ラグビー部リレー日記

4年間を振り返って

投稿日時:2014/12/06(土) 21:16

いつもテーピングを巻いてくれている小川からバトンを受け取った平松です。
 
毎年、先輩たちが「最後の~」というようなリレー日記を書いているのを見てきたが、ついに自分が「最後の」リレー日記を書く番が回ってきた。正直、長い長い4年間だった。
振り返ってみると怪我ばかり。唇が裂けたり鼻を折ったり足首を捻ったり脳震盪になったり頸椎捻挫になったり。上級生になった去年も早々に股関節の手術が決まり、ほぼ1年間リハビリ生活。こんな怪我だらけの3年を過ごし、学年だけ立派に4年になった。
4年になっても怪我は絶えず、春には膝を怪我して夏合宿最後の試合では手術をしていない方の股関節を怪我して。秋には右腕と左手を骨折して、対抗戦最終戦まで練習に参加することさえ叶わなかった。
 
情けないことに、最後の年の対抗戦シーズンは4年連続4回目の落ち葉掃除で終わった。数えてみたらラグビーを始めてから、練習している期間と怪我でリハビリしている期間は同じぐらい。新球がおろされる日よりも新しい箒がおろされる日の方が印象に残っている程である。皆と同じように「ラグビーしんどかった」とか「ラグビーやっていた」など、大きい顔して言うことなんてできない。離脱ばかりして同期には本当に迷惑をかけた。安田中さんや川本さん、片山さんなど、OBの人たちにも応援していただいて、よく声もかけていただいていたのに、こんな自分で申し訳なく思う。
 
今年の対抗戦では、3戦目が終わった次の練習で骨折してしまい、メンツを外れた。
4戦目。成城戦。勝ってみんなが喜んでいる中、僕は正直、少し寂しい気持ちになった。もちろん、チームが格上相手に勝つことができたのは嬉しかったが、喜びの輪の中にいれないことが悲しかった。
試合後、一人で泣いた。もう、右腕がどうなってもいいとも思った。早く戻ってみんなと一緒に練習して、みんなで勝って、みんなで喜びたかった。心の中でどう熱くなっても、骨がくっつくはずもなく、予定より2週早くギプスを外してみたものの、激痛で練習に参加することは不可能であった。密かに目指していた学習院戦にも当然間に合わなかった。
 
これまで、チームが勝った時に寂しい、という気持ちになったことはなかった。今年の春の防衛戦で、チームが喜んでいる姿を外から見ていても、悲しい、という感情は一切芽生えず、メンツを見ていて、ただただ純粋にみんなかっこいいなぁ、すごいなぁ、と思って勝利を祝福するだけであった。
しかし、今年の春シーズン最終戦である九州戦で、チームが数年振りに勝った時には、勝利の喜びをグラウンドで分かち合えた。あの最後の試合終了の笛が鳴った時、本当に嬉しかった。冗談抜きにして人生で一番嬉しかった。あの勝利の味は忘れない。本当に気持ちよかった。
また、勝ちたい、と感じた。
 
対抗戦最終戦。学習院戦。勝ってみんな喜んでいた。このとき、また、どこか寂しい気持ちになってしまった。熊谷での試合で、自分たちの学年が引っ張るチームが勝利したのに素直に喜べていない自分が恥ずかしかった。グラウンドで体を張り続けた同期が羨ましかった。自分もあの場所にいたかった。
学習院戦での勝利は九州のときの何十倍も何百倍も気持ちよかったに違いない。自分もその勝利の味を味わいたかった。
もう、これ以降、人生でスポーツの勝ち負けにここまでこだわることはないであろう。
 
対抗戦は終わったが、幸い、最後に定期戦が二つ残っている。最近骨折から復活し、名古屋戦のメンバーに選んでいただいた。
 
勝ちたい。勝ってみんなと喜びたい。
 
最後の最後、もう全ての怪我を忘れて思いきりプレーする。対抗戦に出ることができなかった悔しさをすべてぶつける。特に明日は、酒井や江村、和宏や岡本など、同じポジションで試合に出られない人たちの分の気持ちも背負っている。絶対に抜かせない。意地でも止める。何が何でも前に出る。
覚悟をもって名古屋を倒しに行きます。
 
次は今シーズン大活躍の鉄本にお願いします。

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