ラグビー部リレー日記

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明学戦を終えて

投稿日時:2018/09/17(月) 10:02

 フロントローの先輩である角田からバトンを受け取りました、三年の中須です。

 対抗戦初戦の明治学院大学戦が9/10に行われました。フィジカル差があるであろう相手に対して準備していたゲームプランが上手く作用し後半の途中まではリードしていましたが結果は23対38での苦い敗戦となってしまいました。敗れはしたものの客観的に見れば好ゲームだったこの試合の8割以上の時間を僕はベンチでただ見守ることしかできませんでした。フィットネスには自信のあったこのチームとはいえ前半の好ゲームを経て疲労が見られる後半のプレイヤー達をただ見ていることしかできなかったのは、リザーブでありながらフロントとしてまだ未熟な自分の責任です。

 負けたら終わりのトーナメント戦とは違い幸運にも対抗戦ではリベンジのチャンスがあと6つ用意されています。毎回の練習で貪欲に取り組み1戦でも早く、胸を張ってフロントローとして出られるよう精進していきたいと思います。

 次は未経験の一年生ながら積極的なタックルとセンス溢れるランを見せる津田にバトンを回したいと思います。

追い込む

 written by 角田 慎之介 投稿日時:2018/09/10(月) 12:12

 明るい性格と元気なプレーで部を明るくしている松井からバトンを受けとりました。3年の角田慎之介です。


 現在、チームは対抗戦シーズンに突入し、目標向かって更なる努力をしているところです。しかし、私は膝の怪我をしてしまい、今シーズン再びラグビーをすることは叶わなくなってしまいました。4年生と共にラグビーをできなくなってしまったのがとても悔しく、試合で奮闘する仲間の姿を見つめることしかできないことに不甲斐なさを感じています。
 下を向いてばかりもいられないのでこれからは復帰に向け、怪我してよかったと思えるほどにリハビリ、トレーニングに取り組んでいきたいと思っています。


 トレーニングをして行くに際し、大切なことは自分をどこまで追い込めるかです。当たり前のことですがこれが一番難しく出来るか出来ないかの差が大きく出る部分だと思います。
 ではなぜ追い込むことが大事だと分かっていながら追い込むことができないのか?
 これも当たり前のようですが追い込むのはしんどいからです。苦しいながらも限界までトレーニングやフィットネスをするには強い精神力がいると思います。トレーニングは体を鍛えるのみならず、自分の心との戦いだということを、今シーズン非常に痛感しています。
 この問題を乗り越えていくために私はいつも考えていることがあります。それは全ての困難はそれが起こっているその瞬間が一番しんどいということです。
 例えばものすごくきつくてその時は本当に死ぬかもしれないと思うフィットネスの練習があっても、一ヶ月後になればきつかったことなんて覚えてないし、一ヶ月どころか数日もすればその時のきつさなど1ミリも残っていません。残っているのは少し強くなった自分の体(とちょっとした筋肉痛)くらいです。
 今しんどいことなんて後になれば思い出すか思い出さないかもわからないような大したことではない、今この瞬間が一番しんどいけどやりきろう、そういう気持ちできついトレーニングもやりきり、強い体を作って復帰して活躍したいと思います。


 次は強烈なタックルでチームを盛り上げる同期の中須にバトンを回したいと思います。

正しい選択

 written by 松井 大岳 投稿日時:2018/09/07(金) 20:28

普段はさておき試合になると身体中を痛めながら果敢に敵を止めに行く本田からバトンを受け取りました松井です。



 



 



先日の会報での寄稿で色々と書いてしまったのですが、合宿を終え、対抗戦初戦の直前ということで思うことを綴ります。



 



合宿では去年と全く違い練習には全て参加し、試合経験も多く積みました。ラグビー以外の事は考えなくてよいのでそれまで何となく積み上げてきた技術なども整理でき着実に成長しました。当たり前ですが課題も見つかりました。合宿中盤で二試合目にもなると易く満身創痍になってしまいました。隣にいる矢野はピンピンとしているのに。経験不足が原因だと踏んでいます。これから試合を重ねて行くにつれて慣れていくことを期待しています。しかしながら、最近は特に満身創痍です。選手の数が少なく、下っ端ながら勝手に責任を感じ、怪我を抱えてプレーしてしまうのですが、果たしてこれが本当にチームのためになるのか。結局ガタがきて腰を痛めてしまいました。お世話になった四年生とこのチームの力に少しでもなるために都度熟考して良い選択をしていけるようにします。



 



 



次は出会った人全員に優しいと言わせる仏の角田さんにバトンを回します。

変顔ラブ&ピース学

投稿日時:2018/09/04(火) 21:17

プレイヤーを差し置いて密かに部内ナンバーワンの身長を誇る前川さんからバトンを受け取った一年の本田です。

地獄の合宿も終わり、いつも通りの生活に戻れた幸せを噛み締めている今日この頃。今考えてみると、合宿での生活もなんだかんだ充実していたなと感じます。合宿最終日には集合写真を撮影したのですが、その時に本田枠を用意していただいたりと、僕はかなり存在感を示したのではないかと思っています。そしてこの時に活躍したのが変顔です。一年生部員の全体写真に写り忘れるという些細なミスはしたものの、それを除けば、僕は変顔を駆使して合宿の集合写真を支配したといっても過言ではないでしょう。

さて、今回僕が扱うテーマはまさにその「変顔」です。特に変顔をすることによるメリットについて考えて見たいと思います。そもそもみなさんは変顔という言葉の意味をご存知ですか?確かに変顔という言葉は皆さんに取って馴染みのある言葉でしょう。しかしいざその意味を聞かれてみると案外答えられない方も多いのではないでしょうか?では答え合わせといきましょう。変顔とはつまり、変な顔のことです。知らなかった人、ドンマイ。でも、一つ賢くなることができましたね。拍手。

変顔の意味が変な顔であると聞いて、気持ち悪いブッサイクな顔をすることにメリットなんかないだろ!と思った人、己の無知を今すぐ恥じてください。変顔には数えきれない、無限のメリットがあるのです。今回紹介するのは三つですが、これは変顔のメリット全体のたった100%でしかないのです。

① つまらなさをごまかせる
まずは何と言ってもこれです。どんなに話がつまらない人でも、困ったらとりあえず変顔しておけば相手に「あれ、こいつもしかして面白いんじゃね?」と錯覚させることができます。場をしらけさせてしまったときもそうです。とりあえず変顔をしておいて場をかき乱すことで、全てをなかったことにすることができます。逆に言ってしまえば、変顔を乱用してる輩は中身がクソつまらないやつが多いってことです。みなさんは変顔に惑わされて、相手の為人を見誤らないようにしましょう。

② 相手に気持ちを悟らせない
美女、イケメンと目があってドキドキする、面接官を目の前にして緊張する、ミスを犯して上司や先輩に怒られ恐ろしい、そんな時には変顔をするのが正着です。目の前にいる人がいきなり変顔したら、当然相手は混乱し、パニックに陥ります。そうなるともうその人は相手の気持ちを考えるどころの話ではなくなるのです。自分の感情が相手に知られたくない、そんな時は変顔を使って相手との信頼関係を犠牲に自分のプライバシーを守ることができるのです。

③ ブスであることを隠すことができる
写真撮影の時、ブスだからなるべく写りたくないと思っている人にも、変顔が役に立ちます。キメ顔で撮った写真が思いの外ブスだったら、傷つきますよね?そんな時こそ変顔を使うべきなのです。変顔は変だから変顔な訳ですから、変顔で写った写真がいくら醜くても、それを変顔のせいにすることができます。

ということなので皆さんどんどん変顔を使っていきましょう。

まあ僕ほどのプロともなると生まれつき変顔なので関係ないですが。こんな顔に産んでくれた両親には感謝してもしきれません。

次に圧倒的な馬力で相手を抜き去る爽やかイケメンの松井さんにバトンを渡したいと思います。

BEHAVE AS IF THERE IS A 24-HOUR VIDEO CAMERA WATCHING ME

 written by 前川 涼 投稿日時:2018/08/28(火) 22:11

頭が大きく、よく漏らす。漫画、彼岸島に出てくる赤ちゃん邪鬼(彼岸島 最後の47日間 第4巻参照)を想起させる原からバトンを受けた4年前川です。





最近漠然とした不安を感じている。



来年のワールドカップの開幕まで1年ちょっと、楽しみにしている人も多いことだろうと思う。

日本で来年再来年に開かれるスポーツの祭典。これを若いうちに、しかも東京で味わえることはとても幸せなことだと思っている。

しかし、それが終わった時に日本はどうなってしまうのだろうか。

僕は日本人がこの2大祭典の後、一種の燃え尽き症候群になってしまうのではないかと危惧している。



例えば2015年社会現象にまでなった五郎丸ブーム、これも残念ながら一過性のものとなってしまったといえる。ラグビー選手の継続的なメディアへの出演は叶わず、トップリーグの入場者数も思うようには伸びなかった。

五輪開催についても過去の開催国をみると五輪後に景気が落ち込んでいるケースも多い。

五輪、ワールドカップに国民の関心は向いているが、憲法問題、少子高齢化問題、災害からの復興など背中には重大問題を山ほど背負っている。

2大祭典を契機として日本がこれからも国際社会の中でより魅力的な存在となって行くのか、それとも高齢化や国際化の流れの中で衰退していってしまうのかの正念場がきっと2020年の夏以降にやってくると確信している。



大学生としての4年間ももうすぐ終わりを迎える。

同期にも来年からは社会に出るものがいて、数年後にはほとんどの東大ラグビー部の同期、後輩が社会人として活躍し始めていることだろう。

この来たる日本社会の正念場に、新しく社会のリーダー的存在として出ていって活躍し、日本を支えて行くことが僕たちに課された使命だと思う。

そのような存在になるにはまだまだ自分たちに甘いし、知識も人間性も圧倒的に足りていない。



OB・OGの方達は東大のラグビー部で一生懸命にラグビーに向き合うことが、その後の人生において大きな糧となるとよくおっしゃっているし、僕たちもそれを信じて日々頑張っているつもりである。

しかしまだまだ足りない。東大ラグビー部一人一人もっとラグビーも勉強も日々の生活も頑張れると思う。まだ頑張れるから不安を抱いているのかもしれない。

僕たちがやらずに誰がやるのだろうか。東大ラグビー部部員として頑張れるのはほんの少しの時間しかない。



かの有名なイングランド代表SO、ジョニー・ウィルキンソンの言葉にこんな言葉がある。



‘I behave as if there is a 24-hour video camera watching me. And will I be happy to sign off that video at the end of the day? That’s what I strive for.’

「私は、まるで24時間ビデオで監視されているかのように行動している。そして1日の終わりにそれにサインをする時にハッピーでいられるだろうか。そうなるように努力するのだ。(前川の適当な訳)」



この4年間東大ラグビー部に所属していたことが、将来自分のベースを作り上げたと胸を張って言えるように残り毎日24時間大切に過ごし、対抗戦でいい結果を得られるようにしたいと思う。





この秋が人生のハイライトとなるように……





拙文をお読みいただきありがとうございました。次はへたこんで一緒にコンビニに行って仲良くなった本田にバトンを回そうと思います。



 
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