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ラグビー部リレー日記
最後の試合を前に~チーム編~
投稿日時:2013/12/21(土) 19:30
今年のリレー日記最後を務めます、主将の川島淳之介です。
加納が言っていたように、すべてをこの場に書ききることはできませんが、少しでも多くの思いを伝えられるようリレー日記を一人で2日続けて更新します(自分で勝手に決めました)。今日は「東大ラグビー部」について。
私が初めて「東大ラグビー部」を目にしたのは東大が対抗戦AグループからBグループへ降格したことを伝える新聞記事を読んだ時だった。もちろん当時小学6年だった私にその重要性がわかるはずもなく、7年半後に自分がその戦いの場に立つことになるとは予想だにしなかった。ただ父の言った「ここからもう一度昇格するのは大変なことだ」という言葉だけを鮮明に覚えている。実際にその後現在に至るまで入れ替え戦にさえ進出することができていない。
高校卒業後の進路を決心した頃、受験勉強のモチベーションは「東大をAグループに昇格させる」ことだった。入学まで東大の試合を見たことはなかったが、自分が入ってスタンドオフで活躍すればいい成績を残せるだろうという根拠のない自信があった。運よく中高にわたってハーフ団を組んできた安井や花園準優勝を達成した白石と同時入学できたことも追い風だと感じた。
しかし、現実は甘くない。先輩方には申し訳ないが、初めて練習に参加させてもらった時ハンドリングを中心としたスキルレベルの低さに戸惑ってしまった。取ってほしいパスがつながらない、パスしてほしいシーンでパスできずDFにつかまってしまう。
一方でタックルへの意識や練習へのひたむきさは今までやってきたどのチームより上だった。
タックルというチームのベースの上にアタックスキルを上乗せできればチームが飛躍する可能性は大いにあると確信した。
結論から言うと、この構想をチームに落とし込むまで3年かかった。得点力を上げることに積極的に取り組めたのは今年が初めてであった。
チームに関わる様々な人と議論を重ね訴えてきたつもりだが、アタックに時間を割くことは現実的でないと言われ続けた。私は中高でやってきた展開ラグビーというプレースタイルを求めたわけではなく、パスすべき時にパスができる、そして取るべきパスを取れるスキルを全員が持つための練習をしたかったのだが、どうしても誤解を解くことはできなかった。
ここで言いたいことは、決してこれまでの過程で関わった人々への批判ではなく、ここまでして強引に認めてもらったスタイルを実践した今年は絶対に結果を出さなくてはならなかった、ということである。
結果へのこだわりについては遼平がすでに書いてくれているが、本当にその通りだと思う。確かに今年の得点は前年までより大きく向上じた。しかし、出すべき結果はそんな些細なことではなく、Aグループ復帰のはずだった。
今でも、東大がAグループにあがることは可能であるし、それが実現した時日本ラグビー界にインパクトを与えることができると確信している。
非常に悔いの残る結果だったが、京大戦という最後のチャレンジの場が残されている。これが今年の東大だ、と言える試合をすることが最低限の責任だろう。
明日は「自分のラグビー人生」について書きます。
加納が言っていたように、すべてをこの場に書ききることはできませんが、少しでも多くの思いを伝えられるようリレー日記を一人で2日続けて更新します(自分で勝手に決めました)。今日は「東大ラグビー部」について。
私が初めて「東大ラグビー部」を目にしたのは東大が対抗戦AグループからBグループへ降格したことを伝える新聞記事を読んだ時だった。もちろん当時小学6年だった私にその重要性がわかるはずもなく、7年半後に自分がその戦いの場に立つことになるとは予想だにしなかった。ただ父の言った「ここからもう一度昇格するのは大変なことだ」という言葉だけを鮮明に覚えている。実際にその後現在に至るまで入れ替え戦にさえ進出することができていない。
高校卒業後の進路を決心した頃、受験勉強のモチベーションは「東大をAグループに昇格させる」ことだった。入学まで東大の試合を見たことはなかったが、自分が入ってスタンドオフで活躍すればいい成績を残せるだろうという根拠のない自信があった。運よく中高にわたってハーフ団を組んできた安井や花園準優勝を達成した白石と同時入学できたことも追い風だと感じた。
しかし、現実は甘くない。先輩方には申し訳ないが、初めて練習に参加させてもらった時ハンドリングを中心としたスキルレベルの低さに戸惑ってしまった。取ってほしいパスがつながらない、パスしてほしいシーンでパスできずDFにつかまってしまう。
一方でタックルへの意識や練習へのひたむきさは今までやってきたどのチームより上だった。
タックルというチームのベースの上にアタックスキルを上乗せできればチームが飛躍する可能性は大いにあると確信した。
結論から言うと、この構想をチームに落とし込むまで3年かかった。得点力を上げることに積極的に取り組めたのは今年が初めてであった。
チームに関わる様々な人と議論を重ね訴えてきたつもりだが、アタックに時間を割くことは現実的でないと言われ続けた。私は中高でやってきた展開ラグビーというプレースタイルを求めたわけではなく、パスすべき時にパスができる、そして取るべきパスを取れるスキルを全員が持つための練習をしたかったのだが、どうしても誤解を解くことはできなかった。
ここで言いたいことは、決してこれまでの過程で関わった人々への批判ではなく、ここまでして強引に認めてもらったスタイルを実践した今年は絶対に結果を出さなくてはならなかった、ということである。
結果へのこだわりについては遼平がすでに書いてくれているが、本当にその通りだと思う。確かに今年の得点は前年までより大きく向上じた。しかし、出すべき結果はそんな些細なことではなく、Aグループ復帰のはずだった。
今でも、東大がAグループにあがることは可能であるし、それが実現した時日本ラグビー界にインパクトを与えることができると確信している。
非常に悔いの残る結果だったが、京大戦という最後のチャレンジの場が残されている。これが今年の東大だ、と言える試合をすることが最低限の責任だろう。
明日は「自分のラグビー人生」について書きます。
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