ラグビー部リレー日記

新年度

投稿日時:2017/04/03(月) 22:30

4年FWの佐々木さんからバトンを受け取りました、新2年マネージャーの柴﨑です。
  新年度初めのリレー日記ということで新入生に向けて何か書こうと色々考えを巡らせてみましたが、どんな書き出しもしっくりこず、書いては消しを繰り返してしまいました。そこで、今自分が思うことをそのまま書いてみようと思います。

    私は中高時代、バレーボール部に所属していました。入部当時は地区のトーナメントで一勝できれば良い方というかなりの弱小チームでしたが、顧問の先生やチームメイトに恵まれ、本気で勝ちにいくチームになろうと練習内容から日頃の生活態度に至るまで全てを変えました。高校に上がる頃には地区大会では優勝できるようになり、私たちの代の引退試合では東京都ベスト8に入ることを目標に掲げていました。進学校の母校にとってそれは現実的なものではなく、結局その目標には届きませんでした。今考えてみれば、ただの子供じみた夢のようなものであったのかもしれません。でもその時は皆がそれを達成できると信じて必死で練習していました。どんな基礎的な練習も走り込みも、辛い、やめたいと思うことこそあれど無駄だと思ったことはありませんでした。これを乗り越えたらまた少し強くなれる、昨日の自分より上手くなれると信じて毎日練習していました。
      大変失礼であることを承知の上で書きますが、この一年間ラグビー部のマネージャーとして活動する中で、この仕事は無駄なのではないかと思うことが度々ありました。水につきながら練習を眺めている、その時間を苦痛に思うこともありました。しかし、どんなに単調に見える練習であっても、選手にとっては全てが意味のあるもので、その一瞬一瞬にかけがえのないワンプレーが行われています。その中で選手は日々成長しており、その努力を見守って変化の機微に気づくこともマネージャーの仕事であると思うようになりました。この一年間、そんな大事なことに気づかず無為に過ごしてしまった自分を恥ずかしく思います。

   昨年の11月、秩父宮で試合を見る機会がありました。その日は雲一つない晴天で、秩父宮の芝生は青々としており、ラグビーに無知な私でもそこが特別な場所であるということが見て取れるほど美しい光景でした。「ここでラグビーができたら」直感的にそう感じたことを覚えています。
    今年のチームは入替戦出場という目標を掲げており、選手はそのために日々ハードな練習に取り組んでいます。マネージャーは試合の結果に直接関わることはできません。それでも、一つ一つの仕事に意味を見出し、少しでもチームのことを考え試行錯誤していけば、無駄なことなど何一つないとそう思います。昨年度の自分を省み、新たな気持ちで新年度からの練習に臨みたいと思っています。
   拙文を最後までお読み頂きありがとうございました。次は、フォトジェニックNo.1の3年FW宮原健さんにお願いします。

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