ラグビー部リレー日記

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散歩

 written by 岩下 大斗 投稿日時:2020/03/22(日) 23:25

 日々キラキラストーリーをアップするともかさんからバトンを受け取りました2年の岩下です。僕から出るほくほく感とはなんでしょう。肉まん的なあれでしょうか。
 
 一年に二回しか書くことのないリレー日記なのでラグビーに対する想いを書こうとも思ったのですが、人様に見せられるようなものでもないので、オフの日にする散歩について書こうと思います。

 
 駒場の立地が非常にいいので、ウエイト後に色々なところへ歩きます。初めは交通費節約のために歩いていたのですが、今では楽しんで歩く様になってしまいました。まず、一番手軽なのは渋谷です。15分程度で着けます。渋谷までに面白い場所はまだ探せておらず、個人的には渋谷に着いてもあまり楽しくないです。街の雰囲気もきついですし、タワレコ、O-groupぐらいしか自分の行きたい場所もありません。原宿方面もかなり行きやすいです。30~40分で着けます。渋谷から明治通りを歩いて明治神宮前駅側に行く行き方がおすすめです。早く着きたいなら代々木公園経由がいいですが、明治通り経由だと原宿に行くまでがとても楽しいです。スニーカーショップ等楽しいお店がたくさんあります。しかも明治神宮前からだと表参道方面にも簡単に出られます。僕には入れるお店が少なくあまり楽しめませんが。原宿方面は、僕でも入れるお店が多いので楽しいです。ナイキやアシックスタイガーがあるのも嬉しいポイントです。

 
 渋谷区以外だと、新宿駅まで歩くことがあります。距離ある様に思えますが意外といけます。1時間かからないくらいです。代々木公園外周を歩き首都高に出て、そのまま歩き続けて明治通りへ曲がればもうそこは新宿です。アトモス、オニツカタイガーと回り、そのまままっすぐ歩けば紀伊國屋に着きます。本に囲まれて幸せな時間を過ごせて最高な場所です。ウエイト後の半日では満喫しきれませんが。

 
 少しラグビーから離れて散歩について書かせていただきました。時間がある内しか楽しめないことだと思うので、これからも積極的に歩いていきたいと思います。岩下に似合わない街ですが中目黒や代官山方面へも歩いてみたいです。締まらない文章になってしまいましたがこれを今回のリレー日記とさせていただきます。

 
 次は、同じポジションになったじゅんきさんにバトンを繋ぎます。恵まれた体格を持つじゅんきさんが羨ましいです。

 
 

敷かれたレール

 written by 木下 朋香 投稿日時:2020/03/19(木) 22:15

ラグビー部で数少ない「ちゃんとした私服を普段から着ている」修蔵くんからバトンを受け取りました。4年スタッフの木下です。
先日とったアンケートで、しゅうぞうくんのところに「大山感のなさ」という回答が寄せられ、妙に納得しています。



2021年3月 卒業見込み
2017年4月 大学入学
2017年3月 高校卒業

ここ最近何度入力したことだろう。

緊張の小学校入学式の日、初めての制服に心躍らせた日、クラス替えにドキドキした日。そんな新鮮な日々を思い出させる金木犀の匂いが身を包むこの季節に、電車の中では毎年変わらず見てきた手帳を開くたくさんのスーツ姿。
気がつけば、他人事だと思っていたスーツ姿に私も遂に紛れるような歳になっていた。

あと1年で16年の学校生活を終えて大学を卒業する。思い返せばたくさんの思い出があり、だいぶ成長したと思う。
たくさん悩み、様々な決断をして、失敗することも成功することもあり、そこから多くの学びを得た。
自分なりに考えて決断してきたつもりだった。

 

ただ一つ、私が知らず知らずのうちに後回しにしてきたことがある。
それは「自分の将来について考えること」である。

小学生の頃、私が1番苦手なことは「将来の夢」についての作文だった。大人がしている仕事なんて想像がつかないと言って、わかろうともしていなかった。
幼稚園の頃お花屋さんになりたかったのを最後に、そこから先は適当に書いてきた。

 

かつて横長の塾バックに憧れて中学受験を自ら志した。中学に入ると附属の高校に行くために勉強した。

高校では勉強ができることに一定のステータスがあったから、友達に負けたくなくてすごく勉強した。どうせなら1番がいいと東大を目指した。世の中の「普通」の社会人はだいたい文系職だと思っていたから文系を選んだ。その中でも数学が得意だったから経済学部系を受験した。

進振りでは理転も悩んだものの、世の中はだいたい学部卒で就職するからという理由で院進が多い理系学部をやめた。他の文系学部も悩んだが、文二で入部したしと思い経済学部に進学した。

振り返るとこの種の私のこれまでの決断は、「普通の選択肢を頑張る」ことを目の前だけ見て選んできた。
頑張る方向に普通を選び、あとはやるべきことを淡々とこなす努力をして成果を上げる。判断基準はいつでも「世の中(少なくとも私の周り)のマジョリティ」であった。
実際、それでうまくやってきた。プライドが高く自慢したがりの私は、「みんな」の中で少し抜きに出て周りに評価されていることで心地よかったし満足だった。

 

さて、今私の目の前から「普通」「マジョリティ」「みんな」がなくなろうとしている。
選択肢も広がり、交友関係も広がった今もはやみんなが同じ方向を志しているという状況にはない。

これまで幸いなことに、親や友達、先生に「中学受験をしなさい」「附属高校に行くべきだ」「東大に行かねばなりません」と決められたことは一度もなかった。
ただ、自分で自分と向き合って進路を決めたことも一度もない。
私は自分で「周りに合わせる」という判断基準を以って、周囲を探りながら自分の行く道を無意識のうちに決めていたのだと思う。

正直これからも今共に過ごす周りから大きく異なる進路を選ぶ選択肢も持ち合わせていなければそんな勇気もない。

 

ただ、この状況に気がついたことには大きな意味があると思っている。
まずは今まで将来を考えることに向き合わなかったという事実を受け止める機会になったこと
逆に周りに合わせ、目標があればそれなりの努力ができるというプラスの面にも気が付けたこと
何より自分の選択肢を自分で無意識的に決狭めていたことに気がついたこと

一般的に「敷かれたレールに乗った人生」を揶揄されることあるが、それは必ずしも悪いことではない。
問題なのは、自分が敷かれたレールに乗っていることに気が付かないこと、ではないかと思う。

自分がレールに乗ってどの方向に進んでいるのか、どんな速さで進んでいるのか、どこまできているのか。または分かれ道が来たときにどちらに進むのか。
脱線したらそこで見つけた新しいレールに乗るかもしれないし、初めて自分で道を開拓するかもしれない。
レールに乗り続ける努力が自分に大きな力を与えるかもしれない。

実際に私はこのタイミングで「学生時代にやり残したこと」である自分の将来について考える試みに楽しさを感じている。正確にいうと最初は困惑することも多く何から考えていいかもわからなかったけれど、今では考えていなかった可能性にワクワクしている。今はレールを意識的に敷き直す、今までのレールがどこに敷かれていたかを捉え直す私にとっての初めての機会である。
これを経ても進む方向は大きくはそれないかも知れないけれど、この機会に自分が描く方向性を認識できればそれで十分である。

 

チームでも個人でも、活動方針を自分で決めていてもいなくても、
自分が今どの地点にいて、「今」「ここ」にいるから何ができるのかを考えることが「主体性」であり、これは敷かれたレールに乗っているか否かは関係ない。
必要に迫られてはいないからこそ、主体性を持つことにさらなる付加価値を見出せるのではないだろうか。

短い期間の中で何かを達成するために、自身が成長するために俯瞰して考え続けること、
普段の生活においても、もちろん部活においてもこれを機に意識してみたい。

 

思いつくままに書いてしまったのでいつも通りだいぶ長くなってしまいました。
読んでいただきありがとうございました。

 

 

次は優しさ、穏やかさ、純真さを感じさせながら練習中はキリッと鋭い面持ちが印象的な2年生の岩下くんにバトンを繋ぎます。
岩下くんのほくほく感にいつも癒しを感じてます。

気分屋

 written by 大山 修蔵 投稿日時:2020/03/18(水) 18:55

鋭い縦突破と正確なパスをよく見せる、頼れる先輩の倉上さんからバトンを受け取りました、2年の大山です。

 

 

今回のリレー日記を書くにあたって、「これにしよう!」と話題を決めた数分後には飽きてしまい別の話題に移る、ということを5回は繰り返しました。つまり僕はかなり気分に左右されやすい人間なんでしょう。なので今回は、僕のこの気分屋な性質について考えてみたいと思います。

 

僕は気分屋だ。自分でもそう思うくらいなんだから、周りの人達からしたら信じられないレベルの気分屋だと思われているのだろう。何かをしようと思い立った1分後にはやる気が失せているなんてことは日常茶飯事だし、気分によって急に(ごく稀にだが)意識高い系の人間になったり、(これはよくあることだが)堕落しきった人間になったりする。この1年間で、その場の気分で申し込んでみたもののすぐにやらなくなってしまったバイトもいくつもある。

一体僕はいつからこんなに気分屋になってしまったのだろうと考えてみると、去年の大学入学以降のような気がしている。

これはおそらく僕をとりまくラグビー部の人間達の影響が大きい。この東大ラグビー部は、基本的にどんな人間にも居場所が与えられ、存在を許されている。中学・高校と僕が属してきたどのコミュニティも最高に居心地はよかったが、この「多様性を認める」という点では東大ラグビー部が1番だと感じている。僕の気分屋な行動にもラグビー部の仲間達は笑って付き合ってくれ、認めてくれる。普段はこういうことは考えないが、とてもいい仲間を持ったと思う。このありがたさを噛みしめ、これからも周りに迷惑をかけない範囲で気分屋でいたいと思います。

 

以上、気分の赴くままに書いたまとまりのない文章ですが、最後までお読みいただきありがとうございます。

 

 

次は、キラキラ大学生の典型ような印象の4年スタッフの木下さんにバトンを渡したいと思います。

サバイバーズ

 written by 倉上 僚太郎 投稿日時:2020/03/16(月) 19:37

いつも不思議な言動で場を沸かせる五島くんからバトンを受け取りました、四年の倉上です。



 



【サバイブ】



自分の達成したいことに向けて、人に先んじて行動をすること。またそのさま。東大ラグビー部内のみで意味が通じる。サバイブする人を「サバイバー」と呼ぶ。





こちらの「サバイブ」という語彙は、私たち四年生の学年内で生まれ、瞬く間に部内に広まったワードです。誕生から2年経った今も、親しみを持って部員たちに用いられています。使い方は本当に人それぞれですが、例えばある同期とウエイトを一緒にしようと約束していたときなどに使えます。



「お前、今日一緒にウエイトするよな?」



「あ、ごめん今日勉強したいから昨日やったわ。言うの忘れてた。」



「うわ!サバイブされた!」



このようにして「裏切り」的な意味で使われることが多いです。この例文では、勉強によって日々を充実させるために、人に合わせるのではなく自分のスケジュールで行動してしまった人が「サバイブ」として非難されています。確かに「先にウエイトする」ことを知らせていなかったことは非難されてもおかしくありませんが、私は彼の「自分のためになる時間の使い方をする」という姿勢は大いに評価されるべきだと思います。



そもそもこの「サバイブ」という言葉が部内に広まったのは、自分の意思で行動を決定できる人がまだまだ部内に少ない証拠ではないかと思います。人と一緒じゃなきゃ嫌だとか、人に合わせたいと思っている人が多いからではないかな、と思ってしまうのです。かく言う私もよくこのワードを使って同期をイジっていますが、そのたびに「サバイブできる人は強いなあ」とも思います。サバイブせずにみんなと一緒にやった方が、幾分気は楽ですから。



少し話は変わりますが、先日テレビのドキュメンタリー番組で、ラグビー日本代表のトンプソン・ルーク選手の特集が組まれていました。その番組では、トンプソン選手のプレースタイルについて、「日本人よりも日本人らしい」という表現がされていました。これは「周りのために自己犠牲ができること」を指し示しているらしいのですが、こういった表現に私は少し悲しくなりました。トンプソン選手、ひいては全てのラグビー選手の自己犠牲は周りのためなのでしょうか。



もちろん自分だけのために体を張れるほど、私たちは強くありません。どこかでチームメイトのために、と思うこともあるでしょう。しかしその自己犠牲をした先に、誰にも味わえないような勝利の味、誰にも見られないような景色があることを、きっとトンプソン選手のようなトッププレーヤーは知っているのでしょう。誰のせいにもせず、自分が本気で達成したいと思ったことに向かっていける強さが彼らにはあるのです。



自分が実現したい未来は何なのか、それを実現するためにみんながラグビー部で活動をする。そんな部活でありたいといつも思います。そのために私たちは、やるべきこと、やりたいことを明確にして、意思を持って行動できる強い人間にならなければいけません。みんながそうなれば、「サバイブ」という言葉も、必要なくなるのかもしれません。



四年生としてのこれからの一年間、部員全員が高いモチベーションで部活にコミットし、目標に向かって自ら決定できるような集団を作っていきたいです。最高の「サバイバーズ」に、いつかなるために。



次は、「シュウ様」という愛称で親しまれ、一部では王子様的人気を誇る、大山くんにバトンを回したいと思います。

Jokerとラグビー部

 written by 五島 隆真 投稿日時:2020/03/14(土) 20:26

 ソニービルウィリアムズ選手のようなオフロードパスを披露する、同い年の前原先輩からバトンを受け取りました、五島隆真です。前原さんの手術の成功、お祈りしております。
 新入生の皆さん、合格おめでとうございます。入学したらどんなサークル、部活に入ろうかなとわくわくしていることと思います。そこで、参考になるかどうかはわかりませんが、ラグビー部に異色の入部をした自分の話をしたいと思います。

 一話 僕を育んでくれた故郷Joker

 僕は二年前に合格した。それまではスポーツをほぼ全くやってこなかったので、大学では何かスポーツをしたいなと思っていた。何のスポーツをやるか色々迷ったが、大学からでも比較的始めやすそうで、高校の体育の授業で好きだったテニスをやりたいなと思った。そこで、学内のテニスサークルである、Jokerというところに入った。そこは、東大生誰でも入れるところで、全体で人数は30人ほどの、のほほんとしたテニスサークルであった。活動は週二くらいで、集まった5~10人くらいで楽しくテニスをする感じである。Jokerを陰キャの集団などと馬鹿にする人もいるが、はっきり言ってJokerは素晴らしいサークルである。Jokerは中高のときにいた将棋部に何か似た雰囲気があって居心地のよさを感じていた。しかし、サークルの緩い雰囲気に甘えて、朝寝坊して一時間遅れで行ったり、次第には眠いからと行くのも面倒になってあまり行かなくなったりしてだらけていってしまった。このままでは良くない、もっと充実した大学生活を送りたいと心のどこかで思っていた。
 そんな中、僕はラグビーというスポーツの魅力に少しずつ惹かれていった。大男が相手を何人もなぎ倒しながら突進していったり、一人で相手を何人もかわして走っていったり、バスケットボールのような華麗なパス捌きでボールをつないでいく様を見て、こんなエキサイティングなスポーツがこの世にあったのか!と驚愕した。生まれ変わったらダミアンマッケンジー選手になりたいとも思った。そこで、にやける真似をしていたらいつの間にか無意識でもにやけるようになってしまったのだろう。口角が上がっているのを馬鹿にしてくるゴタツくんには、微笑みの貴公子と呼んでいただきたい。
 そして、僕は全然考えていなかったラグビー部に入ることを考えるようになった。途中入部は難しいと思ったのでとりあえず翌年の春が来るまではJokerで仮面浪人することにした。Jokerではテニスの楽しさ、スポーツの楽しさ、スポーツをできる環境のありがたさを学ばせてもらった。Joker、本当にありがとう。

 二話 さよならJoker 涙のラグビー部入部

 去年の春、僕は二回目のテント列に参加した。Jokerとしてではない。新入生としてである。ラグビー部入部試験を目の前にして、入試以上に緊張した。自分はスポーツ経験がほぼない、しかも二年生というとんでもない化け物である。こんな者を受け入れてくれるのだろうかと思うと自然と足が立ちすくんだ。しかし、失うものはない。もし入れなくてもJokerに戻ればいい。新入生はほとんどもういなくなり、新歓の勢いも終わりかけていた時間帯だった。僕は勇気を出してラグビー部のブースに踏み込んだ。
僕「あのー、入部を考えているんですけど...」
先輩「おー、まじ!? 自分から来てくれる人初めてだわ!おいでおいで!」
僕「実は僕、新入生ではなくて二年生なんですけど大丈夫ですか?」
先輩「?? え、まじ?すごいじゃん!そんな熱いやつ俺たちは大歓迎だよ!ちょっと話聞いてってよ」
(うる覚えなので一部自作)
 嬉しかった。正直、こんな自分が相手にされるとは思っていなかった。誰でも温かく迎え入れるという、そんなラグビー部がJokerと偶然重なった。テント列を終えて僕は80%くらい入部することを決めた。その後も色んな新歓イベントに誘っていただいた。ラグビー部の楽しくて仲よさそうな雰囲気に惹かれていった。そしてついに僕はラグビー部に一浪して入部したのである。(ちなみに入試も一浪しています。)

 三話 二度の脳震盪 退部の危機

 聞いた話ではラグビー部に(入試ではなくて)浪人して入部する人は前例がないようだった。だから最初から僕は相当変わった人だと思われてしまった。僕が本当は二年生であるということを説明するのは大変で、しばしば同期の一年生を混乱させてしまった。七月くらいまで知らなかったという河内くんには申し訳なく思っている。
 周りの人は五島がラグビー部に入るというのは冗談で言っているだけだと思っていたらしい。「一ヶ月も続けば上等」などと言われたりもした。ただ、最初の方は未経験者ということで色んな人から個別にパスの放り方やタックルの入り方など基本的なことを丁寧にゆっくり教えていただき、ついていけるなと思っていた。しかし新入生として甘えられるのは五月くらいまでであった。六月くらいから練習時間も増え、コンタクト練習も出てきて、試合にまで出させられるようになった。雨であろうと関係なく練習は行われる。やっぱり部活はサークルとは訳が違う。運動部の厳しさを思い知っていった。
 そんな中、9月4日、僕は人生で始めて脳震盪というものを経験した。目が覚めたら自分がどうしてベンチに座っているのかが分からず、何月なのかも分からず、こんなシュールな体験をしたことはなかったので思わず笑ってしまった。タッチの強度の試合形式の練習なのにこうなってしまった自分が情けなかった。幸い、記憶はすぐに戻ったので軽症であり、2週間後に復帰した。しかしまた災難が襲いかかった。復帰直後の19日、二度目の脳震盪をしてしまった。直後に意識はあったがなんか頭がちょっと痛いという状態が数時間続いた。家に帰って父に報告したら、やっぱりラグビーやめたらどうだと言われた。こんな短期間で、しかも練習で二回も怪我をしてしまうのはラグビー向いてないのではないか、危なすぎる。今まで続けられてきただけでも良くやったと思うよと。
 父の言うことはもっともかもしれない。僕は退部の可能性も考えるようになった。

 四話 日本中が沸いたラグビーワールドカップ ラグビーへの思い再燃

 二度目の脳震盪が起きた翌日、ずっと楽しみにしていたラグビーワールドカップが開幕した。ラグビー部を続けるかどうか結論を出すのは一旦置いといて、とりあえずワールドカップを楽しむことにした。脳震盪を二回連続でしてしまったことにより、安静にしなければならない状態が長く続いたので、家で試合をずっと見るようになった。面白い試合は何回か録画を見なおしたりした。
 9月28日、日本対アイルランド。アイルランドは22日にスコットランドを圧倒して勝っており、世界ランク1位とも言われていた。何とか善戦して欲しいなという思いだった。あいにく前半は外出していて結果を見られず、学年ラインで聞いてみたら54対3で日本が負けているとのこと。嘘をついたゴタツくんは許しません。でも急いで帰って見てみたら日本が3点差を追っていて、いける!と思った。福岡堅樹選手の逆転トライを見たときはじっとしていられなかった。勝利の瞬間と大男たちの嬉し涙。心が震えた。ラグビーはこんなにも感動するのか。答えは自ずと決まりかけていた。ラグビー続けたい。もうちょっと頑張ってみようと思った。
 10月13日、日本対スコットランド。初の決勝トーナメント進出に向けた最後の一戦であった。祈るような思いだった。稲垣選手のトライは本当に鳥肌が立った。勝利とグループ首位通過の決定の瞬間は一生忘れることはないだろう。こんな日本中が熱い時にラグビーしててほんと良かったと思った。ラグビーを続けたいという意志がより強固になった。結局、僕はラグビー部を続けることにした。
 ラグビー日本代表、勇気をたくさんくれて本当にありがとう。

 五話 Victory Road この道ずっと行けば最後は笑える日が来るのさ

ワールドカップで最も印象に残ったのはチェスリンコルビ選手であった。身長は僕と同じくらいで南アの周りの選手たちと比べるとすごく小柄なのにスピードを武器に大活躍しているのがかっこいいと思った。特に決勝での優勝を決定づけるトライは勇気と感動を大いにもらった。入部当初はジョナロムー選手のような大型暴走ウイングになりたいと思っていて、それもすごく魅力的なのだが、体のサイズをそこまで大きくするのは難しいので、コルビ選手のような小動物的俊敏ウイングになりたいと最近になって思っている。
ただ言うのは簡単だが、自分の理想と現実は大きくかけ離れている。ありえないほど練習でノックオンをするし、ありえないほど体力はないし、ありえないほど体は弱い。今までほとんどスポーツをやってこなかったので怪我もあまりしたことがなかったが、去年の10月から12月は膝の怪我や捻挫にも悩まされた。最近では、軽い疲労骨折が判明し、一ヶ月ほど練習には参加できなくなった。思っていた以上に壁の連続である。確かに僕はラグビーに、というかスポーツにもともとあまり向いていないのかもしれない。しかし、壁を超えていくごとに少しずつ確実に強くなっていけると思う。リハビリとトレーニングをやり切ってしっかり復帰するのが今の目標である。決して楽な道ではないかもしれない。しかしこの道をずっと行けばいつかは輝ける日が来る。そう信じて日々頑張っていきたいと思う。 続

どうでしたでしょうか。これを読んで自分もラグビーを思いっきりやりたいと思った新入生はぜひラグビー部の入部を考えてみてください。テニスをまったりとやりたいと思った新入生はぜひJokerの入会を考えてみてください。何か打ち込めるものを見つけて楽しい大学生活を送れることを願っております。

次は、ボーデンバレット選手のような甘いルックスで後輩から大人気の同い年の倉上先輩にバトンを回します。
 
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