ラグビー部リレー日記

ありがとうヘッドキャップ

投稿日時:2020/12/16(水) 16:20

何だかんだ非常に良い奴である五島からバトンを受け取りました、2年の三方です。この前の試合、五島が彼の高校同期である一橋大学の4年生の選手と仲良く談笑していて驚きました。まあよくよく考えたら当然なのですが。時空の歪みとは恐ろしいものです。

さて今回は僕がラグビーをする上で欠かせない物の話をしたいと思います。それは僕の耳に血が溜まったり、頭が大きな衝撃を受けたりすることから防いでくれ、躊躇なくコンタクトプレーが出来る手助けをしてくれます。そうヘッドキャップです。

今回これをリレー日記の題材にするということで、その進化の歴史を少し調べてみました。どうやらヘッドキャップは元々、タックルなどを繰り返し、耳がこすれて血がたまるいわゆる「ギョウザ耳」を防ぐための保護が目的だったそうで、往年のラグビーファンならご存知である「十字型ヘッドキャップ」がその例です。しかしラグビーの進化とともに激しいコンタクトプレーが増えたため、耳だけでなく頭部も保護することが出来るよう、今も主流となっている「ヘルメット型」が開発されました。現在日本では高校生まで着用が義務付けられています。各校の名前が入った様々なデザインのヘッドキャップは非常に素敵で、高校ラグビーの象徴とも言えると思います。

しかしながら大学生にヘッドキャップの着用義務はありません。高校時代にヘッドキャップを付けていた数多くの選手が、待ってましたと言わんばかりに別れを告げていきます。東京大学ラグビー部も例外ではありません。多くの選手が生身の頭で激しいコンタクトを行っています。僕は怖くて到底外すことが出来ません。僕は生身でコンタクトを行う彼らを尊敬するとともに、ヘッドキャップを着ければいいのになあと思ったりするときもあります。

例えばこんな時。ヘッドキャップを着けずに練習している仲間がギョウザ耳で血を抜きに行っているとき、ブレイクダウンで頭を蹴られ出血してしまったとき、激しいコンタクトで脳震盪をしてしまったとき、などなど。ヘッドキャップを着けていれば防げる確率が高かっただろう怪我は非常に多くあるのではないかと僕は思います。

当然ヘッドキャップにもデメリットはあります。一番は夏場とにかく暑いことです。ヘッドキャップを着けない理由の断トツ一位はこれに違いありません。後自分ではあまり感じたことは無いのですが、周りの声が聞こえにくくなるというのも理由にあるらしいです。コミュニケーションが非常に重要であるラグビーにおいて、これもまた大きな障害になり得るでしょう。

それでも僕はヘッドキャップを着けてプレーする人が一人でも多く増えればいいなと思っています。ヘッドキャップは確実にコンタクト時の頭部や耳への負担を和らげてくれ、怪我のリスクを減らしてくれます。怪我のリスクが減れば躊躇なくタックルに行けるし、怪我をしてチームや、何よりも自分を一番心配してくれる家族に迷惑を掛けることが無くなります。もしも見栄えがいいとか面倒くさいからという理由だけでヘッドキャップを着けていない人がいるのであれば、装着をオススメします。正直生身の頭とぶつかるのは痛いので嫌です。僕はこれからもヘッドキャップ2個体制で練習や試合に取り組んでいきます。

次は未経験者ながら思い切りの良いプレーが目立つ一年生の池田にバトンを回します。池田にも是非ヘッドキャップを着けて欲しいです。

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