ラグビー部リレー日記

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メンタル

 written by 佐藤 伶央 投稿日時:2016/09/15(木) 18:18

 3年のしょうみさんこと佐々木一平先輩からバトンを受け取りました、1年の佐藤伶央です。入部して初めてリレー日記を更新しますが、一橋Bとの試合が今週末に迫るということで、試合中の心境についての話をしてみたいと思います。拙い持論でありますので、話半分にお読みください。

 試合などの「本番」を迎えるべき心境について、世の中には様々な言説がある。曰く、集中を高め無心であるべし。曰く、成功する自分の像を浮かべ、それを実現するように行動するべし。曰く、闘う姿勢を作り相手を殺すつもりで臨むべし。中には相手のチームの弱点を挙げ、相手など大したことはない、として気分を高揚させるなどというものもある。そういった言説の中でしかし私は、相手を「恐れる」ことにしている。「相手は強く、大きく、重い」と意識し、相手を恐れ、怪我の危険をも恐れるときにこそ必要に迫られて集中力が発揮されるのではないかと思うからだ。
 一方で、試合中に味方や相手に対する怒りを意識することは非常に少ない。試合中に怒りをあらわにするプレーヤーは世に多く、プロラグビーの試合などでは選手同士の掴み合いが日常的に起こる。私は相手の胸倉を掴みたくなったことすら一度もないが、これは私に対してプロのラグビー選手たちが不真面目であるということを示すのでは全くないと思う。これは、尋常ならざる闘争心の表れなのだろう。そうであれば、ラフなプレーを受けたときに相手の胸倉を掴めないようでは、掴まれたときに掴み返せないようでは、闘争心やプレーへの執着心で負けることになってしまうのだろうか。私のように恐怖を源泉として集中力を引き出すそうとするようではここぞと言うときに競り負けるのだろうか、という考えも最近では起きる。何にしても、プレーヤーにとって試合のための気持ちの作り方というのは永遠のテーマであるので、これからも悩み続ける課題なのだろう。
いつか私も相手の胸倉を掴めるような選手になれるのだろうか。

 ひどく散らかってしまった文章を読んで頂きありがとうございました。次は同期のマネージャーで、銘菓っぽいあだ名で親しまれるあやなつこと柴﨑あや夏さんにバトンを渡したいと思います。

気持ちを切り替えて

 written by 佐々木 一平 投稿日時:2016/09/12(月) 17:40

同じポジションの先輩である4年の坂田さんからバトンを受け取った3年の佐々木です。今回は対抗戦初戦の一橋戦が終わった後感じたことについて書きたいと思います。
 
昨日行われた対抗戦初戦の一橋戦で我々東大ラグビー部は敗退した。我が部は今年対抗戦5勝を目標に掲げて練習に励んできたが、その中でも初戦であり、同じ国立大学である一橋大学との試合を一番のターゲットにしていた。そのこともあってか試合終了後には今年してきた努力の全てが否定されたような雰囲気がチームに流れていたように感じた。中には目に涙を浮かべている者もいた。ずっとターゲットにしてきた一橋に負けたことは、実力が足らずメンツに入ることができなかった私にも悔しさを感じさせたし、こちらの強みを完全に封じられて負けた去年と違って今年は中盤での攻防などこちらが勝っている部分も多かったため、より悔しさが残る試合であったことは間違いない。
しかし対抗戦はまだ始まったばかりであり、終わったわけではない。まだあと6試合残っている。今は一橋戦の反省をしつつもこれからの試合に向けて気持ちを切り替えていくべきだろう。次の対戦相手である明治学院は格上の相手であり勝つことは決して容易ではない。しかし不可能ではない。今年の目標である対抗戦5勝以上を達成するために、チーム全員が一丸となって努力していきたいと思う。
 
さらに、今週末には一橋大学とのBC戦がある。私を含め現在Bチーム、Cチームにいる人にとってはむしろこちらが本番である。Aチームの結果に流されず、自分の試合に勝てるように努力したい。
私にとって一橋大学との試合は1年生の時に行われたC戦以来である。1年生の時はラグビーを始めたばかりでラグビーをしているとは言えないようなプレーばかりであり、優秀な同期や先輩に頼ってばかりであった。しかし今は3年生である。まだまだ下手ではあるが1年生の時から大きく成長したことを、2年間の努力を、プレーで示したいと思う。
 
次は1年生ながらBチームのスタンドオフとして活躍している佐藤伶央君にお願いします。
 

打倒一橋

 written by 坂田 啓悟 投稿日時:2016/09/11(日) 00:53

近藤君からバトンを受け取りました、4年の坂田です。合宿後に病院で検査を受けたところ、膝に怪我が見つかり今は練習できていないので、早く復帰したいと思うと同時に大きな怪我なく最後までやれることを願うばかりです。

 

さていよいよ明日から対抗戦が始まります。今年は対抗戦5勝という目標を掲げています。5勝というのは過去10年になく、「東大ラグビー部の歴史を変える」と今シーズンが始まってからはまず対抗戦初戦に勝つことに焦点を当てて練習をしてきた。初戦の相手は一橋大学。2年前と同じだ。当時自分は怪我で長期離脱しておりチームの練習には入れていなかったが、春シーズン約10年間勝てていなかった防衛大、九州大に勝っていたし、このチームなら入れ替え戦に行けると思っていた。初戦の相手は一橋大学ということで、過去のスコアを見ても4年連続で勝利しており1トライしかとられていなかったため、自分の中では勝てると思い込んでいたし、ずっと初戦を落としていた東大にとってはラッキーぐらいに考えていた。だが負けてしまった。非常にショックだった。怪我人だったとはいえ、そんな甘い考えで部活に行っていたことに罪悪感を感じた。この年一橋大学は成蹊大学をも破り、6勝1敗で入れ替え戦出場を果たした。失礼な言い方になり申し訳ないのですが、完全なダークホースだった。しかし、同時に同じ国立大学である東大も1年でここまで強くなり、入れ替え戦に出れる可能性を持っているのではないかと感じた人も多かったと思う。

 

3年間見てきて、対抗戦Bグループにおいては前年度までの戦績はあてにならず、お互いの1年間の取り組みで勝敗が決まると感じている。振り返るとチームとして上手くいかず苦しかった時期があり、各々怪我やプレーの調子が良くない時期もあっただろうが、そういった日々を経て確実に強くなっていると思う。試合に出るメンバーには今シーズンやってきたことに自信を持って試合に臨んでほしい。たとえ苦しい状況になっても、「よっしゃ、やったろか」と奥ゆかしくほほえんで一つ一つのプレーをしっかりやれば自ずと結果はついてくる、みんなならできると信じています。

 

次のリレー日記は「しょうみ」の愛称で親しまれている3年佐々木君にお願いしたいと思います。

vs一橋

投稿日時:2016/09/07(水) 23:38

一年目でいきなりの同性の4年の近藤さんからバトンを受け取りました、1年の近藤です。

今回は対抗戦の初戦、一橋戦を前にして思うことを書きたいと思います。
ラグビー部に入部して半年ほどが経過したが、我が部は対抗戦の相手の中でも一橋を特に意識しているなということはかなりはっきり感じとれるし、一橋の友人によると、一橋もまた打倒東大を目標に掲げているらしいので、勝手ながら両校はライバル校だと認識しても間違いはないはずだ。そんなある意味、因縁の両校の試合が初戦というのは、非常になんとも難しく、残りの対抗戦の流れにも深く影響するであろう一戦となるだろう。入れ替え戦出場に向けて、ここで良い流れを作るためにも、今週は特にチームのために全力を尽くしたい。

チームのためはもちろんのことながら、個人的感情からも一橋には絶対負けたくない。というのも、一橋の1年生に高校のラグビー部で同期だった奴がいるのだ。元チームメイトと完全に敵として戦うというのは、なにぶん初めての経験であり、なんだか少し恥ずかしいような嬉しいような気持ちなのだが、試合ではヒットでぶっ飛ばすなり、タックルをぶちかますなりなんとかして、東大での成長っぷりをその身で体感させてやりたいものである。春に行われた一年生試合では、イマイチ自分がいいプレーができないまま終わり、チームとしても大敗を喫するという悔しい結果に終わった。しかし、喜ばしいことに対抗戦の翌週にBCマッチが組まれている。ここでチームとして、そして個人的にも、春のリベンジをしたい。

次は菅平で一緒に試合にでて少しは親交を深めれたと個人的に思っている4年の坂田さんにお願いします。

Aチームじゃない四年生

 written by 近藤 健太郎 投稿日時:2016/09/04(日) 14:42

法学部の優秀な後輩である小寺君からバトンを受け取りました、法学部の劣等生の近藤です。

今年のチームが目標としてきた一橋戦がいよいよ目前に迫ってきた。試合までの残り少ない練習を有意義なものにしたいと思う。

さて今日はAチームではない四年生について書きたいと思う。

人気、エンターテイメント、収入、諸々の要素が求められるプロスポーツと違って学生スポーツは勝利を至上命題に掲げることが許される。そうである以上実力がモノを言うし当然のことながら上級生の中にも下級生ないし同級生にチーム内の競争に敗れ、控えになる者はたまた控えからも外れてしまう者が出てくる。かく言う私も現状その一人であろう。(余談になるが花巻東高校野球部最後のノックという動画はメンバーを外れた者のみに焦点を当てたものであり賛否両論あるが個人的にはグッと来るものがあるし、興味のある人は是非みて頂きたい。)

そんななかチームの強さを図る指標の一つの中でも重要なものの一つが試合に出ない選手が役割を問わずどこまでチームのために働けるか(それが控えだとしてもメンツ外だとしても)だと私は思う。それは最上級生に限らず本当は部員全員の話だ。でも下級生は(Aチームじゃない)四年生を見て動く。少なくても自分はこれまでの三年間そうだったし、もっと言えば中学以降部活というものに所属してからずっとそうだった。だからこそ四年が身を粉にするべきだと思う。根が真面目な人が多いこのチームではほとんど見ることもないがこれまで経験してきた部活では腐ってしまう人、心からチームの応援ができない人‥いろんな人をみてきた。そうなってしまう心理も競争心が強いからとか理由はつけられないことはないし、およそ理解不能とまでは言わない。むしろそう感じないのはおまえのハングリー精神が足りないんだよ、とか言われたら反論に窮する。でもそんなことしている最上級生がいていい影響があるわけがない。これまでの三年間、立派な先輩方が示してきてくれたように少なくても自分はどんな立場で試合の日を迎えようがチームのため一生懸命働きたいと思う。

こんな当たり前なことがわからない人はいないと思う。現に自分と近い立場の四年生及び下級生の面々を思い浮かべた時、果たしてこんな文章をリレー日記に書く意義があったのか疑問に思うほどだが、今回は自戒の念も込めてこのような内容を書くに至ったことを御容赦頂きたい。

次は四年目にして初めての同姓、1年の近藤諒一郎君にお願いします。
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