ラグビー部リレー日記
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投稿日時:2024/12/16(月) 18:41
見事怖さランキングNO.1の座に輝いた凜からバトンを受け取りました4年の清和悠芽です。凜はスタッフ長としてチームを引っ張ってくれました。個人的に凜にはメンターとして本当にお世話になりました。怪我をするたびにいつもベストなテーピングを巻いてくれました。本当にありがとう。凜は授業中いつもパソコンでラグビーの試合をみていましたね。後ろの席に座った時は画面をのぞいて自分も楽しませていただきました。その節はありがとうございました。そんなラグビー愛が強い凜と同じ代で良かったなと思います。
今までのリレー日記はくだらない内容ばかりでしたが、最後くらいは少しは中身のある文章を書こうと思います。
自分がラグビー部の門を叩いたのは新歓の時期を過ぎた6月ごろだった。高校でラグビーをやり切った感があったし、ハードな練習はもうこりごりで何か新しいことを始めようと思っていた。しかしラグビーのない大学生活はつまらなかった。同じクラスの小野に話しかけて気づいたらラグビー部に入っていた。倉橋の日記を読んで、初日にCCをやったことを思い出した。あのときにはすでに入ることを決めていたし逆にフレッシュな気持ちで経験できて良かったのかもしれない。高校とは比べものにならない環境でラグビーをできることが幸せだった。人工芝の広いグラウンドでラグビーをするのが毎日楽しみだったし、愉快な同期と話すのも楽しかった。ラグビーのないつまらない日々をしっていたから辞めるという選択肢はなかった。
しかし、4年間で辛いこともたくさんあった。一年の最後に、コーチからHOへの転向を告げられたときは、高校からやっていたセンターで試合に出たいと思っていた自分にとってショックだった。FWの方が向いているかもしれないと思ってはいたが、一年の最初に決めたセンターで試合に出るという目標を変えるのが嫌だったのかもしれない。ジュニアコーチの松井さんと面談をしたときに、どのポジションでもいいわけではなくセンターとしてAの試合に出たいと話したのを覚えている。オフ期間で切り替えることができて2年からFWで試合に出れるように頑張ろうと思った。結果としてFWに転向して本当によかった。泥臭いプレーの方が自分に合っているし、何より楽しい。ユニットの練習はきつくて、周りの人間も少し臭いが大したことではない。
結局HOで試合に出ることはほとんどなくBRとして練習試合に出させてもらうことが多かった。2年の対抗戦で未経験の同期がスタメンに選ばれていたが自分はリザーブかメンバー外で試合に出ることはなかった。これが本当に悔しかった。早くスタメンに選ばれたいと思った。しかし、3年になった時のメンバー状況を考えたときに、来年も自分はスタメンには選ばれないかもしれないと思った。
この頃から自分の選手としての価値を考えることが増えた。身長が高いわけでもなくセットプレーの核になれない自分は常に交換可能な選手であると思った。いなくなっても大して困らない選手から抜け出すには、フィールドプレーで結果を出すしかないと思った。そこで、ボールを持ったらとにかく前に、一歩でも多く前に出ようと思った。それが自分の価値につながると信じて頑張った。
3年の春は怪我人が多くスタメンで出させてもらうことが多かった。徐々に周りから信頼してもらえる選手になれたかと思ったが、秋の試合では結果を出せなかった。高校同期との最初で最後のマッチアップであった一橋戦で何もできないまま怪我をして退場したときは、本当に悔しかった。自分が退場してからチームのムードが上がっていき逆転したのを見たときは、素直に喜ぶことができなかった。今思うと、3年の一橋戦でスタメンで出るというとりあえずの目標は目線が低くそこで成長が止まってしまっていたのかもしれない。早く復帰しろという安冨さんの言葉は嬉しかった。明学戦から復帰することができたがこの年は自分が出た試合で勝つことはできなかった。3年までは自分がいかに活躍するかということしか考えていなかった。それが結果的にチームの勝利につながると考えていた。
4年になって、最高学年としてチームの目標が本当の意味で自分の目標になった。チームで絶対に勝ちたいと思い練習に取り組んだ。とにかく勝ちたいという思いが自分を成長させてくれたのかもしれない。春から勝利を重ねることができてチームの雰囲気は上がっていき自信がついていった。試合で大きくゲインすることやトライをとることが増え、これまでやってきたことが成果につながったと思った。
しかし、成蹊戦からの大事な3試合には勝つことができなかった。結局勝つか負けるかという試合では自分は大きなプレーをすることができなかった。
この結果はもう変えることができない。しかし、幸いなことにまだ2試合残っている。本当に恵まれていると思う。最後の2試合、自分の価値をもう一度証明したい。一歩でも多く前に出てチームを勝利に導きたい。
振り返ると4年間で小さな挫折が何度もあった。ダメダメだった試合の後はしばらくラグビーの試合をみることができなかった。怪我をするたびにモチベーションが下がってしまった。しかし、その度にまた前を向いて頑張れたのは同期のみんながいたからだ。初めて来たときから本当にストイックなやつが多いと思った。自分もそれに感化された。一年の6月という変なタイミングだったがラグビー部に入る決断をしてよかった。みんなに出会えたことがいちばんの財産かもしれない。あと2試合最後までやりきろう。また勝ってみんなと抱き合いたい。
後輩へ
日記なので伝えたいこととかは特に考えずに書きましたがこの文章を読んで何か感じてくれたら嬉しいです。今、悩んでいる人もたくさんいると思いますが、ラグビーをやめるという選択肢はとってほしくないです。
親へ
浪人してまで入った大学で勉強せずにラグビーばかりしていて申し訳ありませんでした。4年間支えてくれてありがとう。これから少しずつ恩返しをしていきます。
コーチ陣の皆様、ラグビー倶楽部の皆様、トレーナーの皆様、4年間支えてくださり本当にありがとうございました。最後の合宿で肩がまだダメだったときは対抗戦に間に合わないかもしれないと思いましたが、凜、トレーナーの皆様、田崎先生のおかげで試合に出ることができました。感謝しています。
次は塩谷にバトンを渡します。塩谷の第一印象はラグビー部にはいないようなキレイな人間というものでした。今でもその印象は変わっていません。塩谷とは一緒に帰ったりご飯を食べたりと一緒にいることが多かったともいますが、何を話したかよく覚えていません。考えてみると深い話をしたことは一度もないかもしれません。今度人生について話しましょう。普段は温厚で優しい人柄ですが、フィールド上では熱いラグビーをするやつです。3年の夏くらいの試合で相手のラフプレーにありえないくらいの声量で怒鳴っているのを見たときは塩谷は絶対におこらせてはいけないと思いました。4年間でいろんなことを経験した塩谷がどんなラストリレー日記を書くのか楽しみです。
今までのリレー日記はくだらない内容ばかりでしたが、最後くらいは少しは中身のある文章を書こうと思います。
自分がラグビー部の門を叩いたのは新歓の時期を過ぎた6月ごろだった。高校でラグビーをやり切った感があったし、ハードな練習はもうこりごりで何か新しいことを始めようと思っていた。しかしラグビーのない大学生活はつまらなかった。同じクラスの小野に話しかけて気づいたらラグビー部に入っていた。倉橋の日記を読んで、初日にCCをやったことを思い出した。あのときにはすでに入ることを決めていたし逆にフレッシュな気持ちで経験できて良かったのかもしれない。高校とは比べものにならない環境でラグビーをできることが幸せだった。人工芝の広いグラウンドでラグビーをするのが毎日楽しみだったし、愉快な同期と話すのも楽しかった。ラグビーのないつまらない日々をしっていたから辞めるという選択肢はなかった。
しかし、4年間で辛いこともたくさんあった。一年の最後に、コーチからHOへの転向を告げられたときは、高校からやっていたセンターで試合に出たいと思っていた自分にとってショックだった。FWの方が向いているかもしれないと思ってはいたが、一年の最初に決めたセンターで試合に出るという目標を変えるのが嫌だったのかもしれない。ジュニアコーチの松井さんと面談をしたときに、どのポジションでもいいわけではなくセンターとしてAの試合に出たいと話したのを覚えている。オフ期間で切り替えることができて2年からFWで試合に出れるように頑張ろうと思った。結果としてFWに転向して本当によかった。泥臭いプレーの方が自分に合っているし、何より楽しい。ユニットの練習はきつくて、周りの人間も少し臭いが大したことではない。
結局HOで試合に出ることはほとんどなくBRとして練習試合に出させてもらうことが多かった。2年の対抗戦で未経験の同期がスタメンに選ばれていたが自分はリザーブかメンバー外で試合に出ることはなかった。これが本当に悔しかった。早くスタメンに選ばれたいと思った。しかし、3年になった時のメンバー状況を考えたときに、来年も自分はスタメンには選ばれないかもしれないと思った。
この頃から自分の選手としての価値を考えることが増えた。身長が高いわけでもなくセットプレーの核になれない自分は常に交換可能な選手であると思った。いなくなっても大して困らない選手から抜け出すには、フィールドプレーで結果を出すしかないと思った。そこで、ボールを持ったらとにかく前に、一歩でも多く前に出ようと思った。それが自分の価値につながると信じて頑張った。
3年の春は怪我人が多くスタメンで出させてもらうことが多かった。徐々に周りから信頼してもらえる選手になれたかと思ったが、秋の試合では結果を出せなかった。高校同期との最初で最後のマッチアップであった一橋戦で何もできないまま怪我をして退場したときは、本当に悔しかった。自分が退場してからチームのムードが上がっていき逆転したのを見たときは、素直に喜ぶことができなかった。今思うと、3年の一橋戦でスタメンで出るというとりあえずの目標は目線が低くそこで成長が止まってしまっていたのかもしれない。早く復帰しろという安冨さんの言葉は嬉しかった。明学戦から復帰することができたがこの年は自分が出た試合で勝つことはできなかった。3年までは自分がいかに活躍するかということしか考えていなかった。それが結果的にチームの勝利につながると考えていた。
4年になって、最高学年としてチームの目標が本当の意味で自分の目標になった。チームで絶対に勝ちたいと思い練習に取り組んだ。とにかく勝ちたいという思いが自分を成長させてくれたのかもしれない。春から勝利を重ねることができてチームの雰囲気は上がっていき自信がついていった。試合で大きくゲインすることやトライをとることが増え、これまでやってきたことが成果につながったと思った。
しかし、成蹊戦からの大事な3試合には勝つことができなかった。結局勝つか負けるかという試合では自分は大きなプレーをすることができなかった。
この結果はもう変えることができない。しかし、幸いなことにまだ2試合残っている。本当に恵まれていると思う。最後の2試合、自分の価値をもう一度証明したい。一歩でも多く前に出てチームを勝利に導きたい。
振り返ると4年間で小さな挫折が何度もあった。ダメダメだった試合の後はしばらくラグビーの試合をみることができなかった。怪我をするたびにモチベーションが下がってしまった。しかし、その度にまた前を向いて頑張れたのは同期のみんながいたからだ。初めて来たときから本当にストイックなやつが多いと思った。自分もそれに感化された。一年の6月という変なタイミングだったがラグビー部に入る決断をしてよかった。みんなに出会えたことがいちばんの財産かもしれない。あと2試合最後までやりきろう。また勝ってみんなと抱き合いたい。
後輩へ
日記なので伝えたいこととかは特に考えずに書きましたがこの文章を読んで何か感じてくれたら嬉しいです。今、悩んでいる人もたくさんいると思いますが、ラグビーをやめるという選択肢はとってほしくないです。
親へ
浪人してまで入った大学で勉強せずにラグビーばかりしていて申し訳ありませんでした。4年間支えてくれてありがとう。これから少しずつ恩返しをしていきます。
コーチ陣の皆様、ラグビー倶楽部の皆様、トレーナーの皆様、4年間支えてくださり本当にありがとうございました。最後の合宿で肩がまだダメだったときは対抗戦に間に合わないかもしれないと思いましたが、凜、トレーナーの皆様、田崎先生のおかげで試合に出ることができました。感謝しています。
次は塩谷にバトンを渡します。塩谷の第一印象はラグビー部にはいないようなキレイな人間というものでした。今でもその印象は変わっていません。塩谷とは一緒に帰ったりご飯を食べたりと一緒にいることが多かったともいますが、何を話したかよく覚えていません。考えてみると深い話をしたことは一度もないかもしれません。今度人生について話しましょう。普段は温厚で優しい人柄ですが、フィールド上では熱いラグビーをするやつです。3年の夏くらいの試合で相手のラフプレーにありえないくらいの声量で怒鳴っているのを見たときは塩谷は絶対におこらせてはいけないと思いました。4年間でいろんなことを経験した塩谷がどんなラストリレー日記を書くのか楽しみです。
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