ラグビー部リレー日記

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ローイングエルゴメーター

 written by 石川 悠太 投稿日時:2018/04/16(月) 16:15

上品な笑い方、気品ある振る舞いの木下からバトンを受け取りました、学内でよく見知らぬ人から握手を求められる石川です。



 



 



ブゥゥン……ブゥゥン……



今日もまた音がする。親の声より聞いた音、規則正しく回る音。時折それを扱う人の絶叫がこだまする。



 



「エルゴ」



この3文字に人々は畏怖する。理性的にではない、本能的にだ。エルゴを漕ぐ者は常に己との戦いを求められ、数値でそれを提示される。人が創り出した拷問器具の傑作である。



 



僕は明日もエルゴを漕ぐ。常に自分と戦い、最後には勝利を得るために。エルゴを漕ぎ続けることが唯一今の僕が戦うすべであると思う。

耳の奥で、エルゴの音が、鳴り止まない。(*)



 



(*引用: VOICE2016「駑馬のいななき」 棚橋春喜)



 



ありがとうございました。興味のある人はぜひローイングエルゴメーターの動画を検索してみてください。



次は東大ラグビー部の侍、川北に回します。

ラグビー部でplayする

 written by 木下 朋香 投稿日時:2018/04/14(土) 23:45

普段部活で見せる穏やかな笑顔とはちょっと異なる印象を持たせるSNSが部員にも愛されて話題になるしゅうほうさんからバトンを受け取りました。2年スタッフの木下です。

ようやく落ち着いてきたが、私たちはこの約1ヶ月の新歓期、新しく入学してきた新入生にラグビー部への勧誘活動を行ってきた。初めての新歓期を迎える私にとって、当初は単なる新入生に対する勧誘活動だと思っていた新歓活動は、実際に始めてみると同時に自分の部活を改めて見つめ直す機会であると感じた。
スタッフは主に女子の新歓を行うが、必ずしもラグビー部やスタッフに興味がある子ばかりではない。そこで「スタッフは何をするのですか」「どんなところにやりがいがあるんですか」と問われることが多い。
スタッフの役割ややりがいについてはリレー日記でもしばしば話題に上がるが、今回私なりの結論を出すことができたのでこの場を借りてまとめてみたいと思う。

2月末に新シーズンが始まってスタッフの環境は大きく変わった。1番大きな変化としては4年生の先輩方の引退により人数が9人から5人にまで減った。5人中3人が新2年生という人数構成は、今年度の部の方針で意見が反映されやすく主体的に取り組みやすい環境になったことと相俟って、私にとってより自分で考えて自主的に行動し自分の興味のあることに取り組める環境につながった。

今年度に入り、私は広報活動を任せてもらっている。1年前、東大ラグビー部に入部して部にコミットしていく中で、今まで部活関係者以外に対する広報活動には力を入れていなかったことを受けて、もっと学校内外のみんなにラグビー部の活動・活躍を知って応援してもらえる部活になりたいと思ったのが1番のきっかけであり今の私の広報活動における目標である。
広報活動以外にも、選手が体づくりに力を入れる中で料理や食事に興味がある私は食事面からチームに関わりたいと思っている。今の東大ラグビー部ではチームのために自分ができることを探して特に興味のある分野に関することに特化して新しいことを始めることができる。

選手は試合の中でラグビーを実際にplayすることでチームの勝利に貢献する。練習ではプレーの中で自分やチームがしたいパフォーマンスを考えて実践する。
スタッフは試合ではチームが最大限の力を発揮できるようにplayする。ただ私にとっては普段の生活や練習、毎日がスタッフにとっての本番だと感じる。チームが勝利に近づくために日々自分ができることを探しながら自分がしたいパフォーマンスを実践する。
選手もスタッフも、チームの勝利のためにplayする、という点で同じこと、同じ東大ラグビー部のプレーヤーなのではないだろうか。選手が「ラグビーはどのようにプレーするのですか」「ラグビーはどんなやりがいがあるんですか」と問われたときに答えるのと同じだけの自信と誇りを持って、私はスタッフとしての自負を語っていきたいと強く思う。


ちなみに、私が今回スタッフの立ち位置を考えたのは、新年度を迎えるにあたってHPの自己紹介を更新するために記入したフォームで、「ポジション」を選ぶところでPR,HO,.....,FB,STAFFとあったのを見たときに、STAFFもある意味部におけるポジションか、とふと思ったことがきっかけである。そのフォーム自体はなんともなしに作られたものだと思いますが、個人的にはすごいすきでした…!

長文になってしまいましたが最後まで目を通していただけたことに感謝します。

次はその面白さと親しみやすさで主将ながらも壁を感じさせず、部員1人1人にいつでもパワーを振りまいて部の明るい雰囲気を自ら作り出す、巷でも有名な石川主将にバトンを回します。

フッカーへのコンバート

投稿日時:2018/04/11(水) 16:47

体の柔軟性を測るテストで驚くべきスコアをみせてくれた松井からバトンを受け取りました、三年の中須秀鳳です。
 
僕は昨シーズンまでフランカーとしてプレイさせていただいていましたが、今シーズンからフッカーとしての練習を始めました。バックローからロックを飛ばしてフロントローになったで二階級特進です。フッカーは高校時代に一年間だけ経験したことがありますが、高校ラグビーと大学ラグビーのスクラムの質の違いはこれまで後列から感じていたので今度はその違いを身を持って最前列で知ることになります。
フロントといえば、やはりその大きな体躯が思い出されます。そして時に虐げられながらも健気にスクラムを組み続けている、そんな姿が僕にとってのフロントのイメージです。そういったイメージがあったので僕はフロントへのコンバートの話を聞いたとき、合宿中いびきでにぎやかなフロント部屋についてや体格についてなどの不安は多少ありましたが、特に抵抗もなく受け入れることができました。そうしてシーズンが始まり、スクラムについて教えてもらいながら練習を始め、まだまだ全く物になってはいませんがスローについても教わり、なかなかフッカーは楽しそうだと思いながら練習に取り組めています。
次のリヨン戦ではチーム事情から恐らくフランカーとしての出場になりますが、早くスキルを習得して試合に出場して、胸を張ってフッカーを名乗れるようになることを祈願しつつ筆を置かせていただきます。
 
次は部室のカーテンを整えてくれたりバレンタインにチョコを配ったりと、あふれる女子力を我々のために遺憾なく発揮している木下へバトンをつなげたいと思います。

新しい環境

 written by 松井 大岳 投稿日時:2018/04/08(日) 13:18

大平さんからバトンを受け取りました松井です。
僕は「あやのさん」ではなく必ず「大平さん」と呼ぶようにしています。強いこだわりがあります。

怪我がようやく完全に治り新たな一年がスタートしました。チーム体制はガラッと変わりましたし後輩も入って来ます。
主観ですが自分は去年でちゃんと成長できました。心も強く、大人になりました。これからも伸び代を信じて目の前の課題を乗り越えていく事につきます。

あと一ヶ月ほどで二十歳になるのですが目標は、「オシャレ」にします。

バトンは中須秀鳳さんにまわします。しゅうほうさんは「しゅうほうさん」と呼ばせてもらっています。

新歓の季節

 written by 大平 綺乃 投稿日時:2018/04/02(月) 00:40

きついフィットネス中でも道端で応援してくれる子供に手を振る優しさを持つ下條からバトンをもらいました、新3年スタッフの大平です。

新歓期真っ只中ということで、最近「なぜ自分は東大ラグビー部に所属しているのか」ということについて考える機会が多くありました。初対面の新入生に短時間でラグビー部の魅力を伝えるには、自分の日頃の思いを今一度反芻し、言葉にする必要があるからです。しかし普段何気なく考えていることを言語化するのは簡単なことではなく、初めて新歓をした去年はもどかしい思いをすることもありました。

そんな中、シーズン明けのMTGで主将の石川さんが1つの解を示してくれました。「人生を豊かにするため」、そのために私達は東大ラグビー部に所属しているということです。

甲子園や箱根駅伝など、世間には学生スポーツに「青春」という美徳を見出す人が多くいます。もちろん素晴らしいことです。かくいう私も普段は野球に疎いですが、土まみれになりながら汗を流す高校球児には心を動かされます。しかし理不尽さや不必要な労力・時間が、青春という言葉のもとに正当化されることには違和感があります。若者の時間は限られています。若さや勢いに任せることなく、もっと大きな「人生」という視点を持ち、熱い志を秘めつつも冷静な頭で自分たちの選択や行動を見つめ直すことも大切ではないでしょうか。

私が大好きなOne Republicというバンドの一曲に次のような歌詞があります。

I refuse to look back thinking days were better just because they're younger days

10年後、20年後、東大ラグビー部で過ごした今を振り返った時、「あの頃は若くてよかったな」だけで終わりたくありません。今の東大ラグビー部には単なる「青春」で終わらないような仲間と環境が揃っているという自負があります。真剣に目標を掲げて進むこと、それ自体を純粋に誇りに思えるように、毎日を大切に過ごしたいです。新入生の皆さんがそのような人生の糧となる環境を見つけられますことを願って、筆を置きたいと思います。

まとまりのない文章を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。次は最近なにかとお世話になっている新2年の松井くんにバトンを回したいと思います。
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