ラグビー部リレー日記

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活気づく

 written by 木下 朋香 投稿日時:2019/05/15(水) 15:04

入部したてのおとなしくて落ち着いているという印象が完全に人違いかと錯覚させるほど元気に先輩をいじり倒すようになった垣内くんからバトンを受け取りました、3年スタッフの木下です。
私は頑張って減量するので垣内くんは頑張って増量してください!!


新歓期もひと段落し、ようやく入部してくれる1年生が確定した。

今年度はプレーヤー18名、スタッフ8名とたくさんの新入生を迎え入れることができ、部室の雰囲気が一層華やかで鋭気に溢れているように感じる。
私たちスタッフ陣は今シーズンに入ってから4人で運営してきた。8人の新入生を迎え入れたいま、スタッフの人数はこれまでの3倍となった。1ヶ月前には予想だにしなかった、できなかった光景を見ている。


1年生はシフト制なので、毎日だいたい8人程度で練習を回している。
まだ1年生が本格的に練習に参加し始めてから2週間しか経っていないが、すでに今まで4人で練習を回せていたことが不思議でならない。というより今までできることはしていたつもりだったが、もっとグラウンドでこんなにもできることがあったと日々痛感している。

今まではけが人が出たらビデオはDLに頼み、水出しは練習中のプレーヤーに自分で取りに来てもらい、時には練習を見ていてくださるコーチの方が手を差し伸べてくれる。そんな状況の中でグラウンドでスタッフ組織として十分なパフォーマンスができていたとは言い難かった。


人数が増えて、それに伴いビデオの数も増やしていただき今では1つの練習をいろんな角度から振り返れるように複数台のビデオに撮ったり、今まで手薄になりがちだった1年生の練習でも経験者や未経験者に別れてもそれぞれのビデオを撮ることができ、怪我の対応にもきちんと手を打つことができる環境が整った。
1年生のスタッフのみんなはまだ覚えたてで、今は私たちが練習中に指示したことをこなしてもらい、ビデオを撮ってくれる時には私たちがついて見て学んでくれている時期なので、まだ人数が増えた強みを十分に活かせる段階には至っていないが、それでもこんなにもスタッフ組織が活気付いてグラウンドで私たちがやりたかったパフォーマンスができる状態に近づいているのが嬉しくてたまらない。


1年生スタッフのみんながこのリレー日記を見てくれているかはわからないけれど、もしかしたらはじめはスタッフの仕事に慣れてくると同じことの繰り返しのように感じて面白くないと思うかもしれないし、もし部活に入っていなければと考える時が来るかもしれない。事実私も1年生のはじめの頃案外面白くないな、ほかのことにもっと時間使いたいな、と思った瞬間がなかったわけではない。
ただ1回そう思っても、今シーズンが終わるまでは少なくとも続けて見て欲しい。スタッフの仕事のクオリティを上げようと思えば際限はないし、自分が主体的に動くことができるくらい東大ラグビー部のことを理解し始められればやりたいことはごまんと見つかる。

やりたいことがあればなんでも発信して欲しいし、不満があればためらわずに投げかけて欲しい。東大ラグビー部は試せば試すだけ反応してくれる組織だから。


嬉しくも新入生スタッフ8人のうち、4人は新歓期から私と連絡をとっていた子で、入部までどんなことで悩んでいたのかを聞かせてもらっていたし私のスタッフに対する思いを共有する時間をもらった。

私が新歓期に「東大ラグビー部ではプレーヤーはラグビーを通して成長するし、私たちはスタッフとしての仕事で成長する、人のために動いているだけではない」ということを新入生に伝えていたが(覚えていてくれてると嬉しいなあ…)、その言葉には1ミリも脚色はない。自分大好きな私がほかの人のためだけに大学4年間を捧げようと思えるほど大人ではない。笑 自分が楽しいから、自分が成長できるから続けたいと思う。


今年の新入生のスタッフからはすでにとても向上心があっていろんなことを早く吸収してくれようとしているのを感じる。むしろ私たちが手薄で十分に教えられていないことがたくさんあるから、抜けていることがあればもっともっと聞いて欲しい。私たちももっともっともっとたくさんのことを伝えたい。

そしてこんなフレッシュな1年生がたくさん入ってくれた光景を目にしている今、私たち上級生スタッフも今まで以上にパフォーマンス精度を上げて、新しくやりたいことに果敢に取り組まなければいけないと実感している。新入生に追いつけないけど追いつきたい、と思ってもらえるような姿を見せていきたい。


スタッフだけではない。新入生を迎えた東大ラグビー部はこの活気を自分たちの活力にしていかなければいけないと感じている。努力しても思うような結果が出なかったりすることもあるかもしれない、頑張ろうと思った矢先怪我に見舞われることもあるかもしれない。

だけどたくさんの活気にあふれた新入生を迎えて変わらないほど東大ラグビー部は刺激に鈍い組織ではない。


年に2回のこの場で何を言おうかな~と思っているといつも長々とした文章になってしまいますがここまで読んでくださった方々、ありがとうございました。


次は、私が2年前入部を迷っていた時に「こんな同期がいるならラグビー部、いいかなあ」と思うきっかけとなった同期の倉上にバトンを回します。

新歓

 written by 垣内 太朗 投稿日時:2019/05/11(土) 22:01

試合ではチームを引っ張り、話せば笑いが起き、顔は部1番のイケメン、仕事もできる頼れる先輩トラさんこと原虎之介先輩からバトンを受け取りました2年の垣内です。



 



初めての新歓が終わった。



 



新入生と色々話した。ラグビーの楽しさ、ラグビー部の雰囲気の良さ。だが一つだけ答えられなかった質問があった。



 



 



「どうして東京大学ラグビー部に入ったのですか?」



 



 



周りのみんな(部員)は「雰囲気が良かったから」、「体験練習が素直に楽しかったから」、「高校でラグビーにはまってしまったから」とはっきり言う。



だが自分にはどうしてもわからなかった。ついつい考えこんでしまう。



思い返してみれば1年前。3月10日の合格発表の4日後、早くもグラウンドに立って東大ラグビー部の練習に参加していた。ラグビー部に入ることに迷いはなかった。それが成り行きだった。



ラグビーを始めたのは4歳の時。気づいたらラグビーがそこにあった。ラグビーを始めた理由などなかった。



だから答えられなかった。



家でもずっと考えた。まさか新歓でこんな考えさせられるとは思わなかった。それほど考えた。



結局わからなかった。と言うよりも始めた理由は必ずしも必要ないと考えた。



始めた理由よりも今自分が東大ラグビー部の一員として存在する理由の方が大切だ。苦しいときも楽しい時もいつも助け合える仲間に囲まれ、目標に向かって共に戦う。それが自分にとっての存在理由だ。



 



新歓で多くのことを学ばせてもらった。この経験を生かして春シーズン、そして対抗戦へと頑張っていきたい。



 



最後までお読みいただきありがとうございました。



 


次は、最近後輩から「丸い」と言われていたともかさんに回したいと思います。

For the team

 written by 原 虎之介 投稿日時:2019/05/11(土) 14:07

優しさの象徴のような存在の頼れるフロント、角田さんからバトンを受け取りました、原です。



早稲田戦の感想でも書いたが、チームは今ピンチである。一人一人が最大限チームのためにできることをしなければならない。そうしても入れ替え戦にいけるかどうかわからないが、そうしない限りいけないどころか対抗戦惨敗するであろう。3年生は学年mtgで、学年でチームのためにできることを4つ考え、そこだけは徹底することにした。また、一人一人がチームのためにできることを考え一個徹底してすることにした。こうやって段々とチーム全体で一つになってチームのためにできるようになっていき、どれだけ強いチームになるかが楽しみでもある。for the teamとよく言うが、これはきれいごとではなく全員が本当に意識して取り組まなければならない。1.2.3.4年生が一枚岩となれるようなチームをみんなで作っていきましょう。



 



面白い内容ではなかったですが、以上です。



 



次は三銃士にも選ばれなかった、垣内にバトンを回します。

当たり前

 written by 角田 慎之介 投稿日時:2019/05/10(金) 23:35

練習中に良いフィードバックをすることで定評のある矢野からバトンを受けとりました4年の角田です。

新歓代表を務めるなど、なにかとバタバタしていた4月も終わり、もう5月も中旬に差し掛かろうとしている。
昨年8月に右膝の怪我をし、手術をして以来長らくDLをやってきたが、徐々に練習に復帰し、次戦からようやく試合に復帰することができる。今までチームに迷惑をかけた分、練習でも試合でもチームに貢献し、仲間から信頼されるプレーヤーを目指して日々精進していきたいと思う。

突然だが「当たり前」という言葉にみなさんはどんなイメージを持つだろうか。
意味を調べてみると1番最初には、「だれが考えてもそうであるべきだと思うこと。」と書いてあった。おそらく多くの人がこの意味で当たり前という言葉を捉えていると考えて間違いないだろう。

私のこれまでの今シーズンの取り組みの反省として、チームのことを考える際に、既に存在する前提の中でどうチームを良くしていくかという視点でしか物事を考えられていなかったことが挙げられる。去年から学生主体というものを掲げてここまで作られてきた「当たり前」の中の枠の中で考え、枠自体を疑うという視点を持つことがあまりできなかった。

しかし、学生主体を掲げるからには自分の行動もチームの在り方も自分たちで決定しなければならない。日々を過ごすうちにいつの間にか当たり前が形作られていくが、漫然と現在の状況に流されるのではなく、常により良いあり方を模索するべきだと思う。

以前深津HCが”Comfort Zone”から踏み出せとおっしゃっていたが、それは自分の中にいつの間にか作られた当たり前を見つめ直し、アップグレードしていく作業だと自分なりに解釈している。
当たり前を当たり前として流すのではなく、自ら主体的に考えた最善の行動を当たり前として習慣付けるようにしていきたい。

当たり前は手強い敵である。
しかし、高い水準を当たり前とできれば強力な味方となる。
考えることをやめず、常に向上心を持って当たり前を塗り替えていきたい。

いつも抽象的な文章になってしまっている気がしますが、ここまで読んで頂きありがとうございました。
次は3年生になりチームを引っ張る存在になっている原にバトンを渡します。

 

余裕があることの大切さ

 written by 矢野 翔平 投稿日時:2019/05/09(木) 13:09


最近イライラしている藤井からバトンを受け取りました、3年の矢野です。

私ごとですが、三年生になってから暇な時間が増え日々充実した生活を送っています。2年生までは勉強が忙しく部活があってもなくても常に勉強に追われていましたが三年生になってからは一旦その勉強をやめ、本当に今したいことしなければならないことについて考えようと思い時間に余裕を持たせることにしました。すると、今まで抑えてきた様々なことをやりたいという欲望が一気に解放され、時間に追われていた時よりも時間を有効に使えるようになりました。勉強に追われていた時は、勉強をしなければという考えが頭の片隅に常にあり、勉強以外のことをしていても時間を無駄にしているだとか早く勉強を始めなければと思い、結局イライラして何も手につかずぼーっとしている時間が多いなと感じていました。しかし、最近は特に何かをしなければならないという強い拘束はなく、毎日今日は何やろうか明日は何やろうかと自分で考えて、やりたいことをやるという時間が増えました。そこで一番自分自身驚いた変化は集中して勉強する時間が前よりも増えたということです。確かに勉強している時間は減ったのですが、自分が興味を持つものについて勉強しているせいか明らかに進むスピードが速くなり、もしかしたら質と量の両方を考慮してみると以前よりも勉強しているのではないかと思います。このような変化の他にも、高校生以来忙しくてできていなかった読書をするようになったり、部活の練習の振り返りの時間が増えたりと毎日が充実するようになりました。やはり、時間に余裕を持つということは人生を充実させるという点において重要なのだなと改めて感じました。

余裕を持つといったら、もうひとつ自分の頭の中に浮かぶものがあります。それは自分のプレースタイルのことです。自分は高校からラグビーを始めたので5年間ほどラグビーをしてきたのですが、その中で最も意識するようになったことは余裕を持つことです。これは決して手を抜くという意味ではありません。練習中でも試合中でも常に冷静に余裕を持って周りの状況を見極めその中で最善であろう選択をし続け、実際に自分がタックルやヒット、パスをするときもそのプレーに100%の力をつぎ込むのではなく80%はそのプレーにつぎ込み、20%はその後のプレーにつなげることを考えます。確かに、ひとつひとつのプレーに100%で望まなくてどうするんだという人はいるかもしれません。しかし、例えばオフロードパスをしようとするときに全ての力をヒットにつぎ込むでしょうか。そんなはずはありません。必ず次のパスのことも考えて体をコントロールできる状態で当たっているはずです。このように次のプレーを常に考え実行できる状態にしておくための余裕、これがラグビーをする上でとても大切なことだと自分は思っています。

日常生活においてもラグビーにおいても余裕を持つことが一番自分を成長させてくれる、そんなふうに考える今日この頃です。

次は長期離脱からついに帰ってくるまであと一歩の4年の角田さんにバトンを回したいと思います。
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