ラグビー部リレー日記

<<前へ次へ>>

一回500円で生活を豊かに

投稿日時:2021/07/13(火) 16:11

日本語、英語、フランス語の全てが僕より遥かに堪能な甲斐さんからバトンを受け取りました、2年の鈴木陸人です。僕は第二外国語でフランス語を選択していましたが全く喋れませんし、英語、日本語も拙いです。
確かに僕は人をイジるのは大好きですが、その分最近は(特に同期から)イジられる機会も増えてきているのでどうかご容赦ください。


カプセルトイをご存知でしょうか。もちろんご存知ですよね。スーパーマーケットやファミレスなどでしばしば目にするアレです。ガチャガチャ、ガシャポンなど様々な呼称があるみたいですが、僕はガチャガチャ派です。

小さい子がガチャガチャを回して、手に入れたものを見て一喜一憂するという大変微笑ましい光景をしばしば目にします。親から貰った硬貨を入れてレバーを回すとカプセルが出てきて、中身は何だろうと期待に胸を膨らませながらカプセルを開く、そんな思い出が皆様にもあるのではないでしょうか。日本人なら誰もが通る道だと僕は勝手に思っています。

このように、小さな子供向けというイメージを持たれやすいガチャガチャですが、実はターゲットの年齢層は大変広く、商品も漫画やアニメ等のキャラクターグッズだけでなく、生き物や食べ物などの定番のものから郵便ポストや学校の机など一瞬「???」となりそうなものまで多種多様です。近年シュールなものがどんどん増えていて、虜になる人が続出しています。玩具メーカーの人たちの発想力には脱帽です。いずれの商品も細部へのこだわりが凄まじく、その分少し値が張るのですが、それでもガチャガチャ人気はとどまるところを知らず、最近ではガチャガチャ専門店も多く出現し、老若男女問わず多くの人が訪れ楽しんでいます。



僕もガチャガチャの魅力に取り憑かれた人間の一人で、最近「いきもの大図鑑」というシリーズにハマっています。亀、蟹、昆虫などのフィギュアが入手できるシリーズで、なんといってもその魅力は細部の作り込みとガチャガチャ商品とは思えないほどのサイズ感でしょう。形状、色彩ともに本物にどこまでも忠実で、可動部位も非常に多く、躍動感溢れるポージングが可能となっています。例えばオオカマキリはなんと27箇所もの稼働部位があります。さらに、付属の台座もあるのでポージングの幅がさらに広がります。また、サイズはいずれも10cmを優に超え、迫力満点です。昆虫に至っては本物よりも大分でかいです。
このように圧倒的なクオリティのフィギュアが手に入るシリーズですが、その完成度の高さゆえに少しばかり高価で、ガチャは一回500円します。ほとんどの人が高すぎると感じたことでしょう。僕も最初はそう思いました。しかし一度このシリーズに手を出すと、考えは180度変わります。このレベルで500円はむしろ安い、そう思うこと間違いなしです。このシリーズで僕が初めて手に入れたのはオオカマキリですが、組み立て終わった後の感動を今でも覚えています。後悔なんて一瞬たりともしたことはありません。
さらに、「いきもの大図鑑アドバンス」というハイグレードなシリーズもあり、こちらはガチャ一回でなんと1000円もします。流石にビックリですね。現在はヒョウモントカゲモドキとスズメバチの2種類のみですが、今後どんどん増えていくことでしょう。ゆっくり収集していきたいですね。

先日このスズメバチのガチャを回すために、わざわざ交通費をかけて某大型商業施設に行ってきました。さすがは1000円ガチャといったところでしょうか、販売機自体も通常のものより少し高級感があるように見えました。このガチャはオオスズメバチ、ヒメスズメバチ、キイロスズメバチの3種類のうちいずれかひとつが当たるのですが、いずれも僕が知っている種だったのでどれが出ても嬉しいガチャです。ウキウキで500円硬貨2枚を入れてレバーを回すと、黒とオレンジのかっこいいカプセルが出てきました。組み立て式のためその場では開けられないので、興奮の収まらぬままに大急ぎで帰宅し、部屋で開けてみると、僕は驚きのあまり言葉を失ってしまいました。パーツひとつひとつの質感とサイズ、より一層本物に忠実で高級感すら感じさせる塗装、全てが通常の(アドバンスでない)シリーズをはるかに凌駕していたのです。組み立てる前から驚きと感動の連続でした。ちなみに僕が引き当てたのはヒメスズメバチでした。オオスズメバチの次に大きなスズメバチです。細い脚を折ってしまわないように細心の注意を払いながら組み立てて無事に完成させると、再び感動。あまりの美しさだったので他の人にも自慢したくなり、写真をSNSにアップしました。ものすごい反響で、羨望の声があちこちから届きました。流石にガチャガチャ一回に1000円かけるのはやはり最初は躊躇したのですが、それでも回すことを選択した自分は間違っていませんでしたね。大満足です。いつかオオスズメバチとキイロスズメバチも手に入れたいのですが、ダブるのが怖いです。3回(3000円)で済むでしょうか。

こんな感じでこのシリーズにハマり始め、現在費やした金額は4000円です。ハマったばかりなのでまだまだ回していないガチャも多いですし、各ガチャ一回ずつしか回していないので、コンプリートしようと思うとこの何倍ものお金を使うことになってしまいそうです。流石に各ガチャ一回だけにしておいた方がいいのでしょうか。考えておきます。とりあえず今度秋葉原に行こうと思います。


この文章を読んで、ガチャガチャに、いや、いきもの大図鑑シリーズに少しでも興味を持ってもらえたら幸いです。
街中などで見つけたら騙されたと思って一度回してみてください。いきなりアドバンスを回せとは言いません。まずは通常のでいいです。生き物たちが必ずあなたの生活をより豊かで楽しいものへと変えてくれることでしょう。


次は数々の天然エピソードを持っていると噂の3年の伊藤若菜さんにバトンを回します。今度一緒にモンハンやりましょう。

 

たい。

 written by 甲斐 豊 投稿日時:2021/07/12(月) 20:18

僕のフランス語より数倍も流暢な日本語を操る1年のデルからバトンをもらいました、4年の甲斐です。デルが入るまでは同期の永山が東大ラグビー部が誇る高身長ハーフとして君臨していましたが、今は完全にそのポジションを奪われています。
 

自分がリレー日記を書くのも今回を含めて残り2回となった。普段から自分なりに色々なことを考えているつもりではあるが、いざバトンが回ってくると何故か書くことがない、という状態のことが多い。しかし何故か今回は書きたいことが幾つかあったので、ちょっとずつ色々書いていこうと思う。
 

今年のスーパーラグビーが面白かった。NZの国内大会であるアオテアロアは接戦が多く見応えがあったのと、自分の好きなハイランダーズに日本代表の姫野が加入し、王者クルセイダーズ相手にアウェーで勝利を挙げたりトランスタスマン大会では決勝に進出したり、非常に応援し甲斐があったので楽しいシーズンとなった。ハイランダーズはNZの5チームの中でもオールブラックスが少ない上主力に怪我が多発するなど苦しい状況の中でも結果を残しており、リクルートの面で決して恵まれていない東大ラグビー部としては見習うべきところが多いように感じた。特にトランスタスマンに入ってからのハイランダーズの躍進は、堅いDFと確立された得点パターンに支えられていた。タックル成功率は全チーム中トップクラスで、ラインアウト起点の設計されたサインでトライを量産した。チーム内の規律と一貫性が高く、試合前に良い準備をしていることが容易に想像できた。僕らも今年の春シーズンを全勝で終えられたことは素晴らしいことではあるが、ペナルティが多かったり、ターンオーバーボールへの反応が悪かったり、キックオフリターンに苦しんだり、まだまだ改善すべきところはたくさんある。夏もいい練習をして、ハイランダーズのようなタレントは多くないがチーム力で勝ちを掴むラグビーを目指したい。
 

スーパーラグビーが終わった後はツール・ド・フランスを追いかけるのが楽しい。時差もあるので中継は見れないが、今年は公式があげるハイライトのクオリティが高く十分に楽しめる。今年は有力選手が多く落車に巻き込まれた影響もあり総合優勝争いの方は差が開いてしまいあまり盛り上がっていないのが些か残念だが、それ以外で明るいニュースがあった。マーク・カヴェンディッシュの活躍だ。ツールでは2016年にステージ優勝をあげたのを最後に、落車などの影響で不調が続いており引退説も流れたカヴェンディッシュだが、今年のツールではここまでにステージ4勝をあげ、通算勝利数歴代最多タイの34勝に並んだ。不調を乗り越え大記録を打ち立てる復活劇に、これまで怪我が多かった自分もなんだか元気をもらった気がする。今怪我で長期離脱を余儀なくされている部員にも見てほしいなあ。カヴェンディッシュが優勝できる可能性のあるステージはあと2つほどあるらしいので、単独での最多通算勝利数を達成できるか、注目したい。
 

最後の春シーズンが終わった。思えば2年の春シーズンは勝ちなしだった上に後半怪我で離脱しており、3年のときはコロナで練習すらできておらず今まであまりいい思い出がない。今年は試合に勝てたことももちろん良かったが、大きな怪我なくここまで来れたことが自分の中で一番嬉しいかもしれない。思い返すと大学入学以降、怪我による長期離脱なしでプレーを続けた最長は3,4ヶ月だった気がする。去年の10月末に捻挫から復帰して以降、肩鎖とか小指の脱臼とか小さな怪我はあれど約8ヶ月継続してプレーをできている。自分基準だと8ヶ月はすごい数字なのだが、入部して以降DLに入ったことがない人なんかもいるわけで、やっぱこれまで怪我しすぎてたな、と思う。このまま引退まで無怪我で行けるように頑張りたい、なんて書くとフラグっぽくなってしまうので嫌だが、また怪我人が増えつつあるチームにおいて、プレーできる状態でいることは最大の正義と言っていいと思う。何をしてでも最後まで生き残りたい。
 

以上まとまりのない文章になってしまいましたが最後まで読んでいただきありがとうございました。
次は部室で誰かがイジられているときに一番嬉しそうに笑う2年の陸人にバトンを回します。

新環境

 written by 池田 怜央 投稿日時:2021/07/07(水) 14:54

初めまして、一年の池田怜央です。ブロンコマニアの平川からバトンを受け取りました。彼はSHなのに声を出さないのですが、とても優秀な選手です!

 

僕は、父がフランス人ということもあり、幼稚園から高校卒業までフランスの教育を受けていました。日本語はフランス語、英語に続く第3言語で、書くことが苦手です。おかしな文章かもしれませんがご容赦ください。

 

まず、日曜日の入部式について、OB、保護者、部員の皆様に感謝の気持ちを伝えたいです。大雨の日でしたが、いずれこれも良い思い出になると思います。

 

また、僕のつたない日本語を聴いて対応してくれる同期にはいつも有難く思っています。毎日のキツイ練習でも元気な笑顔を見せてくれるので、個人的にも力が入ります。未経験者も多いのですが、みんな成長が早く、期待できる20人の仲間です。僕らの学年みんな、4年間楽しく仲良く過ごしましょう!

 

次に、僕のラグビー経験について話したいと思います。僕は7歳からラグビーを始めましたが、今と全く環境が違いました。15年間香港で育ち、Valley Fort RFCというクラブに所属していました。駒場のような学校のグラウンドとは違い、山の頂にある中国軍の基地内のグラウンドで練習をしていました。Valley Fort RFCは香港でのプロチームで、プレーヤーがボランティアでジュニアコーチをしてくれていました。彼らは世界各地から来ていて、Super Rugby、PremiershipやTop 14で活躍していた選手ばかりです。僕の当時の同期の中で、今母国を代表している選手やプロの選手も数々います。こういった恵まれた環境で育ったのに、僕のレベルが低くて恥ずかしいです。今後もっと強くなるように頑張ります!

 

最後まで読んで頂きありがとうございます。

次は、僕みたいにフランス語を喋る、かっこいい四年の甲斐さんにバトンを渡したいと思います。

投稿日時:2021/07/05(月) 21:00

はじめまして!ラグビー部1頼れる先輩、齋藤先輩からバトンをいただきました、一年平川です。齋藤先輩は一年生にも気さくに話しかけてくださる、とても優しい先輩です。

僕たち一年生は、先日七月四日日曜日にラグビー部の入部式に参加させていただきました。新型コロナウイルスが蔓延する中、オンラインという形でもわざわざこのような場を設けてくださった皆様に大変感謝いたします。抱負でも語ったように、支えてくれる方々に感謝しながら同期たちと高め合い4年間過ごしていきたいです。

このリレー日記を書くにあたって同期の辻のリレー日記を読んでみましたが、彼が膨大なラグビーの知識を持っているのも関わらず、ラグビーに興味を持ったのは2019年W杯の後だと言うことに驚きました。辻は女の子との噂が絶えませんが案外一途なところもあって、そこもまた彼の魅力の一つだと思います。彼のそんなところが窺えるようなリレー日記でした。その真摯な彼はこれからの練習でも僕たち一年生を引っ張ってくれることでしょう。(もちろん僕も引っ張るよう頑張りますが)

今年の一年生は未経験の人も多いですが、なんとかプレーを向上させよう、上手くなろうと言う気持ちが強いなと思います。僕は高校もラグビー部に所属していましたが、これほどまでの向上心は持ててなかったと思います。そんな彼らに負けないよう僕も練習前に自主的に走ったりしていますが、何もしていない一年でもたまに一緒に走るとめちゃくちゃ早くて驚かされます。入部式で山口さんがおっしゃったように僕もこの代はなかなか期待できるのではないか、と一緒に数ヶ月練習して率直に感じます。

僕は高校ではCTB/WTBをやらせてもらっていましたが、外側だとボールをもらう回数がどうしても少なくなってしまう、もっとボールを触りたいと思い大学ではFWかインサイドのBKをやりたいと思っていました。今は体の小さい人が多いSHに落ち着いていますが、SHとしてのスキルを伸ばしつつ、他のポジションも目指して行けたらいいなと思います。同期ではシニアに上がる奴もちらほらいますが、僕はSHとしてはまだまだひよっこなのでJrで基礎を磨いて先輩たちに追いつけるよう努力していきたいです。

と、ここまで長々書きましたが自分でもあまりまとまりがなくて題名に困ってしまいました。題名何にしようかな、と思っていたところ、ちょうど今僕の好きなバンド、King Gnuの『傘』が流れてきたので、最近めっちゃ雨降ってるしこれでいっかと思い題名は『傘』にしようと思います。KIng Gnuの『Vinyl』、『Bedtown』は個人的にかなりおすすめなので気が向いたら聞いてみてください。

次は一年の期待の新星池田怜央君にバトンを渡します。彼がフランス語で日記を書かないか心配ですが、もしそうだとしても、僕がドイツ語の授業で重宝するDeeplという翻訳サイトを使えば多分大丈夫です。

頭を打って考えたこと

 written by 齋藤 海杜 投稿日時:2021/07/04(日) 23:48

ノリの軽さとハートの熱さが同期でも1番な北野からバトンをもらいました、4年の齋藤です。彼は普段は一発ギャグとかモノボケの悪ノリをしょっちゅう繰り広げてますが、やる時はめっちゃ真面目で頼れる男です。







はじめに更新が遅くなってしまいすみません。紹介でもありましたように、僕はこないだの試合で脳震盪をしてしまい、バタバタして失念しておりました。担架で運んでくれたり、いろいろ手配してくれた部の方々には感謝しています。病院まで着いてきてくれた永山もありがとう。また両親にはzoomで観てるところをびっくりさせてしまい、おまけに東京までお迎えさせてしまいました、心配かけてすみません。







今回の脳震盪は、既往歴もあってこれまでとは事情が違い、まだ今後のプレーの目処はわからない状況です。もしプレーができなくなったらってことを考えた時、自分が部にいる存在意義とか価値が唐突にわからなくなりました。部の仲間と一緒にいるのは楽しいのですが、今年の部の目標に対して自分が何かできるかと考えると途端にイメージがぼやけてしまいます。今年はFWリーダーをやりたいといってシーズンに臨んだのに、練習を見学している今はチームに貢献できてる実感が無くなってしまいました。今までいかに、単にプレーする以上にできることを考えられていなかったか痛感しました。




 

考えると、去年のシーズン頭は競争意識に燃えていて、良くも悪くも自分にフォーカスが向いていましたが、その意識が最高学年になってからもいまいち抜けきってなかったように思います。北野も書いてますが、最高学年としてチームを引っ張る立場の以上、他のメンバーに対してもっと働きかけるムーブメントを起こさないといけません。練習中の取り組みや声かけもそうだし、生活習慣やトレーニング、部のルールなど、日々の行動から質を高めて、後輩たちの手本になる必要があります。これは多分僕に限らず四年生に言えることで、今は杉浦や甲斐のキャプテンシーに頼ってる部分があると思います。四年全体がもっとプラスアルファでやることをやって、チームを盛り上げよう。







それと下級生は、僕がそうだったように、自分のことに精一杯な場合もあると思います。それこそ未経験だったとしたら、毎日のラグビーの練習の復習で手一杯でしょう。まずは自分のことにしっかりフォーカスを当てて、練習で成長できるよう頑張るのが自分にもチームにもいい効果をもたらすと思います。現状では栄養やS&C、メディカルなど各部門でスタッフさんがいいサポートをしてくれてきますが、それをプレーヤーがフルに活かせているでしょうか?トレーニングや栄養、睡眠は練習と同じように大切な要素なので、その辺の基本的な部分がしっかりできるようスタンダードを一度見つめ直そう。今の飯の量で身体はデカくなるのか?トレーニングは足りているのか?試合に出て活躍するのに必要なことを考え、少しでも日々の活動を向上させるのが目標達成に必要なことだと思います。練習もトレーニングもできていない僕がいうのも烏滸がましいですが、明学を倒すって目標をもっかい思い出して、ひとまず春シーズンの試合を勝って締められるように頑張っていきましょう!











最後までお読みいただきありがとうございました。次は常にクールな一年の平川にバトンを回します。彼は毎練習後欠かさずブロンコを走り、他の部員をしばしば苦行に誘うことから一部で「死神」と呼ばれ恐れられています。僕はこないだの都立大戦はリザーブだったのですが、試合直後にブロンコに誘われて戦慄しました。DLに入ってしまったので、いよいよ彼とのブロンコライフが始まりそうでいまびびっています。


 

 

«前へ次へ»

2025年8月

アーカイブ

ブログ最新記事