ラグビー部リレー日記

バタフライ効果

投稿日時:2018/06/02(土) 19:55

大学からラグビーを始めたとは思えないアタックセンスを見せる濃野さんからバトンを受け継ぎました2年の山口です。同期のリレー日記が物議を醸しがちなので僕は真面目に書こうと思います。



 



バタフライ効果という言葉がある。非常に些細なことでも、長い時間や巡り合わせによっては非常に大きな現象へと繋がるかもしれないという考え方であり、蝶の羽ばたきのような小さな力でさえも、巡り巡って遠く離れた場所で竜巻きを起こしうるかもしれないというところから、蝶の名を取りバタフライ効果と名付けられている。



 



小さな出来事が大きく運命を変えるというのは、僕の人生にも思い当たることが沢山ある。つい先日にもバタフライ効果を思わせる出来事があった。



 



リヨン戦で相手のウイングと蹴られたボールの競り合いをしたことがきっかけに、僕のスピードが先輩方の目にとまり、伝統の早稲田戦で本職はフロントローながらウイングで試合に出場することになったのだ。ボールが蹴られたあの時、正直距離的に相手と競り勝つことは難しいだろうなと思った。大きくリードしている試合だったら、ボールを追うための一歩は出なかったかもしれない。しかし絶対にトライはさせたくないという思いから踏み出した僕の小さな一歩が、結果的に早稲田戦にウイングで出場するという大きな現象を引き起こしたのである。



 



小さなことが運命を左右するというのは、ラグビーの試合にもよく当てはまることだ。1つのタックル。1つのパス。1つのスクラム。それで試合の流れが変わり、勝敗が決するところを僕はラグビーをやってきて何度も見てきた。そしてそんな試合の流れを変えるような1つのプレーも、日頃の練習からの小さな意識の違いから生まれてくるものであろう。



 



バタフライ効果から考えれば、ラグビーでも人生でも、結局最後に笑うのは小さなことにこだわってきた人なのだと思う。



 



春シーズンが始まって早3ヶ月。まだ秋の本シーズンも遠く、そろそろ中だるみが起きてくる時期かもしれない。そんな時期だからこそ小さな妥協が、小さな頑張りが、後々未来を大きく変えるかもしれないということを肝に命じ、気を引き締めて目の前の少しずつの積み重ねに真摯に向き合っていきたい。



 



最後まで読んでいただいてありがとうございます。次はスクラムとデスボイスが大好きな主務のうーしー(山田)さんです。

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