ラグビー部リレー日記

名誉回復

投稿日時:2024/08/24(土) 09:45

4年の倉橋さんからバトンを受け取りました、もはやウェールズのハーフであることがアイデンティティでなくなった1年のカンリフです。僕も怪我を倉橋さんを始めとした4年生方の卒部前に完璧に治して、一緒にプレーしたいです。


 

 


 

さて、今回のリレー日記についてですが、最近、「卓球部は文化部だ」などと僕が所属していた卓球部があまりにもバカにされすぎていますので、皆の穿ったものの見方を僕が正したいと思います。ラグビー部のリレー日記で卓球のことについて熱く語るという変な形にはなりますが、そこは僕の右足首に免じて妥協して欲しいです。


 

 


 

まず、皆が卓球に対して抱く誤解のひとつに「動く必要がなくて楽」というものがあるでしょう。これはお話になりません。台は一本道ではなく左右に広がりを持ちますから、台の端に飛んできたボールをただ真ん中に突っ立っているだけでは返せません。移動する必要があります。移動した分だけ戻る必要もあります。これを「動く」と言います。


 

「動かない」とまでは言わなくても、中には「卓球部って反復横跳びだけは早いよね」とか言ってくる方々がいます。卓球を動かないスポーツだと思っている論外な人に比べたらマシな発言ですが、これは卓球を左右に動くだけのスポーツだと思っての発言でしょうか。であれば、後ろへ下がるためのスペースを用意する必要がありません。前へボールを落としたり、後ろへ下がってロブショットを打ったり、それこそ左右にゆさぶったり、選手が前後左右に動けるスペースがあるためプレーにバリエーションが出るのです。


 

それと卓球の練習には、「多球練習」というものがあります。この練習では2人の人間が必要で、適当なボウルにありったけのボールを敷きつめそれを出す人と、それをひたすら打ち返す人に分かれます。ひたすら打つ人は前後左右に揺さぶられながら、40球ほどの球をスクワットの体勢をおおよそ保ちながら打ち返し続けます。これを数セット続けてみて下さい。とてもキツイですよ。


 

 


 

また、卓球の凄さが浸透しないのは、テレビで見る卓球と実際に自分がやる卓球に乖離があるからでしょう。テレビのコートを上から見た画角ではボールが選手間を直線的に行き来してるようにしか見えません。しかし実際のコートでは、中身が空洞の軽いボールはに、信じられないほどの回転がかかっており、プレーヤーは相手が打ってから自分に届くまでの一瞬の間(約0.2-0.3秒くらい)でその回転の種類と、コートのどこに飛んでくるのかを見極め動く必要があります。これでも、大したことないでしょ、と思う方は僕に言ってください。僕が実際に体験会を開きます。


 

 


 

これ以上、つらつらと卓球の良さを語っても、そもそも大半の人が最後まで読んでいないと思うのでここまでとしておきます。時々自分が卓球部だった事実を隠す人がいますが、大丈夫、恥ずかしがらずに堂々とその事実を受け入れましょうよ。


 

 


 

次は4年の寿太郎さんにバトンを渡します。寿太郎さんはごはんを食べる時、ご飯を両ほっぺにしきつめ、それを噛まずして喋り倒すため食べるのがとても遅いです。その代わり話がとても面白いです。東大ラクビー部を入れ替え戦出場へと導く偉大な主将のおもろしい1面です。

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