ラグビー部リレー日記

Again and Again

投稿日時:2017/11/03(金) 20:27

  

 
和寿・翔に続く、さくらい界のニューウェーブの政宏くんからバトンを受け取りました、宮原健です。先週の学習院大学戦について書きます。

 後半残り10分、東大のリードは4点。学習院が東大ゴール前5メートルに張り付いている。序盤に17点を先取されるも、意地で食らいついて何とか手にしたリード。絶対に譲るわけにはいかない。雷による一時中断の後、相手ボールで再開。ゴールラインめがけて突進してくる学習院。突き刺さる東大。わずかに、東大の気迫が勝ったか。タックルを受けた学習院の選手が落球し、東大ボールに。これでなんとか自陣を脱出して学習院陣内に入るも、ここから学習院はキックを使わずにマイボールを継続してトライを取りに来る。絶対にトライさせてはならない。残り時間のない今、それは敗北を示す。双方の誇りをかけた我慢比べが始まった。東大は激しいDFでゲインを許さないが、学習院も必死にボールキープして攻撃を継続する。少しでも綻びが生まれれば必ずそこを突かれてトライまで持っていかれる。我々にできることは、愚直に体を当て、練習してきた攻めのDFをし続けることだけだった。

 長い攻防の果てに、決着。東大の好タックルを受けた相手が反則を犯し、東大はペナルティーキックを獲得。これを沈め3点を加えたところで長い笛。24—17。5節目にして、今季の対抗戦初勝利。体の奥底に熱く震えるものを感じた。

 勝って、泣けた。

 最高の気分だった。ベンチに帰ると試合に出られなかった仲間やスタッフが迎えてくれた。彼らも、泣いていた。それを見てまた涙があふれた。OBの方や友人からもねぎらいの言葉を受けた。ほっとして、また目頭が熱くなった。

 ラグビーと向き合う我々が努力や感謝を示すには勝つのが一番だ。入れ替え戦というまだ見ぬ舞台に立つ夢が開幕4連敗で絶たれた今、目の前の一戦一戦を勝ち取っていくしかない。かっこ悪くたってギリギリだっていいじゃないか。これからだって遅くない。何度でも勝って、何度でも泣こう。

 最後まで読んでくださりありがとうございます。次は、最近「しばむラン」と称される鋭いランニングで沸かせる同期の芝村に回します。


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