ラグビー部リレー日記

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最後の最後まで

 written by 藤永 拓也 投稿日時:2017/10/24(火) 22:47

4年間共に仕事をし、阿吽の呼吸が身についてきた同期マネージャーの壇辻からバトンを受け取りました、4年マネージャーの藤永です。
 
先日、東大野球部が2002年以来15年ぶりに勝ち点をあげ、大きく話題になった。
一方で、ちょうど同じ日に、我々東大ラグビー部は立教大学に大敗し、目標としていた入替戦出場は完全に途絶えた。
 
我々が渇望している結果を、東大野球部の戦士たちは手に入れ、周りの人々は勝利を賞賛した。
私は外から見ている人間に過ぎないので、勝手なこと言って申し訳ないが、勝ち点をあげるまで苦しい日々を過ごしていたことは容易に想像がつく。
勝ち星のあげられないまま過ごした数年間があり、そして、勝ち星をあげられるようになってからも、なかなか勝ち点が遠い…
世間からあれやこれやと勝てない理由を押し付けられていることもあった。
それは、おそらくは期待の裏返しなのであろうが、根拠の欠片もないことを勝てない理由として挙げている記事を幾度となく見た。
 
だが、今はどうか。
先ほども述べたように、皆が活躍を褒め讃え、ニュースでは記者が思い思いに分析した勝因を綴っている。
いつだって、本当に評価されるのは結果が出たときだ。
しかし、このシーズンのみが意味のあるものだったのか。
 
今活躍している選手たちは、それまでの悔しいシーズンを、また、2015年に95試合ぶりに勝利した喜びを胸にさらに精進して、今回の結果にたどり着いたのだと思う。
世間から東大は勝てないと言われていた時期から、さらにはもっと前から、既に勝ち点獲得への礎は築かれていたのだ。
 
では、我々東大ラグビー部はというと、結果が出ていない以上、当然評価されることはありえない。
常日頃一番近くで選手たちを見ており、どれだけの努力を積み重ねているかを知っている故に、この事実は本当に耐え難い。
もちろん、自分含めマネージャー・スタッフの努力も全て無駄であると世間から言われた気がして、切ない思いになることもある。
 
別に、誰かに評価されるために部活をしているわけではない。
ただ自分がやりたくて、ただ自分が楽しみたくて、そして、ただ勝ちたくて部活をしている。
だが、今までやってきたことを否定されるのは本当に辛いものだ。
そして、結果が出てないからと言って、ここで全てやめてしまうわけにもいかない。
短い時間ではあるが、あと2ヶ月間残されている。
とにかく、結果にもこだわりたいし、勝利にもこだわりたい。
まずは、残された試合に勝つしかない。
 
このまま努力しているつもりで2ヶ月間部活を続けても、綺麗な思い出が残るだけで終わってしまう。
今一度取り組みを見直し、最後の最後までチームが強くなれるよう、皆が成長できるよう、京大戦のノーサイドの笛が鳴るまで思考錯誤して頑張りたいと思う。
 
次はジュニア練のタックル練習で人一倍輝きを放つ1年の服部にバトンを回します。

 

後輩たち

 written by 壇辻 恵見 投稿日時:2017/10/18(水) 21:51



いつも明るく元気な濃野くんからバトンを受け取りました、4年マネージャーの壇辻です。



チームは今、対抗戦4戦終え、残り3試合となりました。

最後の対抗戦を迎え、思うことはたくさんありますが、最近私が一番感じているのは後輩たちの力です。



たとえばキックオフ前に、チームを盛り上げる言葉をかける後輩は、入部した時からは想像できないほど立派に感じます。

マネージャーの後輩についても同じです。

今までは先輩の指示を待っていた場面で、積極的に動き、テキパキと仕事をこなしている姿を見て、感動することも多くあります。



1年生が入部して、今のチームのメンバーが揃い、春シーズン、夏合宿、そして対抗戦と、多くの時間を過ごしてきました。

成長した頼り甲斐のある後輩たちの姿を見て、4年生の私は残る2ヶ月に全力を尽くし、思い残すことなく卒部できるよう、頑張らないといけないな、と日々力をもらっています。





次は、頼れるマネージャー長の藤永にバトンを回します。

マスターマインド

 written by 濃野 歩 投稿日時:2017/10/16(月) 23:01

いつも笑顔が素敵なすずねちゃんからバトンを受け取りました、2年濃野です。

前回はチーム全体のことについて書いたので、今回は自分自身のことについて書きたいと思います。

 自分の特徴を挙げろと言われたら、1番最初に思い付くのが自己主張の強いところです。常に自分なりの意見を持っているし、周りに流されることは少ないです。逆に、全体の方針に不満を持つことも少なくなくありません。一長一短のあるこの性格ですが、自分では気に入っています。やはり性格はプレーにも影響するようで、練習中や試合中も自分にボールが回ってこないと、つまらないと感じてしまうことが多いし、また、ボールが回ってくると自分がゲインを切ってやると意気込んで、思い切りの良いプレーをたくさんすることが自分の持ち味です。
 思い返せば、小さい頃からずっとこの性格でした。小学校では、目立ちたくて1年中半袖短パンでしたし、中学では、周りと自分との間で差を付けたくて、学年で圧倒的な学力を手にすべく努力しました。高校では、出しゃばって、1学年9クラスをまとめる役職に就きました。自己主張が強いことに加えて、新しいもの好きだったので、クラス長などのまとめる役職に就くたびに、それまでの伝統や習慣をどんどん変えていくことに楽しさを覚えていました。実際、ぼくが古い無意味なしきたりを変えたことで良くなったと周りから言われたことがたくさんありました。でも逆に、周りからするとぼくのアイデアが奇策過ぎてついていけないと言われたこともたくさんありました。やはり、何事にもバランスというものが大事だということを、今までの人生を通して感じています。

 今、ぼくは東大ラグビー部にいるわけですが、この組織でぼくは良い役目を果たしていると自分では思っています。ラグビー部はみんな優しくて、友達想いで、良い人ばかりです。伝統を大事にするし、しっかり堅実な思考回路で動いています。ただ、ぼくからすると、なにか物足りなくて、もっとガッツが欲しくて、組織全体としてもっと柔軟だったらいいなと思うことがよくあります。もっともっと、変化に対応できて、勢いのあるチームだったら今よりもっと毎日ワクワクするだろうなとぼくは思っています。ぼくみたいな自己主張の強い人間がひとりいることで、チームに少なからず勢いを加えていると思っています。でも、みんながみんなぼくみたいな思考回路だとまとめるのが大変で、確実にチームは回らなくなってしまいます。やはりチームにもバランスは大事です。
 よく、どんなチームを強いチームというんだろう、とか、理想のチームってどういうことができるチームのことをいうんだろう、といったことを考えています。暇さえあればいつも考えています。自分でも深く考えていますし、他のメンバーにもたまに聞きます。1年生の時からずっと、もっと言えば、高校の時からずっと考えていますが、未だに答えが出ていません。一生懸命自分で考えて、これだと確信した理想像にたどり着いても、他の人の理想のチーム像を聞くと、なるほどなと納得してしまいます。
 今の段階での、ぼくが考える理想のチーム像とは、各個人が考える様々な理想のチーム像を統合、平均して、バランスをとった地点に存在するチーム像がそれです。イメージとしては、各個人の脳をつなぎ合わせて、大きな思考システムを構築し、様々な方向性をもった入力値をその思考システムを通して一つの意思決定に反映する、というような感じです。そこにヒエラルキー構造はありません。年齢差による思考の階級差もありません。つまり各個人が持ち込んだ理想像を等しいウエイトで混ぜ合わせて、バランスの終着点をみんなで一緒探って時間をかけて作り上げたものが、そのメンバーからなるそのチームの、オリジナルの、最もそのチームに適した、理想のチーム像だと思います。
 ぼくが4年になるときには東大ラグビー部がそういうチームになったらいいなと思っています。というよりも、そういうチームを目指しています。あとぼくに残された時間は2年もありません。最高学年になってから、理想のチーム像がどうだ、こうだ、なんて言ってられません。4年になった瞬間にチームコンディションが最高に近い状態で、始動しなければいけません。となると、もう、あと1年ちょっとしかありません。1年なんてあっという間です。
 これからも限られた少ない時間を大事に、チームのために使いたいと思います。

自分のことを書くつもりでしたが、今回も結局チームのこと書いてしまいました。

次は、黒髪ロングが最高に似合う壇辻さんにバトンを回したいと思います。

マネージャーについて

 written by 西山 鈴音 投稿日時:2017/10/14(土) 16:20

本名よりあだ名の方が馴染みの深い4年生の佐々木さんからバトンを受け取りました、1年マネージャーの西山鈴音です。

9月から対抗戦シーズンが始まり、ラグビーに関わってから日も浅いながら、マネージャーという立場について考えることが増えました。初めてのリレー日記、夏前まで入部理由を書こうかと思案しておりましたが、今回はマネージャーという立場について思うことを書かせていただきます。

マネージャーの仕事は、入部する前に想像していたよりもずっと難しいです。部員より早く朝練に集合し準備をし、ドリンク作りからメディカルサポートまで幅広く、プレイヤーがよりよい環境で競技できるようサポートをします。
特に、試合当日のサポートはとても難しいです。試合で直接的に結果に貢献することのできるプレイヤーと異なり、試合当日にマネージャーが出来ることは限られています。自分は今この瞬間劇的に状況を変えることができない、そんな歯痒さと自身の無力さを痛感します。
我々マネージャーが試合の結果に貢献することが出来るのは、試合当日ではなく、むしろ日々の練習時です。より手厚いメディカルサポート、練習環境の向上、など改善点はあげようと思えばあげられるが、通常の練習のサポートこそルーティーン化しているものも多く、変えにくいという難点があります。

私自身、ラグビーに関わってから日が浅いだけでなく、マネージャー経験も初めてで、まだまだ至らない点理解が足らない点がたくさんあります。これからもよりよいサポートの為、勉強し、常にマネージャーとはどのような存在であるのかを問い続けていきたいと思います。
1年後に、否、それより時間がかかるかもしれません。2年後、いや、我々1年生が最高学年となる3年後には、試合でプレイヤーが後悔しないプレーができるよう、サポートしていきたいです。そのためにも、これから更にマネージャーとして大きく成長していきたいと強く感じております。
もちろん、今後続く対抗戦、全力でサポートして参りますので、よろしくお願い致します。

次は、新歓期のBBQで炎を自在に操っていらした姿が印象的な濃野さんにバトンを渡したいと思います。

協力

 written by 佐々木 一平 投稿日時:2017/10/09(月) 18:30

日々部活で忙しくしながらも優秀な成績を収めている2年マネージャーの大平さんからバトンを受け取りました、4年の佐々木です。

私は工学部の方で化学の研究をしています。
研究というと一人でコツコツやるものというイメージを持つ方が多いと思います。確かに実験は基本的に一人で行いますし、計画や方向性を考えるのもまずは自分がやらなければなりません。
しかし、研究を一人で成し遂げられるのかといえばそうではありません。面倒を見てくれる講師の方の助言、指導がなければ研究は進みませんし、月1回のグループミーティングで得られる教授や先輩方からの助言、指摘によって計画を修正することもしばしばです。
つまり、研究を前に進めるためには研究室内、チーム内の協力が必要になるということです。

ラグビーにおいても同じことが言えると思います。一人一人がスキルを磨く、筋力を上げる、フィットネスを上げるということはもちろん必要ですが、チーム内で協力し合い、一つのチームとしてまとまっていくことも結果を出すためには大切だと思います。
そのために一人一人がチームのためにやれることを考えなければならないと思います。

次はいつも笑顔の1年マネージャーの西山さんに回したいと思います。

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