ラグビー部リレー日記

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菅平

 written by 曽根 康世 投稿日時:2019/08/17(土) 16:04

大きな四頭筋を使ったキレキレのステップで相手を抜き去る藤井さんからバトンをいただきました一年の曽根です。



東京大学ラグビー部は山中湖と菅平で夏合宿を行います。もう山中合宿は終えて残るは多くの試合が組まれている菅平合宿のみとなりました。僕は高校からラグビーを始めたので菅平に行くのはかれこれ4回目となります。初めて菅平に行く前、なんとなくラグビーの聖地であることは認知していましたが、いざ行ってみるとそこは想像以上にラグビーの街でした。街中を歩くのは農家の方かいかつい体をしたラグビー関係者しかいません。また、少し高台に立つと眼下に広がるラグビー場の数に圧倒されます。真夏の8月9月に全国のラグビーチームが菅平に集結するのです。よく考えたら不思議なことです。サッカーや野球にこのような聖地は存在するのでしょうか。僕の知る限り存在しないと思います。今回は菅平がラグビーの街となった経緯について調べたので紹介したいと思います。



菅平のラグビーの歴史は昭和6年から始まりました。観光目的として建てられたホテルは冬季以外に利用方法がありませんでした。そのことについて上田丸子電鉄専務取締役柳沢健太郎さんが当時の法政大学ラグビー部部長に相談したことを機に法政大ラグビー部の合宿地が菅平となりました。その後、早大ラグビー部を筆頭にさまざまな大学が菅平にやってくるようになります。足りなくなったグラウンドを補うように、いくつかの大学が旅館と専属契約をしてグラウンドを作り始めました。それに付随するように他の旅館も専用グラウンドを作り始め現在に至るそうです。自分が菅平におけるラグビーの歴史の一点になると考えると感慨深いものです。



次は不気味なスマイルを浮かべ完全復帰が近いたくろうさんです。

システム創成学科

 written by 藤井 雄介 投稿日時:2019/08/14(水) 18:22

部の仕事が板についてきたたかこちゃんからバトンを受けとった藤井です。たかこちゃんを含め横浜市民の1年生が数多く入ってきてくれたことが嬉しいです。

私は工学部システム創成学科に所属している。よく「なにをしているところなのか」聞かれるのだが、いつもうまく説明することができない。というのも、僕が授業に行っていないから何をしているか知らないわけではなく、各授業で行うことが多種多様であるため、自分が学んでいることについて一つの言葉でまとめることができないのだ。 設計学や安全学、プログラミング、さらには経済学の授業もある。

学科の名前から想像するに、「システム」を「創成」していることになるが、特に何のシステムも創成している自覚はない。

学科のホームページによると、『非常に複雑かつスケールの大きな問題に対して、新しい解決法を見出し、社会と経済と環境を調和させる新たなシステムを創造していくことが求められている』とある。さらに、『社会科学などの知識・技術も融合した俯瞰的視点をもち、革新的なディシプリンの創出・深化・総合化をしていく必要がある。』と続いている。(一部改変)

これを自分なりに解釈すると、「近年の複雑化した問題に対して、学問分野の垣根を超えて、総合的な解決法を見出す」ことがこの学科で学び目指すことだと考える。そのためには、「工学部」ではあることに囚われることなく、社会科学を含めた広い視野を持つ必要がある。

ただ、逆に考えると、この学科の扱う学問分野はかなり広いため、専門分野を決めるまでの時間が増える。実際それは自分がこの学科を選んだ理由の一つでもあり、その点について満足している。自分が最も興味のある分野を見つけることができると思うため、2年間の教養学部の生活を経てもまだ自分の興味を確定できていない人は是非進学の選択肢に入れてみてはどうだろうか。

ここまで稚拙な文章を読んでいただきありがとうございます。次は、新歓期のおとなしくシャイな振る舞いがいつのまにか全くなくなり、いつも誰かを笑わせている1年生の曽根に回したいと思います。

きっかけ

 written by 鵜飼 丹郁子 投稿日時:2019/08/12(月) 20:36

とても読みやすい字が印象的な北野さんからバトンを受け取りました、1年スタッフの鵜飼丹郁子です。ミーティングでは、1年の私の意見もきちんと聞いてくださるので、とてもありがたいです。

 

今回、初めてのリレー日記ということで、何を書こうかとても悩みましたが、最初ということでラグビー部への入部のきっかけについて書こうと思います。

 

東京大学への入学が決まった当初、私は不安でいっぱいでした。私は小中高と女子校で、ずっと内部生として同じコミュニティで過ごしていました。しかし、私の高校からこの大学に進学したのは私含めて3人で、初めてほとんど友人がいない環境に身を置くことになったのです。それが本当に心細くて、大学では自分の居場所になるようなコミュニティがほしいと思っていました。

 

しかしながら、運動部に入るという考えは全くありませんでした。というのも、高校のときに所属していた部活では、高3の引退まで続けたものの、辛いことがたくさんあって何度もやめようとしていたからです。大学ではサークルに入ってのんびり過ごすつもりでした。そんな中迎えたテント列で、ラグビー部は学生主体で熱意を持って部活をしていることを知り、すごいなと思ったものの、自分自身が所属するビジョンはその時にはありませんでした。テント列であらゆる団体の話を聞き、帰ろうとしたところ、ラグビー部の先輩がいらっしゃって、新歓のご飯会に誘われました。私は断ろうと思ったのですが、結果的に着いていくことにしました。なぜなら、その時私の携帯の充電は1%しかなく、ラグビー部の部室で充電器を借りて良いと言われたからです。これがきっかけでラグビー部の新歓のイベントに参加するようになりました。

 

たくさんのイベントに参加する中で、サークルの雰囲気よりも運動部の雰囲気の方が自分に合っているように感じ、運動部への入部を決意しました。しかし、サークルと違い、運動部は4年間続くので、どの部活に入部するかすごく悩みました。それでも、やはり1番雰囲気が良くて、自分が部の一員として部活に貢献したいと思えたのはラグビー部でした。

 

きっかけはとても些細なことで、様々な偶然が重なった結果の入部でしたが、そういった縁があったおかげでこの東大ラグビー部に所属できたことをとても嬉しく思うとともに、これから自分がいることで少しでも部に貢献できるように頑張りたいと思います。

まだまだできる仕事が少なかったり、ミスをしてしまったりと、課題はたくさんありますが、プレーヤーの皆さんがプレーだけに集中できるような環境づくりができるように日々精進していきたいです。早く先輩方のようになれるように頑張ります。


 

自分の思いを文章にまとめるのが苦手なため、稚拙な文章になってしまいましたが、ここまで読んでくださってありがとうございました。

 

次は、オールスターにも出場なさり、後輩からの人気も高い藤井さんにバトンを渡したいと思います。プレーが上手いだけでなくとても優しい藤井さんは本当に素敵な先輩で、後輩が憧れるのももっともだと思います。

デカくてうまいあいつ

 written by 北野 公一朗 投稿日時:2019/08/10(土) 22:57

合宿中に常に一緒にいた倉上さんからバトンをもらいました2年の北野公一朗です。倉上さんにはサッカーゲームでは負けましたが、スイカ早食いでは接戦を繰り広げた末僅差で勝利しました。







山中湖合宿初日、それは想像以上にしんどいものとなった。バスでの移動を終え山中寮につき休憩した後、例年のごとく歩いて戦場へ向かった。フィールドはあまり良いと言えるものではなかった。僕は2年生のため端の方に追いやられ窮屈な場所でいつものようにアップをした。しかもパートナーは期待の新人一年生平岡だ。あまり喋ったことがなく相手のことをよく知らなかったので少し不安だった。そんな中あいつは突然現れた。デカくて重くてうまいあいつだ。そして試合が始まった。最初そいつはただただうまかった。僕は無我夢中になってそいつに必死で食らいついた。そいつのデカさとうまさから来る一撃のインパクトといえば計り知れない。インパクト一つ一つで着実にスタミナを奪われていった。そして僕は開始30分ぐらいであっけなくペースダウンした。食らいつくことさえもままならなかった。体がとても重かった。少し休憩してスタミナを回復させ挑む。その繰り返しだ。しかしその後30分ぐらいだろうか、急に体が軽くなった。これはいけると自分でも思った。集中力が高まりゾーンに入ったのかもしれない、そいつに勝てるビジョンが鮮明に思い浮かんだ。そこからはもうこちらのものだ。最初に感じていたほどのインパクトはなく、そいつの特徴を分析ししっかりと一つ一つ的確に処理していく。ついにその時が来た。倒したのだ。デカくてうまいあいつを。ステーキ900gを。食いきったのだ。その時の達成感は凄まじかった。来年は1000gに挑戦してみようかと思った。







次は書く文字がありえないぐらい小さい一年生スタッフのたかこちゃんに回します。その文字たちは僕から見れば全部黒い丸でした。

リアル

 written by 倉上 僚太郎 投稿日時:2019/08/08(木) 22:47

クールな印象ですが、話すととても腰の低い一年スタッフの琴音ちゃんからバトンを受け取りました、三年の倉上です。「背中に羽が見えている」と表現していただき、天にも昇る気持ちです。





今回は、私がここ一ヶ月ぐらいハマっている漫画に関する話をしたいと思います。井上雄彦さんの『リアル』という作品です。井上さんといえば、スポーツをする者なら一度はその名を聞いたことのある名作、『SLAM DUNK』の作者であり、バスケのイメージが強いかと思います。『リアル』もまた車椅子バスケを題材にした物語であり、努力や友情といった部分を描いている点では『SLAM DUNK』と近いと言えるかもしれません。しかしその物語の軸は、いわゆるスポ根漫画のように「勝利」や「敗北」にあるのではなく、それらを通じた「前進」にあるように思います。



物語全体をここで説明しようとすると長くかかってしまうので、概要だけ説明させていただきます。主人公は三人。骨肉腫で左足を失った戸川清春、大切な人をバイク事故に巻き込んでしまった高校中退の野宮朋美、野宮の元チームメイトで、交通事故で下半身付随になった高橋久信。この三人を中心にして、車椅子バスケを通じた人間ドラマを描いています。



私はこの作品を読んでいく中で、『リアル』というタイトルの意味を考えるようになりました。作中の彼らが直面する現実は、どれも困難なものばかりです。主人公たちだけではなく、その周りの人たちもみな、何か乗り越え難い現実にぶつかり、苦悩し、それは物語が終わるまで、いやきっと終わってからも続きます。



しかしこの作品はそういった現実と向き合う姿を、決して「かわいそうな障害者」だとか、「社会的弱者」の健気な姿として描くのではなく、激しく戦い、ときに敗れ、這いつくばってでも前進しようとする、実に「リアル」な姿として描こうとしています。そういった意味でのタイトルなのではないかと自分なりに解釈し、今自分が置かれている状況を客観的に考えてみようと思います。



5月に肩の手術を受けた私は現在DLに入っており、まだ当分ラグビーができません。東大ラグビー部でのDL生活はこれが初めてではなく、一年生の頃に少々、二年生時には3ヶ月の長いDL生活を送って来た私ですが、思い返せばその都度何かしらの「希望」を抱いてDLになっていた気がします。この期間を利用してめっちゃ強くなってやるとか、ラグビー以外のことでも、この期間にたくさん勉強しようとか、そういったことを考えていました。このように考えること自体悪いことではないし、目標を立てることは必要なことです。しかしDLに入り、プレーしていたときに抱えていたプレッシャーから解き放たれて、少し高い目標や希望を抱いてしまっていたのであれば、それは「リアル」と本気で戦う者のすることではないと思います。実際私の抱いた「希望」たちは具体的な目標になることなく、つまり客観的な評価がなされずに、なあなあになって復帰をしてしまっていたというのが現実です。



DLが直面する現実とは、何でしょうか。



一つには、怪我です。車椅子バスケをプレーする人たちのように、もう一生体のある部分が動かない、という状態ではもちろんないですが、一度抱えた怪我は、復帰後のプレーにも大いに影響してきます。それをまず認めなければなりません。思っているよりも強くはならない、そのことを受け入れるべきです。



そして怪我よりももっと強大な「リアル」が、チーム内での競争です。私を含めDLに入ると、チームのことが客観的に見られるようになるため、自分が上手くなったような気になります。しかし実際には、チーム内競争の中では最下位にいると思った方がいいでしょう。プレーできない選手に、ゲームの局面を打開することはできません。少なくともプレーしていなければ、自分の手ではどうしようもないことが沢山あるのです。



漫画の話に戻ります。私が『リアル』の中で最も好きなセリフの一つに、「別に勝たなくてもいい。ただ、負けるなよ。」というものがあります。これは半身麻痺を負った高橋に向けて、高橋の父が言った言葉です。自分の今の現状に勝とうとして、それを一生懸命否定したって仕方がない。それを直視して、押しつぶされないよう踏ん張れということです。



DLは決してラグビーがプレーできなくてかわいそうな存在などではありません。私たちDLは、怪我という現実に潰されて自分が本来目指していたものを見失わないように、踏ん張って、戦っている存在です。そう自分たちを奮い立たせなければいけないと思います。



怪我したことを言い訳にするのではなく、怪我という負債を抱えたことを認め、その上で常に戦っていこうと思うのです。最後に笑えるように、今ある環境で精一杯もがいていきます。



と熱く語ってきましたが、何はともあれ、ぜひみなさんに『リアル』を読んでいただきたいなというのが、一番伝えたいことです。今目の前にあるものに全力で挑んで行こうと、前を向ける作品だと思います。まとまりのない文章失礼いたしました。



 



次は、最近筆者へのイジりが一段と加速している二年生の北野にバトンを回したいと思います。彼は山中湖合宿にてサッカーゲームで私にボロ負けし、どうやら相当悔しがっているようです。大切な後輩を不覚にも傷つけてしまい、申し訳ない気持ちでいっぱいです。

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