ラグビー部リレー日記

内省

投稿日時:2020/08/22(土) 04:52

同期スタッフの一人から「可愛い」と時々密かに?絶賛されている五島からバトンを受け取りました、2年スタッフの中村優希です。彼は今年のアップTのイニシャルを「Gossisy」にしていたのですが、綴りミスなのではないかと思ったことがあります笑。何故このような綴りにしたのかいつか聞いてみたいです。

 

緊急事態宣言の解除から約3ヶ月経ち、以前と同じとは言えないですが社会が活気を取り戻しつつあるなと日々感じています。


自粛期間の約5ヶ月間は、私にとっては思いがけず実家で家族と過ごすことのできた貴重な時間でした。大学のオンライン授業を受けたり塾の勉強をしたり、緊急事態宣言解除後は自動車学校に通ったり、時々妹と喧嘩したり?とそれなりに忙しい日々でした。6歳年下の妹は私と性格が真逆で面白く、一緒に過ごす時間は本当に楽しかったです。

しかし時々ふっと空虚な気持ちになることがありました。

 

この空虚さは何か。私にとっての答えは後悔、です。

例えば去年を振り返ってみたとき、大学一年生としての一年は、授業や部活や余暇などで充実していました。しかしおろそかになっていたのは、自分を成長させるための積極的な努力と言う意味での「学び」です。定期試験のための勉強はそれなりに頑張りましたが、それ以外については、昨年はまだぼんやりとしていた自分の目標を可視化させる努力をせず、何かに参加してみたり積極的に知識を増やそうとする努力をせず、現状維持に甘んじていました。明確な目標を欠いたまま、心が何処か虚ろなまま、その虚ろさを楽しさで紛らわせてやり過ごしていました。去年一年は決して無駄な時間ではなかったけれども、何かもう少しできたはずと言う未練が拭えず、それが私が去年を思い返しているときに感じる空虚さの一因です。

 

一方で、自粛期間中私は幾度も、極度のやる気消失期に直面しました。目標が明確に定まらず、机に向かってもやる気が出ず集中できず、結局無為に過ごしてしまった日が何日も(何十日も?)あります。勉強時間の記録はつけていましたが笑、勉強ができた日とできなかった日の差が激しすぎて自分でも思わず苦笑してしまいそうになります。

 

反省点としては、自粛期間中に勉強以外の「学び」にもっと積極的に時間をとるべきであったと言うこと、が挙げられます。

特に緊急事態宣言の間は、外出できず自室で一人で勉強する日が続くと考えると目眩がして体の力が抜けてしまっていました。勉強できる時間があることに喜びを感じるべきなのに、逆に時間がありすぎると勉強できなくなってしまうのは困ったものです。だから無理に勉強だけをしようとするのではなく(勉強だけをする生活を理想とするのではなく)、時間の一部を積極的にいわゆる普通の勉強以外の「学び」に充てる、すなわち自分は何を目指したいのか、という自分の目標を可視化するための読書であったり調べものであったり、部活の仕事であったり、たまには友人と遊んだり、他にも自動車学校(社会勉強にはなると思います)などです。

 

私にとって自動車学校に通い始めることは一つの大きなチャレンジでした。両親に自動車学校に通うことを強く勧められたとき、私は当初塾や大学の授業もあるし、やる気消失期が生じてしまって勉強が滞っていたこともあり余裕がないのにこの生活の中にどうやって自動車学校に通う時間を入れ込めばいいのか、と拒否していました。しかし結局父親に説得されて自動車学校に通い始めると、勉強時間は通っていなかった頃とほぼ変わらず推移しました。時間は探せば見つかるのです。

 

受験生の頃からの私の考えは、努力=それ以外のことを全くしない、と言うものでした。志望校があり、それに向けた受験勉強をしているのであれば、それ以外のことにかける時間は限界まで減らすべきであると考えていました。余暇を削るのは勿論辛いですが、辛くなければ本当の努力をしていないのだと考えていました。今思い返すと一元的で極端な考え方であるとしみじみ感じますし、今の私には通用しない考え方です。

 

今の私の考え方は、努力=「顔晴る(がんばる)」です。

 

「顔晴る」と言う言葉は、私が大いに感銘を受けた言葉の一つです。この言葉を教えてくれた方に私は、努力は辛いだけのものではない、自分が笑顔になれること、笑顔になれるようなことをすることこそが努力であるのだ、と教えてもらいました。高すぎる理想のための辛いだけの努力は、自分を追い詰め精神的余裕を失う契機になってしまいます。人と比較するのではなく、何が一番自分のためになるのかどんな自分でありたいのかに焦点を当てよう、と改めて思いました。心から笑顔になることは案外難しいものです。無為な一日を過ごすのは楽ではありますが、それで自分が本当に笑顔になるのかと考えると疑問を抱かずにはいられませんし、向上心なくただ楽しい時間を過ごすだけでは、何かが欠けているという思いが頭の何処かに残り心から笑顔になることはできません。時々SNSで毎日のようにお洒落なお店にご飯に行ったりテーマパークに行ったり郊外に遊びに行ったりしている高校同期を見かけますが、それが彼らにとっては楽しいのかもしれないとは思いつつ、いつしか全く羨ましいとは感じなくなりました笑。人には人の生き方があり、仮に自分がそのような生活をしてみたところで振り返って空虚な気持ちになることは目に見えているからです。互いに高め合える集団の中で自分自身明確な目標を持ち、余暇を大切にしつつも日々色々な物事に取り組み真面目に顔晴ることが今の私にとっての一番の充実、です。努力する価値のある目標を持てること、そしてその目標に向かって努力できる環境にあることはとても幸せなことなのだと思います。

 

ともすれば偏った思考に陥りがちであった私の考え方は、この言葉一つで大きく変わりました。以前より少しポジティブになり、完璧主義ではなくなったおかげで以前より物事に関して少しルーズになり笑、自分の精神的強さが失われてしまったのかと悩むこともありますが、これも自分の成長の過程であると信じています。


他にも自粛期間中には様々な気づきや発見があり、私にとってはとても貴重な期間でした。それらを活かし、改めて頑張っていこう(顔晴っていこう)という決意をここに述べさせて頂きます。

 

そして最後に、自粛期間が明けて忙しい生活が再開しようとしていますが、素直になって自分の言動を振り返り、自分の心と向き合う内省の時間をこれからも大切にしていきたいと思います。

 

 

次はプレーヤーとしてだけではなく、新歓委員としての活動や更にyoutubeでも目覚ましい活躍を見せていた同期の國枝君にバトンを渡します。彼も出演するyoutubeの文武両道王の動画は、私が個人的にとても面白いと思う動画の一つです。

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