ラグビー部リレー日記

ありがとうございました。

投稿日時:2022/12/17(土) 18:40

ゆきちゃんからバトンを受け取りました、4年スタッフの伊藤です。
ゆきちゃんのリレー日記では私は少々誉められすぎており恐縮の限りですが、一つ言えるのはそうやって人の長所を見つけ、恥ずかしがらずに伝えられるところが間違いなくゆきちゃんの偉大な長所です。そして、家に泊めたことを感謝されていましたが、私もゆきちゃんが泊まりに来ることで助けられていました。ゆきちゃんが泊まると、ゆきちゃんが帰る頃にはなぜか家のあちこちが綺麗になっているのです。お皿が洗われていたりお風呂が掃除されていたり。それで私はゆきちゃんのことを屋敷しもべ妖精みたいだなーなんて図々しくも思っていました。とにかく全く負担ではなかったので、これからも気にせず泊まりに来てくださいね。


最後のリレー日記を書くにあたって、私は何を伝えたいのか、知ってほしいのかとずいぶん考えました。きっと最後の機会だし自分のラグビー部人生を振り返ってみようかとも考えたけれど、いざ振り返ろうとすると、この4年間で経験してきた事や感情はどうしてもひとつながりの読み物としてまとまりませんでした。東大ラグビー部の一員として過ごす中で、個人としてもチームとしても語り尽くせぬほどたくさんの忘れられない体験があったし、その度に考えることや感じることも自分なりにありました。たとえば、栄養の仕事をはじめて任せてもらえて、先輩にも頼ってもらえたときの誇らしさ。担当選手が復帰して試合に出た時の喜びや、反対にDLになって帰ってきたときの無力感。試合に勝った時の嬉しさ、負けた時の複雑な思い。自分の中途半端さに対する自己嫌悪。しかしそれらは、当たり前だけども当時の私にとっては目の前で起こるイベントであって、一定の期間はモチベーションの源や悩みの種になったけれど、一つ一つのイベントが長い目で見た時に自分にとってどんな意味を持ち、自分をどう変えたのかなどは今まできちんと考えることができずにきました。だから、今さらそれらを無理矢理に私の人生というストーリーの中に位置付けようとすると、どこかに嘘やこじつけが生まれて、個々の記憶そのものが改ざんされる気がするので、今はやめておくことにしました。

代わりにこのリレー日記では、やはり部活を通して関わったみんな/皆さまに伝えたいことを書き残させてもらうことにします。私はものすごく筆不精なので、卒部してから色々な人にメッセージや手紙の類を送ることができるとは思えません。しかも人に対して直接ありがとう・ごめんなさい・褒め言葉全般を伝えることを恥ずかしい、照れくさいと感じてしまい、普段は目の前の人に対して思っていてもなかなか言えない人間なので、口頭で伝えることができるとも思えません。そんな面倒くさがりかつ悪い意味で恥ずかしがりな私にとって、絶対に期限内に書かなくてはいけないけれども、自分の書いた文章を意図した人が本当に受け取るかどうかは定かではないリレー日記という場は、私が人に何かを伝えようとするのにこの上なく適しています。今も、読んでほしいような、読まれないまま埋もれてほしいような気持ちで、書いては消し、書いては消しを繰り返しています。



同期たちへ
人数が多い分、色んな人がいて色んなコミュニティがあるこの代で過ごせて日々楽しく、幸せでした。まとまりがないという表現にもなるのかもしれないし、色々な考え方の人がいることは部を動かしていく上で時として障害になったこともあったとは思うけど、一人一人違った方向に個性の強い人が集まるからこそどんな人でも同期として受け入れてもらえるし、そんな懐の深さにもつながる多様性が心地よく、楽しかったです。

まずはプレーヤーのみんな。コロナを機に部活外での時間を一緒に過ごす機会はめっきり減っていたけど、その分、練習後に先輩や後輩も交えて喋る時間が大切で、とても好きでした。それと、プレーヤーのみんなは私にはできそうもないこと(毎日が過度な運動の連続であることや、毎日を部活に縛られた生活リズムで生きることなど。食事に関してはうるさくてスミマセン)を4年間続けてきたというだけでも私にとっては本当にすごい人たちでした。プレーヤー側に回ったことがない私にとっては、なんでそんなことができる?と不思議でさえありました。そして4年生になってからは、いつからかみんなの姿がこれまで慕ってきた歴代の4年生と重なって見えて、とても誇らしかったです。雨でも極寒でも酷暑でも全体練がキツくても妥協せずにユニット練をリードする姿や、身体中にガタがきて色々なところが痛くても練習や試合に出ようとする姿勢。練習後には自分の時間を使って後輩のコンタクトやキックの練習に付き合ってあげる姿。そして視点は違うけど、下級生とタメの友達のように仲良くなり、結果として4年生を近しい存在だと思ってもらうのに一役も二役も買ってくれていたこと。グラウンド内外でみんなちゃんと4年生してるんだなあと、ビデオを撮ったりしつつ眺めては思っていました。3年生のころまでは練習とかトレーニングの内容などなどについてなんやかんやと揉めたこともあったし、これまで見てきた4年生が自分の中でとても大きかったから、私たちの代はうまく4年生になれるだろうかと勝手に心配したこともありましたが、今となっては杞憂だったと思います。でも、大人になりきってしまったのかというとそんなことはなく、今でも誰かをおもちゃにしてみたり肘でつつき合ってコソコソと悪い話をしてみたりと悪ガキ感は1年生の頃から変わらないなあと思いますし、4年生になっても変わらない部分もたくさんあることが嬉しいです。

そして同期スタッフのみんな。1年生の頃から部活中の時間のほとんどを共有し、一緒に動いてきたみんなに改めて何を言えばいいのかよく分からなかったのですが、やっぱりありがとうとすみませんでしたという言葉に尽きます。部活外の時間では自分の専門性を存分に磨いて各々の仕事の裾野を広げに広げていくし、仕事は速くて正確だし、部活中には細やかなことにも気が付く優秀なみんなを見てすごく刺激をもらっていました。私は頑張ることを環境にある程度強制されないと頑張れないタイプなので、すぐそばで優秀さ、有能さを存分に発揮し、こうしちゃいられないぞという気持ちに何度もさせてくれたことをまずは感謝します。そして、未熟な私は仕事をしていてもみんなに手助けしてもらうことが多かったです。その節は大変ご迷惑をおかけしました。そしてお世話になりました。時間を共有しすぎて、感謝すべきことをあげたらキリがないし、謝っておいた方がいいことも数えきれないくらいあるから、伝わっていると信じてこのくらいで許してください。とにかく、仕事は遅いわミスはするわでてんでダメな私を仕事仲間として、友人として受け入れてくれたこと、一緒に仕事をしてくれたこと、部活内外での生活のほとんどを共にしてくれたこと、そしてそんな時間の中で私に対してしてくれたこと全てに心から感謝しています。私自身が当初目指していた理想の最上級生スタッフ像に到達することは結局なかったなと思うけど、4年スタッフ全体で見るなら、2年生の終わりに届くはずがないと思って見上げていた4年生スタッフ陣にも負けずとも劣らないパフォーマンスができていた自信があります。優秀な同期に恵まれ、そう思いながら卒部できて誇らしいです。



後輩たちへ

スタッフのみんな。スタッフになりたてで右も左も分からない状況だったみんなをもう思い出せないくらい、みんな一人前になってくれて頼もしい限りです。課題は多少見つかったかもしれないけど試合も下級生だけで回せていたし、日々の練習でも自分のやるべきことを自分で見つけられるし。私は先輩なのに、助けてもらうことが何度もありましたね。個人的には、現状のスタッフの仕事に対していい意味で批判的視点を持てていることにみんなの成長を感じています。例えば、水を補充してほしい人用のカゴを作った方が効率的ではないかと試してみたり、会報の仕事を今一度整理して会報委員の負担を減らしたり。最近では試合でLINE通話による連絡を試してみたり。指示されたことをやるだけではなくて、自分で部にとって必要なことやよりよい方法を考えて動けるようになった証だと思います。自分の成長速度が遅かった分、みんなの成長が嬉しく、眩しかったです。来年からは、これを生かして自分の専門の分野でやりたいこと、やるべきだと思うことにのびのびとチャレンジしていってください。
それと、人数の多い私たちが抜けることへの不安があるかもしれないけど、どうか気負わずに、スタッフの仕事も組織そのものも柔軟に変えていきながら楽しさを失わずに活動してください。私たちの代は人数が多かったから、その分各々が色々な分野に裾野を広げることができたし、結果としてスタッフ全体の仕事量は従来より遥かに増えていると思います。でも、それら全てを絶対に引き継いでやってもらうべきだとは私たちの誰も思っていないはずです(一部の、部の運営のためにどうしても抜かせない仕事を除く)。そんなの人数比的に現実的ではないし。どんな仕事があるのか、仕事の全貌を紹介する義務があるから紹介はするけれど、結局やるかやらないか選ぶ権利は全面的にみんなにあるでしょう。だから時には勇気を持って、今年あった仕事がもう必要なさそうだと思うなら切ってみたり、代わりにもっといいと思えるものがあったら失敗してもいいからどんどんチャレンジしたりして、みんなにとってもチームにとっても最適だと思えるようなスタッフ組織を作っていってください。陰ながら応援しています。


プレーヤーのみんな。今年は春のBBC期間や夏の合宿など、新しくてハードな練習の多い1年間になったと思いますが、まずはそんな中で4年生についてきてくれてありがとう。対抗戦期以降も、メンツとして試合に出てくれた人もA中心になりがちな練習に辛抱強く付き合ってくれた人も、そして怪我をして辛い思いをしながらもチームのために色々と仕事を請け負ってくれていたDLのみんなも本当にありがとうございました。
青山先生からもよく聞いたことだけど、やはり勝つための一番の近道はAチームの練習相手・ライバルたるBチームを強化することやその人数を増やすこと(≒怪我人を減らすこと)なんだと思います。だから、プレッシャーの中で試合に出ていくつもの勝利を見せてくれたメンツはもちろんのこと、Aを食ってやろうと練習を重ねるBチームのみんなや早く復帰しようとリハビリを頑張るD Lのみんな、綺麗事でなく誰の努力が欠けても勝てなかったと思います。シーズン目標達成はできなかったけれども、対抗戦3位という今年の戦績はメンツ・ノットメンツ問わず全員の努力の結晶です。ここまで頑張ってくれて本当にありがとう。来シーズン以降の試合を見に来るのが今からとても楽しみです。(地方で働くことになっても、対抗戦くらいは差し入れを持って観に来ます)
私のラグビー理解度はさして高くないからラグビーに関して語るのは結構気がひけちゃうので、この辺でやめておきますね。



歴代の先輩方へ
先輩方が現役だったころあんなに不出来で未熟だった(今も?)私も、4年生を終えて引退する時期になりました。自分が見送る側だった3年間は、あと○週間で卒部か~とどこかすっきりした表情で言う先輩方を見ては残された練習・試合を指折り数えて寂しい気持ちになり、いよいよ卒部されていく先輩方を未練たらしく見つめるばかりでした。4年生を送る会などなど、泣いているのは現役の方が多かった気もします。でもいざ自分が出ていくとなると、残り1週間になってもまだあまり泣きたいような気持ちにはなりません。遠征を控えて忙しい試合週が続き、まだ卒部するという実感がないだけですか?京大戦を終えたら急に寂しくなるものでしょうか。私には真相はまだ分かりませんが、先輩方が引退を目の前にして感傷に浸っている様子をあまり見かけなかった理由が少し分かった気がします。
長い前置きでしたが、先輩方にはたくさん可愛がっていただいたし、私の部活動にのぞむ活力になっていただきました。そして私自身の目指すべき最上級生像を示していただきました。私が1年生の時、野村組の4年生の皆さんは何もかも分かっていない私にラグビー・部活に対する献身、熱を背中で示してくださいました。当時の私にはそんな4年生の背中はあまりに大きく、1年生なりに憧れていたのを覚えています。2年生、3年生のときには、毎日面白おかしく生きていて(?)私とも変な話しかしないのにラグビーに関しては人が変わったように情熱的で献身的な藤井組、杉浦組の4年生に引っ張られて、そんな4年生になんとか勝ってほしいという気持ちをモチベーションにして部活に臨めました。そして、自分達が4年生になったら、後輩にそう思ってもらえるような代でありたいという目標もできました。私を含む当時の多くの後輩にとって、熱意や親しみやすさといった人間的魅力に溢れた最上級生でいてくださり改めてありがとうございました。卒部されるときには言えなかったし、今更ですがここで伝えておきたかったです。



青山先生、コーチ陣、ご支援・ご指導くださった全ての皆様
まずは今年のチームに大きな期待をお寄せいただいたこと、そしてチームが全勝、入れ替え戦出場を達成できると信じてご支援くださったことに深く感謝申し上げます。今年4年生として過ごす中で、皆様がいかに東大ラグビー部にとって不可欠の存在であるか、そして日々尽力してくださっているかを痛感いたしました。私が携わらせていただいた栄養という範囲に限定しても、皆様のご尽力がなければ実現しなかった取り組みが多数ございます。大西さんに仲介していただいて合宿の食事をラグビー部に適した内容に変えることができたり、青山先生やOBの皆様のご尽力・ご厚意によって多くの食品系企業に協賛していただけたりと、現役部員の体づくりの環境は今年劇的に恵まれていました。これらは全て、学生主体とは言いつつも大人の皆様方のご協力が不可欠でした。
ご期待とご支援に感謝すると同時に、入れ替え戦出場という結果をお返しできなかったことを申し訳なく思います。
来年以降にも意欲に溢れた後輩たちが控えております。私が申し上げることではないような気もいたしますが、来年以降のチームにもどうぞご助力いただきますようお願い申し上げます。




次は同期の杉井にバトンを渡します。杉井と私は不思議な関係性にあるようです。杉井とは電話したことがないのに杉井ママとは30分くらい電話でおしゃべりをしたことがあるし、杉井が話しかけてきたかと思ったら唐突に私服を褒めてくれるし。何を着ていても褒められるので若干の不信感がありますが、今のところは100%の褒め言葉として受け取って喜んでおきます。
そういえばお母さんから紹介されたママ友のお嬢さんとはその後どうなったのでしょう。
 

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