ラグビー部リレー日記

チームの結束

投稿日時:2013/04/24(水) 19:41

副将の白石よりバトンを受け取った、4年の猪熊裕人です。

新歓や就活、春合宿など様々な話題がありますが、せっかくの機会なので現在私が務めているディシプリンリーダーについて書きたいと思います。部員のみんなからすると、きっと面白い内容ではないと思いますが、せっかくなので書きます。

ディシプリンリーダーというのは、チームの結束を強めて強いチームを作るために、部員の規律に対する意識を高めることを目的として今年度から新たに設けた役職です。具体的内容は、例えば遅刻などをした部員に対して体力的に多少厳しいことや再発防止に繋がるようなことをさせることです。(体力的に厳しいことといっても、そのことで本人が過度に疲れたり、怪我をしないように考慮しています。)

苦労話をすることは好きではないですが、活動をするにあたって特に気にしている点が3つあります。

1つ目は、いわば「人に厳しくする」役割として活動しているため、最も自分に厳しくなくてはならないということ。他人に厳しく、自分に甘い人間の言うことは、説得力が皆無だと考えています。(ただ正直なところ、まだまだ自分に甘いところがあると感じております。)

2つ目は、同じく「人に厳しくする役割」として、嫌われ者にならないかと心配だということ。(人に嫌われるのが嫌だということもありますが)自分が嫌いな人間から何を言われても本人の心には響かないだろうなと思っているからです。かと言って、ただぬるいだけの存在でも意味がないため、そこのバランスをとることを注意しています。
すでに嫌われていたら...なんとか頑張ります。

3つ目は、定めた部則にのっとって何でもかんでも杓子定規に対応するべきではないということ。同じ遅刻や居眠りだったとしても、その一つ一つ、一人ひとりにはそれぞれの事情があります。それらが不注意や自己管理不足で起こったことだったら、当然再発防止のために厳しい対応をしなければなりません。しかし不可抗力であったらどうでしょうか。先天的な事情、身体的な事情、精神的な事情、家庭的な事情...。それらを抜きに、対応の平等性だけを考えて行うと、本人の気持ちを深く傷つけ、チームの結束を強めるということに逆行してしまいます。しかしそのような本人の事情に対して、努力の余地があると思うような周りの部員からするとその対応はただ甘い、不平等なものに映り、チームの団結を壊しかねません。そのバランス、そして説得にも注意しています。

長々と書きましたが、部員のみんなは以前よりもしっかりと規律を守れているように思います。朝7時という早い練習開始時間もしっかり守れてきていますし、提出物遅れも減りました。

ただ、規律を守ることは、あくまで対抗戦Aグループに昇格するためのひとつの条件だと考えています。お行儀が良いだけの集団ではなく、対抗戦Aグループに昇格し、今後も存在し続けることが目的であることを忘れてはいけません。それが達成できたとき、きっと私たちは「最強の東大生」にもなるでしょう。

偉そうな長文を失礼致しました。
次のリレー日記は、最強の東大生を目指し続けるスタイルの4年バックスリーダー安井君にお願いします。

猪熊裕人

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