ラグビー部リレー日記

無駄

投稿日時:2020/11/28(土) 12:33

一年の関戸からバトンを貰いました財木です。
今年の一年の仲は良く、中でも関戸は一年からとても人気なようで、関戸の写真で癒される人もいるようです。
そんな彼のランニングフォームは野球部らしい綺麗なフォームで、入念にアップする姿とのギャップにやられそうな時があります。


私事ではありますが、この秋から建築学科に進むことが叶いました。
ようやく教養学部から解放されたと思う間もなく、想像以上に重たい課題に追われる毎日を送っています。
僕が建築学科を志したのは高3の終わりくらいで、理由にはやはり死ぬことが怖いことが関わっていました。
死ぬことが避けられない以上どう生きるかを考えた結果、自分が生きた証を遺したいというように考えるようになり建築学科を目指しました。
中学時代、イギリスにいたころヨーロッパの様々な建築を見る機会がありましたが、その国、地方、地域によって毛色が異なり、昔確かに人が生きていたんだと感じさせるものだったからこそそう思ったのかもしれません。

しかし何百、何千、何万年という単位で考えた際、建築という形あるものは、いつかは壊れてしまいます。
そうするとたとえ自分の生きていた証を遺せても、それもいつかはなくなってしまい、完全にいなかったものとされてしまうのかもしれないなと悲しくなります。

そう考えると自分が今していることも全部無駄なんじゃないかと思ってしまうときがあります。
ラグビーですら長いことやっているのに簡単なパスひとつできない。
まだラグビーを始めて日の浅い人の方が上手いことなんていうのはざらにあります。

そんな僕が大切にしている言葉が一つあります。
それは「最後の最後まで味方でいてくれるのは過去の自分」というものです。
本当に辛くなった時、自分を支えてくれるのは過去の自分が何をしたのか、何をせずにいられたか、だと思います。
前者はいたく単純で、例えば「試合で活躍できた」だったり「苦手なDFを少しずつできるようになってきた」といった達成感に近いものです。
後者は「部活を辞められたけど辞めずにいた」だとか「休みたかったけど休まずに練習に行った」だとかの、誘惑に打ち勝って自律できたものと言えばよいのでしょうか。

対抗戦シーズンの今、練習は当然Aメンツメインになり、初め正直面白くないなと思ってしまいました。
それでも繰り返し行うDF練で最近では苦手意識の強かったDFでは前より視野が広がった気がするし、ATでも自分の得意なプレイや課題などがより明確になり、ものすごく楽しいと感じられます。

こう感じられるようになったのは藤井さんのお陰でした。
今までの自分は試合が飽くまでゴールでした。
次の試合がゴールで、それが終われば次の試合。
けれど、その試合に出られないときのモチベーションの向け方が正直わかっていませんでした。
試合は試し合うと書く。
試合は練習でしてきたことを試し合う場所で、試合も練習の一環。
試合に出られないからと言って練習が全て無駄になる訳でもない。

だからといって試合は練習だからといって負けていいという訳では当然ありません。
むしろ逆で、練習からチームメイトに勝つ意識を持たなきゃいけないんだと思います。
そうすれば必然的に相手に対する勝利への執念という形になって表れてくる。
少しずつではありますが首脳陣の意図がわかってきたような気がします。

まだまだ未熟で課題ばかりで、達成感を得ることよりも悔しさを感じることの方が多いですが、自分の練習の成果を試せる舞台に上がるまでは、もう少しだけもう少しだけ頑張ろうと自分に言い聞かせて頑張りたいです。


次は3年のいわっちさんにバトンを回します。
穏やかな目をしていて以前のLINEアイコンがカピバラだったときはきゅん死寸前でした。
いわっちさんは僕をいっちゃん呼びしてくれる先輩なので僕もこれからもいわっちさんと呼んでいきたいと思います笑
 

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