ラグビー部リレー日記

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左右

 written by 吉村 寿太郎 投稿日時:2022/10/15(土) 19:00

 げんとからバトンをもらいました吉村寿太郎です。一年生ながらデカイ身体でコンタクトの強いげんとにキャリーを褒められて嬉しいです。一方で「独特な恋愛観」とありますがこっちは語弊がありそうなので訂正します。おそらくげんとは海外経験が長いので独特に感じたのかもしれませんが、僕の恋愛観は日本人みんなにとって普遍的で正しい考え方というか正道です。まあ正しいだけが恋愛じゃないのも面白いところなんですが。反論としてこのまま理想の恋愛の型について三段落の構成で書いてもよいのですが、バトンの受け渡しだけで日記が終わってしまうのでまた今度にします。



 僕はおそらく一言で言うと几帳面なタイプですが、そのなかでも今回は左右差のこだわりについて話したいと思います。小学生くらいのときから気にしてはいたのですが、高校大学になって意外と他の人は意識していないものと知りました。

 簡単にいえば、日常で身体を動かしたり使ったりするときに、左右で偏りがでないようにしようと意識してしまうことです。

 共感してもらえる例でいえば、一般に筋トレするときは左腕と右腕を同じ回数ずつ鍛えると思いますが、使い終わったダンベルを片付けるときに全て利き手で片付けたら結局利き手に負荷の偏りが出るという話です。これは筋トレしている人は共感できますかね?走るときに必ず同じ脚前でスタートすると逆脚のスタートが下手になりそうなのでブロンコ(ラグビー部での走り込みのようなもの)の時は毎日交互にスタートするようにしているのも共感してくれる人はいるかもしれません。

 日常の例でいうと、肩掛けバッグを使う場合は適宜かけ直すのはもちろん、歯磨きのとき上の歯と下の歯で左右の手を変えていたりシャワーを持つ手も気にしてしまったりするのは多分特殊なんだろうという自覚があります。

 そして自分が普段気にしすぎているからこそ、周りも気になります。他の人がずっと肩掛けバッグを左肩に掛けていたり、片足立ちがずっと右足の癖がある人を見ると注意したくなっちゃいます。また概念につっこむなら、陸上トラックでずっと半時計回りに走るのもよくないと思うし、スクラムが毎回右の3番がタイトヘッドなのも不思議だし、毎日左側通行で車線が存在していて自転車をこいでいるのも変だなと思っています。こんなことを言うと倉橋が「アメリカだったら右側通行だよ」と澄まし顔で言ってくることが予想されたのでこれで終わりにします。

 共感できる人は教えてください。



 次は、とにかくヒットが強くて試合中のキャリーの安定感がある副将の松元さんにバトンを渡します。ザ共学な中高時代を送ってきたのが羨ましく、まだまだ聞けていない恋愛話を詳細に聞いてみたいです。

 

愉快な仲間たち

 written by 領木 彦人 投稿日時:2022/10/13(木) 16:33

 すばるさんからバトンを受けた一年の領木です。すばるさんはたまに彼は本当に東大生なのかと思わせるような発言をしますが、フィールド上では安定したキックなどで試合に貢献し、やはり頼れる先輩だなとつくづく思います。

 

 僕は小学二年生から高校3年生まで海外に住んでおり、日本の部活というものにあまり縁がないと同時に多少憧れていました。なぜなら、部活では長時間を共に過ごし、深い友情が生まれるというイメージあったからです。そのため、東京大学に入学した際には、なんらかの部活に入ろうと思っていました。その結果ラグビー部に入り、多種多様な先輩・同期に出会うことができました。そこで、この機会を借り、僕の愉快な仲間たちを紹介していきたいと思います。しかし同期14人を全員紹介するのは時間がかかってしまうので、今回は3人を厳選させてもらいました。(ごめんね千秋)

 

 一人目は永安くんです。永安くんは兵庫県の白陵高校という、東大生を毎年十数人輩出する名門高校出身です。だがそれだけではなく、彼は化学グランプリで日本一を取るなど、東大の中でも数少ない秀才と言っても過言ではないと思います。その彼と毎日ラグビーできることは光栄です。また、永安くんは女子から人気も多いと聞きます。とある対抗戦の後、永安くんのファンの一人が試合に出ていない永安くんのために差し入れを持ってきてくれるなど、モテモテです。このように、永安くんは頭もよく、女の子にモテるなど全てが揃っているようですが、彼には金欠という大きな欠点があります。これは決して永安くんがバイトをしていないなど仕送りが他の部員の比べて少ないということではありません。彼は単純にお金のマネージメントが下手なだけです。夏休みのオフ中に一度一年生で集まり、みんなで遊ぼうという話があり、ボルダリングに行くことになりました。その時、口座の残額が5000円ほどしか残っていなかった永安くんは2000円を使いボルダリングに行き、1000円をスイーツに使うという決断を下していました。今度はバイトも頑張り、お金を大切に使ってもらいたいです。

 

 二人目に紹介していきたい同期はゆいちゃんです。僕たちの学年にはりさちゃんとゆいちゃんの二人しかスタッフがいないため、同期全員二人が入部してくれ、非常にありがたいと思っています。しかし、当初ゆいちゃんはチア部とラグビー部を兼部しており、一時期ラグビーを辞め、チアに入ろうとしていた時期もありました。ゆいちゃんがラグビーを最終的に選んでくれたのは嬉しいのですが、正直言って僕にはその決断は理解できませんでした。中高共に女子校であったゆいちゃんが男子が圧倒的な多数を占めるラグビー部ではなく、女子しかいないチア部に入部するのは自然な流れのように思えますが、デカく臭い僕たちと4年間過ごすことを決めたゆいちゃんですこのように変わり者であるゆいちゃんはラグビー部においても特殊な存在です。というのも、ラグビー部のスタッフは代々優秀な方々が多く、現スタッフでも医学部に所属している知的な先輩や世界のトップレベルの企業に内定が決まっている先輩もいます。その中で、ゆいちゃんはSセメの成績が思うようにいかず、言語の習得に少々手こずっていると聞きます。部活と勉強を両立していくのは全部員の悩みでもあると思うので、ゆいちゃんとは今後もお互いを助け合いながら、一緒に卒業できれば良いと思います。

 

 最後に紹介させていただくのは細谷くんです。細谷くんは足も早く、部活外にも友達のいる僕が憧れている同期のうちの一人です。しかし、僕が憧れすぎたからなのか、彼はラグビー部の同期とは意図的に一定の距離を保っているようです。僕の同期の多くはラグビー部で十分な友達が出来ているということを理由に同クラと馴染む努力をしていなく、クラスで浮いているやつが過半数です。しかし、細谷くんは珍しく同クラと仲が良く、逆に部活同期と過ごす時間が少ないのです。夜練後や授業後のご飯なども僕たちの誘いを断り、同クラやサークルの友達といることが多いです。このように誘いを断る細谷くんに怒りたいところですが、羨ましい気持ちが心のどこかにあります。僕も彼のようにクラスにより馴染めるように社交的になりたいです。このように部活外の生活が充実している細谷くんですが、部活内でも多々面白いエピソードを残している男です。噂によると入部当時、彼は四年生の先輩方にタメ口で話していたようです。今ではこのようなことはないみたいですが、今後再発防止のために僕が彼にモラルについて教育していきたいと思います。

 

 このように僕は面白い仲間たちに恵まれて、毎日が楽しいです。練習がどれだけキツく、痛くてもこの愉快な仲間たちと練習後にふざけながら時間を過ごせると思えば楽です。4年後彼らとどのようなチームでどのように活躍しているのかを考えるだけでもワクワクするので、今後もどうか応援よろしくお願いします。

 

 次は独特な恋愛観でについて部室で語っている寿太郎さんにバトンを渡します。彼はバックスとは思えないパワーで常にキャリーをするので、練習で僕のところに走って来られると焦ります。

学習意欲

 written by 桑田 昴 投稿日時:2022/10/12(水) 16:25

学部の一つ上の先輩、ごたつさんからバトンを受け取りました、2年の桑田昴です。一緒に遊んでいただくことが多く感謝しています。誘われればいつでも行きます。





ごたつさんが私の紹介で書いていただいたように、この2週間アフターでコンタクト練習をしてきました。忙しく、疲れているはずの國枝さんにいつも手伝って頂いていました。ありがとうございます。対抗戦で必ず成果を出します。





私事ですが、進学内定先が決定しました。とはいっても2週間前の話なのですが、同期の辻くんが8月30日にリレー日記で同じ報告をしているのをご存知の方は、なぜこんなに遅く決まるのか、と思われるかもしれません。何を隠そう、私は第三段階で進学内定先が決まったのです。





進学振り分けという制度は、2年生前期までに取った成績の点数をもとにして、それ以降学ぶ学部・学科が決まるというものです。私はそこまで点数が低い訳ではなかったのですが、ここに行きたい、という学部・学科が特になかったこともあり、気づいた時には第三段階に突入してしまっていました。第三段階でどこにも内定しなければ単位数が足りていても留年が決まってしまうので危ないところでした。





そうして私が内定したのが農学部応用生命科学課程森林生物科学専修です。私は文三なので、図らずも理転ということになりました。最初は選択肢が少ない中で選んだ事もあり、何を学ぶのかあまりよく分からなかったのですが、いざ授業に出てみると農学部の授業は面白い授業ばかりです。木造建築について学んだり、風景について学んだり、農業を取り巻く経済について学んだりと、幅広い分野に跨る知識をインプットしており、とても楽しいです。勉強の楽しさを再確認しています。





進級することができれば、来年以降は専修のより専門的な授業が増えていきます。森に行く実習が部活と被った場合どうしようか困っているところですが、それはその時に考えます。部活も勉強も頑張っていこうと思います。





次は1学年下ですが同い年のげんとにバトンを渡します。私が早生まれなこともあるのですが、なぜか1年生は私より長く生きてきた人が多く、彼もその一人です。彼は4年生にも同期のように話しかけているのですが、もう見慣れました。






ひたむきさ

投稿日時:2022/10/09(日) 17:49

最近B級に昇格したすごい凛ちゃんからバトンを受け取りました四年の後藤です。いつも練習で正確に厳しくレフリングしてくれるおかげで、練習のクオリティを高く保てています。ありがとう。



 



私は今、リレー日記を一橋戦の直後に書いています。正直悔しくて書きたいことが何も思い浮かばないので、今日の反省を書きます。



負けた原因は、エリアマネジメント、スクラムで思うようにペナルティを取ることができなかった等いろいろありますが、1番は、ひたむきさだと思います。相手は、80分間必死にボールを追いかけていました。決して東大より体が強いわけでも、戦術がしっかりしてたわけでもなく、そのひたむきさに敗北しました。ひたむきさが足りなかったと試合後に気がついた時、本当に悔しくなりました。なぜなら、今まで東大ラグビー部が培った100年の歴史では、ひたむきさこそが強みで、それを武器に果敢に強い相手に挑んできました。しかし、今日の試合は強者気取りで、受けて立とうとしていたのかもしれません。今後は、ひたむきに謙虚に相手を破壊する、そんな精神を取り戻すべく精進します。



今年キックオフミーティングで掲げた目標、「全勝」はもう達成することができません。しかし、入れ替え戦出場の可能性はまだあります。ここで落ち込んでいる時間はありません。来週の武蔵戦に最高のコンディションで挑むために今から準備します。



これからの試合は、ひたむきさを武器に一戦一戦、戦っていきます。応援よろしくお願いします。



 



次は、今日の試合で最も成長を見せてくれたすばるにバトンを渡します。アフター練習で自分の課題を克服している姿、本当にかっこいいです。

契機

 written by 佐々木 凜 投稿日時:2022/10/07(金) 16:15

主将の國枝さんからバトンを受け取りました、2年スタッフの佐々木です。
部活に全力を注ぐために今年は授業は諦めた、とあっさり言ってのけてしまうほどのラグビーバカなキャプテンは、普段のきらきらとした少年のような表情と、部活中の凜とした力強いまなざしとのギャップが魅力です。対抗戦が始まり、國枝さんの今シーズンにかける熱い思いがより一層伝わり、4年生と過ごせる残りの期間を大切に噛みしめて過ごしていきたい、と強く思っています。あ、今度私のグルメリストから糖質とタンパク質を十分に摂取できる良店をピックアップしてご紹介しますね。

私が学生レフリーを始めてからおよそ一年が経過し、つい最近B級認定に通ることができたが、私はまだまだ未熟なひよっこレフリーである。レフリーを始めてから私の部活生活は大きく変わったし、この1年間は怒涛の勢いで過ぎていったように感じる。でも改めて私が学生レフリーを始めた経緯や私の活動についてあまり話したことはなく、部員のみんなから聞かれることもあるので、今回はそんなこんなについてお話ししたいと思う。

そもそも、私はレフリーをやりたくてこの部活に入ったわけではない。たしかにラグビー自体は好きだったけれど、レフリーについて何の知識もないし、ラグビー選手としてのプレー経験がない私がレフリーをできるなんて、思ったこともなかった。1年生の頃、スタッフの先輩と面談をしたりして、「スタッフとしてどんな仕事がきつくてどんな仕事が楽しい?どんなことをしたい?」と聞かれることがよくあったが、私はいつも「きつい仕事は特にないし大体全部楽しいです。」とばかみたいに能天気な答えを言っていた。これは別に気を使って本心を言えなかったわけではなく、そもそもスタッフの仕事自体でなにがしたい、とかなにが楽しい、とか思ったことがなくて、私のモチベは常に「チームが強くなるために何か役に立ちたい」ということだけだったからだ。

なんだかあまりに利他主義で綺麗事のように聞こえるかもしれないが、ラグビーを選手として自分がやるほどの覚悟はなかった私にとって、それができる選手たちは素直に羨ましいし、尊敬しているし、そんな彼らに強くなってほしい、というのが自分のモチベーションでもあった。でも1年生の頃の自分にできる仕事は限られていたし、そもそも雑多な仕事も多いスタッフという立場で自分でなければいけない、という存在意義を見出すことは簡単なことではない。おそらくスタッフを経験した人ならみな1度は直面するであろう問題である。

そんなタイミングでふと思いついたのが学生レフリーという存在だった。高校時代も選手と一緒に駆け回っていた自分にとって、選手と一緒にグラウンドに立って、選手と近い距離間でラグビーに関わることができるレフリーという存在は魅力的に思えたし、なによりレフリーの先輩方が、その存在意義や楽しさ、自分にしかない関わり方ができると勧めてくれたのが大きかった。

これは始めてから気づいたが、自分自身の課題や成長を実感しやすいというのもレフリーをやるメリットだった。もちろん最初はやらなくてはいけないことの多さや、何もわからない自分の未熟さに絶望しそうになったが、色々な試合に出かけていって、色々な人からアドバイスをもらっているうちに少しずつ自分にできることが増えていくのは実感できた。高校時代から選手としてスポーツに関わることを辞めた自分にとって、自らのレベルアップのために努力をするというのは久しぶりで、モチベーションにもなった。もちろん楽しいことだけではなくしんどいこともやらなければならないし、誰も知っている人のいない試合会場に毎回一人で出かけて行っておじさんたちに文句を言われまくって帰ってくる、という孤独感や辛さを味わうこともあったけれど、その分自分の社交性や精神面は鍛えられた気がする。

そもそもレフリーとして自分が名をあげたい、とか評価されたい、なんて思っていたわけではなく、私なりにチームに貢献できる手段として始めた学生レフリーだったが、結局自分が上のレベルにならなければ、チームにもたらすことができるメリットは大きくならない、というのが事実である。そして、そのための努力がまだまだ足りていない部分が多いのもまた事実だ。まだまだ未熟な自分ではあるが、チームやレフリーの先輩方からも協力してもらっている分、もっと成長して、チームが強くなるという最終目標のために、チームと一緒に強くなっていきたいと思う。

次は、話がめちゃくちゃ面白くて、個人的にツボなごたつさんにバトンを回します。いつも陽気で、みんなをセンスのあるいじりで盛り上げてくれているごたつさんも、國枝さん同様ラグビーになると闘志みなぎる最強のフロントローに変身します。今週末の一橋戦でも最強のスクラムで相手が恐れおののく活躍を見せてほしいです。
 
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