ラグビー部リレー日記

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決意

 written by 大石 健人 投稿日時:2019/12/02(月) 12:12

3年生のトラからバトンを受け取った大石です。自分の貢献は本当に小さなものです。
トラはあまり運頼みの麻雀ばかりしているとまた不幸な怪我が襲ってくるかもしれません。ラグビーも麻雀も更なる実力UPを期待しています笑。

長かった4年間が間も無く終わろうとしています。
まず初めにこの場をお借りして、この1年間多大なご支援をくださった皆様に厚く御礼申し上げます。主務という立場ながらチームを長期間離れましたが、OBの皆様また部員の献身的なサポートにより充実した時間を過ごすことができました。ありがとうございました。

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この4年間を経て自分は何を得たのだろうか。
プロラグビー選手になるわけではない自分が、学生生活のたくさんの時間を費やしラグビーから学んだことはなんだったのだろうか。

対抗戦での勝利・敗北。
日本代表・サンウルブズでアナリストとして働いた経験。

このような美辞麗句ではなく、ラグビー部を卒業する自分が本質的に何か成長できたことはあったのだろうか。
答えはおそらく今すぐにはわからない。少ししてふとした瞬間に感じるのだとは思う。ただそれを少しでも知りたいがために今リレー日記を書いている。

自分は元来戦略的で、ある目標や事象に対して最低限の努力で達成することを考える人間である。ただこの大学生活を振り返った際に、ことラグビーの分析に関しては他の誰よりも真摯に取り組んだ自負があった。
初めたきっかけはこれなら頑張れそうと思ったからであったものの、プレーヤーと異なりアナリストには勝ち負けがなく(アナリスト大会で競い合うみたいなこともない)成長を感じづらいため、当初は目標を自分で達成することができるのか不安に感じたのを今でも強く覚えている。そのため、自分としては珍しく後先のことをあまり考えず目の前の業務にとにかく集中するやりかたを選択した。というよりもその手段しか自分には残されていなかった。結局いくら慣れても最後まで緊張して後先を見る余裕は生まれなかったものの、結果的にこの選択が功を奏しコーチや周囲からの信頼を勝ち取ることにつながったのではないかと思う。そのおかげでラグビー部は引退するがラグビーは引退することなく、連綿とキャリアを続けることができた。
”今を生きる”ことの大切さを学んだ。


それに加えてプラクティカルな面では約2年ほど前から毎日個人的に日誌をつけている。毎日一個は必ず新しい学びやその時の思いを簡単にメモするようにしていた。
このリレー日記を書くにあたって、その日誌を初めてしっかり読み返した。海外コラミストの分析をメモしていた2年前のものや1年前の対抗戦分析の所感から、代表帯同中の戦術的なレビュー等の直近のものまでメモされている。

日記は良い。自分がどういう軌跡を描いたかすぐにわかる。
9ヶ月前の3/1に自分が何をできるようになったか意気揚々と記されている一方、6/17では白紙である。6/16に疲れたの3文字のみが殴り書きされているのを見ると何かに追い詰められていたんだろう。確かにそんな時期もあった。もう宮崎には正直二度と行きたくはない。
ラグビー以外のことは書いていないだろうか。ページをめくりにめくっているうちに数百ページの中で唯一精神的な言葉が記されている。
『ほとんどの人は努力が足りないわけではない。決意が足りないだけ。お前の日記もいつ終わるかな??笑』

これは今でも鮮明に覚えている。自分が尊敬するコーチに対して、才能を抜きに彼がどうしてABsにまで選ばれうる選手になれたかを聞いた時のブラックジョークであった。
心からそれを欲せられるか。真に勝ちを求めているのか。一流のアナリストに少しでも近づきたいのか。

これは誰にでも適用できると思う。目標の大小はそれを聞いてからあまり意識しないようにしている。ただ、自分で何か目標を立てた以上は”必ず達成する気概”をもつ大切さは少なくとも学べた。ダレるくらいなら簡単に頑張るとは言わない方が良いと思う。ちなみに上述のコーチは試合中内臓が破裂しても最後まで試合に出続けた逸話をもつ。最後は気合なんだろう。気合。テクニカルなことではない。
~~~~~~

以上自分の思いをあまり整理せずに述べてきました。
個人的な反省をしながらやはり最後は改めて周りのご縁に恵まれた時間だったと思います。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。次のステージでも常に初心を忘れず精進します。
この決意の言葉を最後として自分のリレー日記を終えたいと思います。

次は、様々な困難に直面しながら1年間スタッフ長をやりとげたあやのにバトンを渡したいと思います。


 

オーラスの内容

 written by 原 虎之介 投稿日時:2019/12/02(月) 11:36

試合中、相手がかわいそうな程ハードなヒットで何人もダウンさせているごたつこと後藤達哉からバトンを受け取りました。同じポジションの先輩として嬉しいような焦るような気持ちでいっぱいです。



 



さて、リレー日記も4年生を除いて最後になりました。どんなことを書こうか悩みました。最近思う将来の不安事や、来年最長学年となる上での思い、ラグビーの次に私生活で大事な麻雀のこと、色々考えた末今回は初めてDLとなって感じたことを書こうと思います。



 



僕は怪我する前までは、DLは自業自得だと思っていました。この3年間、ダウンは欠かさずやってきて、そのおかげでずっと怪我なくやってきました。DLに入っている人はダウンしてるのかな?と思う人が多かったので、完全にケア不足だろ、ただでさえ人数足りないのに…と少し怒りさえも感じていました。



 



しかし、忘れもしない6月13日、コンタクト練習で足を変に地面についてしまい、アキレス腱をきりました。僕は自分が痛がりだと思ってたので痛めた時、死ぬほど痛かったですが、捻挫かな?と思いました。しかし、翌日病院に行くと完全に腱がきれてるねと言われ、実感が湧かず、少しの驚きとなんだか肩の荷がおりた、ホッとした気持ちになりました。



 



チームとして負けが続いていて、イライラしつつも自分がどうやってチームを少しでも勝ちに貢献できるのかと悩んでいた時だったので、正直少し休めると思いました。



 



それまではチームについてひたすら考え、ラグビー命でしたが、自分がもう今年プレーできないと知り、チームの興味も少しずつ減り、youtubeがラグビーの動画でいっぱいだったのが、麻雀や、どうやって異性にモテるかという内容の動画が多くを占めてきました。



 



自分でも心のどこかで情けないと知りつつも、どうしてもどこかラグビーに、チームに燃えることができず、この時に僕が軽蔑してたDLの気持ちがわかりました。もちろん怪我しても戦術を考えたりチームに貢献することはできるし、むしろ怪我人の方がそうすべきです。練習ビデオのフィードバック等はちょくちょくしてますが、怪我する前までの本気さはなく、自分がいかに自己中心かもわかりました。



 



同じポジションの後輩や、未経験から始めた同期が試合で躍動している様や、重い怪我を押しきって試合に出る先輩を見ると本当に情けなさと虚無感でいっぱいでした。



 



しかしよかったことも何個かあります。



1つは怪我人の気持ちがわかったことです。こういった辛い気持ちがわからずに来年をむかえると、どうしてもDLに対する扱いが心ないものとなり、チームの信頼関係はなりたってなかったでしょう。



2つは自分の体がパワーアップしたこと。



LOスポットコーチの石神さんやs&cの林さんと相談し、対抗戦Aのバックローは僕の身長だと少なくとも93キロくらいは必要だと言われ、月2キロずつ体重をふやしています。今92キロになり、上肢の筋トレの数値ものびました。



 



3つはアキレス以外にもより怪我しないような体を作れていることです。今回のことでダウンだけじゃダメだとわかり、寝る前のストレッチや自分の体の硬い部分を知り、のばしたりと万全の体で復帰しようと思います。



 



来年バック5の争いはメンバーや人数という点でとても激しいですが、全く譲る気はありません。



 



復帰直後は体が思うように動かせなかったり、体力が落ちてたりと不安な点もありますが、最終的に僕は僕がライバルと思っている人達をぬかします。



 



以上が僕のリレー日記です。



読んでいただきありがとうございました。



 



次は4年生のスーパーアナライザー、大石さんにバトンを回します。なんとサンウルブズや日本代表の分析スタッフでもあり、今年のワールドカップの日本代表の勝利はほとんど大石さんのおかげといっていいでしょう。イケメンで頭もよく、麻雀が死ぬほど弱いのが玉にキズです。

勝つために必要なこと

投稿日時:2019/11/28(木) 23:55

プライベートはイケイケ女子大生だけど、練習中は周りに気を配って、いつも機敏に動いているともかさんからバトンを受け取りました。ともかさんがとあるコールドストーンでバイトをしている動画を見たのですが、本当に似合っていました。


 

 


 

私は小学校から高校までずっと野球をしてきました。今回は高校時代の野球部の恩師から学んだ勝つために必要なことについて書きたいと思います。勝つために必要なことは、準備です。勝負の結果はすでに準備の段階で99%決まっていると教えられてきました。実際、高校野球最後の試合で私は、9回ノーアウトランナーなしでピッチャーの代打、出塁すれば逆転のチャンスというプレッシャーがかかった場面で自分のスイングができませんでした。結果は凡退。その時の調子が悪かったわけでもピッチャーが素晴らしかったわけでもなく、その場面を想定して練習できていなかった、準備してこなかったことが原因でした。本当に準備の大切さを理解した瞬間でした。 


 

大学に入学して、コンタクトスポーツに憧れていた私は、ラグビー部に入部しました。時々、自分で練習のための練習になっていると感じる時があります。そんな時は、高校時代の後悔を思い出して、気持ちを入れ直していきたいと思います。そして練習のたびにもっと成長し続けていきたいです。


 

 


 

次は、新歓期1番お世話になったトラさんにバトンを渡します。トラさんはラグビー中は鋭い目で状況を見て、強いフィジカルで相手を圧倒するすごい人です。プライベートでは、麻雀が好きなひょうきんな先輩という印象が強いです。

おねえさんは、おとななの?

 written by 木下 朋香 投稿日時:2019/11/24(日) 00:55

いつも顔色を伺ってタメ口で話しかけるタイミングを狙ってくる津田くんからバトンを受け取りました、3年スタッフの木下です。
最近の津田くんは、一緒に受けている授業の終わりに私に「バイバイ」と自然風に言う術を身につけたみたいですが毎回バレています。津田くんに「さようなら」と言われるのが今セメスターの目標です。
と下書きしていたところですが、これは津田くんの数少ない心を開こうとしてくれているタイミングかもしれないので、これからは暖かく受け止めようかなとも思います。迷っています。


私は大学入学時からベビーシッターのアルバイトを続けており、今日でちょうど2年8ヶ月になった。ベビーシッターといっても幼稚園から小学生低学年の子が多く、気がつけばこれまで300回を超える、80人近い子供達と遊んできた。自分で振り返ってみても驚きの経験値である。
末っ子の私はずっと小さい子供が大好きで、妹がいる生活に憧れてきた。小さい子供とたくさん遊びたい、そんな気持ちで始めたベビーシッターだったが、好奇心旺盛でたくさんの可能性を秘める子供たちと一緒に過ごす時間は私にとっても毎回多くの刺激と発見に溢れている。

最近3歳くらいの子のいくつかのご家庭に立て続けに行く機会があった。
3歳の子というのは、いろんな言葉を覚えて会話が上手にできるようになった頃だからか、自分が見たこと、感じたことをなんでも口にしてくれる。また疑問に思ったことをなんで?なんで?とすぐに聞いてくれる。その中で、私は彼彼女たちから同じようなこんな質問を受けた。

「おねえさんは、おとななの?」


この質問に至った思考回路は以下のようなものとのこと。
保護者の方たちは、お子さんに対して私のことを「おねえさん」という。一方で小さい子から見たらお母さんも私も大して変わらない「おとな」であり、事実私に年齢を尋ねれば21。20を超えれば「おとな」のはずなのにお母さんは私を「おねえさん」と呼ぶ、、、?

うーん納得。
確かに私は先の1月に成人式を迎え、成人式では「私たちはこれから一社会人としての自覚を持って~」と偉そうに大勢の前で挨拶をした。半年前には誕生日を迎えて21歳。お酒も飲めるし運転もできる。アルバイトでそこそこ稼いで自由に買い物や遊びに使うし、今夏1人でニューヨーク旅行をしたことも記憶に新しい。今の私の生活の中で大きなウエイトを占めることは卒業後進路に関わることでもある。
これこそ幼い頃思い描いていた「おとな」の姿である。


一方で私はこの質問に自信を以って納得のいく回答をすることができなかった。
現に自宅に帰ってからも「私っておとななんだっけ、、」ともやもやしている。

確かに成人はしたけれどまだ学生で社会人ではない。日々の些細なことでも親は心配してくれる。アルバイトしているとはいえ実家暮らしで、生計を立てているわけではないし、遠出するときには宿泊場所まで家族に伝える。ベビーシッターとして小さい子の面倒を見た後には、家に帰ってママに今日もこんな可愛い子がいてね、と話している。
そう思うとやはり自分のことを「はい私は大人です」とは言い切れない。


ではいつ大人になるのだろう?
大学を卒業して仕事を始めたら?結婚したら?子供ができたら?


そう考えると人間、子供から突然大人に変身する機会なんてないんだなと思う。
こう言葉にしてしまうと当然のことのようだけれど、それだけ私たちは無自覚であれ日々僅かながら成長し続けているということなのだろう。逆に考えれば、その日々の僅かな成長がないまま時間が過ぎても、後になって振り返らないと自分が成長していないことには気がつけない。そうなってしまっては後の祭り、時間を巻き戻すことはできない。

どんなスパンで考えても同じことが言えるだろう。
3歳の年少さんから大学生の今までの18年間。隣の子にしか話しかけられなかった中学入学式から同級生はみんな家族と言っていた高校卒業式までの6年間。学部を決めかねて挑んだ大学入試から進振りを経て経済学部に進級するまでの2年間。学部に悩んでいた頃から一転して将来の職業を考え始めるまでの半年。
今振り返ればだいぶ私も成長したなあと自分のことながらに感心する。


先日たまたま目にした小学校の卒業アルバムに「将来の夢:ベビーシッター」と書いてあった。無意識のうちにもうかつての「将来の夢」を叶えてしまう歳になっていたことに気がつかされた。

これからも気がつかないうちに遠かった夢が手に届いてもっと遠い夢を追いかけていくことで、想像できなかった世界を見てみたい。
目の前に一生懸命になることが、今を充実させて将来を飛躍させることにつながるのかな。
今この瞬間も、何かに取り組んでいる時間は将来の糧になっているのかなと思うと、もっといろんなことがしたくなるしワクワクしてくるな、と。

「一人前の大人になったな」と思える日が早くきますように。

こんなことを考える機会を与えてくれた3歳の子たち、ありがとう。
改めて、小さい子から受ける刺激の多さには驚かされます。
でも質問に対する答えはまだ出なかったね、ごめんね。「おねえさん」のうちに「おねえさんはおとなだよ」と胸を張って言えるくらい立派に成長できるように頑張ります。


リレー日記が好き過ぎて、累計文字数勝負をしたらかなりトップ層に君臨できる自信があります。冗長ながらここまで読んでいただきありがとうございました。


次は鋭いコンタクトとピンクのヘッドキャップが真っ暗な夜練の中きらりとひかる1年生のごたつくんにバトンを回します。
きれいな小麦肌と明るい茶髪、ピンクのヘッドキャップのカラーマッチが私は結構お気に入りです。が、ごたつが夏の練習前に毎日日焼け止めを塗っていたことをふと思い出し、その効果がどれ程だったかとても気になります。

カエルゲロゲロ

 written by 津田 遼大 投稿日時:2019/11/23(土) 18:30

まだ心を開いてくれていない内藤からバトンを受け取りました2年津田です。彼には同じ未経験者として頑張って欲しいですし、一緒に頑張っていきたいです。


今回は、内藤に限らず後輩があまり心を開いてくれていないような気がするのでその理由を考えてみました。


僕は誰かに自分のことについて聞かれるのが嫌いです。誰かに自分のことを知ってほしいと思わないからです。自分で自分のことをベラベラと話すことはないですし、会話の中で自分に関係する話は極力したくありません。趣味は何かとか、普段何をしているのかとか、私生活に関わる質問や会話は最も嫌いです。公私をはっきりと分けて、「私」の部分には踏み込まれたくないのです。なので、この類の質問をされる時は適当なことを言ってはぐらかします。

 

また、自分の家に誰かを上げることも極力したくありません。家というのは自分にとってまさに「私」、プライベートの塊であり、誰かに侵食されることが許せないのです。だから、友達に家に泊めてと言われたときは、プライベートをできるだけ守れるように家と心の準備をしっかりとしてから家に上がってもらいます。常にオンの状態で迎え入れるということです。誰かを自分の家に泊めるには準備の時間が必要なので、突然今晩家に泊めて、と言われたら断ってしまいます。断る時はいつも申し訳なく思ってしまうのですが、決してその人が嫌だとか思っているわけではなく、僕の家と心の準備が整っていないという理由なのです。そして、合宿というものもあまり好きではありません。普段朝晩家にいる時はオフモードですが、合宿など誰かが常に周りにいる時は、常にオンであり続けなければなりません。これが結構なストレスになります。


要するに、僕は一人でいることが好きなのです。一人で出かけることも好きですし、家で一人でくつろいでいる時間も大好きです。ラグビー部の部室ではみんながくつろいで、麻雀を打ったりしていますが、僕はあまり部室に留まらずに家に帰ってしまいます。付き合いが悪いということはよくわかっていますが、それが僕という人間なのです。 


自分で言葉にして書いてみるとやはり、自分はつまらない人間だな、と思います。こんなやつに心を開いてくれないのは当たり前ですね。自分をもっとオープンに生きられるようになるにはどうしたらいいのでしょうか。教えてくれる方は是非お便り待ってます。


くだらない話を長々としてしまい申し訳ありませんでした。


次は3年生スタッフの木下さんにバトンを回します。木下さんには僕からアプローチしているのですが、一向に心を開いてくれません。

 

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