ラグビー部リレー日記

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自己責任

投稿日時:2022/08/08(月) 21:33

1年の宮田からバトンを受け取りました、4年の平岡です。宮田は1年生ながら公式戦にスタメンで出て、粘り強いキャリーと激しいタックルで活躍しています。新歓の際には他部と迷っていましたが、ラグビー部に来てくれて良かったです。まだあまり話せていないので合宿で仲良くなりましょう。

先日から山中湖の東大の寮に泊まっての合宿が始まった。山中湖で合宿を終えたのちは、4日ほど間隔をおいて菅平でまた1週間ほど合宿をすることになる。合わせると2週間近くの合宿になるが、去年一昨年と合宿を行うことができず、駒場での校内練習であったことを考えると、非常に恵まれた機会を得られている。個人的には自分は幼稚園の頃からラグビーを始めて、小学1年生の頃から菅平には10回以上行っていたので、最終年にまた菅平に行くことができるのは良かったし、試合で活躍して行きたい。
さて、この合宿が始まる1週間前に東大の院試があった。自分が希望している研究科は他の研究科よりも試験が早く、7月に卒論の中間諮問を受けてからすぐに筆記試験の準備をすることになり、出願はそれ以前の6月の第1週までに書類や振込を行った。その際に部員の中では有名になっているが、自分にはトラブルがあり、今回は注意喚起と教訓を詳しく話したいと思います。
自分が引っかかったトラブルは英語試験のTOEFLのスコアについてのトラブルである。東大の多くの研究科では出願や書類選考の際にTOEFLのスコアレポートを送る必要があり、自分の研究科ではTOEFLスコアを6月の出願までに出し、1ヶ月後の7月の初めまでにスコアレポートを研究科に送らなければ英語試験は無効になってしまう形になっていた。当然その前に余裕を持って試験を受ける必要があり、自分は5月の半ばにTOEFLのオンライン形式の試験を受け、出願の1週間前にはスコアが出るようにしていた。しかし、スコアが一向に出ず、メールや電話でも問い合わせても何も好転しなかった。最終的に期限の8日前に再受験し、あわや留年というところであった。部員からは散々煽られたが、最終的にはなんとかうまく行った。ただ、1年を無為に失う可能性が大いにあった。
今回のことで自分が学んだことは3つあるので、院試や将来的に外部試験を受ける可能性のある後輩はザッと見てもらえたらと思います。
まず一つは期限には余裕を持つこと。自分はTOEFL試験の要項について確認が遅く、見た時には既にオンライン試験でないと間に合わない状況になっていた。特に3年生で英語試験が必要な人はよく期限を確認しましょう。TOEFLなどの試験は遅延の恐れがあることが明記されていて、入試ではそれは本人の責任になる。授業が始まる前の3年の1~3月の対面での受験を強く推奨します。2年生以下もよく覚えておきましょう。
二つ目は早めに対応をとること。自分は出願までにスコアが出なかった時、メールで7月の書類選考の期限までには間に合う見込みと連絡されいたのを受けてかなり楽観視していた。その最終期限の2,3週間前になって慌て出し、最後に受けた試験は8日前とかなりお粗末なものだった。これはTOEFLにメールすれば何かしら対応してスコアを出してくれるだろうと思っていたのが大きく、再受験するしかないと気づいたのは10日前であった。もし、スコアが出願までに間に合わなかった際には早めに再受験をしましょう。遅延はいつまで遅れるかは分かりません。ちなみに1回目に受けた試験は3ヶ月経った今も結果が出ていません。
三つ目は早めに周りに相談すること。自分は事態がうまくいかなかった時に周りに聞いても権限のある人はいないと自分で抱えていた。家族に相談される形で教授や研究科の事務などに大量にメールを送った。その際に教授にアドバイスをもらい、また、研究科にメールを送ったことで本来は規定されていない試験の切り替え(スコアが出ない1回目の試験でなく2回目の試験を受理する)が認められた。英語試験以外にも何かトラブルがあった際には信用のある人に相談しましょう。決してTOEFLのネガキャンではありませんが、外部試験のオペレーターに電話した際には、スコアが出るまで待てとだけ言われてメールを切られました。そういう意味ではオンラインよりは試験を公正に行ったことを保証し、それに責任を持ってもらえるテストセンターでの受験を強く推奨します。オンラインだとトラブルに対しての保障や責任が自分にしかないので自分のようなトラブルもあります。
かなり限定的な話になってしまいましたが、一番言いたいのは責任を持つことです。期限をよく見る、トラブルがあったら連絡する対応させる。仕方ないかで時間を浪費するのはよくないですし、テストのような規則やルールが決まっているものは自分で受験資格を満たす責任があります。そのために交渉することは交渉し、自分の見れる範囲で事態が進んでいるようにすることは外部試験では鉄則だと思います。また、自分が対応をとっていることを試験の責任者や事務に細かに連絡しましょう。東大の事務はそういうところはかなり拾ってくれているようです。それに依存してはダメですが、ダメな時には早めに細かに報告して申請しましょう。結局うまくいかない人はどこかしら自己責任なところはあるので、それは真摯に受け止めてそうならないように前々から対処しましょう。

次は4年の榎園にバトンを渡します。最近、他のチームの試合状況を調べることが多いですが、試合を初めとした活動報告や発信は東大が一番なんじゃないかと思っています。試合の配信や部内の雰囲気の発信などチームカラーなどがよく見える形になっていて、榎が築いてきてくれたこの状況にこの場で感謝を言いたいと思います。

すいか

 written by 宮田 尚弥 投稿日時:2022/08/07(日) 11:51

玉代勢さんからバトンを貰いました1年の宮田です。玉代勢さんは都立高校出身ということで親近感を持っています。今度スモブラで焼肉でも奢ってください!



 



最近の僕は合宿の長さや練習以外でやらなければならないことの多さといったことで大学部活の厳しさを痛感しています。家のベットが大好きな僕にとって慣れない環境で寝るのは苦痛なことで合計の合宿日数が15日と聞いたときには部活辞めたくなりました。



 



ラグビーを始めたきっかけは高校の時、新歓で部の雰囲気の良さとこれしかないという直感的なもので決めました。その直感は当たっていたようで、生活の中心はラグビーに、ラグビーをするために学校に行き、授業は部活のための休憩時間になりました。



 



大学でも初めはサークルにはいろうと思っていたものの、打ち込めるものがやっぱり欲しい。色々迷った末打ち込むなら部活だと、ラグビー部に入りました。大学でのラグビーはやはり高校とは違い、スイカを着て80分間試合に出させてもらった際はプレーの質やスピード、パワー全てが完全に上回っていると肌で感じました。ラグビーが新たな顔を見せてくれたのだと思います。



 



趣味があまりなく、飽き性な僕にとってラグビーは最も打ち込めるものであり最も長く続けることになるものです。大学で僕がラグビーをする意味はラグビーをより長く続け、その面白さをさらに見つけることのように思えます。いくら合宿に行くのが嫌でもラグビーを楽しむためと思えば我慢できるはずです。



 



次は4年の平岡さんです。個人的に名前のかっこよさが玉代勢さんとのツートップです。

うまみ

投稿日時:2022/08/05(金) 14:01

練習チームの後輩である奥山からバトンをもらいました、4年の玉代勢です。奥山は去年の新歓時から真面目で1番まともな後輩だと思っていましたが、最近やばい一面もちらほら見えてきてラサールの系譜をしっかり継いでいることがわかりました。



 

気がつけばもう8月で、これから怒涛の合宿期間が始まります。コロナの影響で2、3年の時は中止になってしまったので、3年ぶりの合宿になります。行けること自体に感謝して合宿に臨みたいと思います。

 

僕が合宿で忘れられないのが、高校1年生の時に昼飯で出てきた牛丼を食べきれずに吐いてしまったことです。食べ物を吐いたのは記憶のある限りこれが最後で、それ以降合宿が辛いものとして記憶されてしまいました。そして牛丼もずっと嫌いになってました。濃い味付けを体が受け付けなくなってしまったのですが、去年ようやく牛丼のうまさを思い出しました。


 

合宿がきついのは当然のことではありますが、それ以上に得られるものも大きいと思います。

 

まずはラグビーに関わる時間が多くなるため、ラグビーの理解度が深まることです。試合も予定されていて、プレイ機会も増やすことができます。合宿に行く一番大きな目的はやはりラグビーが上手くなることだと思います。

 

そして、部員と共に過ごすことで結束力が高まります。チーム力の向上はラグビーのプレーにも直結すると思います。僕はいままで自分がどうやって合宿を乗り切るかということばかり考えていて、周りのことをあまり見れていなかったような気がします。今年は特に周りの人とのコミュニケーションを積極的にしたいと思います。

 

合宿に行くという経験ができるのも人生で最後だと思うので、悔いのないように全力で乗り越えてきます。そして合宿のトラウマも克服したいと思います。



 

次は一年生ながら既にスイカを着る宮田にバトンを回します。同じスモブラなのですが、まだまだ喋ることが少ないので、次スモブラ開催するときにどこに行きたいか教えてください。

Nontitle

 written by 奥山 敦裕 投稿日時:2022/08/02(火) 18:00

4年生スタッフのあしゃさんよりバトンを頂きました2年の奥山です。
あしゃさんは、部の運営に関する膨大な業務を行う姿はさることながら、戦術のミーティングも興味深そうに聞いていた姿が印象的です。

今回は僕が東京で一人暮らしさせてもらっている家について書こうかなと思います。

部員の多くはご存じかと思いますが、駒場キャンパスの正門から徒歩2分のとこにある僕のアパートには、3年生の安富さん、池田さん、1年生の千秋くんが住んでいます。2階建て8部屋の一般学生向けの賃貸アパートで4人も東大ラグビー部員ってすごいことですよね。
去年までは部員が僕だけだったのですが、今年から上の3人が入居しており、一気に賑やかになりました。

一部の部員にはこの環境をうらやましがられたり、一方ではオフの時も部員が近くにいて可哀そうなんて言われたりしますが、今の住まいについて思うことを書いていこうと思います。
・近さ
 これは言うまでもないです。特にラグビー部の練習は一日の始まり、もしくは終わりに近い時間帯で活動するので、その活動場所に住まいが近いのは、時間を有効に使えていると感じます。また、駒場キャンパス内で大学の授業が完結する2年生までは電車通学などをする必要がないこともgood point です。
・立地
駒場に家があるということは、渋谷と下北沢まで歩いて20分ほどで到着するという非常に恵まれた立地にあることを意味します。地方出身で東京の地理勘が全くない自分が、どこかへ用事があって移動するにしてもとりあえず渋谷まで行ければ何とかなるので、非常に助かっています。一方で、閑静なところにあるので、都会にいることを忘れるほど、家にいる時間はリラックスできます。
・友人を呼びやすい
グラウンドから近いので、アパートによく部員が遊びに来ています。時々、近くにある業務用スーパーマーケット「肉のハナマサ」で肉を大量に買って、焼いて食べる会を「ハナマサ会」と称して行っています。外食するより、安く済みますし、4,5人で騒いでも声量は(後述するように)森の中に殆ど吸い込まれていくので、多少は大丈夫な点をとても気に入っています。

ここまでは良い面を書いてきましたが、一点だけ気になる点としては、あまり綺麗ではないことがあげられます。
三方向を森に囲まれているため、アパートの廊下には虫が多発します。某先輩のように、散らかして、部屋に虫が出たなんてことにはなりたくないですが、最近は片付けを行うまでの体力が残されておらず困っています、、。
片付けをしなければならない段階に至ったときには母親の力を借りたいと常々思います。


ですが、先日体調を悪くした際に、池田さんがすぐにゼリーやOS1等を買ってきてくれ、頼れる人がすぐ近くにいるというありがたい思いをしました。僕も今度、3人のうち誰かが体調を崩したら、温かいうどんでも作って持って行ってあげようと思いました。

ちなみに自分は、中高6年間のうち、最後の2年間を鹿児島の下宿で暮らした経験があり、今の住環境は当時と良く似ているなと感じます。携帯を自由に閲覧でき、ネット環境も充実されている点や食事や洗濯を自分でしなければならない点などは異なりますが、親しい方々が自分のすぐ近くで生活していること自体を懐かしく感じます。
周りに知っている人が誰もいない中での一人暮らしも不安ですし、かといってラ・サール中学の寮みたいに、何をするにしても常に友人が隣にいてパーソナルスペースが欠片もないような環境も今では気が滅入ると思います。
なので、今の環境は両者のちょうど間にあるような感じがし、気に入っているのだと思います。当時も今も自由に残された時間や体力に余裕があるわけではないですが、とはいえ、昨年と比べると慣れが生じて時間の使い方も上手くなったように感じ、一人暮らしならではの自由さをある程度自分の中で享受できるようになってきたので、今後とも最大限自分が成長できるような生活を送っていこうと思います。

最後に、来年以降の更なる部員の入居を待っています!

次は4年生の玉代勢さんです。練習チームでもお世話になっていますが、去年の新歓でタッチフットを一緒にした時からかっこいい人だなと思ってました。残りの期間でかっこよさの秘訣を解剖していけたらなと思います。


 

Phantom

投稿日時:2022/07/30(土) 00:47



   最近かなり話してくれるようになった前川からバトンを受け取りました、4年スタッフの谷田です。大切な一選手として、一刻も早く復帰してくれることを願っていますし、そのために最大限のサポートをさせてもらいたいと考えています。前川の質問には奇遇にも、今回のリレー日記をもって返答できそうですね。



 次回にラグビー部最後のリレー日記が控え、今回こそは内容も文量もライトな文章を書こうと近頃頭を悩ませていたのだで、自分の趣味について語りたいと思う。

   私は、クラシックバレエをしている。
 そこでバレエについて少し。

 バレエはとても難しい。上手な人たちは簡単そうに踊っているように見えるけれど、一つの動きだけでも頭から爪先まで神経を張り巡らせ、全身の筋肉を上手に使わなくてはならない。バーレッスン(バーと呼ばれる手すりで体を支えながら行う基礎練習)ですら、集中力とインナーマッスルの保持でヘトヘトになるし、ジャンプ力と体力も必要で、普通にハードワークだ。しかもマスクを外さず踊るものだから、酸欠で死にそうになる。また残念ながら、昔バレエを辞めてから水泳・バスケットボール・テニスなどを経験してしまった私は身体の使い方や筋肉の付き方が変わってしまったようで、上手くできず先生に怒られてしまうことが多々ある。 
 幼少の頃もバレエを習っていたのだが、当時上手だなあ、綺麗だなあと思って憧れていたお姉様方と同じぐらいの人たちが、今となっては年下であるというのも変な気持ちだ。実力が進歩していない(むしろ落ちている)ままで辞めたときから時間が止まってしまっている自分にとっては、彼女たちは年上に見えるような気もする。しかし、いざお稽古が終わってみると高校の制服を着ている、なんてことが何度もあった(シンプルに東京の女子高生が大人っぽいのに驚嘆する自分もいる)。


 だけど楽しい。
 はっきりと分かりやすく、正しい、美しいとされている動きのスタンダードがあって、そこを目指して改善点を見つけ、苦手を集中的に練習して潰して、それができたらちょっと難しい振りを練習して、の繰り返しだ。敵は文字通り自分だけで、それだけにできない原因がクリアで立てるべき対策が分かりやすい。動きの改善がそのまま表現の改善につながる。

 また、心身の健康が促進されている。少し悩むことがあっても、バレエをすれば全てが解決できるような気持ちになる。日々の煩わしさを忘れて、自分だけの世界に没頭できる。シンプルに体を動かすことが好きだなと思うのもあるが、自分のためだけに、好きなことに強制的に集中する時間を持つことが私の生活スタイルと性格にすごく合っているようだ。以前あるラグビー部の方が、私が悩んでいるのか気にかけて「運動習慣は大事だよ」と声をかけてくださったのだが、本当に大事だなと心から感じている。
 素直で熱心だったあの頃の気持ちを思い出せるのも私にとっての魅力の一つである。教室に入った時の汗と木の香りが混じった独特な匂い。シューズを履いた時の身が引き締まるような感覚。ハードな練習で攣りそうになる足の痛み。お稽古が終わってシニョンを解いた時の頭の開放感。些細な感覚の一つ一つが私にとって懐かしく、慕わしい。

 さらに、自分が再び(ある意味で)選手という立場になることで、選手として日々邁進する部員のみんなのことを理解するのにも役立っている気がする。高校まで自分も選手として活動してきたとはいえど、大学に入ってから一定期間選手という立場を離れると、みんなが練習中に考えているだろうこととか、上達しようという熱意とかそう言ったことへの感覚が薄れていたと感じる。それを再び徐々に取り戻せているような感覚があって嬉しい。
 
 バレエは私にとって、一生大事にしていきたいと思える趣味である。運動能力が衰える前に一刻も早く再開したいとずっと思っていたし、両親からも「もう一度バレエをしてほしい」と延々と言ってもらっていたにも関わらず、高校の頃は「受験が落ち着いたら」、大学に入ってからも「勉強が落ち着いたら」と、昨年までコロナ情勢を含めた色んなことを言い訳になかなか始められずにいた。しかし今年ようやく始めることができ、心からその時間を大切に生きられている。ほんの週1,2時間だが、今の私が私らしく生きるために、部活の次に必要なものであるので、今後も細々と続けて実力を伸ばしていきたい。

 現役部員はご存知の通り最近ショートヘアにしたが、バレエにおいては間違いだったようなので、今後は我慢が続く限り髪も伸ばしていきたい。今の髪型が気に入ってしまっているので、どうしようか悩みものだが。

 柔軟性が低いラグビー部の部員たちは、一緒にストレッチ頑張りましょう。私も頑張ります。

 ここまで、趣味の話にお付き合いいただきありがとうございました。一言でまとめてしまえば、ラグビー部のみんなでいう麻雀のようなものだということですかね。



 次は、ラグビーに熱くひたむきに向き合う奥山にバトンを回します。奥山と話す機会はそんなに多くはないですが、話す度にその真面目さと心に秘めるアツさに感嘆しています。彼もようやく長らくのリハビリ生活を乗り越え、陰ながら今後の活躍を楽しみにしている選手です。
 
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