
- 2017年3月(13)
- 2017年2月(4)
- 2016年12月(15)
- 2016年11月(12)
- 2016年10月(14)
- 2016年9月(12)
- 2016年8月(12)
- 2016年7月(15)
- 2016年6月(9)
- 2016年5月(9)
- 2016年4月(11)
- 2016年3月(10)
- 2016年2月(7)
- 2015年12月(5)
- 2015年11月(6)
- 2015年10月(4)
- 2015年9月(6)
- 2015年8月(2)
- 2015年7月(5)
- 2015年6月(6)
- 2015年5月(7)
- 2015年4月(4)
- 2015年3月(4)
- 2015年2月(10)
- 2015年1月(11)
- 2014年12月(10)
- 2014年11月(6)
- 2014年10月(9)
- 2014年9月(9)
- 2014年8月(5)
- 2014年7月(3)
- 2014年6月(3)
- 2014年5月(5)
- 2014年4月(6)
- 2014年3月(9)
- 2014年2月(5)
- 2013年12月(13)
- 2013年11月(14)
- 2013年10月(16)
- 2013年9月(15)
- 2013年8月(8)
- 2013年7月(9)
- 2013年6月(9)
- 2013年5月(9)
- 2013年4月(10)
- 2013年3月(9)
- 2013年2月(3)
- 2012年12月(7)
- 2012年11月(3)
- 2012年10月(10)
- 2012年9月(7)
- 2012年8月(9)
- 2012年7月(5)
- 2012年6月(8)
- 2012年5月(8)
- 2012年4月(8)
- 2012年3月(10)
- 2012年2月(8)
- 2011年12月(6)
- 2011年11月(6)
- 2011年10月(7)
- 2011年9月(9)
- 2011年8月(10)
- 2011年7月(5)
- 2011年6月(5)
- 2011年5月(9)
- 2011年4月(7)
- 2011年3月(8)
- 2011年2月(4)
ブログ最新記事
- 好きなバンドの話 (09/12 23:38)
- メリーアン (09/07 08:00)
- 合宿 (09/06 07:30)
- 救われました。ありがとう。 (08/30 03:10)
- ダイジョバナイ (08/23 21:36)
- 柔道布教 (08/20 15:40)
- ただいま合宿中。 (08/17 15:51)
- 考えるあたし (08/14 09:47)
- 望むは無限の体力 (08/13 23:18)
- ゴミ出し (08/12 12:56)
- 気絶の刃 (08/08 22:13)
- FODプレミアム (08/06 21:54)
- 勝利は栄光 人生は華 夢は現実 (08/06 20:49)
- 惑星コルサント (08/01 11:05)
- 国宝 (07/29 18:56)
- 汗・耐久・密着 (07/28 15:45)
- 黄金世代 (07/27 18:27)
- 夏という季節 (07/21 15:00)
- 筑波のロマン (07/18 23:52)
- 独断と偏見によるトイレ (07/14 20:18)