ラグビー部リレー日記

東大ラグビー部らしさ

投稿日時:2018/10/06(土) 20:48

不運に負けないメンタルを持つ3年櫻井からバトンを受け取りました、4年の鎌田です。


先日、ハーフ団激励会を開催していただきました。
ハーフ団のOBの方々だけではなく、他のパートの方もいらっしゃっていただき、我々の活動がOBの方々に支えられているというのを再認識しました。お礼申し上げます。

その際のことですが、東大と立教大学との昔の試合が動画サイトにあがっているということを伺い、立教戦を明日に控える今日、再度その試合を見させていただきました。

試合は1993年対抗戦のもので、映像はとても古く、ダイジェスト版となっています。

ラインアウトはリフトを行わず、セットプレーでのオフサイドラインの位置も現在と違います。
同じスポーツとは思えないような部分もあるほどに変わっていますが、その中でも「東大ラグビー部らしさ」として感じるものが散見されました。

一つは「東大伝統の低く刺さるタックル」です。
東大は伝統的に低く刺さるタックルをすると、他の大学とのアフターマッチファンクションなどでよく耳にします。
また、OBの方々も特にタックルに関してこだわりを持っていらっしゃる方が多いように思われます。
この試合を見た時、東大のタックルというものにまず驚かされました。ボールが出た瞬間にトイメンに向かって全力疾走をし、相手の足元に鋭く入るタックルは鮮烈なものでした。
ルールや戦術、技術の変わった現代のラグビーにおいては当時と同じようなことはできないというのは理解しているのですが、考えさせられるものがありました。

もう一つは「自分たちのスタイルで戦うこと」です。
東大のラグビー自体を多く見たわけでもなく、たった1試合のたかだか数分間をみただけですが、東大のスタイルというのが確立されているように思われました。
東大はとにかく先述のような低く鋭いタックルを武器にディフェンスラインをあげ続け、相手のミスなどに泥臭く体をはって反応していき点数を重ねるラグビーをしていたように見えます。
華やかなプレーと言ったものとはかけ離れていますが、これは東大という環境下において勝つための最善の選択をとった結果ではないでしょうか。
これもまた現代に通ずるべきところがあります。現代ラグビーがどのようなトレンドであったとしても、その中で自分らに活用すべきところはそうすべきですが、その一方で時代に逆行するようなスタイルが我々に適しているのであれば、それもまた活用し、東大のスタイルとするべきだと思われます。ただ闇雲にスーパーラグビーやトップリーグの真似事をしているだけではなく、自分たちが勝つために必要なスタイルというものを身につける必要があります。
我々4年生にとっては残り数ヶ月ですが、それを完成させるとともに、これから先の東大ラグビー部の部員も各々の時代と自分たちの環境に適合したスタイルを身につけることを望んでいます。


試合の感想はここまでにして、明日の試合に備えようと思います。
明日は立教戦です。
我々のスタイルで戦い抜きたいと思います。


次は立派な体格を持つ1年の永山にお願いしたいと思います。

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