ラグビー部リレー日記

怪我の功名

投稿日時:2020/06/04(木) 19:33

学年が上がって益々頼もしくなっている2年スタッフのあしゃからバトンを受け取りました、3年の甲斐です。
未だに後輩にビビられているという事実を知り悲しい限りです。僕のような器の広い人間が後輩からイジられたくらいでキレるなどということは断じてないのでもっと積極的に絡みに来て欲しいです。
 

3月末にラグビー部が活動自粛に入ってから早くも2ヶ月以上が経ちました。2月のシーズンイン以来練習をしていた期間よりも自粛に入ってからの方が長いという事実に気付き、ショックを受けます。思えば僕は1、2年のときも怪我でDLに入っていた期間が長く、入部以降実際にプレーできていない期間が長いように感じます。理由が何であれプレーが出来ないのはもどかしいですしストレスもたまります。
 

しかし自分でも驚きますが、寧ろDLに入って良かった、と思った経験があります。去年末の左手首の舟状骨の骨折でのDL期間のことですが、結果としてあのままプレーしていた場合よりも自分にとってプラスになったと感じています。入部以降何回もDLを経験してきましたが心の底からこう思えたのは初めてのことです。その要因としてはシーズン残り2ヶ月で全治3ヶ月の怪我をしたため諦めがつき、復帰を急がなかったことでその時自分にできることにフォーカスしてトレーニングに集中できたことが大きいと思います。具体例を挙げると手の骨折でバーを持てないためウェイトでできる種目がかなり限定される中、手をあまり使わずに出来るヒップスラストに集中的に取り組んだことなどです。結果として下半身の筋力、フィッツ、柔軟性などの面でDL期間中に成長することができ、復帰後は増量にも関わらず怪我前よりも動きにキレが増したように感じましたし、高校時代からの大きな課題である捻挫癖も克服できました。怪我をした当初はもちろん「またDLか」と落胆しましたが、焦ることなく冷静にその時の自分に出来ることに目を向け、強化したことが結果として全体的にプラスに働きました。
 

コロナで練習ができなくなったときも同じメンタリティで臨もうと思えたから、過度に悲観することはありませんでした。勿論新しく大西さんをコーチに迎えこれから強くなろうという時期に活動ができなくなることに不安はありましたが、高いワークレートが求められるのでたくさん走ってフィッツのさらなる強化をしようとか、普段より時間があるからゆっくり試合動画をみてラグビーの勉強をしようとか、出来ないことではなく出来ることに目を向けて強化に取り組もうと思えたからこそ頭を切り替えることができました。この点でも去年末のDLは経験しておいて良かったと感じました。僕はまだ3年生だからこんな余裕こいたことを言っていられる面も否定はできませんが、焦ってもコロナ収束が早まることはありません。今、この時期だからこそ出来ることにフォーカスし、練習再開後に「寧ろコロナ自粛があって良かった」と言えるくらい強くなっていられるようにトレーニングに取り組むことが大切なのではないかと思います。
 

拙い文章を最後までお読みいただきありがとうございました。「焦っても仕方がない」といった内容を書いておいてなんですが、夏合宿や秋シーズンのことを考えると一刻も早く活動休止期間が終わることを願うばかりです。何より早くラグビーがしたい。
次は同じポジションの後輩である表にバトンを渡したいと思います。彼は人をイジることに関してはタブーがなく、部内でも屈指のアタッカータイプで有名ですが、僕は1年生が新しく入ってきたら後輩にイジられて受けに回る表を見られるのではないかと、密かに楽しみにしています。コロナが明けたら新歓もしっかりやりたいですね。

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