ラグビー部リレー日記

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Treasure of life

投稿日時:2020/05/04(月) 12:04


建築の勉強が忙しそうな鈴音さんからバトンをもらいました、2年スタッフの河野です。今のわたしにはもったいないお言葉で、早くそのような人間になれるように励みます。鈴音さんは勉強と部活をどちらもハイレベルで両立できていて、尊敬しかありません。いつもありがとうございます。



コロナウイルスによって世界中の人々の生活が一変させられた。もれなく私たちも部活動を休止せざるを得ず、もどかしい気持ちで日々を過ごしている。学校で授業も受けられず、家族以外と会話をしないまま1日が終わってしまうこともよくある。
もちろん、私たちもコロナウイルスによって被害を受けているが、今最も大変な思いをしているのは医療従事者の方々だろう。

先月、医師として最前線でコロナウイルスと闘っている方と、オンラインでお話しさせていただける機会があった。3人のお子さんを育てながら、旦那さんも一緒に医師として働いている方だった。

医療現場の切迫した状況は、連日テレビで放送されていてある程度は理解しているつもりだった。しかし、直接生の声を聞くのとでは受け取るものが全く違った。覚悟の差により、仲間同士で同じ方向を向けない厳しさ。患者が病院間でたらい回しにされている現状。そのような状況の中、自分自身が感染するリスクを負いながらも、なぜそこまで頑張れるのか。そこには医師としての覚悟があった。ここで逃げ出したら、なんのために医者になったのか。そのような気持ちは、これまで医師になるために努力した時間が支えていた。

私は、それほどの覚悟を持って仕事に当たっているその方が本当にかっこよく見えてしかたなかった。それと同時に、自分はどうだろう、という気持ちが生まれた。今の自分からは、そんな「かっこいい」将来の自分の姿が全く想像できなかった。

突然ではあるが、私が東大に進学した理由は、夢が見つけられなかったからである。大学に入れば自然と視野が広がり、その中から将来自分のやりたいことが見つかるはずだと思っていた。しかし、現実はそうはいかず、まだ明確な将来の夢もないし、それ以前に特にこれといって興味を持てることもないのが現状だ。
ただ、私たち2年生は2Sが終われば、進振りが待っている。自分が何を専門として学ぶかを決める進振りでの選択は、将来を決める重要なものだ。これまで、選択を避けてきた私にとっては、大変荷の重いことである。このような状況に陥らなければ、また深く考えずに進路選択をしてしまっていたかもしれない。

何を学んでいる時に楽しいと思えるのか、自分を生かせる分野は何なのか、自分自身を見つめて深く考えたい。そしてどのような形で社会と関わり、どのように社会に貢献していくべきなのか、社会にも目を向けて視野を広げたい。将来のことなど考えず、目の前のことだけこなしていても、有意義な進路選択はできない。幸いにも、今は時間が十分にある。余りある時間を私自身を変える貴重な時間にしていこうと思う。


先日、東大ラグビー部のOBの方でドイツで医師をなさっている小野さんにお話ししていただく機会がありました。小野さんのお話を聞いてより一層この思いは強くなりました。
最後になりましたが、貴重なお話をしていただいたお二人に感謝申し上げます。

自分語りになってしまい、申し訳ありません。拙い文章でしたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。


次は、個人的に部内で1、2を争うほど面白いと思っている松井さんにバトンを渡します。先日のYouTube動画でのお父様との共演も素敵でした。
 

またみんなで集まるために

 written by 西山 鈴音 投稿日時:2020/05/02(土) 18:44

2年玉代勢くんからバトンをもらいました4年西山です。
玉代勢くんは、同じ都立高校出身の可愛い後輩であり、部内で「玉代勢って対抗戦Bで一番のSOだよなぁ」との声が上がる頼もしい後輩でもあります。またみんなが集まれるようになったら都立会をしましょう!


さて、堂々と意見を述べることが少し憚られますが、今考えていることの中心といえば専ら「コロナ」のことですので、あえてこの話題に触れてみようと思います。
あくまでも私個人の考えであり、所属団体とは一切関係ありませんのでご留意ください。


新型コロナウィルス COVID-19(コロナ)によって世界が大きく変容している。
私の生活範囲でも、授業はオンライン、友人とは久しく顔を合わせていない、バイトがなくなる、など影響は大きく、当然部活動も行っていない。

「人が集まること」は悪いことなのだろうか。
日本でコロナが流行し始めた2月末より、日々考えている。

浅学ながら建築学科の学生としては、「人が集まり交流が発生する=価値がある」と無意識的に認められた状況が当たり前ではなくなり、価値観の大きな変革が起きていると感じているし、学びの多い時期であると考えている。
ただ建築的な話はとても面白いのだが、今の状態では如何せん抽象度が高く私がお話しするには力不足である。

しかし、コロナの影響で発生した部活に対する思い、活動、というのは私にとっては現実味を持ってお話することができる。チームの学生メディカルとして対応にも追われましたので、他の部員に比べるとコロナに対して思うところはあるのかもしれません。

3月中旬まで、コロナが流行し始めたものの部活動は通常通り続いていた。
部としては感染症対策マニュアルを作成し部員に遵守をお願いしていた状況ではあったが、必ずしも全員が守ってくれているとは言えない状況だった。弊部のみならず、社会全体としてもまだコロナへの危機感が薄い時期だったので仕方ないとも思えるが、正直マスクをしていなかったり感染症症状があるのに部活動に来ようとする部員には非常に悩まされた。もちろん選手が可能なかぎり部活に来てラグビーをしたいと思うことは心から理解できる。選手もコロナが不安であったと思うが、練習があるなら来てしまう、来たくなってしまうのが選手なのだろう。だからこそ、できる限りラグビーをしたいという選手の思いを守るために、学生メディカルとしては全員が健康に活動できる状態を作り出す必要があると強く感じていたし、対策マニュアルが完遂できていないことがつらかった。
「部活=人が集まる=悪」という考えにも陥りそうになった。コロナが悪いのに、部活を悪く思ってしまいそうだった。
だから部の活動自粛が決定した時は、とても安心したことを覚えている。

私が不安だったのは「人が集まること」自体ではない。なすすべもなくコロナが広まる現状と、自分では思い通りに部員の健康管理を行えない不甲斐なさと焦燥感、だけど選手にはラグビーを続けて欲しいという思いが自分の中でバラバラだったことがたまらなく不安だった。
ただ、3月の活動では部員一人一人の「仲間が健康にチーム活動を続けること」への配慮がもっと必要であったと思うし、今後活動を再開した際も同様の配慮が必要であると強く感じる。現在運営再開指針(Return to Play)を作成中であるが、部員のみんなの協力と配慮を是非お願いしたい。
みんながまた元気に集まってラグビーができることを願ってやみません。

長文にお付き合いいただきありがとうございます。
今はいち早く新型コロナウィルスが収まりますよう、stay homeで自分のできることをしていきたいと思います。皆様におかれましても十分にお気をつけください。


次は、私が全幅の信頼を置いている2年スタッフのはるかちゃんにバトンを繋ぎます。
彼女の前向きで一生懸命な姿には、いつもやる気と元気をもらっています。本当にありがとう!

苦さ

投稿日時:2020/04/30(木) 14:32

唯一無二の雰囲気を放つ矢野さんからバトンを受け取りました、2年の玉代勢です。矢野さん含め県千葉出身の人は周りに流されない性格の持ち主だと個人的に思ってます。高校の修学旅行ではいかにもパリピみたいな動画を撮っていましたが、僕自身パリピとは真逆の人生を歩んでいます。

家にいながらラグビーについて少しだけ考えてみました。僕はラグビーが好きですかと聞かれたら、はいとは言いません。いつもはだいたい嫌いだと言っています。ただ、本当に嫌いだったらラグビーをやっていないので、嫌いというのも正直違うと思ってます。実際ラグビーをしているとき楽しいなと思いますし、ラグビーがしたいなと思う時もあります。

じゃあなぜ好きと言えないのか。それは僕がラグビーへの関心が少ないからです。「好きの反対は無関心」という言葉を一度は聞いたことがあると思います。僕はこの言葉を思い出してしっくりきました。

例えば試合観戦。僕はラグビーの試合をすすんで見ようと思いません。プロの選手の名前を数えるほどしか知りません。ラグビーの選手がどこのチームでプレーしてるとかいう会話に参加できないことが何回もありました。もともとスポーツ観戦をあまりする方ではないのですが、ラグビーの話で盛り上がるのを見てると自分がいかに興味持ってないかを実感します。ただ、だからって今すぐたくさん見ようとも思わないです。自分が関心のないことをやっても長続きしないからです。それでも、僕がラグビーを始めて4年が経ったのですが、大学入ってからは特に時間が経つにつれラグビーへの関心は高まってます。高校の時はラグビーをプレーするのすら好きでなかったのですが、、当時に比べると圧倒的に関心度は上がっていますし、もうすぐラグビー観戦を進んで見るような日が来るのではないかと感じています。

もう一つ思ったことがあって、ラグビーが好き、また関心が高い人はほとんどプレーが上手いです。逆に、上手なプレーヤーはラグビーが好きで、関心が高い人が多いです。他人の好き嫌いや関心度は実際のところは知りませんが、少なくとも僕の周りの人はそう見えます。僕の同期で2人同じようにラグビーが嫌いと言っている人がいて、とても親近感が湧いていたのですが、彼らはラグビーへの関心が人一倍あり、ラグビー上手いです。気づいているかわかりませんが、彼らはラグビーが好きだと思います。僕もどうやったら関心が持てるようになるかなと思っていたのですが、強いプレーヤーになることも一つなのかなと思いました。関心を持つのが先か強くなるのが先かは部活がないのでまだわかりません。今はただ部活の再開が待ち遠しいです。


ここでラグビーの話は終わりにします。突然ですがこの後は僕が紹介したいものについて話します。

「あつまれ どうぶつの森」というゲームを知ってますか?ニンテンドースイッチのソフトで通称「あつ森」と呼ばれるこのゲームが今話題になっています。僕もプレイしながら何でこのゲームが人気なのか考えてみました。
このゲームでは無人島に移住してスローライフが楽しめます。釣りをしたり、動物たちと交流したり、DASH島のように島を開拓することができます。僕は自分の島の開拓や、通信で友達や親戚と互いの島を行き来して楽しんでます。ゲーム内には現実と同じ時間が流れていて、日ごとの時間帯や季節によって変わることがたくさんあるのでゆっくりと長く楽しめます。
ある時、このゲームの最終目的は何なのかと聞かれました。あつ森にはこれといったゴールはないのですが、ここにこのゲームの人気の秘密があると思いました。目的がなく、誰かと競う要素もないことが現実から逃れさせてくれて、癒しとなります。また、コロナウイルスのせいで外出も思うようにできない今、どこか旅行に行きたいなとか、誰かと遊びたいなという願いを叶えてくれます。外に出られなくてつまらないと思っている人にとてもオススメしたいです。ストレスがどうしてもたまってしまう状況で少しでもリラックスできればと思い、紹介させていただきました。


前回のリレー日記の内容がひどく、今回は頑張ろうと思っていたのですが、書きたいことを書いてたらまとまりのかけらもない文章になってしまいました。また苦い思い出になりそうです。

次は都立高出身という共通点で親近感のある4年の鈴音さんにバトンを渡します。また都立会開いて欲しいです。

競プロとラグビー

 written by 矢野 翔平 投稿日時:2020/04/28(火) 18:17

朝早くから部室によくいるアキラからバトンを受け取りました。4年の矢野です。

今日は何を書こうかと色々と考えましたが、最近は変わりばえのしない毎日を送っているのでなかなかアイデアが浮かんできませんでした。

そんな毎日の中で唯一変わったことは、何か新たな刺激が欲しくなり新しい趣味を始めたことです。今回はその趣味とラグビーとのつながりについて書いていきたいと思います。

その趣味は競技プログラミング、与えられた問題に対していかに早く正確にその問題を解くコードを記述するかを競うものです。まだ始めたばかりのペーペーですが、論理的思考が求められ、徹底的に効率を突き詰めるところが競プロの面白いところだと思っています。


多少強引ですが、この論理的思考と効率を突き詰めるという二点は自分がラグビーをする上で最も大事にしていることでもあります。

まず、論理的に考えるという点。ラグビーは一見すると色々な人がごちゃ混ぜになってかなりカオスな状態で試合が続いているように見えます。しかし、物事に必ず因果関係があるように、トライを取られたら必ずそこには原因があり、それを克服すればその状況で点は取られなくなります(理論上は)。そうやって一つ一つのプレーに対してどうしてそうなるのか、どのようにすれば最終的にうまくいくかということを考え、それをプレーに生かすことが重要であると考えています。特に、東大ラグビー部はその考えるという部分を放棄したら後は何も残らないと自分は思っています。

次に、効率を突き詰めるという部分ですが、これについては1、2年前に似たようなことを書いた覚えがあるので詳しくは書きませんが、簡単に書いていきたいと思います。この効率を突き詰めるというのは、常にがむしゃらにやることは必ずしも正しくないということです。どんなにフィールドを動き回ってもプレーに全く関係ないところにいたら意味はないですし、逆に全く動かなくても全てのプレーご自分の周辺で起こるのであればそれは運動効率としては高くなります(そんなことは基本的にありませんが)。論理的に考えた結果次に起こすアクションで最も効果的なものを選ぶことが自分のラグビーで大切にしていることです。


読みづらい文章になってしまいましたが、この辺りで終わりたいと思います。
このような時勢の中でなかなか思うようにやりたいことができませんが、競プロという息抜きを交えながら、日々成長するために行動していきたいと思います。


次はパリピの2年たまよせにバトンを回します

串にささって、3つ並んで

投稿日時:2020/04/23(木) 11:10

 虎さんからバトンをもらいました2年の佐藤です。リレー日記の内容的にも、韻くらいは自分で考えてくれてもいいと思いますが、そんな虎さんにも、僕のような自分勝手な人にも優しく接してくれる一面があります。

 授業がオンライン化されて実家に帰省したのだが、最近は家で過ごす時間が増えて、スマホゲームにも飽きてきたな~と感じて、日本が誇るSから始まるゲーム機さえあればな~と思って家電量販店に行っても、生産が止まっているため在庫はなく、何をして過ごそうかと思い始めた頃、人生で初めて兄がいてよかったと思うできことがあった。


 僕には兄が二人いる。一番上の兄は京都に一人暮らしをしていたのだが、この4月から新社会人として働き始めるために、実家の近くに引越しをした。せっかくなので、その家に行ってみると、やはり医者は羽振りがいいのか、それとも東京と愛知では家賃相場が異なるのか、僕が東京で生活する部屋の3倍はあるのではないかというくらい大きな家だった。入居したばかりのその部屋はまだまだ生活感はなかったが、兄にしては珍しく部屋がきれいに片付いていた。ちょっと大きい冷蔵庫、高そうなドラム式洗濯機、前の家から使っているテレビ、小諸哲也が使いそうなキーボード3台、「トントントンツートトトントントトトン」と書かれた書き初め
(兄は何年か前から書き初めにはまっている。形にはこだわっているが各内容が適当すぎる。「7等身になる」とかもあった。)

 特にすることもないので、部屋をある程度拝見して帰宅しようとしたところ、巾着袋を渡してきた。何かと適当な兄なので、またゴミでも渡してきたのかと思い中身を確認してみるとなんと日本が誇るSから始まるゲーム機が入っているではないか。暇を持て余している弟を心配して貸してくれるというのだ。一緒に生活した十数年間一緒に生活してきた中で兄らしいことをされたことがなかったので、ほんとに驚いた。

 ありがとうございます。
 毎週金曜日に拍手をします。
 大変な時期かと思いますが頑張ってください。

 せっかくなので二番目の兄の話も。
 二番目の兄は今大学生、名古屋で一人暮らしをしているのだが、これがまた大きい部屋に住んでいる。僕の一人暮らししている部屋の2倍はあるんじゃないかと思うほどだ。
 
 特にトイレが大きい。
 僕の部屋のトイレは便器と扉の距離が近すぎて便器に座るとドアが閉められない。岩下くんは僕の部屋に来るたびに文句を言うほどだ。それに比べて兄の部屋のトイレは
 「これ一軒家のトイレですか?」
 というくらい広い。やはり医者の卵は羽振りがいいのだなと思ったが、調べてみると、家賃は僕の家の方が高かった。恐るべし東京の物件。
 
 ただトイレよりも驚いたことがある。なんと玄関にラブライブのD V Dが飾ってあったのだ。実家で一緒に暮らしていた時はその片鱗も見せなかった兄だが、いつの間にかアニメオタクになっていたらしい。これは兄を知る人間にしかわからない驚きかもしれない。

 僕たち兄弟は幼稚園から高校まで全く同じルートを通ってきたし、習い事もほとんど同じことをやってきた。それでも一人は書き初めにハマり、一人はアニメにハマっている。いつの間にか違う道を進んでいるようだ。兄たちの目に僕はどのように映っているのだろう。部屋に遊びにきたら、何を思うのだろう。やっぱりラグビー部に入ったことに注目するのだろうか。
年々会う機会は減っていますが、これからも仲良くやっていければと思います。部活とは少し離れた内容になりましたが、せっかく実家で長く生活できるということで、家族について書いてみました。

 次は4年生の矢野さんです。矢野さんはリレー日記の更新が遅いという噂を聞いたので早くバトンを渡したいと思っていたのですが自分がとっても遅い更新となってしましました。ごめんなさい。試合で結果を残す矢野さんが好きです。

 
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