ラグビー部リレー日記

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シックスネーションズ

 written by 倉橋 直希 投稿日時:2021/11/22(月) 13:24

笹俣さんからバトンを受け取りました倉橋です。僕もたくさん食べてたくさん寝て身長、体重ともに笹俣さんに近づいていければ、と言いたいところですが、身長の伸びはもう止まってしまったようなので筋肉をつけて体重を増やすことに専念したいと思います。


最近はオートムネーションズシリーズで北半球のチームが大きく勝ち越していますが、これはシックスネーションズが好きな僕からしてみればとてもうれしいことです。そもそもなぜ僕がシックスネーションズが好きかと言いますと、その昔イギリスに住んでいたことがあってそこでラグビーに出会い、ラグビーを始めたからです。また、チーム間の力が拮抗しているため毎年どこが優勝するのか最終節まで目が離せないのも好きなところです。父も母もシックスネーションズを見るのが好きで、家族でwowowに加入したのもこの大会を見るためでした。もちろんザ・ラグビーチャンピオンシップやオートムネーションズシリーズなど他の大会も見ていますが。

そんなシックスネーションズで僕が一番好きなチームはウェールズです。守備が堅いところや世界屈指のバックスが作り上げるキッキングゲームが僕の好きなところです。そんなウェールズ代表で一番好きな選手はダン・ビガー選手です。多彩なキックができるだけでなく、強いプレーができるところが好きです。プレースキックの精度の高さやスクリューキックの上手さはもちろん、自分で蹴ったハイパントを自分で競って自分でとってしまうところがすごいです。

僕が好きなチームはウェールズですが、今一番勢いがあって強いと思うチームはフランスです。僕の予想では次のワールドカップはフランスが優勝すると思っています。それは若くて上手な選手が次々と出てきているからです。この条件で行ったらイングランドやスコットランドもそうですが、個人的にはフランスがより強い気がします。その若くてうまい選手の代表格がロマン・ヌタマック選手です。僕は毎試合圧巻のプレーで魅了されてしまいます。

本当はもっと書きたいところですが、そんな長く書きすぎても読むのが大変になってしまうと思うのでこれくらいにしておきます。いつも南半球のラグビーを見ている人も北半球のラグビーに触れてほしいと思っているのでぜひ見てみてください。


次は人一倍大きな声でチームを引っ張る2年生の安富さんにバトンを渡したいと思います。僕も普段の練習で安富さんを上回る声を出そうとしていますが、最近はちょっと声を出しすぎて声が変わっちゃった気がします(笑)。

Scrimmage of Scrummage

投稿日時:2021/11/20(土) 19:20

  同期の廣瀬から日記を引き継いだ3年の笹俣です。インドア派の彼と何処かへ遊びに行ける日を心待ちにしています。努力家の廣瀬にこんなことを言われるのは光栄の限りですが、僕は弱音は普通に吐きます(笑)。口数が少ない方なので聞き逃しているだけかもしれません。



 



 現在、スクラムは僕のラグビーの大部分を占めています。頼もしい後輩もおり、来年も3番をやらせていただくとも限らないので、今のうちに僭越ながらスクラムについて思うところを述べておきたいと思います。



 スクラムは非常に繊細です。16人で組体操のようなことをしているイメージです。ただし、どうしてこの形に落ち着いたのかと疑問に思ってしまうほどにアンバランスです。フットポジションを5センチずらすだけで、レフリーのコールで膝を浮かせるタイミングを1秒変えるだけで、より強固にもなるし、逆に途端に崩れてしまう可能性すらあります。そのため、下手に相手に合わせて組み方を変えるより、いかに自分の組み方をぶらさないかという方が大切なのだと思います。



 スクラムは体力的にも精神的にもキツいです。フロントの肩にはトン単位の負荷がかかるとも言われています。組みすぎると身長が縮まりそうなので、注意しようと思います。また、スクラムは精神力(闘争心)も求められます。目の前に相手がおり、勝敗もはっきりするので、真っ向勝負をしているという緊張感を味わえます。これは僕もまだまだ弱い部分なので鍛えなければなりません。



 そしてやはり、経験を重ねるごとにスクラムは試合を左右するほど重要なのだと気づかされます。スクラムのたった1メートルのゲインがバックスの攻撃に大きな勢いをもたらす。元早稲田大学監督の清宮克幸さんも「ラグビーはスクラムだ」とおっしゃっています。精神的にもスクラムの崩れは試合運びに大きな影響を及ぼしてしまう恐れがあるそうです。スクラムの重要性を肝に銘じつつ、これから僕もスクラムの、ひいてはチームの支柱(prop)になれるよう努力を重ねていきたいと思います。



 



 次は1年生の倉橋に日記を引き継ぎたいと思います。プロフィールを見ましたが、睡眠時間は多いに越したことはないと思います。実体験によれば「寝る子は育つ」は真理です(笑)。

Tomorrow never knows

投稿日時:2021/11/17(水) 16:18

いつも笑顔なのが印象的な塩谷から受け取りました、三年の廣瀬です。
週末の山梨学院戦では、野球部出身者特有のド根性プレーを楽しみにしています。

ちなみに周りには特段優しくあろうとも怖くあろうとも思ってないので、ありのままに感じてもらえればと思います。

突然ですが、僕は大学生になってから「一人でいること」が好きになりました。
同期とご飯に行かず速攻家に帰ったり、ちょっとした遊びやお出かけの誘いも断ることが多いです。
コロナ禍では断る方が正義なので、ここ一年半は僕にとっては随分生きやすい世の中でした。

一人でいるのが好きすぎて、ある同期に「コミュニケーションの取れる社会不適合者」と言われましたが、言い得て妙だと思います。ただ残念なことに今更直すのも難しそうです。

「一人で何をしているの?」とはよく聞かれる質問ですが、僕の場合普段は部活関連でほとんど埋まり、最近も悩み事に多くの時間を費やしているので大したことはしてないです。多方面に精力的な部員を心から尊敬します。

部員の皆さんは驚くかもしれないですが、これまでの僕はむしろ社交的な少年でした。1年の浪人生活で人と関わるのがなんとなく嫌になり変わってしまいましたが、小中の通知表では「いつも明るくクラスを盛り上げている」が決まり文句で、誰かと一緒にいないと落ち着かない程でした。同窓会などで昔の友達と会うと今よりハイテンションになる自分がいて、どっちが本当の自分か考えてしまうこともあります。

さて、そんな僕にとって一人でいることのメリットを挙げてみます。
褒められる
たまに優しい人からは自立してるねと言われます。もしかして遠回しの悪口だったりするのでしょうか。ともあれ、やろうと思えば一人で大抵のこと(大学での勉強を除く)はできる自信があるので良しとします。
時間を最大限自由に使うことができる
「他人のために生きるな」とはスティーブ・ジョブズの名言ですが、一人でいれば自分のために時間を使っている感じがあってとても楽しいです。好きな時に好きなことをできる。これ以上最高なことはありません。
気が楽
当然ですが、一人でいるときは気を使わなくて良いです。誰かと一緒だと相手に合わせざるを得ませんが、自分の選択であれば、食べる・飲むためだけに人気店にわざわざ並んだり、興味のないところに寄る必要がないのでストレスフリーな生活を送れます。


逆にデメリットを挙げてみます。
友達がいなくなる
これが一番のデメリットでしょうか。
小中高に比べたらできた友達がかなり少ないです。自ら招いた種とはいえ、寂しいものです。ただ強がりを言うならこれもある意味メリットで、友達の濃さは上がったと思います。何度も懲りずに誘ってくる人は自分のことが好きなんだなと勝手に思っています。
②周りが見えなくなる
良くないことだと自覚はしているのですが、一人の時間が長いと変なこだわりや思想が強くなってしまい、他人の行動を理解できなくなります。あらゆることに対して思い込みで完結してしまうため、すぐ否定的・批判的な考えを持つようになってしまった気がします。某テーマパークも昔はそんなに嫌いじゃなかった気がします。僕の発言で気分を害した方々ごめんなさい。

こんな僕ですが、誘われなかったイベントの存在を知り、行きたかったなと思うこともごく稀にあります。
断る率が高いことは否めませんが、是非一度声をかけてください。

次は私生活も充実している同期の笹俣にバトンを渡します。今年の東大の武器であるスクラムを支える彼からは「きつい・辛い」といった類の言葉を聞いたことがないので、その気概を見習いたいものです。
 

根性

 written by 塩谷 航平 投稿日時:2021/11/15(月) 17:12

ごたつさんからバトンをもらいました1年の塩谷です。ごたつさんは弾丸のような突進をいつも見せてくれますが、尊敬しているイチローの背番号を後輩に取られてやきもちを焼いたという噂のかわいらしい一面もある先輩です。この部活には野球部出身者が意外と多く、東大ラグビー部野球セクションを作りたいと日々思っているので、その時には堂々と背番号「51」をつけて欲しいです。



中学時代僕は野球部だったのですが根性論というものが嫌いでした。これはキャッチャーというポジションがそうさせたのかもしれません。常に全体を見渡し、熱くなりやすいピッチャーという存在を相方にしながら冷静でいなければならない扇の要、それがキャッチャーです。そのため、「気持ちが強い方が勝つ!」と言われると、「何言ってんだよ、実力と頭脳だよ」そう思っていました。3年生最後の夏、いきなり強豪と試合することとなりました。僕はいつも通り考えて試合をすれば"いい試合"にはなるだろうと思っていました。しかし、試合前にエースの球をいつも通り受けていたら、いつもより重く感じたのです。いざ試合が始まると彼はいつも以上に声を枯らせて味方を応援し、ヒットが出れば飛び跳ねて喜んでいました。そんな気持ちが伝染したのか、次を託されたピッチャーも強い球を投げ込み、守備でもいいプレーが出始めました。僕たちのチームは最終的に逆転して勝つことが出来たのです。この時僕は、気持ちって何か力があるのかもしれないと思うようになりました。



これはスポーツから離れてからも同じでした。高校では社会部で様々なプレゼンの機会がありました。相手は自治体や企業で実際に前線で働いてる方々、世界を飛び回って活躍されている方々などでしたが、どれだけ数字を並べても結局最後に彼らを動かしたのはいつも気持ちでした。どれだけ自分たちの気持ちを伝えられるかの勝負でした。



この"気持ち"は僕がラグビー部に入部した理由のひとつでもあります。まだ入部を迷っていた時に同じように迷っていた1人の同期が、「未経験者として経験者を超えてグラウンドでプレーしたい」と言っていたのを聞いて、「こいつと一緒にプレーしたい」と思えたのがきっかけです。昔の僕なら何青臭いこと言ってんだよと思っていたかもしれません。でも今ではどんなに青臭い言葉でも、使い古された言葉でもそれが人を変えることを学びました。



いつもトークで出てくる強いプレーというのは気持ちが1番現れるところだと思っていて、それは始めたばかりでも経験者に勝てる部分だと思うので、ガンガン強いプレーをしていきたいと思います。もちろん根性だけで上手くなれるわけもなく、考えて練習した上で普段からの気持ちが自然と出ることが大事だと思うので、冷静さも失わないようにしていきます。飛び飛びに話を書いてしまいましたが、僕の気持ちの整理と思って温かい目で読んでいただけていれば幸いです。



次は廣瀬さんにバトンを渡します。ラ・サール高校出身の1年が廣瀬さんに怯えてるという噂を耳にしました。DL期間に良くしてもらった僕にはまだ優しい先輩に見えてます。まだ廣瀬さんのプレーを見たことがないので、優しくて強い姿を見れる日を楽しみにしています。

リーチマイケル

投稿日時:2021/11/12(金) 22:57

二年の池田からバトンを受け取りました三年の後藤です。池田は僕が出たYoutubeを見て入部を決めてくれたと聞いてから、とても肩入れしている後輩です。ちなみに、僕がワンピースを読んだことないだけでガリ勉いじりしてくる数少ない後輩でもあります。暇な時間にワンピースを読破しようと思います。

先日学習院大学に僅差で負けました。僕はレフリーがノーサイドの笛を吹いた瞬間、現実に何が起こったか理解できませんでした。整列し、挨拶を終えてもなぜか悔しさを感じませんでした。人生で初めて放心状態に陥ったのです。コーチやキャプテンの話も全く頭に入ってはきませんでした。その後、相手チームが喜び写真を撮り、おそらく祝勝会のためであろうOBからのカンパを受け取っているときに初めて悔しさが滲み出てきました。あとほんの少しで私たちは向こう側だったのです。仲間と涙を流し、勝利の喜びを共有していたかもしれません。上智戦の勝利よりももっとおおきな喜びを得ていたのかもしれません。OBからカンパをいただき、美味しいご飯を食べられたのかもしれません。そう思ったら涙がとまりませんでした。そこから数日間あまり眠れませんでした。何をしていてもどうして負けたのか考えてしまっていたからです。こんな思いはしたくないので、何を変えたらいいか考えました。そこで以前試合に負けた際、大西コーチが仰っていた「この試合リーチマイケルが1人いたらこの結果だったと思うか」という言葉を思い出しました。その時は、リーチレベルのラグビープレイヤーがいたらどうなるかという意味だと捉えていました。しかし、本当の意味は、リーチほどのリーダーシップのある選手がいたら試合はガラッと変わっていたのではないかという意味だとわかりました。それからリーチのプレーを徹底的に見るようにしました。彼は、ATで自分がボールを持ったら責任を持って前に進み続ける、DFでは絶対に自分がタックルしたら1cmでも前に進ませない、そんなプレーでチームを引っ張るキャプテンでした。日本語がそこまで上手くないのにJAPANのキャプテンをやっていた理由がわかりました。彼を見習って、自分の関与するプレーに責任を持つことから意識しようと考えました。他の味方のプレーのことを考えることも大切ですが、まずは自分にfocusします。そして、次の武蔵戦からは東大のリーチマイケルとして責任感のあるプレーをして、絶対に勝利したいです。

次は、将来有望な一年生である塩谷にバトンを渡します。彼は、未経験かつ野球経験者で僕と全く同じ境遇であるためとても期待しています。未経験は、怪我をしないことが何よりも大切なのでコンディショニングを一番頑張ってください
 
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2025年8月

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