ラグビー部リレー日記

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桜を見て思うこと

 written by 橘 希奈 投稿日時:2024/04/06(土) 22:36

同期の勝村からバトンを受け取りました新2年スタッフの橘です。栄養メンターの仕事や食事調査では厳しいことを言うこともありますが、選手の皆さんが疲れた練習後でもオフでも毎日食事を頑張っているのはよく知っています。ラグビーのために真摯に頑張っている姿を見ていると、私もそれに相応しいようなアドバイスをできるようにならないとな、と思います。一緒に増量頑張りましょう!成績については勝村に限らず皆さん自己責任でお願いします。



 



4月に入って桜が満開を迎え、私が大学に入学してから早くも季節が一周しました。

 



新入生がテント列で部活やサークルの勧誘に囲まれてうんざりした顔をしている姿や住んでいるアパートで新1年生とその親御さんが引越し作業をしている姿を見ていると去年の自分のことを思い出し、もう1年経ったのか、と不思議な気持ちになります。



 



去年の今頃は自分がラグビー部でスタッフをすることになるなんて全く想像していませんでした。受験で忙しい毎日から解放され、大学では暇を存分に楽しもうと思っていたので、ラグビー部どころか運動部さえ選択肢に入っていなかったのです。しかし、例によってテント列でつかまりまんまとタグラグビー大会に申し込まされた()ことがきっかけでラグビー部と出会いました。運動がからっきしな私は前日の夜まで行くかどうか迷いましたが結局は断ることができず参加しました。今となってはその決断は大正解だったと思いますし、行くことに決めた自分を本当に褒めてあげたいです。



 



その後新歓でご飯に連れていっていただいたときの「本気で部活できるのは人生最後だよ」という先輩の言葉が自分の心で何度もこだまして、運動部に入ることを決めました。そこからはアメフトやア式、男女ラクロス部など主要な運動部をいろいろと見てまわったのですが、結局はどこの新歓に行ってもラグビー部の暖かい雰囲気と競技の熱さが心に残って離れず、ラグビー部に入部しました。



 



そこからの1年は本当にあっという間でした。いつもやることが山積みで、気づいたら寝落ちしてしまっていることも多々ある忙しい毎日ですが、自分ひとりのためだったら絶対にしないような苦手分野のこと含め様々なことに挑戦できる環境なので、毎週毎月自分の成長を感じることができます。そして何よりも、素敵な人たちにたくさん出会い、その人たちとほぼ毎日顔を合わせ他愛もない話ができること、一緒に同じ目標に向かって頑張れることの幸せは何にも代え難いものです。



 



去年は暖冬のせいもあり、新歓期にはもうラグビー場の桜はすっかり散ってしまっていましたが、今年はころころと表情を変える桜を毎日眺めることができます。特に夜練のときに灯りに照らされて見える夜桜は本当に綺麗です。ラグビー部に入らなければキャンパスの1番奥にあるこの桜のことを知ることはきっとできなかったと思うと、それだけでもラグビー部に入ってよかったと感じます。



 



来年桜が咲くころの自分は、きっとまた今の自分には想像もできないようなことを考え、しているのでしょう。どんな新しい自分に出会うことができるのか、今からとても楽しみです。



 



次は新4年のデイビスさんにバトンを渡します。FWもBKもこなせるユーティリティプレイヤーで、ラグビーのことをまだまだ知らない私にでもそのすごさはすぐに分かります。去年の夏からは弟の友志も私たちの同期としてラグビー部の仲間に入ったのですが、日本に慣れていない弟をお兄さんとして支えている姿が印象的です。今年は兄弟揃って試合で大暴れする姿を見られることを楽しみにしています。

近況報告

 written by 勝村 英太 投稿日時:2024/04/06(土) 22:13

あきおさんからバトンを受け取りました2年の勝村です。あきおさんは僕ら後輩のことを常に気をかけてくれる頼れる副将です。怪我が少しでも早く治るよう願っています。

噂は事実で僕も二郎が大好きです。明けない夜はありません。いつか部内をニンニクで染め上げてやりましょう!



 



4月になりました。早いもので2024年も3分の1が終わったことになります。特に2、3月はラグビー漬けの毎日でした。朝早く起きて朝練に行ってウェイトして家帰って寝て翌日も朝練に行く、という繰り返しでした。肉体的、精神的にしんどい部分もありましたが、ここまでひとつの事に没頭したのは生まれて初めてで今振り返ってみると充実していたなと思います。そのかいもあってかラグビーやウェイトも少しずつ上達していると感じます。



しかしまだまだチームの力にはなれていないのが現状です。あらゆる面において実力不足だし練習や試合でチームの足を引っ張ることもしばしばです。



4月以降は本格的に春シーズンが始まります。試合に少しでも出れるように、チームに少しでも貢献できるように、入ってくる1年生の模範になれるように、まずは明日の明学戦頑張ります。



 



次は同期スタッフののなにバトンを渡します。栄養セクションでは大車輪の活躍で僕らの食生活を支えてくれています。ひいては成績優秀である彼女に僕のSセメの成績も支えて欲しいなと思っています。

たとえ思っていた形と違っても

 written by 池上 暁雄 投稿日時:2024/03/30(土) 20:00

 武村から勢いのある紹介とともにバトンを受け取りました、新4年生の池上アキ雄です。本当に名前がカタカナな訳ではありませんが、2週間ほど前からこう呼ばれ出しました。理由に関しては、武村がほとんど答えを書いてくれましたが、今回はその話題です。

 一瞬だけ暗い文章です、お許しください。アキレス腱を断裂する大怪我をしました。痛みはそこまで大きくなかったものの、怪我をした瞬間に今季の大半を棒にふる絶望を嫌でも理解しました。自分が4年生のシーズンになり、FWとチームを引っ張っていく立場になって、そして入替戦出場の目標に向けて本気で取り組んでいた中での怪我に、不甲斐なさと悔しさで、涙が止まりませんでした。

 ただ、怪我をした瞬間から緊急搬送先に着くまでに泣きすぎたためか、だいぶ思考はクリアになり、気持ちは切り替わりました。また、素早く対応してくれたスタッフと病院の方々のおかげで、すぐに手術できる環境が手配されて、翌日中に無事手術は完了しました。そして、装具を着けてですが、両足でよちよちと歩くこともできるまでになっています。ジェットコースターのような日々でしたが、徐々に順調に回復でしています。
 
 おそらくですが、復帰までのルートとしては考えうる最善で最短を来ています。その事実もあり、自分は最短の復帰に向けてとても前向きです。ここからは、丁寧なリハビリと上半身のトレーニングに取り組みます。焦らずにお尻や指先などの筋肉群を動かす一方で、復帰する頃には胸の厚さで相手の頭が自然と下がるようなスクラムを組めるよう、上半身をバリバリに鍛えていきます。

 正直、後悔することは山ほどあります。雨の降る気温の低い日だったのでもっと丁寧にアップすればよかったし、カーフが張っている感覚はあったので勇気を持って練習から抜ければよかった。もっと遡れば、普段からもっと丁寧に疲労を抜く習慣を持っていればよかったし、去年アキレス腱を痛めた時から気をつけておけばよかった。ただ、過去には戻ることはできないし、変わらないことを気にしている時間はないです。自分の復帰と筋トレに集中する一方で、今できることを考えて別の形でチームに貢献したいと思います。

 最後にですが、様々な人のサポートのおかげで今があります。怪我をしたその日から温かい声をかけてくれた同期と後輩、早くに治療できる体制を整えてくれたスタッフ、即日の入院にも対応してくれた病院関係者、チームに遠慮するなよとアドバイスをくれたOBの方々、そして家族。あげればきりがありませんが、改めてこの場を借りてお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。1日でも早く復帰してこの恩を返せるように頑張ります。

 思っていたシーズンの形とは大きく異なります。ただ、このチームで勝って泣くその瞬間に、胸を張っていられるように、後悔しない生き方をするように、最後の1年間を常に全力で駆け抜けたいと思います。

 
 次は2年生FWの勝村にバトンを渡します。大学に入ってバドミントンからラグビーに転向した未経験プレーヤーでありながら、高い身長を活かしたLOと勢いのあるキャリーで既に大活躍です。結構な頻度で千里眼に通っているという噂を聞きました。部内では逆風もある二郎系ですが、二郎仲間が増えていたら嬉しい限りです。事実無根だったらすみません。
 

インドに3年間住んでました

 written by 武村 晋 投稿日時:2024/03/28(木) 13:54

倉橋さんからバトンを受け取りました、新2年の武村です。倉橋さんはダンディーで面白くて自然と人が寄ってくるかっこいい先輩です。"くらら"という素敵なあだ名💓がかわいいです。僕も倉橋さんのような素敵なあだ名がほしいです。



 



 



僕がリレー日記を滞納してるうちに4月が目前に迫り、新歓シーズンとなりました。僕も浪人していた高校同期や後輩に1年ぶりに会うことができ、高校生活を思い出して懐かしい気持ちになりました。一緒に大学生活が送れると思うとすごく楽しみです。それはそうと、強いラグビー部のために新歓頑張ります。



 



 



次は我らが副将アキ雄さんにバトンを渡します!あきおさんは部内一のパワァァーーーを誇る頼もしい副将です!!!いつもは力強いプレーでフォワードを引っ張っていらっしゃいますが、眼鏡をかけた時の笑顔が可愛いレス!腱康第一!!

始まり

 written by 倉橋 直希 投稿日時:2024/03/22(金) 14:19

同期の奥山からバトンを受け取りました、新4年の倉橋です。
奥山はこの間開催された学年会で行った謎解きで憲法第2条の穴埋めをヒントなしで即答したのはかっこよかったです。僕らが謎解きの本筋から大きく外れたところで悪戦苦闘しているなか、「これは大きいですね」と声をかけてくれたスタッフのことは忘れません。奥山はこんな感じで頭が良いだけでなく、試合中ともなれば力強いプレーを連発し、最後には本当に走れなくなるまで全力を尽くすような理想のラグビープレイヤーです。
モテるかどうかはともかく守田英正似と紹介された私ですが、これは自他ともに認めており、サッカー日本代表の重要な試合の前後にはラグビー部内だけではなく、同クラや高校同期、はたまた新歓で初めて会った一年生にさえも言われるほどです。競技は違えど東大の守田としてもっと活躍できるように頑張ります。

紹介文にも書かれましたが、私は同期内では早いうちから逆バリキャラを確立してしまいました。逆張りという言葉自体東大のラグビー部に入ってから初めて耳にしたので当初は困惑していましたが、今ではそんなこと言われても全く気にならなくなりました。逆張りと言われる理由の一つに僕の海外生活が長かったことが挙げられますが、今回のリレー日記ではそんな僕のラグビーとの出会いを書こうと思います。


それは中学1年の夏だった。父の転勤に伴いイギリスに引っ越し、現地の学校へ転校したのだった。これはおそらくどこに行っても一緒だが、やはり進学したり転校したりして新しい学校に身を置くとなるとどうしても不安が大きくなる。そして僕はそんなときには早めに友達を作ろうとするのだが、その不安は初日の昼休みに解消した。イギリスではもちろんラグビーは盛んだが、一番人気なスポーツはなんといってもサッカー。そんなサッカーを毎日昼休みに校庭で男子が全員やるのだ。男というのはとても単純な生き物で、一回楽しく一緒にサッカーやるだけで仲良くなってしまう。楽しいのはもちろんだが家に帰れば母に怒られる毎日だった。というのもサッカーは制服を着たまま革靴でやるので、それらが全部泥だらけになったまま家に帰るからだ。それがただの泥ならいいのだが、そこにはたまに何かしらの動物の糞がついていたりした。カモであれば匂いは全然しないのだが、雑食のキツネだった場合が最悪で... あとは詳しくは書きませんが、簡単にいうと男子中学生がやりそうなことをみんなでしてました。

汚い話は置いといて、二日目の学校の放課後ちょうど帰宅する前、ジョージといういかにもフッカーをやっていそうな友達が声をかけてくれた。(以下すべて倉橋による和訳)
「そういえばさ、明日ラグビーやらない?」
「明日?土曜日に?」
「そう、みんなやってるよ!」
「え、どこで?」
「ここで、明日9時に来て!」
「ここ?わかった、考えとく。」
ラグビーなんてやったことないどころか見たことないし、ルールは前に投げてはいけないということくらいしか知らなかった。情報はジョージがくれたものだけで半信半疑だったが両親と相談した結果とりあえず行って見学することにした。
そしてまた次の日、前の日に話をしていた場所に行ったら本当に人が集まっていた。みんな学校の体育着を着用して集まっているなか、自分一人だけ私服で行ったせいでめちゃくちゃ浮いてしまった。そして先生に目をつけられる。
「おう、君新しい生徒か?」
「あ、はい」
「誰か知っているか?」
「一応そこにいるオリーとかジョージとか
「その格好はなんだ?早く着替えて入りな!」
マジか。見学という概念は存在しないらしい。見学しようと思っていたものの運動着を持って行っていて助かった。そしてさらに前日に父にタックルの仕方とかされ方とかの基本を教えてもらったのも助かった。別に強豪というわけでもなく練習がきついというわけでもなかったので初心者の僕からしてみればちょうどよかった。しかも学校のチームだったからか次の週の試合でも少しばかりのプレータイムをもらえた。そんなこんなで週一の練習と試合という楽しいラグビー生活が始まった。

そんな僕がラグビーを始めた数週間後、タイミングよく2015年のワールドカップが始まった。衝撃を受けたのは開幕戦のイングランド対フィジー。そこで初めてラグビーがどんなスポーツかなんとなくわかった気がした。これまた逆張りと言われることを承知のうえで正直なことを言うと日本が南アフリカを破った試合よりも心に残っている。もちろん日本対南アフリカも感動したが、その前の弱かった時代を知らないうえに南アフリカの強さも知らない僕からしてみれば隣で父が泣き叫んでいる理由もわからないし行く先々で日本人である僕に対して「よくやった!」と褒めてくる人たちがよくわからなかった。
ワールドカップほど試合数が多く、ラグビーの楽しさを知るための教科書は存在しないわけで、ラグビーを始めてから一ヶ月ほどですっかり学校でのラグビーの話についていけるようになり、チームでもスタメンをとれるようになった。それから勝っても負けても楽しめるようになり、いいプレーをするとみんなから忍者だとか侍だとか呼ばれたことはいい思い出だ。


稚拙な文章でしたが、僕がラグビーを始めた流れはまさにこんな感じでした。これですっかりラグビー好きになったわけですが、再びラグビーをやる機会が訪れたのは大学に入った後でした。それについては残る2回のリレー日記のどちらかで書くと思います。

次は僕の同期の桑田でさえ弟みたいだと言った新2年の武村にバトンを渡します。彼は元気がよく純粋な人間ですが、だからこそ辻のような先輩にはくっつきすぎない方がいいと思います。

 
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バイト
2024/04/20(土) 06:46
お初にお目にかかります!
2024/04/14(日) 18:53
気まずいとき~
2024/04/11(木) 18:00
手術無事終わりました!
2024/04/09(火) 11:29
やっと4年生
2024/04/06(土) 22:36
桜を見て思うこと
2024/04/06(土) 22:13
近況報告

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