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ラグビー部リレー日記
嫌われる勇気を持とう
投稿日時:2015/01/23(金) 04:00
同期の山本よりバトンを受け取りました岡本です。
最後の法学徒とのフレコミがありましたが、おそらく法学部同期の中で本当に「最後の法学徒」となってしまう可能性が高いのでは、と自覚させられる今日この頃です。
さて、去る1月15日に行われたプレシーズンミーティングにて、チーム全体としては「全員がラグビーを真剣に考える」というテーマが掲げられましたが、ここでは私個人の、本年度のテーマを述べさせて頂きたいと思います。
それはずばり、「嫌われる勇気を持つ」ことです。
思えば人生22年、私はずっと優等生でありました。
「勉強しろ」と言われれば勉強しましたし、「働け」と言われれば働きました。
何でも言うことを聞く素直な人間で、不平不満は滅多に吐いた事がありません。
一方で、それは周囲の人間に嫌われるのがただ恐怖だったのだ、ということもまた自覚しておりました。
ところが去年の冬でしょうか、ついに己が塗り固めてきた仮面がぼろぼろと剥がされていくような、そんな出来事がありました。
後輩の津川が先輩某マネージャーを冗談交じりにからかった後、
放った一言を今でも覚えています。
「僕は嫌われることを恐れないので。自分守ってたら何にもならないじゃないですか。」
津川はいつもの様にガハハハハと豪快な笑い声を上げながら去って行きました。
他愛のない会話の一言ではありましたが、僕は一種の憧れともいえる、津川の生き様に触れた気がしました。
「津川には首脳陣に対しても忌憚なく意見を発信して、チームを牽引していこうという覚悟がある。
自らに対する反論、反感は生じ得るかもしれないが、間違いなくその相克がチームの原動力になるはずだ。」
「一方で僕はなんだ。ラグビーを考えていないわけではない、経験だって浅いわけではない。
なのに周りに追従しているだけで、何一つチームに発信することがない、還元するものがない。」
津川の言葉を反芻する度に、頭に渦巻いていたのはこんな感情でした。
だからこそ思うのです。「今年こそ私は、憎まれ役にならねばならない」と。
チームを強くするためには、仲良くラグビーをするだけではいけないでしょう。
時には殴り合いの喧嘩になっても、それぞれの思いを本気でぶつけねばならない時があるでしょう。
そしてそんなぶつかり合いが、「全員がラグビーを本気で考えた」末の営みである限り、この部は本当に強くなるのだと思います。
そんな時、私は皆にいい顔をする人間ではなく、先頭で言葉と拳をぶつけ合う、そんな人間でありたいと思っています。
次は、私の様な優等生とは対極の存在、(いい意味で)ワルガキの中のワルガキの藤堂欣充にバトンを託します。
最後の法学徒とのフレコミがありましたが、おそらく法学部同期の中で本当に「最後の法学徒」となってしまう可能性が高いのでは、と自覚させられる今日この頃です。
さて、去る1月15日に行われたプレシーズンミーティングにて、チーム全体としては「全員がラグビーを真剣に考える」というテーマが掲げられましたが、ここでは私個人の、本年度のテーマを述べさせて頂きたいと思います。
それはずばり、「嫌われる勇気を持つ」ことです。
思えば人生22年、私はずっと優等生でありました。
「勉強しろ」と言われれば勉強しましたし、「働け」と言われれば働きました。
何でも言うことを聞く素直な人間で、不平不満は滅多に吐いた事がありません。
一方で、それは周囲の人間に嫌われるのがただ恐怖だったのだ、ということもまた自覚しておりました。
ところが去年の冬でしょうか、ついに己が塗り固めてきた仮面がぼろぼろと剥がされていくような、そんな出来事がありました。
後輩の津川が先輩某マネージャーを冗談交じりにからかった後、
放った一言を今でも覚えています。
「僕は嫌われることを恐れないので。自分守ってたら何にもならないじゃないですか。」
津川はいつもの様にガハハハハと豪快な笑い声を上げながら去って行きました。
他愛のない会話の一言ではありましたが、僕は一種の憧れともいえる、津川の生き様に触れた気がしました。
「津川には首脳陣に対しても忌憚なく意見を発信して、チームを牽引していこうという覚悟がある。
自らに対する反論、反感は生じ得るかもしれないが、間違いなくその相克がチームの原動力になるはずだ。」
「一方で僕はなんだ。ラグビーを考えていないわけではない、経験だって浅いわけではない。
なのに周りに追従しているだけで、何一つチームに発信することがない、還元するものがない。」
津川の言葉を反芻する度に、頭に渦巻いていたのはこんな感情でした。
だからこそ思うのです。「今年こそ私は、憎まれ役にならねばならない」と。
チームを強くするためには、仲良くラグビーをするだけではいけないでしょう。
時には殴り合いの喧嘩になっても、それぞれの思いを本気でぶつけねばならない時があるでしょう。
そしてそんなぶつかり合いが、「全員がラグビーを本気で考えた」末の営みである限り、この部は本当に強くなるのだと思います。
そんな時、私は皆にいい顔をする人間ではなく、先頭で言葉と拳をぶつけ合う、そんな人間でありたいと思っています。
次は、私の様な優等生とは対極の存在、(いい意味で)ワルガキの中のワルガキの藤堂欣充にバトンを託します。
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