ラグビー部リレー日記

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おじさん

 written by 鷲頭 一貴 投稿日時:2022/10/27(木) 18:30

 財木さんからバトンを受け取りました、一年の鷲頭です。以前、財木さんに夢は何ですか?と聞いたところ「俺の夢は情熱大陸に出る事だな」と言っていました。僕は心の中で調子に乗るな!と思いました笑。他にもアナザースカイで菅平に行きたいなどと語っていたり、YouTubeの同期プレゼン対決で自分の紹介をしたりなどと自信に満ち溢れているように見えます。僕がサインを欲しくなる程、かっこいい先輩なので密着があればきちんと録画をし忘れないようにします。ちなみに、僕が入ろうと決めたこんなにも雰囲気のいい東大ラグビー部には嫌いな人など一人もいません。
 
 突然ではありますが、僕はおじさんに対して特別な感情を抱いてしまいます。一言でおじさんと言っても希望に満ち溢れているような人たちではなく、色々なおじさん独自の悩みに悩みながらも頑張っているおじさん達のことを指します。その証拠にも普段聞くラジオは色々な不満を口にするおじさんたちのラジオが多いように感じます。みんな、腰が痛いだとか、流行りについていけない、記憶力が低下したなどと自身の老いなどを感じ始めてがっかりしているようなことを話しているようなことを聞くと自分にはまだわからないことではありますがとても同情したくなります。

 以前、一般の人も利用できる社員食堂に行って食事をした時のことです。その時は初めてだったのでその食堂のシステムが分からず、少し遅れてきた三人組の四十代くらいのサラリーマンを待ってその人たちを参考にしようと思いました。メニューは日替わりでその日は二つありトンカツ定食とチキン南蛮定食でした。三人組は手を洗ってからメニューを見ていたのですが、そのうちの一人が「カツはムリなんだよなー」と呟いていました。それを聞いた時には、その人の話を親身に聞いて同情したい気持ちもありながら、見知らぬ人なので声をかけられないなんとも言えない気持ちになりました。話は変わりますが、僕はハンチョウという漫画が好きです。普段、自分からは漫画は買わないので時々借りたりして読んでいます。この漫画は、カイジというギャンブルをテーマにした漫画に出てくるハンチョウが普段は地下で働かされていながらも一日外出券を使って普段は味わえない贅沢を限られた時間で求めようとする漫画です。ここからは僕も聞いた考えでなるほどと思ったことなのですが、その漫画のなかでハンチョウが雨の日の公園の屋根の下でバーベキューをするシーンがあり、これはもし晴れの日であれば親子などが使う公園でのバーベキューは悪目立ちをしてしまうので雨が降ることで周りとの仕切りができ一つの個室ができるから雨の日にするという考えだそうです。このシーンは社会にはおじさんの居場所が少ないということも示しており、おじさんだからやりたくても周りからの目を気にしてできないことが世の中にはたくさんあります。若者がいる横でおじさんが一人でバスケの練習はできないということで深夜に一人でシュート練をしているという人の話を聞いたこともあります。

 おじさん達は社会の中では人生の先輩の立場にあり、人生の経験を今まで積んできたにもかかわらず世の中の変化についていけなかったり、老いやおじさんであるということでできなくなってしまうことが増えてしまうのがとても不条理だなと思います。僕にはそういうおじさん達の思いは完璧には分かってあげられないですが、もっとおじさん達も生きやすい世の中になればなぁと思います。

 次は2年生の雪竹さんにバトンを渡したいと思います。雪竹さんとは、テニスをやっていたり、スマホの機種とケースが同じ、ご飯をたくさん食べられない、吐き気が出やすいなどとたくさん共通点があります。新歓の時期に雪竹さんとクラブについて話したことを覚えています。僕は新歓の前日にクラブに行ってしまい新歓の時動けなくなってラグビー部の先輩にご迷惑をおかけしたことがあるのでもう行かないと決めました。雪竹さん、ごめんなさい。でも、初心者で始めながらもAチームのスタメンで活躍している雪竹さんはほんとにすごいです。個人的には雪竹さんの前回のリレー日記の構成がすごく好きでした。一見関係ないおばあちゃんの話から音楽の話に落とし込んでいたのがすごく勉強になりました。プレッシャーをかけるわけではないですが、次はどんなリレー日記になるのか楽しみです。

ケから正す

投稿日時:2022/10/24(月) 21:20

礒崎からバトンを貰いました、財木です。
モテる秘訣はむしろ合コンでブイブイ言わせている礒崎の方が知っているんじゃないでしょうか。
國枝の御眼鏡にかなうひとはそうそういないので色々と教えてほしいくらいです。
毎練習後お風呂に入らないことが秘訣…?笑

気づけば対抗戦ももう4戦終わってしまいました。
9月頭に始まった対抗戦ももう2か月経っています。
この1年の初めから後悔しないように後悔しないようにと練習に取り組んできました。
新歓pvなどの動画を見返してみても、チームとしてキツイ練習を積んできた自信はあります。
それだけに一橋戦での敗戦は本当に悔しかった。
試合中に聞こえた「あの東大に勝ててるぞ!」「このスクラムを耐えれば…」という言葉は悔しさを倍増させるものでした。
ただただ慢心していた、その一言に尽きると思います。

ごたつまつげんの書いたように、泥臭く相手をドミネートしなくてはならない。
あらゆる状況を予測して万全の状態で試合に臨まなくてはならないと痛感しました。

ハレはケの上に成り立つ。
試合での一瞬は、日常のすべてが集約されていると思います。
一橋戦が終わってから自分の日常をもう一度見直そうと思い立ちました。
おざなりになっていた勉学にも向き合い、日常を丁寧に過ごそうとしています。
それでも武蔵戦では気の抜けたタックルミスをしてしまいました。
最近思うように活躍できていないのも日々の雑さがにじみ出ている気がします。

数週間程度でどうこうなる問題とは初めから思っていませんが、次の成蹊戦では目立てるように、日常生活から正していきたいと思います。

次は1年の鷲頭にバトンを回します。先日の武蔵Bでのタックルは鮮やかなもので、タックルがまだまだ苦手な僕には刺激になりました。そんな鷲頭ですが、彼から唯一きたラインが「サインくださーい」とふざけてるので、僕は彼のことが嫌いです笑
 

令和のファーブル

 written by 礒崎 竜之介 投稿日時:2022/10/23(日) 22:25

4年スタッフのゆきさんからバトンを受け取りました、2年の礒崎です。ゆきさんは法学部の先輩で成績優秀なので、卒業するまでに法学部のテストを乗り切るコツを教えてもらいたいと思います。

今回は、僕が最近ちょっとした隙間時間に見ている動画を紹介したいと思います。それはいわゆる「生物観察系ユーチューバー」の「おーちゃんねる」による動画です。このチャンネルを見始めたきっかけは、スーパーで買った瀕死のエビを水槽に入れて生き返らせる動画です。この人はすごく生物を愛しているんだなと感じたとともに、奇跡的に生き返ったエビを見て喜びながらも、「ちゃんと世話をして死んだら食います。もったいないので。」という言葉を発するサイコパス感が絶妙でハマってしまいました。どの動画も10分程度で終わるので忙しくても気軽に見られます。

おーちゃんねるの魅力を少し語らせてください。まずはその規模の大きさです。彼は自宅でカマキリやスズメバチ、アリの巣などから、エビやカニなどの魚介類、そしてヘビやカエル、カナヘビなどの爬虫類を買っています。中には最近新たな採集が禁止されたようなレアなものもいるそうです。

さらに、彼はこれらの餌になるようなコオロギやゴキブリなどを飼育しています。そして食物連鎖の底辺にあるその餌たちは生き物の死骸を餌とします。カマキリやハチが死んだり、街でセミが死んでいたりするのを見つけ、その死骸を餌たちが蠢く容器に投入する様子は鳥肌ものですが、なぜか見入ってしまいます。虫が虫を食う映像に惹きつけられる感覚はなかなか言葉にしづらいのでぜひ「大量のスズメバチの中にカマキリを放り込んだらすごいことになった」という動画を見てみてください。増量メンツはこれをみて食欲がなくなったら大変なので昆虫が苦手な人は気をつけてください。

そして、一番の魅力は彼の生き物愛です。彼は生物採集のために山を買ってしまうほど生き物好きで知識もとても豊富です。上でサイコパスと言ってしまいましたが、実験的にショッキングなことをしていてもテーマになっている生き物に関する説明はとても詳細にしてくれます。特にカマキリから寄生虫のハリガネムシを色々な方法で取り出す動画はなかなか刺激的ですが、解説から彼の昆虫愛がよく伝わってきます。ハリガネムシに寄生されたカマキリは弱って地面や水場の近くに降りてくるそうです。今日ラグビー場の人工芝で這っていたカマキリもハリガネムシに寄生されているのかな、と思って見ていました。

生き物が好きな人には一度見てほしいです。おーちゃんの喋りも上手いので見ていて飽きないと思います。ラグビー部には虫を見たら無差別に殺してしまう輩がいるので一度おーちゃんねるを見て虫の面白さを知ってほしいと思います。

次は4年の財木さんにバトンを渡します。以前駅で財木さんが前を歩いている人の落とし物に気づいて急いで渡しに行っている所をみて、かっこいいなと思いました。國枝さん以外からモテる秘訣教えてください。

 

レプリカジャージ

投稿日時:2022/10/21(金) 19:00

この頃後ろ姿がどうしてもごたつに見えてしまうまつげんからバトンを受け取りました中村優希です。去年から、まつげん含めた何人かで星を見に行こう計画が持ち上がっては前に進んでいない気がするので、卒業までには実現させてほしいな!と密かに思っています。

 

この頃体調を上手くコントロールできず、お休みすることが続き大変申し訳ありません。私達4年生にとっては最後の対抗戦シーズンにも関わらず、最高学年のスタッフの1人として思うように貢献できておらずいつも不甲斐ない思いです。

アフターを何度も代わってくれた手島君、本当にありがとうございました。彼自身はスタッフとしての自分に自信が持てないこともあるようですが、私から見る彼はとても努力しており、既にスタッフ組織に欠かせない人物になっているように思います。彼を含め、少しでも早くから来年のことについて真剣に考え準備しようとする下級生スタッフは本当に偉いなといつも思っています。これから忙しくなる一方だと思いますが、最後まで4年スタッフもできることがあれば何でもやる気概だと思うので、いつでも使ってくださいね😌

 

 

10月も後半になり「引退」があと2ヶ月に迫ってきました。

最近私は自分が担ってきたスタッフ業務の引き継ぎ資料を作っているのですが、私にとって引き継ぎ資料作りは4年間で自分がやってきた仕事を振り返る良い機会になっています。

 

私が携わっている広報(グッズ販売)や財務や会報といった仕事は、選手の強化や怪我の予防とは直接関係せず、短期的には試合での勝利に貢献する仕事ではありません。このため、自分は何を何のためにやっているのか、本当に役に立てているのか、これまで周りと自分を比べてしまったりして悩むことも多かったです。

 

しかし、最近小さな成果を感じられるできことがありました。

先日、ある方からレプリカジャージ(グッズとして販売中の商品)の購入のお申し込みをいただきした。その方には、東大ラグビー部でプレーするのを目標に日々励んでいる高校2年生の息子さんがいらっしゃるそうで、このレプリカジャージはそんな息子さんの応援のためにご購入されたのだそうです。またその方からのメッセージには、家族で東大ラグビー部を応援してくださっており、グッズが届くのを心待ちにしている旨書かれていました。

 

東大ラグビー部のグッズを購入してくださるコア層は、OBの皆様や保護者の皆様です。そのような中で、おそらく東大ラグビー部に直接関係はないけれども、こうして東大ラグビー部への入部を目指してくださったり、家族ぐるみで応援してくださったり、温かいメッセージをくださる方がいることに、とても胸が熱くなりました。

3年程前、先輩の力を借りつつ同期スタッフの榎園さんと一緒にゼロからグッズ販売を開始させたときの私の目標は、「ラグビー部の外側から、ラグビー部を盛り上げることに貢献する」というものでした(←toえのき 違ったらごめんなさい!)。

ラグビー部には、常日頃からとても熱心に部を支えてくださるOB・OG・保護者の皆様がいらっしゃいます。ラグビー部は、このような部を応援し支えてくださる皆様のお陰で成り立っています。広報やグッズ販売を通じて、この輪を、もっと広くもっと外側に広げ、もっと多くの方を巻き込んでいくことができたら素敵ではないでしょうか。

 

広報やグッズ販売といった仕事は、短期的には試合への勝利という形での成果は出すことができないもしれません。しかし長期的に俯瞰すれば、部を支える土台を大きく強固し、確実に部の強化に繋がる一歩になります。

今ある広報やグッズ販売は、自らが主体的に仕事を担うラグビー部のスタッフだからこそできる仕事であり、目の前の試合だけでなくより長期的な視野を持つことができるスタッフにしかできない仕事であると思っています。

自らのアイデアを形にし成果を出すことで感じるやりがいはとても大きいです。

 

スタッフの後輩の皆さん、人数が少ない中大変だと思いますが、グッズ販売やえのきが尽力してきた広報の仕事を、是非来シーズンも受け継いでいただけるととても嬉しいです。

 

まだまだ書きたいことはあるのですが、あまり書きすぎると最後のリレー日記に書くことがなくなりそうなのでこの辺りで筆を置くことにしたいと思います(to えのき 広報のセクション長ではないのに勝手に広報(グッズ販売)の魅力を宣伝してしまってごめんなさい!笑)。


 

次は、入部時に比べると見違えるように逞しくなった磯崎君に渡します。國枝主将がもし女子だったら結婚したいと思う部員ランキング1位が磯崎君だったことのインパクトが強すぎて、それ以外の印象が薄れてしまいましたごめんなさい。

また次のB戦での活躍を楽しみにしています!!

叫ばずにはいられない

投稿日時:2022/10/18(火) 21:00

試合経験を積むごとにメキメキと成長を続けている寿太郎からバトンを受け取りました、4年の松元です。
毎試合毎試合反省を重ねて真摯に自分の課題に対して向き合い続けるその姿勢は、見習わなければなと思いつつ、こいつ4年になったらどうなっているんだろうなと非常に楽しみです。シーズンが終わったらお互いの恋愛観について語り合いましょう。


先日、研究室同期が所属する劇団の公演を見に行った。
"叫ばずにはいられない"そんな題名だった。
そこには声を大きく張り上げながら、全力で、観ているこちらにも楽しさが伝わってくるような演技をする同期の姿があった。一応同期のことを書いておくと、高身長かつ低体重、よく喋るが普段はそんなに声を張るタイプではない。研究室同期だけでなく、劇中で声を張り上げながら、汗をかきながら、全身で全力で演技をする劇団員たちの姿がそこにはあった。
舞台も音響も、演技も照明も全て学生だけでやっているとは思えなかった。

正直心が震えた。鳥肌がたった。

と同時に、自分に足りていないところはここだろうなと痛感した。
最近の試合は「勝って喜ぶ」ではなく、「勝って安心する」にマインドが向いてしまっていた。つまり「勝つ」ではなく、「負けたくない」に気持ちが向いてしまっていた。

だから負けた。「自分が勝つ」という自分主体のマインドではなく「相手に負けたくない」という相手主体のマインドになってしまった。ごたつもリレー日記に書いていたようにひたむきさに欠けていたこともここが原因なのだと思う。

だからもう間違えない。武蔵戦でチームは見るからに変わった。幸いなことにまだ試合は残っている。というか山場を迎える。生半可な気持ちで臨んでいい試合なんでない。そのことを忘れずに心に刻み込んだ自分達にもう怖いものなんてない。
成蹊戦、終わった瞬間にプレーヤーもスタッフも全員が叫ばずにはいられないぐらいに、全身全霊で、命を燃やして試合に臨む。
そして勝つ。


最後までお読みいただきありがとうございました。國枝組でラグビーができるのも残り2ヶ月ほどになりましたが、最後まで応援よろしくお願いします。

次は日本を引っ張っていくゆきちゃんにバトンを回します。ゆきちゃんでダメなら他の人がやってもダメなので思いきって日本を変えちゃってください。期待してます。
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