ラグビー部リレー日記

大学での部活

投稿日時:2018/07/27(金) 21:55

 部で最も器の大きい男と噂の2年の寶島先輩からバトンを受け取りました。1年の石田です。

 東大ラグビー部のリレー日記は受験生時代にも愛読していたのですが、そのリレー日記で新一年生のトップバッターを任されてしまいました。どんな内容を書こうか思案を巡らせているうちに締切当日が訪れ、急いで仕上げたまとまりのない文章になってしまいましたが、最後までお付き合い頂ければ幸いです。

 大学生になってから早4ヶ月が経とうとしています。部活が週5になって忙しさが増し、もはや自分は部活をするために大学に来ているのではないかと言う錯覚すら覚え始めた今日この頃ですが、お陰で日々楽しくラグビーとトレーニングに打ち込んでおります。
 一方で、近ごろ中高の同級生たちが華々しく大学デビューを遂げて楽しそうに大学生活を送っている様子をよく目にします。彼らの多くは所謂「ゆるめ」のサークルでのんびりわいわい活動していたり、或いはサークルにも属さずひたすら自分の趣味に没頭したり、今の私とは正に対極をなすような大学生活を営んでいるように思えます。
 そんな葛藤の中で、私がわざわざ忙しい運動部に、ひいては馬鹿みたいに忙しいラグビー部に入部した理由を思い出して綴ってみました。

 私は高校に入ってからラグビーを始めたのですが、体力も技術も伴わず、文武両道という悪魔の言葉に追い回され続けて3年間をやりきるのが精一杯でした。高3の秋に引退した時には「もうラグビーはいいや」とさえ思っていました。
 しかし、いざ部活を引退して受験勉強に臨んでみると、あんなにもしんどかった部活が恋しくなっていました。思い出されたのは、トライの瞬間の喜びであったり、皆でひたすら走らされたランパスであったり、タックル直前の緊張感であったり、同期と練習後に食べに行ったファミレスであったり…知らず知らずのうちに部活が私の中のかけがえのない一部分となっていたのです。
 
 そうして、私は大学でもラグビーを続けることを決心しました。そして東大の合格発表の日、安田講堂前で合格者たちに新歓のビラ配りをしていたスイカジャージの集団に真っ先に声をかけ、他のサークルや部活への道を閉ざすと同時に東大ラグビー部への入部を決めました。
 
 私はこの選択を後悔していません。何か一つのものに只管打ち込むことの大切さ、そして本当の苦楽を共にする仲間の大切さを、私は高校の部活で学びました。それはきっと今でも変わらないはずで、寧ろ大学ではより一層大きなものを得られると考えています。
 私自身はまだまだ体も中身も未熟者ですから、日々の活動の中で仲間と切磋琢磨しながら、これからの4年間で心身共に大きく成長できるよう頑張ります。

 拙文ながらも最後までお読み頂きありがとうございます。
 次は、とんでもないスピードで走る3年の下条先輩にバトンを回します。

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