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ラグビー部リレー日記
義務教育
投稿日時:2021/03/31(水) 13:02
今年のFWリーダーであるルーシーさんからバトンを受け取りました、3年の原です。今年はスモブラも一緒になったことですし、たくさん喋ってもっとルーシーさんのことを知りたいです。
東大ラグビー部のホームページを見てみると、メンバー紹介にスポーツ歴が書いてある。「ラグビー42年」のコーチがいらっしゃったり、「ラグビー3カ月」という新2年がいたりと多種多様である。必ずしもラグビー経験年数とその人のラグビーの能力が比例するというわけではないが、小さいころから楕円球に触れているプレーヤーの方がハンドリングスキルに安定感があったり、逆に年数の短いプレーヤーの方が変に消耗していない分、選手生命を左右するような大きな古傷を持っていなくてむしろ有利な側面もあったりと、経験値とプレーヤーとしてのスキルには関連性があると考えている。その多様性こそが東大ラグビー部の強みであり様々な視点でラグビーという競技を解釈できるからこそ理にかなったラグビーを実現できると考えている。
そんな自分は中学1年時にラグビーを始めたので今年で9年目になる。これまでの8年間は本当にいい思い出も苦い思い出も多くあった。チームも対戦相手も環境も自分の立場も毎年のように変化した。自分の思うようにプレーできたのに敗戦してしまったゲームもあれば、棚からぼた餅のような感じで勝ちを拾えた試合もあった。ありがたいことに素晴らしい指導者に恵まれて自分のラグビー観を常にアップデートしながらがむしゃらにやってきた8年間であったと振り返ることができる。
9年目。この期間は義務教育において最終年に当たる。義務教育が終わるというのは、個人的な解釈として「敷かれているレールの上を走りながらレールの敷き方を教わる」ことをしていたのが「自分でレールを敷きながらレールの敷き方を教わる」という風に変わることだと考えている。日本ではほとんどの人が高校に行くが行く高校も自分で決めることができるし、高校生・大学生とステップアップするにつれて自由度が高くなる。
自分のラグビー人生を義務教育に当てはめてみる。これまでの時間は確かに敷かれているレールの上での活動であったように思う。中学・高校の部活では(当たり前だが)自分たちの裁量で決められる部分が小さく基本的にレールに乗っかってするべきことを行っていくことが主であった。これについては否定的というわけではなく中高の部活では経験値もなく行動を決定するための材料が選手側にないためこの方法の方が効率的かつ合理的である。義務教育だと「小学校」に当てはまるこの期間はそういったモデルを学ぶ時間だと思うしアウトプットよりインプットが重視されるべきだと思う。
一方、大学の部活では自分たちの裁量で決められる部分が格段に増える。自分が何をしたいのか、どうなりたいのかを考えるところから決定する。人に判断してもらって行動するのは簡単だが、自分で周りの状況を考えて意思決定をして行動するのは常に不安が付きまとうし孤独を感じることも少なくない。良くも悪くも成果が100%自分に返ってくることの影響が大きい。スタッフもそういう部分が大きくて、構想を実行に移すという経験は自分も何度もしたがかなり難しい。行動力がある人というのはより慎重に検討できる人だと思っていて、周りへの影響などもすべて考慮したうえで判断を下せる人が実行の成功を生み出すことができて次の行動も起こしやすくなる。そういった人になりたいと常々考えているがどこかで他人に判断してほしいと甘えてしまう自分もいる。なんだかんだで昨年までは首脳陣はじめ先輩方のレールの上にいたような気がする。今シーズンに入ってスタッフの最高学年となったためどうしたい、というのを積極的に伝えなければと最近痛感している。また、来年には「義務教育」が終わるため自分でレールを敷けるような準備も今シーズン行っていきたい。本当の意味で「自立」することを今シーズンの目標に掲げる。
以上、お読みいただきありがとうございました。
次は、4年のいしけんさんです。最近身体がデカくなっていて頼もしい限りです。この間はパスのお手本を全員の前でしていたので今シーズンは器用なPRとして活躍してくれると思います!
東大ラグビー部のホームページを見てみると、メンバー紹介にスポーツ歴が書いてある。「ラグビー42年」のコーチがいらっしゃったり、「ラグビー3カ月」という新2年がいたりと多種多様である。必ずしもラグビー経験年数とその人のラグビーの能力が比例するというわけではないが、小さいころから楕円球に触れているプレーヤーの方がハンドリングスキルに安定感があったり、逆に年数の短いプレーヤーの方が変に消耗していない分、選手生命を左右するような大きな古傷を持っていなくてむしろ有利な側面もあったりと、経験値とプレーヤーとしてのスキルには関連性があると考えている。その多様性こそが東大ラグビー部の強みであり様々な視点でラグビーという競技を解釈できるからこそ理にかなったラグビーを実現できると考えている。
そんな自分は中学1年時にラグビーを始めたので今年で9年目になる。これまでの8年間は本当にいい思い出も苦い思い出も多くあった。チームも対戦相手も環境も自分の立場も毎年のように変化した。自分の思うようにプレーできたのに敗戦してしまったゲームもあれば、棚からぼた餅のような感じで勝ちを拾えた試合もあった。ありがたいことに素晴らしい指導者に恵まれて自分のラグビー観を常にアップデートしながらがむしゃらにやってきた8年間であったと振り返ることができる。
9年目。この期間は義務教育において最終年に当たる。義務教育が終わるというのは、個人的な解釈として「敷かれているレールの上を走りながらレールの敷き方を教わる」ことをしていたのが「自分でレールを敷きながらレールの敷き方を教わる」という風に変わることだと考えている。日本ではほとんどの人が高校に行くが行く高校も自分で決めることができるし、高校生・大学生とステップアップするにつれて自由度が高くなる。
自分のラグビー人生を義務教育に当てはめてみる。これまでの時間は確かに敷かれているレールの上での活動であったように思う。中学・高校の部活では(当たり前だが)自分たちの裁量で決められる部分が小さく基本的にレールに乗っかってするべきことを行っていくことが主であった。これについては否定的というわけではなく中高の部活では経験値もなく行動を決定するための材料が選手側にないためこの方法の方が効率的かつ合理的である。義務教育だと「小学校」に当てはまるこの期間はそういったモデルを学ぶ時間だと思うしアウトプットよりインプットが重視されるべきだと思う。
一方、大学の部活では自分たちの裁量で決められる部分が格段に増える。自分が何をしたいのか、どうなりたいのかを考えるところから決定する。人に判断してもらって行動するのは簡単だが、自分で周りの状況を考えて意思決定をして行動するのは常に不安が付きまとうし孤独を感じることも少なくない。良くも悪くも成果が100%自分に返ってくることの影響が大きい。スタッフもそういう部分が大きくて、構想を実行に移すという経験は自分も何度もしたがかなり難しい。行動力がある人というのはより慎重に検討できる人だと思っていて、周りへの影響などもすべて考慮したうえで判断を下せる人が実行の成功を生み出すことができて次の行動も起こしやすくなる。そういった人になりたいと常々考えているがどこかで他人に判断してほしいと甘えてしまう自分もいる。なんだかんだで昨年までは首脳陣はじめ先輩方のレールの上にいたような気がする。今シーズンに入ってスタッフの最高学年となったためどうしたい、というのを積極的に伝えなければと最近痛感している。また、来年には「義務教育」が終わるため自分でレールを敷けるような準備も今シーズン行っていきたい。本当の意味で「自立」することを今シーズンの目標に掲げる。
以上、お読みいただきありがとうございました。
次は、4年のいしけんさんです。最近身体がデカくなっていて頼もしい限りです。この間はパスのお手本を全員の前でしていたので今シーズンは器用なPRとして活躍してくれると思います!
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