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ラグビー部リレー日記
くまとわたし
投稿日時:2020/06/19(金) 11:50
新歓委員で大変お世話になっている4年生のやまけんさんからバトンを受け取りました、2年生スタッフの榎園琴音です。手放しで褒めていただき嬉しい限りです。今年の新歓期は学年を問わず誰もが想定外の事ばかりですが、やまけんさんには新歓代表としていつも引っ張っていただいており、本当に心強いです。こちらこそありがとうございます。
「ともだちはくま」というキャラクターをご存知でしょうか?ともだちはくま(以下、くま)は、さいきたむむさんというイラストレーターが描いている、ふっくらマシュマロボディを持つ食いしん坊なくまの男の子のキャラクターです。わたしは去年の秋頃からこのキャラクターが大好きで、周囲の人たちに送るラインスタンプはほぼ全てくまのスタンプです。動画を見ると無料で貯まるラインポイントを日々せっせと貯め、スタンプを手に入れた時の喜びは格別です。去年の冬には池袋で開かれていたコラボカフェ「ともだちはくま食堂」にも足を運びました。隣の席のおばあちゃんが頼んだ「ともだちはくまカレーライス」におまけでついてくる紙製のランチョンマットを食い入るように見つめていたら、「隣りあったのも何かのご縁だからあげます」と言われて遠慮なくいただいて帰ったのは大変いい思い出です。「ラグビー部同期女子」ライングループのプロフィール画像は、有無を言わさずいちごパンツを履いたくまのイラストにさせてもらっています。卒部までこのままでいきたいものです。
くまが生きている世界はとても平和です。くまの頭の中は食べ物のことでいっぱいです。野菜は少し苦手ですが、バナナ、サケを初めとした食べ物が大好きで、大体何かを食べています。そのせいか、初期のイラストに比べてボディラインは緩く太くなる一方なのですが、くまはあまり気にしていません。また、くまは男の子ですが女装が大好きで、隙あらば可愛い服を着て楽しそうにしています。そんなくまの様子を見ていると、とても愛おしく微笑ましく思い、いつも元気をもらっています。
わたしはとても落ち込みやすい性格です。高校生の時は友達からよく「えのきは豆腐メンタルだから」と言われていました。悲しいこと、うまくいかないことがあるとすぐ泣いてしまいます。泣いて立ち直れるならいいのですが、わたしは泣くと更に悲しくなる方の部類です。一度考え出すと、どんどん悪い方向に考えて思考回路が凝り固まってしまい、なかなか抜け出せません。
人は、くまのぐうたらでのんびりとした自由な生き方を見て、気楽でいいね、と笑うかもしれません。でも、わたしからすれば、くまはすごいのです。いつもハッピーでいることは、一種の才能だと思います。感情は人から人へ伝染していきます。その生き様が自分をハッピーにするだけでなく、わたしのようなくまファンをも笑顔にするのだから、くまのぐうたらが生んでいる影響力やその偉大さは測り知れないものです。
このちょっとした哲学のようなものは、さくらももこさんの描くキャラクター「コジコジ」や、ディズニーのくまのプーさんにも共通するところがあります。コジコジには、「遊んで食べて寝てちゃダメ?盗みも殺しも詐欺もしてないよ。何が悪いの?」という名言(迷言?)がありますし、プーさんは、「何にもしないをすること」に意味を見出しています。そのゆるさは、安心感だけでなく、人間辛い時はそんなに自分を追い詰めなくていいんだ、という気づきをも人々に与えています。
でも、それを頭では理解していても、わたしにはやっぱりくまやコジコジやプーさんのような生き方はできません。現実の世界は空想の世界よりもタフで、悲しい時はやっぱり悲しくて、泣いているとくまの顔なんてちっとも浮かばないことだってあります。
けれど、落ち込んだ時、涙で顔をぐちゃぐちゃにしながらも、前を向くことはできると思うのです。嫌だな苦しいな、と思った時、立ち止まりうじうじと文句を言い続けるのは思考停止しているだけにすぎず、一種の罪だとすら思います。どうすればいいかわからない時、壁にぶつかった時、そこで諦めてしまうのではなく、「じゃあどうすればこの状況を打開できるのか」と理性的に考えることができる、そういう人になりたいと心から思います。
最後に、わたしのくまにまつわるエピソードをもう一つ。ラインスタンプの「ともだちはくまダジャレスタンプ」の中に、すっとぼけた顔で眉を曇らせたくまが「くまったなあ」と呟いているというものがあります。
このコロナ自粛期間中、先が見えない状況、したいことができない、会いたい人に会えないもどかしさの中で、途方に暮れることは多々あります。そんな時、わたしは努めて「くまったなあ」と言うようにすることにしました。言霊というのは馬鹿にできなくて、口に出した言葉が形を為して現実となるということは、きっと本当にあるんだろうな、と常々思います。だから本当は、口にするのはポジティブな言葉だけがいいのだろうけれど、そこまでわたしは強くなくて、明るい方向に考えようとしてもどうしてもできない時があって、だからせめて「困った」ではなく「くまった」と言い換えると、事態がちょっとだけ呑気な雰囲気を身に纏っているような気がしてきます。そして、何だか抜け道が見えるような気がしてきます。あと、単純に響きが可愛くて好きです。皆さんもくまった時はぜひ使ってみてください。そして、くまに癒されてみんなで元気をもらいましょう。
次は、ラグビー部のもう1人の「〇〇けんさん」である、3年生のいしけんさんにバトンを渡します。理由を聞かれるとうまく言葉にできないのですが、いしけんさんを見ていると、何だか育ちが良さそうな人だなあ、といつも思います。いしけんさんのちょっとした気遣いが大変嬉しいです。
「ともだちはくま」というキャラクターをご存知でしょうか?ともだちはくま(以下、くま)は、さいきたむむさんというイラストレーターが描いている、ふっくらマシュマロボディを持つ食いしん坊なくまの男の子のキャラクターです。わたしは去年の秋頃からこのキャラクターが大好きで、周囲の人たちに送るラインスタンプはほぼ全てくまのスタンプです。動画を見ると無料で貯まるラインポイントを日々せっせと貯め、スタンプを手に入れた時の喜びは格別です。去年の冬には池袋で開かれていたコラボカフェ「ともだちはくま食堂」にも足を運びました。隣の席のおばあちゃんが頼んだ「ともだちはくまカレーライス」におまけでついてくる紙製のランチョンマットを食い入るように見つめていたら、「隣りあったのも何かのご縁だからあげます」と言われて遠慮なくいただいて帰ったのは大変いい思い出です。「ラグビー部同期女子」ライングループのプロフィール画像は、有無を言わさずいちごパンツを履いたくまのイラストにさせてもらっています。卒部までこのままでいきたいものです。
くまが生きている世界はとても平和です。くまの頭の中は食べ物のことでいっぱいです。野菜は少し苦手ですが、バナナ、サケを初めとした食べ物が大好きで、大体何かを食べています。そのせいか、初期のイラストに比べてボディラインは緩く太くなる一方なのですが、くまはあまり気にしていません。また、くまは男の子ですが女装が大好きで、隙あらば可愛い服を着て楽しそうにしています。そんなくまの様子を見ていると、とても愛おしく微笑ましく思い、いつも元気をもらっています。
わたしはとても落ち込みやすい性格です。高校生の時は友達からよく「えのきは豆腐メンタルだから」と言われていました。悲しいこと、うまくいかないことがあるとすぐ泣いてしまいます。泣いて立ち直れるならいいのですが、わたしは泣くと更に悲しくなる方の部類です。一度考え出すと、どんどん悪い方向に考えて思考回路が凝り固まってしまい、なかなか抜け出せません。
人は、くまのぐうたらでのんびりとした自由な生き方を見て、気楽でいいね、と笑うかもしれません。でも、わたしからすれば、くまはすごいのです。いつもハッピーでいることは、一種の才能だと思います。感情は人から人へ伝染していきます。その生き様が自分をハッピーにするだけでなく、わたしのようなくまファンをも笑顔にするのだから、くまのぐうたらが生んでいる影響力やその偉大さは測り知れないものです。
このちょっとした哲学のようなものは、さくらももこさんの描くキャラクター「コジコジ」や、ディズニーのくまのプーさんにも共通するところがあります。コジコジには、「遊んで食べて寝てちゃダメ?盗みも殺しも詐欺もしてないよ。何が悪いの?」という名言(迷言?)がありますし、プーさんは、「何にもしないをすること」に意味を見出しています。そのゆるさは、安心感だけでなく、人間辛い時はそんなに自分を追い詰めなくていいんだ、という気づきをも人々に与えています。
でも、それを頭では理解していても、わたしにはやっぱりくまやコジコジやプーさんのような生き方はできません。現実の世界は空想の世界よりもタフで、悲しい時はやっぱり悲しくて、泣いているとくまの顔なんてちっとも浮かばないことだってあります。
けれど、落ち込んだ時、涙で顔をぐちゃぐちゃにしながらも、前を向くことはできると思うのです。嫌だな苦しいな、と思った時、立ち止まりうじうじと文句を言い続けるのは思考停止しているだけにすぎず、一種の罪だとすら思います。どうすればいいかわからない時、壁にぶつかった時、そこで諦めてしまうのではなく、「じゃあどうすればこの状況を打開できるのか」と理性的に考えることができる、そういう人になりたいと心から思います。
最後に、わたしのくまにまつわるエピソードをもう一つ。ラインスタンプの「ともだちはくまダジャレスタンプ」の中に、すっとぼけた顔で眉を曇らせたくまが「くまったなあ」と呟いているというものがあります。
このコロナ自粛期間中、先が見えない状況、したいことができない、会いたい人に会えないもどかしさの中で、途方に暮れることは多々あります。そんな時、わたしは努めて「くまったなあ」と言うようにすることにしました。言霊というのは馬鹿にできなくて、口に出した言葉が形を為して現実となるということは、きっと本当にあるんだろうな、と常々思います。だから本当は、口にするのはポジティブな言葉だけがいいのだろうけれど、そこまでわたしは強くなくて、明るい方向に考えようとしてもどうしてもできない時があって、だからせめて「困った」ではなく「くまった」と言い換えると、事態がちょっとだけ呑気な雰囲気を身に纏っているような気がしてきます。そして、何だか抜け道が見えるような気がしてきます。あと、単純に響きが可愛くて好きです。皆さんもくまった時はぜひ使ってみてください。そして、くまに癒されてみんなで元気をもらいましょう。
次は、ラグビー部のもう1人の「〇〇けんさん」である、3年生のいしけんさんにバトンを渡します。理由を聞かれるとうまく言葉にできないのですが、いしけんさんを見ていると、何だか育ちが良さそうな人だなあ、といつも思います。いしけんさんのちょっとした気遣いが大変嬉しいです。
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