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ラグビー部リレー日記
根拠のない自信
投稿日時:2019/01/11(金) 17:29
「余裕なんだよなぁ~」という台詞といつも自信たっぷりな表情の裏で人一倍努力を積んでいる、同期のルーシーこと齋藤からバトンを受けとりました。残りの1%の男、杉浦です。
ここでは僕の受験生活を綴ります。
このリレー日記を読む受験生の皆さんにとって、息抜きになり、少しでも参考になれば幸いです。
自分史上最高のサクセスストーリーなので、脚色と自慢話に思えるような部分が多々あるかもしれませんが、温かい目でお付き合いください。
私は先のリレー日記で齋藤が書いているように、本郷高校ラグビー部の主将として高3の11月まで部活を続けた。もちろん高校ラグビーの聖地である花園に出場した上で受験を迎えるつもりだったが、その夢は叶わなかった。
勝負に二度負けることがあってはならないと思い、引退後は受験というもうひとつの戦いに切り替えて勉強をした。とはいえ、それまで部活一筋だったこともあり東大模試の判定はEばかりだったし、センターレベルの問題でさえ、ミスばかりだった。
大きなビハインドを背負った状態でのスタートだったが、僕には誰にも負けないと自負している大きな武器があった。
それは「根拠のない自信」である。
この武器は、引退まで部活を全うしたことで得られたものだと感じている。
これは、よくある「部活は最後まで続けるべきだ!」ということを言いたいわけでは断じてない。
むしろ、惰性で部活を続けるくらいなら、遊びや勉強など他にやりたいことをやるべきだと考えている。
部活であれなんであれ、自分のなかでやりきったと思えた経験が、受験勉強で苦しくなったときに支えになってくれると思う。
仕上げなければいけない参考書の山を前にした時も、
「あんなにキツい練習を乗り越えた自分にとって、こんなの屁でもねーぜ。」と思えた。
また、東大模試でE判定を取った時も、
「合格の可能性20%未満ではあるかもしれないけど、受かる可能性はあるし、俺はその中に入るんだろうなぁ。」という気持ちでいた。
今思い返すとなんとも能天気でアホである。
アホではあったが、受かっているのだからバカではないのだろう。
だが、この自信にどれだけ救われたことか。
実際、本番の入試もこの自信のおかげで、あまり緊張することなく挑むことが出来た。
さて、ここまでは根拠のない自信について冗談半分に書いてきたが、ここからは少し真面目に勉強の質に関して書いていこう。
残された時間が少なかった私は短い時間でも結果を出すために、自己分析を行い、どの科目でどれくらいの点数をとり、どんな風に合格をするというシミュレーションをし、それに基づいて現在の自分に足りていない部分を優先順位をつけてあぶり出し、1カ月、2週間、1週間、1日ごとに期間を区切って計画を立てた。
また、暗記の際には書いて覚えている暇がなかったので、とにかく音読を繰り返した。
単語帳などは、わからない部分に線を引きそこだけを重点的に復習しまくった。
このように、様々な工夫で時間がない部分を質で補った。他人が1時間勉強する間にその倍の内容を吸収してやろうと思って必死に頑張った。
受験生の皆さんも、よく合格体験記に「一日何時間勉強していましたか」とかいう質問があるが、時間にこだわらず何を学びとることができたかに目を向けてみて欲しい。
ここまで偉そうに書いてきたが、私は合格最低点ギリギリでの合格だったし、私が合格できたのは、単純な実力ではなく、本番で運良く得意な問題が出ただけかもしれないし、もう一度受験して確実に受かるかと聞かれたら、普段は自信満々なこの私ですら自信がない。
しかし、合格してしまえば入試の点数など関係ない。どんな形であれ、合格は合格なのだ。
今、苦しく辛い時間を送っている受験生の皆さんに暖かい春とともに吉報が届くことを切に願っております。
調子に乗っている上にまとまりのない文章となってしまい、誠に申し訳ございません。
このリレー日記を読んで、こんな奴に負けたくないと思って勉強してくださったり、勉強の合間にクスッと笑ってくださった方がいたなら何よりです。
次は、最近不幸が続いている同期の甲斐にバトンを回します。
彼は常に冷静なので、僕とは違ってためになるリレー日記を書いてくれることでしょう。
ここでは僕の受験生活を綴ります。
このリレー日記を読む受験生の皆さんにとって、息抜きになり、少しでも参考になれば幸いです。
自分史上最高のサクセスストーリーなので、脚色と自慢話に思えるような部分が多々あるかもしれませんが、温かい目でお付き合いください。
私は先のリレー日記で齋藤が書いているように、本郷高校ラグビー部の主将として高3の11月まで部活を続けた。もちろん高校ラグビーの聖地である花園に出場した上で受験を迎えるつもりだったが、その夢は叶わなかった。
勝負に二度負けることがあってはならないと思い、引退後は受験というもうひとつの戦いに切り替えて勉強をした。とはいえ、それまで部活一筋だったこともあり東大模試の判定はEばかりだったし、センターレベルの問題でさえ、ミスばかりだった。
大きなビハインドを背負った状態でのスタートだったが、僕には誰にも負けないと自負している大きな武器があった。
それは「根拠のない自信」である。
この武器は、引退まで部活を全うしたことで得られたものだと感じている。
これは、よくある「部活は最後まで続けるべきだ!」ということを言いたいわけでは断じてない。
むしろ、惰性で部活を続けるくらいなら、遊びや勉強など他にやりたいことをやるべきだと考えている。
部活であれなんであれ、自分のなかでやりきったと思えた経験が、受験勉強で苦しくなったときに支えになってくれると思う。
仕上げなければいけない参考書の山を前にした時も、
「あんなにキツい練習を乗り越えた自分にとって、こんなの屁でもねーぜ。」と思えた。
また、東大模試でE判定を取った時も、
「合格の可能性20%未満ではあるかもしれないけど、受かる可能性はあるし、俺はその中に入るんだろうなぁ。」という気持ちでいた。
今思い返すとなんとも能天気でアホである。
アホではあったが、受かっているのだからバカではないのだろう。
だが、この自信にどれだけ救われたことか。
実際、本番の入試もこの自信のおかげで、あまり緊張することなく挑むことが出来た。
さて、ここまでは根拠のない自信について冗談半分に書いてきたが、ここからは少し真面目に勉強の質に関して書いていこう。
残された時間が少なかった私は短い時間でも結果を出すために、自己分析を行い、どの科目でどれくらいの点数をとり、どんな風に合格をするというシミュレーションをし、それに基づいて現在の自分に足りていない部分を優先順位をつけてあぶり出し、1カ月、2週間、1週間、1日ごとに期間を区切って計画を立てた。
また、暗記の際には書いて覚えている暇がなかったので、とにかく音読を繰り返した。
単語帳などは、わからない部分に線を引きそこだけを重点的に復習しまくった。
このように、様々な工夫で時間がない部分を質で補った。他人が1時間勉強する間にその倍の内容を吸収してやろうと思って必死に頑張った。
受験生の皆さんも、よく合格体験記に「一日何時間勉強していましたか」とかいう質問があるが、時間にこだわらず何を学びとることができたかに目を向けてみて欲しい。
ここまで偉そうに書いてきたが、私は合格最低点ギリギリでの合格だったし、私が合格できたのは、単純な実力ではなく、本番で運良く得意な問題が出ただけかもしれないし、もう一度受験して確実に受かるかと聞かれたら、普段は自信満々なこの私ですら自信がない。
しかし、合格してしまえば入試の点数など関係ない。どんな形であれ、合格は合格なのだ。
今、苦しく辛い時間を送っている受験生の皆さんに暖かい春とともに吉報が届くことを切に願っております。
調子に乗っている上にまとまりのない文章となってしまい、誠に申し訳ございません。
このリレー日記を読んで、こんな奴に負けたくないと思って勉強してくださったり、勉強の合間にクスッと笑ってくださった方がいたなら何よりです。
次は、最近不幸が続いている同期の甲斐にバトンを回します。
彼は常に冷静なので、僕とは違ってためになるリレー日記を書いてくれることでしょう。
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