ラグビー部リレー日記

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汗・耐久・密着

 written by 岩崎 滉 投稿日時:2025/07/28(月) 15:45

  金大さんからバトンを受け取りました、1年の岩崎です。熱い紹介文をありがとうございました。金大さんは後輩の僕にもよく話しかけてくださってとても感じの良い先輩です。社不だという噂を聞いたことがあるのですが、僕はそうは思いません。

 さて、今回の日記は新入生らしく「ラグビー部に入って変わったこと」を書いてみます。コンタクトスポーツの洗礼を受けた3ヶ月間の価値観変化をまとめます。
 

①衛生意識が薄れた

 ラグビー部に入って一番変わったことと言えば、自分の周囲に占める汚いものの割合が増え、それに伴い汚れに寛容になったことです。例えば、練習中はずっと動いているのでみんな汗をかきまくります。そういう人たちとコンタクトをするので、嫌でも汚くなります。初めてのコンタクト練習で、汗でびっしょりになった相手のシャツを手で掴んだ時の不快感がとても印象的でしたが、次第に「どうせ汚れるなら」と納得できるようになりました。部室もしばしば汗臭いし汚いですが、すっかり慣れてしまいました。ちなみに自分は汗臭くないと自負しています。
 

②街中での当たりが強くなった

 この数ヶ月で体重がそこそこ増え、元々細身だった僕の体も世間では中程度の重量になりました。以前は駅などの混雑する場所で人と当たるとふらふらとよろけてしまい苦杯を舐めさせられていましたが、今は体がぶつかっても体勢を崩さずに颯爽と去れる場合が多くなってきました。ただし、意図的にこちらに体当たりをしてくる通称「ぶつかりおじさん」に先日ノミネートされた時は、避ける間もなくヒットされゲインラインを後退させてしまいました。増量がんばります。
 

③パーソナルスペースが狭隘化した

 当たり合いや密集が多いスポーツだからでしょうか、ラグビーをやっていると他者との物理的距離が近づきます。身体が密着するということに自分が慣れていくし、そもそも周りの部員たちが距離近めで接してくるんですよね。一人の体積が大きい分、人と人との隙間が埋まっていくということも考えられます。大学生の期間で女性と密着する時間とラガーマンと密着する時間と、どちらが長くなるのか楽しみです。
 

ラグビー部は良いところです。引き続き応援よろしくお願いします。

部員の皆さんも、身体を当てあって切磋琢磨していきましょう。
 

 

 続いては、福元組のボス、福元倫太郎さんにバトンを渡します。主将についてまだ知らないことも多いのですが、どうやらすごい人らしいということを最近知り始めてきました。怪我から復帰して、福元さんをキャプテンたらしめるプレーもたくさん拝見しております。対抗戦全勝へチームを引っ張り続けてください!

黄金世代

 written by 辻 金大 投稿日時:2025/07/27(日) 18:27

細尾からバトンを受け取りました、4年の辻です。リレー日記を読んで、細尾が暑がりということに衝撃を受けました。今年4月に会った時にはサラサラヘアーのセンターパートになっていたので、汗と無縁の爽やか系だと思っていました。今年も暑い日が続いていますが、負けずに乗り越えましょう。



 



毎回書く内容に悩みながら執筆していたリレー日記も、通常回は今回がラストになりました。最後に印象に残るような面白い文章でも書きたかったのですが、僕のおつむでは限界があるので、今回は同期紹介をしたいと思います。過去に同期の誰かがやっていたかなと探してみましたところ、全員を紹介してる人はいなかったため、これでいきたいと思います。1年生の頃からするとたくさん減ってちょっと増えてという感じで、現在は全部で10人となりました。



・石澤

誰もが認めるハードタックラー、ざわきゅん。タックルのみならず、パス・ラン・キック全てを備えた選手です。とある試合での裏チョンをいじられていましたが、元SOなのを感じる強いキック力を持っています。僕は彼のキックフォームがとても好きです。あと、最効率で単位を要領良くかっさらう姿も素敵。



・片桐

魂の復活を遂げた、オシャレ番長の片桐。未経験らしからぬセンスで魅了する、ラグビーでも非常にオシャな選手です。1年生の合宿のADで自分の髪を払った隙にトライされたシーンが印象的ですが、最近の試合では果敢にタックルにいっています。あと、浪人の深みを感じる人間性が良い。



・猿渡

仙台が生んだ稀代の巨人、猿渡。入部当時から大きいなとは思っていますが、今でも会うたびにその大きさに笑ってしまうくらい、素晴らしい体躯をしています。ラグビーにおいてはスクラムやタックルの細部にこだわり、独自の理論を構築しています。最近は研究室が大変そう。



・倫太郎

ラグビーの生き字引、倫太郎。様々なラグビー選手の出身校・スクール・兄弟関係に至るまで、色んなことを知っています。豊富なラグビー知識と全国トップクラスの囲碁の実力に裏打ちされたラグビー戦略を、パス・ラン・キックで実現します。頭の回転がとても速く、普段の会話でも圧倒されます。



・細谷

同期きってのいじられキャラ、細谷。中高サッカー部・現役合格・元テニパという陽キャ要素をふんだんに詰め込んだ細谷ですが、3年生ごろから一気にいじられキャラに転じたように思います。駒場近くの細谷家で提供されるご飯が絶品とのことで、ぜひ一度食べてみたいです。



・なおや

ふくらはぎがとても大きい、なおや。生まれながらの筋肉質な体に、カッコいい顔がとても羨ましいです。コンタクト際のインパクトが凄まじく、爆発力が魅力です。僕が1年生の時に同期を下の名前で呼んで仲良くなろうと努力していた名残りで、今も「なおや」と呼んでいます。



・ゲント

ミスターキング、ゲント。FWの大黒柱として常に先頭を走る姿が印象的です。インター仕込みのコミュ力で、同期・先輩・後輩・コーチ・他校の選手など、あらゆる人間と瞬時に友達になります。十数年海外で過ごしていましたが、そのブランクを感じないほど日本語能力を回復し、大学の単位数も僕の上をいっています。TOEFLの点数分けてください。



・鷲頭

憩いの場、鷲頭。石澤に匹敵するタックルの名手で、自分の間合いで確実に相手を仕留めます。普段のまとっている雰囲気がとても穏やかで、自然と心を許してしまう包容力を持っています。どうやら今年から受験生になったみたいで、夏や秋には模試も控えているそうです。みんなの受験生応援リレー日記を読み返すのはいかがですか。



・はると

東大の韋駄天、はると。なんといってもストロングポイントはその俊足で、最近はそこに体の強さも加わって倒れにくくなりました。会うたびにどちらが先に挨拶できるかの勝負が開催され、僕が先手を取ると返事が返ってきません。勝負が終わったらノーサイドなので、挨拶してほしいです。



ラグビー部人生も残り約5ヶ月となりました。悔いのないように、同期はもちろん、部員全員で頑張っていきたいです。



 



続いては、生粋のスプリンターである岩崎にバトンを渡します。入部式での挨拶がとても印象的で、陸上からラグビーへの挑戦、個人競技から団体競技への挑戦、についての熱い思いに胸を打たれました。現在はケガでプレーを見れていませんが、復帰した際にはぜひその快足を見せてください!

夏という季節

 written by 細尾 匡彦 投稿日時:2025/07/21(月) 15:00

 広常さんからバトンを受け取りました、2年の細尾です。広常さんはいろんな人のことを気にかけて積極的に声をかけにいく姿が印象的な、コミュニケーション能力の非常に高い先輩です。広常さんの気遣い力や人と接する姿勢はチームに不可欠だと思いますし、一人間として見習いたいかぎりです。アナリスト業務は文字通り手探りですが、期待に応えられるよう尽力したいと思います。

 私は8月生まれということもあってか、夏という季節に対する思い入れが人一倍強いと思います。好きな色は青色や水色ですし、これまでに熱中してきたアーティストや楽曲、印象に残っている小説や映画、アニメなどといった創作物を振り返ってみても、夏を舞台・題材にしたものがほとんどです(具体例を挙げているとキリが無いですし、本題にはつながらないので割愛します)。
 しかしながら、「好きな季節は?」と問われると、「夏だ!」と即答はできないのです。夏はあまりに魅力的な季節ですが、私にとってあまりよい印象のない季節でもあるのです。

 理由は単純。とにかく暑い。
 極度の暑がりなので、6月下旬の時点でもうすでに苦しくなってきます。8月半ばなどもってのほか、「家から出てくるな」といわれているような気にもなってきます。まあでも、それはみんな同じでしょう。しかし、次の要素が私にとっては致命的なのです。
 私には、気分転換や思考の整理、暇つぶしなどで、いろんなことを考えたり思考をすっきりさせたりするために何かと散歩に行く習性があるのですが、夏はあまりにも思考に耽るような落ち着いた散歩に向いていないのです。冬はとりあえず着込んで防寒具で武装すればなんとでもなりますが、夏はそうも行きません。立っているだけで汗が噴き出してくる灼けるような暑さの中で落ち着くほどの精神力はありません。散歩で精神を保っているといっても過言ではない私にとって、散歩に出ることすら億劫になる夏にあるイベント―とりわけ試験など―は軒並み僕を弱体化させます。今現在も気分の上がらない中で試験対策に追われ、恐らく過去に何度も取りあげられたであろう夏という季節を題材に、僕の書いてきた文章の中でもこれまで以上に薄い内容を急いで書き上げるという愚行に出ているわけです。夏が悪い(すみません文才がないだけです)。
 そういう意味で、あまり好きになりきれない季節です。もちろん、誕生日があるしいい思い出も山ほどあるので嫌いにはなりませんから、絶妙な季節とでもいうべきなのでしょうか。

 次は4年の金大さんにバトンをお渡しします。主務としてチームの意見をまとめる頼れる先輩で、アナリストに挑戦したいと相談したときも後押ししてくださいました。主務は意見が集まってくる難しい立場だとは思いますが、陰ながら応援しています。頑張ってください!


 

筑波のロマン

 written by 広常 航平 投稿日時:2025/07/18(金) 23:52

東大ラグビー部が誇る坊主の川口からバトンをいただきました、3年の広常です。

HPの写真からは想像もつかないほど頭がさっぱりしてしまった彼ですが、大学で心機一転始めたFWとして練習でよく先輩に褒められているのを目にします。ウエイトやグラウンドで行うS&Cセッションの時にはよく僕に質問してくれる一方、体重は何故か整数値で出してくるなどよくわからないヤツですが、いずれにせよ期待の高いルーキーなのは間違いありません。
ちなみに僕はエンドロールで感傷に浸れる程度に心にゆとりのある人が好きなのですが、映画が始まってるのにバタバタとシアターに入ってくるのもゆとりのない行動で僕はあんまり好きじゃないですね。川口に残されている道は遅刻しないよう気をつけるか、寛容な彼女を見つけるかの2択だと思います。

 

先日、茨城県のつくば市に行ってきました。今回はその顛末を記したいと思います。

 

早朝の合同練習を終えすぐさま出発。まず最初の目的地はつくば宇宙センターです。見学ツアーの予約時間に間に合うかはかなり微妙でしたが駅までの爆走と文明の利器つくばエクスプレスの力もあり、奇跡的にギリ間に合うことができました。秋葉原-つくば間を45分で結ぶスピード感には驚きです。ただ運賃が高いのが玉に瑕ですね。もうちょっと安くなってほしいものです。


到着後受付を済ませ、すぐにバスに乗って宇宙センター内の普段立ち入れないセキュリティエリアへ。まず訪れたのは宇宙飛行士養成棟です。宇宙服や歴代の飛行士の肖像などが飾ってある部屋を見学した後、この棟の目玉である「閉鎖環境適応訓練設備」も見ることができました。閉鎖環境訓練と聞いてピンと来た方もいるかもしれませんが、この棟にある宇宙服や肖像、訓練設備は漫画『宇宙兄弟』にも登場します。漫画さながらの世界観を体感することができました。
 

続いて一行は宇宙飛行士養成棟を後にし、ISS「きぼう」運用管制室へ。宇宙飛行士を地上で支える管制官たちの様子を間近で見ることができました。現在ISSミッション参加中の大西卓哉飛行士をモニター越しに見れるかなと少し期待していたのですが、残念ながらISSは深夜で飛行士は就寝時間でした。ちなみに“CREW WAKE  06:00:00”とあり、(アウェーで合同練習だったので)俺の方が2時間も早く起きてるやんけ、と謎の優越感を得ました。
 

ツアーが終わると次は展示館「スペースドーム」へ。有料ツアーは大人気で予約が取りづらいのですが、こちらは無料で見ることができます。こちらもとても無料とは思えない充実度の高さで面白かったです。こっちだけでも行く価値あるかと思います。


一通り見学を済ませ、センターから市営のレンタサイクルを少し走らせると筑波大学が見えてきます。ここまで長々と筑波宇宙センターの話をしてきましたが今回の主目的はこちらの方。筑波大学蹴球部・ラグビー部の見学をさせていただきました。両部の皆様、突然の訪問だったにも関わらず受け入れてくださりありがとうございました。
 

蹴球部では、練習内での学生スタッフ全体としての活動やフィジカルコーチ、トレーナーの活動を実際に見ることができました。筑波大の蹴球部といえば天皇杯でJリーグのチームを度々破ってきた言わずと知れた強豪ですが、実はコーチングも含めた運営のほとんどを学生スタッフ、学生コーチが担っています。学生だけでもここまでできるのかというのには驚きでした。
 

またラグビー部でもトレーナー、S&Cスタッフとお話しさせていただくことができました。こちらは完全アポなしで伺ってしまったのですが時間をとってくださり、非常に有意義な時間となりました。ありがとうございました。僕はS&Cスタッフの方とお話しさせていただいたのですが、対抗戦A所属のチームともなると人も環境も整っているかと思いきや少数精鋭で、環境面ではむしろ東大に近い中で活動しているとのことで非常に興味深かったです。今後も交流していければと思っています。




宇宙開発と、サッカーの天皇杯や関東1部・ラグビーの対抗戦Aに感じるロマンはどこか似ている気がします。それはおそらく、スケールの大きいことを成し遂げる組織、集団に対して感じるロマンなのだと思います。僕も日々適当に過ごすのではなく、デカいスケールで志高く部活に臨んでいきたい。そんなことをふと思う訪問となりました。




次は期待のアナリスト細尾にバトンを渡します。この間一緒に飯に行ったのですが、変わり無いようで安心しました。東大のアナリスト業務は未開拓なところも多いですが、だからこそ細尾には頑張って分析の礎を築いてほしいです。

独断と偏見によるトイレ

 written by 川口 一彰 投稿日時:2025/07/14(月) 20:18

 最近復帰したラグビー部4年のイケメン片桐先輩から受け継ぎました、1年の川口です。片桐先輩はユーモアがあり、朗らかな笑顔で話しかけやすい雰囲気を持ちつつ、集中するときは他を寄せ付けないオーラを出すなど、純粋にかっこいい先輩で、尊敬しています。

 1年生のトップバッターとして、とても緊張していますが、頑張って書いていきます。さて、僕が5,6月に体調を崩していた時、一日に多いときは10回以上トイレに行くという日々が続いていました。そのおかげというかなんというか、自分の家からラグビー場までのトイレがある程度頭に入っています。そこで、自分の家の近くである筑駒から東大駒場キャンパスのラグビー場まででトイレに困る人のためにルート上にあるトイレからトイレティアリストを作ろうと思います。
 


ティアD


駒場東大駅前公衆トイレ


 


臭いし汚い。僕はこの匂いのせいで一度吐きました。ですが、匂いがやばくないときや汚くない時もあるので、その時だけが特別悪かったのかもしれません。またチャレンジしてみたいと思います。


 


ラグビー場のトイレ


 


本当に汚いです。ですが、やはり部室棟から徒歩3秒という近さは非常に魅力的です。このトイレのお陰で何度も助かっているという恩も含めてこの位置です。


 


ティアC


コンビニのトイレ


 


掃除の回数が視覚化されているものの、使用者の質が悪いことが多く、便器が汚いことも多いです。できることなら使いたくないトイレです。


 


ティアB


駒場野公園のトイレ


 


トイレ掃除を必要としないトイレと言うだけで日和ぐらしにはありがたいです。しかし、セキュリティ面や衛生面が不安なため、積極的には使いたくない場所です。


 


ティアA


自宅のトイレ


 


神。とても安心できる。しかし、僕の家のトイレは何故か換気ができず、冗談抜きでトイレの中と外で気温が5~10度違うので、快適とは言えないのが玉に瑕です。もしかしたらサウナーなら有効活用できるのかもしれませんが、僕にはうまく使えませんでした。


 


5号館のトイレ


 


綺麗なので常時使用できるなら確実に使うのですが、そもそも5号館自体鍵が空いていない場合が多く、早朝や土日はほぼ使用できない。この唯一の欠点さえなければと思う日が何度あったか数え切れません。


 


ティアS


7号館のトイレ


 


綺麗な上、早朝や土日でも使用可能です。控えめに、神。



 いかがだったでしょうか。この僕のリレー日記によって、一人でもトイレ難民を減らし、今まで救えなかった漏らし族を救い、巡り巡って世界平和に貢献できたら嬉しいです。

 次は、3年の広常さんにバトンを渡します。ジュニア時代にアップやウエイトなどで様々なアドバイスをしていただきました。これからも広常さんにはアップなどでお世話になると思うので、よろしくお願いします。

 ところで、広常さんは映画のエンドールを最後まで見る人が好みとのことですが、映画のオープニングに遅刻してしまう僕のようなタイプはどうですか?
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