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ラグビー部リレー日記 2016/12
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ラグビーのある大学生活
投稿日時:2016/12/17(土) 22:15
坂田からバトンを受け取りました、4年の難波です。
最終戦である京大戦まで残すところちょうど1週間となり引退が迫ってくるのをひしひしと感じています。
大学に入りたての僕は何か熱くなれるものを探していました。中学高校と続けてきたサッカーを大学に入ってもサークルで続けることも考えましたが、サークルの雰囲気が肌に合わず、気がつくとラグビー部の新歓練習に足しげく通っており、ラグビー部に入部することになりました。
最初の2年間は唯々練習についていくことに必死でしたが、3年生でいろいろと自分の中でやりたいプレーなどができるようになり、ラグビーが楽しくなってきました。
そして迎えた今シーズン。最上級生としてチームを引っ張ること、そして何より結果を残すことを心に決めてシーズンに突入しました。
春シーズン序盤に右手首を骨折し、春シーズンは試合に出られる機会がありませんでした。
それでも対抗戦シーズンはスイカの2番をいただき試合に出ることができました。
結局のところ、3勝4敗と結果を残すことはできませんでした。
しかし僕の中で大きく心に残っている試合があります。
それは4戦目の成城大学との試合です。東大はそれまでの3戦を落とし、負けられない中で、春に大敗を喫した相手でした。
その相手に対して、試合の終盤で追いつき、ラストプレーで勝ち越しのトライを決めたとき、今までに感じたことのない熱い気持ちがこみ上げてきました。
この気持ちはラグビー部に入部していなければ感じることができなかったでしょう。
僕はこの東大ラグビー部に入部して本当に良かったです。
大きな試合で勝利を挙げることの喜びを知れたことは今後の大きな財産となるはずです。
とは言いながらも、まだ京大戦が1週間後に控えています。残りの1週間できる準備は全部して、快く引退できるように勝利をつかみ取ります。
最後になりましたが4年間厚いご支援とご声援をいただいたOBの皆様に感謝の意を述べさせていただきます。本当にありがとうございました。
最後までご声援のほどよろしくお願いいたします。
次は今シーズンフィジカルリーダーとしてチームを引っ張ってくれた小沢にバトンを渡したいと思います。
ラストチャンス
投稿日時:2016/12/16(金) 18:31
近藤からバトンを受け取りました4年の坂田です。
4年間を振り返って気持ちの整理をしようとしても上手くできない。今年僕は対抗戦に出場することができなかった。加えて自分の到達点の低さには愕然としている。チームが勝った瞬間は本当に嬉しかった。しかし、一方の自分はというとチームからの信頼を失い、何の力にもなれていない。その喜びを共有できるような立場ではなかった。自分がいていいのかと毎日が針の筵に座る気持ちだった。一プレーヤーとして、また最上級生としての責任を果たすことができなくて本当に申し訳なかった。
4年間を通して怪我ばかりで試合自体にあまり出れなかった。もっと試合に出たかった。何故あのときに怪我をしてしまったのだろう、あのとき怪我せず練習、試合ができていたらもう少し違っていたのかな…。考えても何にもならないのだが、そう思わずにはいられない時がある。自分の取り組みが甘く、プレー中の心身の余裕のなさをかばいきれずに怪我という形になって現われたのだと思う。
このまま終わってええんか?なんとかして意地を見せなあかん。残り数か月そう自分に言い聞かせてやってきた。多少伸びたようには思うが、まだ一人前のプレーヤーになりきれていない。残された時間は少ないが、あがき続けて最後の試合くらい自分がいいプレーをして勝って終わりたい。
最後に、ラグビーというスポーツに出会いこのチームでプレーできたことに感謝し、プレーするにあたり支えていただいた全ての方々にこの場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。ラグビーの借りはラグビーでしか返せない部分があるとは思うので、自分がこのような結果で申し訳なく思いますが、チームの勝ち負けの原因にすらなれなかったこの悔しさは絶対に忘れず、この4年間を必ず糧にしてこれからにつなげたいと思います。
次はHOとして今年のスクラムを支えた難波にお願いします。
最後くらい
投稿日時:2016/12/13(火) 18:26
整理不能
投稿日時:2016/12/13(火) 15:26
最後のリレー日記ということで4年間を振り返った内容を書きたいのですが、この4年間の出来事が多すぎて一体何を書けばいいのかと困惑しています。正直、この4年間のラグビー生活について、今年の対抗戦の結果について、ラグビーについて、一体どんな気持ちなのかわからないでいます。なによりもあと2週間で引退してしまうことへの寂しさ、名残惜しさを感じています。
そんなまったく整理できていない状態ですので思いつくままに書かせていただきます。
この1年は長かった。
大学からラグビーを始めた上に怪我も多かった自分は、3年までにした試合の数は非常に少なかった。練習もCチームの少ない人数で行っていてチーム練はほとんどできていない。そんな自分が4月からFWに転向し、大きな怪我なく多くの試合をこなし、時にはA戦にも出してもらったのだから長く感じるに決まっている。そしてそんな長い1年の間ずっと目指してきたのが対抗戦勝利なわけでそれが終わって気持ちの整理がつかないのは当然だろうとも我ながら思う。
思い返せば去年の12月、股関節の骨が変形していて手術が決まった時はスイカジャージを着ることなく引退するのかと落ち込んだのを覚えている。もちろん基本ポジティブな自分はたいして沈むことなく少しでもチームの勝利に貢献できるように頑張ろうとは思っていたが。
そして年を明けチームが始動したが自分はまだ復帰できない。そんな寂しい状態だったわけだが僕には小沢くんがいた。チームが対抗戦に向かって練習していく中置いていかれる気持ちを小沢との日々のトレーニングは忘れさせてくれた。自分は弱い人間だが小沢が引っ張ってくれて頑張れた。やはり小沢はすごい奴だとしみじみ思う。先日の名古屋戦は試合中に脱臼した指をかばうことなく全力で出続けた結果、自分の力で脱臼した指を折ることになったそうだ。自分の指を自分の力で折ることができるやつはほかにいないだろう。
4月、ようやく復帰したわけだが会報でも書いたように僕はFLに転向した。要は対抗戦に出る可能性を上がるためだ。それからの日々はしんどかった。宋監督からの期待は感じてはいたが、日々の罵声はなかなかつらかった。できないことばかりが分かってきて、一体自分には何ができるのかわからなくなった。しんどかった以外の記憶はないが、とにかく一橋勝利のために頑張った。
そして一橋戦敗北。出場時間は数分でなにもできなかった。出た選手を恨む気持ちはなかったし、出してくれなかったコーチを恨む気持ちもなかった。ただ出してもらえる力をつけられなかった自分が情けなかった。ずっと目指して頑張ってきたのになにもできずに終わる。このショックは一生忘れられないだろう。
だが勝った3試合に出られたことは非常にうれしかった。チームの足を引っ張るプレーも多々あり、僕ではなく有能な後輩の菅家が出た方が楽に勝てたのではないかと思わなくもないが、ここは自分が頑張ってきたおかげで勝てたということに勝手にさせていただくことにした。FLに転向して乗り越えてきたつらい日々が報われた気がして本当にうれしかった。
いろいろな感情が混ざり合う中はっきりと今思うことは、今までお世話になった方々への心からの感謝と目標を達成できなかった申し訳なさだ。ご支援してくださっているOBの方々、今までお世話になった先輩方、ともに勝つために頑張ってくれた後輩、4年間一緒に頑張ってきた同期、お忙しい中毎日のように来てくださった監督・コーチ、DL時代に大変お世話になった飯塚さん、その他数々の関係者にこの場を借りて御礼申し上げたいと思います。そして目標を達成できなかったこと、本当に申し訳ありませんでした。
さて、やはり過去を振り返るのは性に合わない。あと一戦残っている。京大戦に向け、今は頑張るまでだ。
次はみんなから愛されるこんけんにバトンを回したいと思います。
日々雑感
投稿日時:2016/12/09(金) 20:30
最後のリレー日記ということで4年間東大ラグビー部員として日々を送り、覚えた雑感を書きたいと思います。あらかじめ断っておきますが個人的な意見なのであしからず。
僕が1年生の時の東大ラグビー部のシーズン目標は対抗戦Aクループ昇格、2・3年生の時は入れ替え戦出場、そして今年は対抗戦5勝以上だった。
それが意味するものは何なのか?東大ラグビー部が東大ラグビー部としてあるためには対抗戦で勝たなければならない。そう僕は解釈している。
もちろん公式戦で伝統のある定期戦で勝利することも大切であり、これらをないがしろにしているわけではないが、僕たちは1年を通して対抗戦で勝利することを目標に日々練習しているし、それだけに今年の成城戦や学習院戦、上智戦での勝利は、他の練習試合や定期戦での勝利とは格別の喜びがあった。という事実はやはり僕たちが対抗戦にかけていることの証左なのだと改めて感じた。
110分。僕が4年間で対抗戦に出場した時間の総計だ。のべたった1試合と30分くらい。僕はこれだけしか東大ラグビー部に貢献できなかった。東大ラグビー部の一選手として対抗戦に出場し、東大ラグビー部の勝利に貢献できないという事実に、僕は東大ラグビー部員としての存在意義を失いかけていた時期もあった。
才能溢れ下級生のころから試合に出ていた同期や、大学からラグビーを始めた同期が対抗戦で活躍している姿を見て、胸いっぱいの悔しさとコンプレックスを抱き、それでも毎日練習に通ってはもがき苦しむしかなかった。
なぜなら僕はここでしか生きていけないと思っていたから。
こういう場面でよく、補欠選手でも努力したことこそが大事なんだとか、努力が後の人生で大きな財産になるんだといった類の名言を耳にするが僕はあまり好きではない。努力はそのままの形で結果に表れた方が当然良いし、今を生きる僕にとって先の人生の成否は正直どうでもよいことだ。
そんな苦しい日々の中で僕の原動力となったのは僕たちを支えてくれる人の応援の声だった。
その人たちにプレーや勝利という形で恩返ししたかった。伝わったかどうかはわからないが、そう思ってこの1年間プレーしてきた。
最後に言葉でも感謝の意を表したいと思います。4年間ありがとうございました。
最後までお読みいただきありがとうございました。次は手持ち無沙汰になるとあごを触る癖のある梶村にお願いします。
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