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ラグビー部リレー日記
進学選択のすすめ
投稿日時:2022/11/26(土) 23:42
非常に弁が立つと評判の池田君からバトンを受け取りました安富です。女の子と連絡をとっているのは僕ではなく池田君の方で、女の子と楽しそうに通話している池田君の声が壁越しに聞こえてくるため、僕はしばしば傷ついています。加えてリレー日記でも強者の余裕から出る嘘をついて、これ以上人を痛めつけてどうしたいのでしょうか。
この大学において、誰もが悩むのは進学振り分け、通称進振りです。そもそも絶対にやりたいことがある場合は、進学選択という制度がない(ほとんどそうですが)大学に行くことが多いため、この学校には偏差値のみを追い求めて生活をしてきたモンスターが少なくないのが現状です。大学入学後1年半でやりたいことが見つからない限り、進振りで頭を悩ますことになります。
ラグビー部員も例外ではなく、そのような偏差値モンスターが散見されます。個人の趣向の領域なのでこれを評論するつもりはありませんが、こと進振りに関してはその習性のせいで苦労している人間を多く見てきたため、今後進振りを経験する後輩たちの参考となるよう進振りの罠を記そうと思います。
その罠とは、成績が点数化されてしまうことです。進振りのため、東大生は入試の後も点数による競争を強いられます。今後やりたいことが決まっている人は、希望の学科に行けるように点数を稼げばよいでしょう。しかし、決まっていない人はどうするのでしょうか。とりあえず勉強をして点数を高くする人、どこでもいいから勉強しない人色々居ますが、ありがちな問題として、持ってる点数で行ける範囲での一番点数の高い学部に行こうとすることがあります。これは、受験戦争を乗り切ってきた東大生の点数信仰という悪癖であり、他の人に言われないと気付くことのできない難しい問題です。
例えば、点数が足りているので文3から法学部に進学しようと思ったとします。その場合、2Aセメスターから法学部に所属することになりますが、これが何を意味するか考えてみましょう。
まず、法学部の持ち出し科目は2Sから始まるため、その分の不利があります。更に、法について考えている期間が違います。法学部に進学する生徒は、基本的に法学部の進学を考えている文1の生徒が大半です。入学時から法を意識しているため、前提知識に差があります。そもそも他の大学と比べ、教養学部を過ごさなければならず、2年と少しで法学を修了しなければならないことを考慮すると、状況は芳しくないと予想されます。
次は、なんとなく工学部がカッコいいから工学部に進学しようと考えているとします。工学部は勉強意欲の高い生徒が集まっており、当然相対評価である成績は厳しいものとなります。また、卒業に必要な単位が大体90単位以上となっており、農学部の68単位と比べて非常に多いです。実験が時間を食う割に単位数が少ないため、想像以上にタイトなスケジュールが要求されます。中には、「俺は学部に所属してから勉強するんだ」と言っている人もいますが、歴史上そのような人が勉強したことはありません。
以上のような厳しい状況を全て吹き飛ばす最強の手段も存在します。そう、留年です。留年を選択すれば、1年間余剰を生み出すことができ、ラグビーに集中ができます。その増えた1年間で残った単位を回収しつつ、ラグビーももう1年やってしまえば非常に充実した留年ライフを送れること間違いなしです。
留年は嫌だ!という人は農学部に進学することがおすすめです。上記の通り工学部よりも必要単位が少なく、学部全体の雰囲気がのんびりとしていて、過ごしやすい環境になっています。授業も融通が利くことが多く、勉強したい人もそうでない人でも適しているといえます。やりたいことがない、という人は、まず農学部に進学しましょう。その後工学系がやりたいと気付いた場合は、農業の機械系に進学することもでき、なんなら工学部の授業を他学部履修して工学部の院に行くこともできます。
まとめると、このリレー日記で言いたいことは、点数に惑わされずにとりあえず農学部に行けということです。
次はスタッフに転身し頑張っている手島にバトンを渡します。選手時代に鍛えた大きな体は今も健在です。今度一緒にスクラムの練習をやりましょう!
この大学において、誰もが悩むのは進学振り分け、通称進振りです。そもそも絶対にやりたいことがある場合は、進学選択という制度がない(ほとんどそうですが)大学に行くことが多いため、この学校には偏差値のみを追い求めて生活をしてきたモンスターが少なくないのが現状です。大学入学後1年半でやりたいことが見つからない限り、進振りで頭を悩ますことになります。
ラグビー部員も例外ではなく、そのような偏差値モンスターが散見されます。個人の趣向の領域なのでこれを評論するつもりはありませんが、こと進振りに関してはその習性のせいで苦労している人間を多く見てきたため、今後進振りを経験する後輩たちの参考となるよう進振りの罠を記そうと思います。
その罠とは、成績が点数化されてしまうことです。進振りのため、東大生は入試の後も点数による競争を強いられます。今後やりたいことが決まっている人は、希望の学科に行けるように点数を稼げばよいでしょう。しかし、決まっていない人はどうするのでしょうか。とりあえず勉強をして点数を高くする人、どこでもいいから勉強しない人色々居ますが、ありがちな問題として、持ってる点数で行ける範囲での一番点数の高い学部に行こうとすることがあります。これは、受験戦争を乗り切ってきた東大生の点数信仰という悪癖であり、他の人に言われないと気付くことのできない難しい問題です。
例えば、点数が足りているので文3から法学部に進学しようと思ったとします。その場合、2Aセメスターから法学部に所属することになりますが、これが何を意味するか考えてみましょう。
まず、法学部の持ち出し科目は2Sから始まるため、その分の不利があります。更に、法について考えている期間が違います。法学部に進学する生徒は、基本的に法学部の進学を考えている文1の生徒が大半です。入学時から法を意識しているため、前提知識に差があります。そもそも他の大学と比べ、教養学部を過ごさなければならず、2年と少しで法学を修了しなければならないことを考慮すると、状況は芳しくないと予想されます。
次は、なんとなく工学部がカッコいいから工学部に進学しようと考えているとします。工学部は勉強意欲の高い生徒が集まっており、当然相対評価である成績は厳しいものとなります。また、卒業に必要な単位が大体90単位以上となっており、農学部の68単位と比べて非常に多いです。実験が時間を食う割に単位数が少ないため、想像以上にタイトなスケジュールが要求されます。中には、「俺は学部に所属してから勉強するんだ」と言っている人もいますが、歴史上そのような人が勉強したことはありません。
以上のような厳しい状況を全て吹き飛ばす最強の手段も存在します。そう、留年です。留年を選択すれば、1年間余剰を生み出すことができ、ラグビーに集中ができます。その増えた1年間で残った単位を回収しつつ、ラグビーももう1年やってしまえば非常に充実した留年ライフを送れること間違いなしです。
留年は嫌だ!という人は農学部に進学することがおすすめです。上記の通り工学部よりも必要単位が少なく、学部全体の雰囲気がのんびりとしていて、過ごしやすい環境になっています。授業も融通が利くことが多く、勉強したい人もそうでない人でも適しているといえます。やりたいことがない、という人は、まず農学部に進学しましょう。その後工学系がやりたいと気付いた場合は、農業の機械系に進学することもでき、なんなら工学部の授業を他学部履修して工学部の院に行くこともできます。
まとめると、このリレー日記で言いたいことは、点数に惑わされずにとりあえず農学部に行けということです。
次はスタッフに転身し頑張っている手島にバトンを渡します。選手時代に鍛えた大きな体は今も健在です。今度一緒にスクラムの練習をやりましょう!
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