ラグビー部リレー日記

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ライバル

 written by 山本 健介 投稿日時:2018/10/17(水) 20:55

部活にも学問にも妥協を許さない、同期マネージャーの2年西山からバトンを受け取りました、2年の山本です。

 

現在、東大ラグビー部には僕を含めて5人のSHがいる。
 

今シーズンのほとんどを、「東大の9番」としてチームを引っ張ってきた鎌田さん。

ラグビー歴14年、1年生ながら対抗戦でスイカのジャージを着る垣内。

ラグビーを始めてまだ半年であるが、毎日着実に成長している津田。

度重なる怪我と闘いながらも、捲土重来を期す藤平さん。

 

4人全員、僕のライバルだ。

ライバルというのは、ことスポーツにおいて、非常に重要な存在であるように思われる。

追いかける背中があることで目標が生まれ、自分の背中を追いかけてくれる存在があることで焦りが生まれる。そのどちらも、自分の成長の原動力になるに違いない。

もちろん不安もある。後ろに追い抜かれて、試合の出番が減るかもしれない。前を追い越せず、スイカを着る日が来ないかもしれない。

それでもやはり、怪我さえしていなければ9番として試合に出ることができるという高校時代を過ごした僕にとって、切磋琢磨できる先輩・後輩がいる環境というのは厳しくも恵まれていると感じる。

 

今シーズンも残すところあと2ヶ月。

 

対抗戦シーズンが開幕してすぐに怪我をしてしまった。怪我から復帰した頃には、Aのリザーブには他のSHが定着していた。そして、今シーズン再びスイカを着ることを目標にさらなる努力を決意した矢先、また怪我をした。

正直、残りの対抗戦に僕が出場して、チームの勝利に直接貢献できる可能性は極めて低い。しかし、目の前にいる人たちを一所懸命に追いかけ、その結果彼らがギアを上げ、より成長できるのであれば、それもまたチームへの貢献と言えるだろう。そのためにも、残りのシーズンにおいて自分が如何なる状況にあろうと、向上心を失うことなく成長し続けたい。

 

次は、TURFCフロントロー唯一の良心である「いわっち」こと、1年岩崎にバトンを回します。2年にも1人フロントローの選手がいますが、彼には是非ともいわっちの内面を見習ってもらいたいものです。

同期

 written by 西山 鈴音 投稿日時:2018/10/14(日) 17:00

一部からヨガマスターと名高い藤平さんからバトンを受け取りました、2年スタッフの西山です。今秋から建築学科の勉強が始まり、”建畜”と呼ばれる所以を痛感しています。


2年生の対抗戦シーズンを迎えると、去年と違う点がたくさんある。中でも大きなものは、同期のプレーヤーの多くが対抗戦に出場していたり、より試合の運営に深く関わっていることである。

やはり、同期が対抗戦のメンバーに選ばれプレーをしているのはとても嬉しい。更に同期が得点を決めた時は、一瞬スタッフの仕事を忘れてしまうほど嬉しい。また、初めて対抗戦に出場する同期がいれば涙が出るほど嬉しい。私はこの嬉しさを感じたくて、同期の一番近くで応援したくて部活を続けているのではないか。
最近、自分はなぜこの部活に入ったのか問い直す度にこの答えに辿り着く。同期は今の私にとって部活を続ける理由なのだ。
2年後、この同期と同じ目標を見つめていたい。

2年生プレーヤー。
既に試合で活躍している君は、このままもっともっとチームを引っ張ってください!
メンバー入りを狙っていたり、怪我をしている君、対抗戦のフィールドで君の勇姿を見れるのを楽しみにしています!
今はこの部活にいない君、君とまた部活できる日が待ち遠しいです。
2年スタッフ。
この3人でなら、2年後に最高のチームを支えていけると思ってます。これからも頑張ろうね。


完全に同期の2年生に向けた内容になってしまい申し訳ございません。
2年生はラグビーに一生懸命な素敵なプレーヤー、スタッフ揃いなので、先輩方、後輩はじめ皆様、応援よろしくお願いします!対抗戦では是非2年生プレーヤーに注目してみてください!!

次は、大切な同期の1人、我らが2年生の誇れるSH、山本にバトンを回します。彼の対抗戦でのプレー姿も早く見たいものです。

残された時間の中で

 written by 藤平 遼 投稿日時:2018/10/12(金) 11:44

最近、先輩の扱い方も覚え始めた垣内からバトンをもらいました。4年の藤平です。今の気持ちを綴りました。

 
 
僕にとって対抗戦シーズンは、空を流れる雲のようだ。対戦相手の記憶は身体にではなく、景色として刻まれている。
 

822日、合宿最終試合で肉離れを再々発した。去年までは次のシーズンがあるからとあまり落ち込むこともなかったが、今年、もう2度と来ることのないシーズンを怪我で過ごすのは、なんとも哀しい。
何か足りなかった。怪我をしたのだから何かが足りなかった。努力したと思っていたのは、ただ努力した「つもり」だったのだろう。
 
2カ月。長いのか短いのかわからない。ただ本気でラグビーができる残された時間。おそらく人生で何度も思い出すことになる時間。この2カ月のために何でもした。新しい環境にも身を置いた。脚が痺れるまで追い込んだ。

 
きっと大丈夫。

 
またラグビーがしたいからとこの部活に入った。最初は自分のためだった。でも今は恩返しのためにラグビーがしたい。リハビリでお世話になった方々、頑張れと言ってくれる友達、激励をいただいたOBの方々、そして毎日おいしいご飯を作ってくれる母親。僕がグラウンドに立ってプレーすることが、おそらくその行為のみが、そういった人たちへの恩返しになると思う。
 
人生は悉く平等ではない。ただ、平等ではないからこそ生まれるものもある。怪我がちな自分だからこそできることがある。
 

そう信じて、最後まで諦めない。

 

次は建築学科での多忙な日々を送っているすずねさん、よろしくお願いします。

 

大学ラグビー

 written by 垣内 太朗 投稿日時:2018/10/11(木) 16:38

分析スタッフとしてチームを支えている大石さんからバトンを受け取りました1年の垣内です。

初めてのリレー日記ということで自己紹介も少し混ぜながら書いていきたいと思います。

自分は小さい頃にラグビーを始めました。そして小学生の時に(当時の年齢は覚えていませんが)初めて大学ラグビーを見ました。それは11月23日、当時正確なキックと体の強さで有名であった五郎丸選手擁する早稲田大学と異次元のスピードとトリッキーなプレーで有名であった山田選手擁する慶應大学の試合でした。伝統ある二校の激しいぶつかり合いは今でも頭に焼き付いています。
それ以降今に至るまで大学ラグビーだけでなく様々な試合を見てきました。しかしその中でも大学ラグビーに特有の心に響くものがあります。それを一番表しているのが選手入場のシーンです。今では緊張などの問題から余り見られなくなりましたが、少し前までは両校の選手が試合前にも関わらず、涙を流していました。今でもその理由が完全にわかったわけではありませんが、10年以上ラグビーを続けている中で気づいたことがあります。

その試合が自分のためだけのものならば涙は出ないということです。

試合では大学を背負い、自分はその伝統の中にいます。多くのOBが築き上げてきた伝統を自分もまた築こうとしているのです。特に対抗戦は長い歴史を持ちます。選手のプライド、意地がぶつかり合います。
さらに仲間の存在があります。試合にともに出でいる仲間もそうですが、試合に出でいない仲間がいます。4年間で一度も試合に出ていない仲間もいます。
明治大学の名監督北島監督の言った言葉に
「1番偉いのは4年間、公式戦に出られなくても、ひたすらラグビーボールを追いかけた人」
というものがあります。試合に出られなくても頑張ってきた仲間がいるからこそ試合に出る選手は涙を流すのではないでしょうか。

自分も1年生にして対抗戦に出させてもらっています。試合でミスをして悔しい思いをするのは勝手ですが、自分以上に悔しい思いをする仲間がいることを常に考えながら頑張っていきたいと思います。そして東京大学という伝統ある大学として出場できることに感謝し、小さい頃見たあの対抗戦という舞台に立てていることに喜びを感じ、これからも努力していきたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございます。次は後輩にいじられて喜んでいる藤平さんにバトンを渡したいと思います。
 

雑記

 written by 大石 健人 投稿日時:2018/10/10(水) 19:22

オンザピッチオフザピッチ共に快活な前原からバトンを受け取りました3年の大石です。

対抗戦3戦を終え現在の戦績は1勝2敗です。
3戦を軽く振り返ると、今シーズンは春から基礎を重んじて練習に励み対抗戦を迎えました。第1戦の明治学院大戦では惜しくも負けてしまいましたが、昨年103点差で完敗した相手にも関わらず前半まではリードすることができ成長したプレーヤーの姿を目にすることができました。そして第2戦、昨年2位の武蔵大から勝ちをもぎ取ることができ、今後の試合を戦う上でとても大きな1勝となりました。
その一方で、先週末の立教戦では積み上げの差を感じさせられる逃げてはいけない大きな一戦となりました。

私は現在分析スタッフとしてチームに関わっていますが、なかなかこの「積み上げ」を行うのが簡単そうですごく難しいことであると痛感させられることが多いです。
なぜなら、「積み上げ」というのは、適正なゴールに対して、自分の足りないところを見極めながら、妥協せずに努力を重ね続ける必要があるためだと思うからです。努力をすることは皆できますが、それを重ね続けるのはかなりのメンタリティが求められます。1.2年生はまだまだ時間があるので、どのようなプレーヤー、プレースタイルになりたいか明確に意識しながら練習に励み続けると上達が早くなるのではないかと思います。
これはラグビーだけにとどまらず社会に出てからも恐らく同じでしょう。ゴールをどう設定するかは別として、忙しい仕事の中でも自己研鑽を行う方が社会の中で輝いていることが多いというのはよく聞く話です。

自分の残り一年半のゴールは、”日本一の学生アナリスト(スタッフ)としての時間を過ごす”です。
プレーヤーよりもスタッフであれば学生日本一を目指しやすいのでシンプルにこれを掲げていますがそのためには、分析力を高めるのはもちろんのことスタッフだからと言って運動をあまりしないのは良くないことだと深く改心しました。
近頃AppleWatchの新作を購入したところ、ワークアウトをしっかり管理してくれるのでとても感動しています。少なくとも週に3回はこれを付けて走ろうと思います。

次は、1年生ながら対抗戦に出場して頑張っている垣内にバトンを回したいと思います。

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