ラグビー部リレー日記

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音楽の力

投稿日時:2019/09/25(水) 23:40

自分が今一番仲良くなりたいと思っている垣内さんからバトンを受け取りました1年の三方です。実は話しかけるチャンスをいつも窺っているのですが、結局深く話をしたことはほとんどありません。垣内さんが喜々として話しかけにいく同期の岩下や曽根がとても羨ましいです。

初めてのリレー日記ですが、入部動機や自己紹介に関しては特筆すべきものも無いので、突然ですが僕の一番の趣味である音楽について書かせていただきます。

僕は音楽が大好きだ。ロックやボップに始まりパンクやサイケデリック音楽など、様々なジャンルの音楽を聴く。部室で時々開催されるイントロクイズ大会で僕に敵う部員はそういないでしょう(前原さんを除く)。どれほど好きかというと、高校の同期とビートルズのコピーバンドを組んで、地元の公園の子ども達の前で演奏したり、新歓期には身の丈に合わないと思いながらもバンドサークルへの入会を本気で考えていたほどです。そんな僕が考える音楽の魅力は色々とありますが、その一つは「聞いていた当時の思い出や記憶を呼び起こす力」にあると思います。ビートルズのサウンドに乗って甦る中学生の頃の思い出。フジファブリックやゆらゆら帝国を聴くと浪人時代を思い出してちょっぴり甘酸っぱい気持ちにもなります。音楽を聴くたびにその当時の記憶が甦り、時には感傷的になり聞けない曲も出てきます。

僕の高校のラグビー部では、夏休みに2回の合宿が行われます。そのうち6泊7日の練習合宿では、その当時の3年生が自分の好きな曲を一人一曲ずつセレクトしてプレイリストを作り、練習前に流すという慣習がありました。この合宿は本当にえげつなくキツいので、練習前に聞く音楽にも並々ならぬ感情が生まれます。特に心の中に強く残っており、今でもイントロを聴くだけで身の毛がよだつ曲があります。高2の頃に聞いたYUIの「SUMMER SONG」です。YUIの声は非常に美しく、男子校で女性のいない状況下にある僕たちにひと時の安らぎを与えてくれるため、当時の先輩方は他の曲を飛ばしてこればかり流していました。その一方、「夏が来るから海へ行こうよ♪」などという、山奥の菅平にいる僕らには無縁な世界を想像させる歌詞で、絶望を与えてきます。合宿中はこの曲にとても助けられましたが、合宿の辛さを鮮明に思い出してしまうため、今では友人がこの曲をカラオケで歌うだけで寒気がしてしまいます。素晴らしい曲なのに、非常にもったいない話です。

今年の夏休みにあった東大ラグビー部として初めての合宿でも、僕は心を落ち着かせるため、寝る前と練習前に同じアルバムを聴き続けました。結果としてそのアルバムの曲にどハマりしましたが、トラウマになるほどの思い出は出来ませんでした。これは僕がラグビーを楽しむことが出来ているからなのか、それとも昔のように自分を追い込めていないからなのか、正直分からないです。ですが自分自身の成長のために、練習前に聞いているヴァン・ヘイレンの「Jump」がトラウマになるくらいの練習をしていく所存です。

稚拙な文章でしたが最後までお読みいただきありがとうございます。次は新歓期に僕を含む多くの一年生からイケメンキャラだと思われていた2年の石田さんにバトンを渡したいと思います。
 

お野菜

 written by 垣内 太朗 投稿日時:2019/09/23(月) 19:43

いつも可愛がっていただいている鈴音さんからバトンを受け取りました2年の垣内です。色々な方面にコミュニティを持ち、活発に活動している姿がとてもかっこいい先輩です。ぜひまたご飯に誘ってください

対抗戦が2戦終わりました。2戦2敗ととても厳しい状況ですが、自分に何ができるのか考え続け、勝利へと邁進していきたいと思います。

さてラグビーから少し離れて食事の話をしたいと思います。増量、体調管理などスポーツ選手としてとても大切な食事ですが、自分には昔から好き嫌いが多く、野菜と分類されるもの全てが嫌いです。野菜でなくても嫌いなものは山ほどあります。おそらくこの世に存在する食べ物の4/5は嫌いです。

この好き嫌いの多さには本当に悩ませされてきました。小学校の頃の合宿では野菜が食べられないために食事がほとんど摂取できず、合宿中はあと何回食事が終われば帰れるのかだけ考えていました。そのときにはよく「大人になれば好き嫌いはなくなる」と言われてきました。本当にそうなるのかずっと疑問でした。
中学になってやっと野菜を口にすることができるようになりました。もちろん嫌いなことに変わりはないのですが、食べることができるようになったことで合宿が少し楽になりました。しかしそこでの問題は野菜を食べるには好きなものを食べるより何倍も時間がかかってしまうことです。もともと食べるのが遅いのにさらに時間がかかってしまうという致命的な状況です。
さらにこの好き嫌いは食べる順番にも影響を及ぼします。お腹いっぱいの状況で嫌いなものを食べるとどうしても戻してしまうことが多いのです。なので、食事が出てきたらまず嫌いなものを全て食べてしまわないといけません。牛丼を食べるにしても玉ねぎを全て食べてからお肉とご飯を食べるのです。先程話した通り嫌いなものを食べるにはとても時間がかかりますので、自分が嫌いなものを食べ終わった頃には他に人をほとんど食べ終わっています。やっと好きなものが食べると思った頃には周りに人がいません。

食が細いというのは本当につらいものです。周りからは笑われたり少し怒られたりします。「なんで野菜も食べられないんだ」という人がいますが、「なんでお前は身長が小さいんだ」と言っているのと同じです。そういう体なのだからしょうがないのです。

野菜が食べられたらと思うことはよくあります。50のメニューがあっても美味しく食べられるのは10あるかどうかです。食事巡りなるものは自分には一生できないでしょう。野菜が食べられたら1日3回の食事がどれほど楽しかったでしょうか。

結局20になった今でも好き嫌いは治りませんでした。今でもいつか治ると信じていますが、恐らく好き嫌いがなくなる薬が開発されない限り、無理でしょう。同じ悩みを抱える人に共有できれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございます。次は1年生ながら対抗戦で活躍する三方にバトンを渡したいと思います。新歓以来全然話してくれないのは自分のせいなのでしょうか。
 

レガシー

 written by 西山 鈴音 投稿日時:2019/09/20(金) 08:30

杉井くんから光栄な紹介を預かりました3年スタッフの西山です。
杉井くんは合宿以後、スタッフと同じ練習開始30分前に集合し仕事を手伝ってくれているので、スタッフ一同感謝しかありません。いつもありがとう!早いプレー復帰を祈ります。

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2019年9月20日。ラグビーワールドカップ2019 日本大会の開催日。
ラグビー部員として、いちラグビーファンとして、この日が待ち遠しかった。この日にリレー日記を書けることを心から光栄に思う。

【レガシー legacy】
レガシー は「遺産」「先人の遺物」と訳される単語だが、スポーツ大会においてレガシーは「有形・無形問わず、大会をきっかけとし社会・地域・人々の心に残るもの」という意味合いで捉えられる。オリンピックをはじめとする主要なスポーツ大会においてレガシーの創出は使命とされている。
今回のラグビーワールドカップ2019 日本大会(以下RWC2019 日本大会)でも、ラグビー文化の普及促進のみならず、日本国内においては震災復興や地方創世への貢献、国外においては日本独自のラグビー文化”one for all, all for one””ノーサイド”の波及や国際的な取り組みによって世界の発展と平和に寄与することなどがレガシー創出のターゲットとなっている。実際にRWCのムーブメント最中にいる今、私自身、自分の住んでいる地域がラグビーで盛り上がってきていること、全くラグビーに関係のない人からRWCの話をされるようになるなどRWCの影響を感じることは多く、大会のターゲットとなるレガシーも良い形で残るのだろうと期待している。
このように、スポーツはもはや競技者とファンのためだけのものではなく、社会・地域・人々にも影響を与えるものに変化しつつある。

学生スポーツにおいてもレガシーは大事な概念であると思う。自分たちのチームの活動・プレーが、チーム外の人・環境またはチームの未来に影響を与えることは大いにありうる。
先日、対抗戦B交流会(シーズン前に所属校8校が交流する会)に参加させていただいた。その会の締めの言葉にて、東大ラグビー部の青山監督が「対抗戦Bは『善いラグビー』をしよう。強ければいい、勝てばいい、のみではなくグラウンド内外において『善いラグビー』をすることが対抗戦Bの使命だ」と仰った。
私はこの『善いラグビー』こそが対抗戦Bリーグ所属校としてのレガシーだと強く感じる。対抗戦Bにて『善いラグビー』が実行されモデルケースとなれば間違いなく他リーグにもそのレガシーが波及し、大学ラグビー全体で『善いラグビー』が実行されれば他スポーツにも『善い』レガシーは広がる。たかが学生スポーツかもしれないし、テレビで試合が放映されるようなリーグではないが、それでも対抗戦Bは大きな力を持っていると確信している。

2日後には対抗戦Bリーグ第2節がある。
勝敗にもこだわるし、勝ちたい気持ちは十二分にある。ただ先ずは、プレーヤー・スタッフ共々対抗戦Bの名に恥じない『善いラグビー』をしたい。
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駄文をお読みいただきありがとうございました。
ラグビーワールドカップの応援も勿論ですが、ぜひ対抗戦Bリーグの応援も重ねてお願いします!!日本のラグビーを盛り上げましょう!

次は、今年度全試合スタメンで出場し活躍する2年垣内くんにバトンを渡します。入部時から”推し”の垣内くんの紹介に緊張して平凡な紹介になってしまいました。

鎖骨

投稿日時:2019/09/18(水) 23:04

意外と財布の紐がかたい濃野さんからバトンをもらいました杉井智哉です。



 



僕はこの前の山中合宿中の試合で左鎖骨を骨折してしまい、現在練習できていません。だから怪我について書かせていただこうと思います。



 



正直僕は今まで、怪我をした時に多少の無理をしてでも早く復帰する事は良いことだと思っていました。なぜならその方が練習量も増えるし、試合に出るチャンスも増えるからです。しかし現在同じくDLで2年生の先輩である今塩屋さんのリレー日記を読んで考えが変わりました。(http://www.turfc.com/blog_detail/blog_id=21&id=1377)



実は僕は東大ラグビー部のリレー日記が好きで入部前からよく読んでいたのですが、初めてこの日記を読んだ時は他の真面目な日記とは少し毛色が違い、この人ふざけてるのかなと思いました。しかし、入部して暫く経ち今塩屋さんと話す機会も増えてその考えに触れるうちに感化され、今塩屋さんの真面目さとこの日記の真意を理解する事が出来るようになり、考えを改めようと思いました。



 



たしかに、ただでさえあまり上手くない自分が練習しないで周りに差をつけられないだろうか、とか対抗戦シーズンが始まったからADくらい参加してチームに貢献したい、といった焦れったい気持ちは、試合で同期が活躍するたびに感じることはあります。ですが、DLでもパスやキックなどの基本的なスキルを磨く、体を大きくする、などして成長する事は出来るし、スタッフの仕事を手伝ったり、外から声をかけたりして、チームに貢献する事も出来なくはありません。だから今塩屋さんの言う通りまず焦らずじっくり鎖骨を治すことに専念したいと思います。



 



次は、東大ラグビー部が誇る、仕事が出来る美人マネージャーの鈴音さんにバトンを渡します。




 

いろんな世界

 written by 濃野 歩 投稿日時:2019/09/16(月) 19:57

有能スタッフの1年原ちゃんからバトンをもらいました濃野です。また飯行きましょう原ちゃん!

 

調子が悪いと「なんでこんなに自分は雑魚なんやろ」って思ってしまう。そうするともっと調子悪くなってしまう。コンディションを保つのは難しいなといつも思う。特に自分の場合は調子が悪いと顔に出るらしい。
この前後輩に「のうのさん元気ないですね」と言われてしまった。悔しいことにまさにその時ベンチに座りながら「ああ、今日のプレーはなんか微妙やったなあ。最近こんなんばっかやな。」と思っていたところだった。

本当にポジティブな人間だったら練習が終わると、明日また頑張ろう!と切り替えられるはずなんだけど、ぼくは家に帰ってもそんな感じのまま過ごすことがたまにある。
実家にいた頃は親とか兄とかに「負のオーラ撒き散らすなよ」と叱責されて「うるせえなあ」と喧嘩し始めて、しばらくは激しい言い合いになったり時には殴り合いにまで発展したけど、不思議と喧嘩が終わった頃には気分は晴れて負の気持ちはリセットされる環境にあった。男3兄弟だから多分そんな感じでストレスを発散するのがベストだったように思う。思春期の男はぶっきらぼうだから「話聞いたろか?」と言われたら逆に「なんもないわ」と閉じこもってた気がする。

 

でも、高校卒業して大学に入って実家から離れて一人暮らしを始めたからその環境はなくなってしまった。だれも喧嘩ふっかけてくれることはないから、発散されずにストレスが溜まっていく。1年の頃は本当にしんどかったなあ、と思う。東京の人混みとか田舎から来た者にとってはめちゃくちゃストレスだったし、知ってる友達なんかほぼ0だし、毎日ヘトヘトに疲れ切って家に帰ってた。

 

なんてことを思い出していると、ふと思った。
「あの頃に比べると、最近は結構マシになってきた気がするぞ」と。
なんでやろなと考えていたら、自分の持ってる世界があの頃とは比べものにならないくらい増えてることに気がついた。
あの時持っていた世界は「授業」と「部活」の2つだけ。大学は友達がすぐにはできなかったし、東京の人と地元にいた頃の友達の距離感の違いに戸惑っていたし(単にぼくの友達作りのスキルが弱かっただけかもしれない)、周りが頭良すぎて自分の凡庸さに失望してた。部活はラグビー部に入ってある程度友達はできたけど、ラグビーは大学から始めたからわからないことだらけで、うまくいかないことが多くてしんどかった。

 

それから3年経っていまぼくが持ってる世界は格段に増えた。「授業」「部活」に加えて「バイト」「研究室」「プログラミング」「読書」…などいろんな世界を持てるようになった。「バイト」と「部活」は全く関係ないから、一方の調子が悪くても、もう一方に影響することはほとんどない。「授業」でついていけなくても得意な「プログラミング」の世界に没頭して心が満たされれば「そういや今日授業わからんところあったな、見直そうかな」という気持ちになる。持ってる世界がたくさんあればどれかがダメな日でも、他の世界に入ればぼくの心はまた充電されていく。だから、また頑張ろうと思える。

 

だから、大学院の試験の直前に夏合宿があって、合宿中に勉強しなきゃいけない環境でも頑張れたのかもしれない。「院試」の世界で「やばい、このままじゃ受からん」と心をすり減らしても、「部活」の世界に入れば、身体を動かして充足感を得られる。ラグビーがしんどく感じても、世界を切り替えて勉強してれば元気が湧いてくる。

 

そもそも心が強い人は多少のことがあってもビクともしないと思うし、もしかしたら意外とぼくはメンタルが豆腐なのかもしれない。他の人なら「まあこんなもんやろ」と自分で見切りをつけて自分の心を守る術を上手に使いこなせているであろうシチュエーションでも、ぼくは自分へ正当な評価ができていなくて過度に自分に期待してるから凹むのかもしれない。もしそうだとしたら、自分でプレッシャー与えて自分でへなってるという、この上なくダサい人間なのだが、まあそんなものはぼくの性格なのだから言っても仕方ない。

 

さて、明日も研究室の中間発表頑張るかあ。大人数の教授の前で発表するの緊張するし怖いなぁ。質疑応答の時間が1番怖いねんぁ。なんであの時「やらせてください!」なんて言うてしもたんや。まあ、でもやるしかない。

 

中身のない文章ですみません。次は上級生とごはんに行くことが大好きな杉井にバトンを回します。

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