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ラグビー部リレー日記
ひかりふる路
投稿日時:2021/10/21(木) 17:54
大きなくまさんというイメージがぴったりな吉田さんからバトンを受け取りました、3年スタッフの谷田です。思い返せば吉田さんとは、1年生の頃食堂の前でラグビー部に入るよう熱心に勧めていただいたのが初めの印象で、その時から大きなくまさんというイメージはずっと変わりません。吉田さんにはラグビー部に入部するきっかけをいただいただけでなく、コロナ前は遊びに連れて行ってもらったことも多く、いろんな点において感謝でいっぱいです。
今回は、何について書くか決まっていない状態で筆を執っています。4年生の引退前に回ってくる最後のリレー日記なので、4年生について書きたいとは思いつつ、なんせシーズン真最中であまり締めくくるような文を書くのもなあ…という感じでうだうだしていたら締め切り期限が迫ってきてしまいました。4年生一人ひとりにメッセージを書くのもいいのですが冗長になってしまいそうなので、今回は本題とは別に、4年生全体に感謝の気持ちを述べるに留めたいと思います。
同期と同じ3年という時間を共に過ごし、入部した頃はやりたい放題という印象の強い学年でしたが、全員が責任感の強いかっこいい4年生になったことがとても感慨深いです(どの目線やねんという感じですが)。それだけに、最近は4年生が引退するまであとたったの2ヶ月…全員留年すればいいのにという寂しい気持ちになっています。同期同然の存在で、ついつい舐めた態度をとってしまうことも多くなっていますが、それでも楽しく部活を運営してくださる4年生の皆さんにいつも感謝しています。スタッフの視点では、4年生にスタッフがいないからこそ、たくさんお気遣いをいただいています。ありがとうございます。あと2ヶ月、一緒に頑張りましょう。
本題に入ろうと思います。
今回は、少し前に三方が埼玉県、その前にかわはるが大分県について書いていたこともあり、私は宝塚市について書きたいと思います(なぜ兵庫県ではないのかというと、これは兵庫県民あるある(だと私は思っているの)ですが、兵庫県そのものについて大した思い入れはないからです。大阪府に近くアイデンティティを創出しづらいことが原因かもしれません。)
宝塚市といえば、小林一三なしには語れません。皆さんはご存知でしょうか。親しみやすいところで言えば、かの有名な松岡修造のひいお爺さんです。そして、阪急阪神東宝グループ、宝塚歌劇団の創始者で、後に商工大臣や国務大臣などを歴任しました。現在では一般的となっている電車の中吊り広告や住宅のローン販売、電車の駅・百貨店の併設などを始めた人でもあります。恥ずかしながら、彼の宝塚歌劇団以外の経歴については東大の授業でつい最近知ったばかりです。日本の経済にここまで貢献した人だとは驚きました。すごいですよね。
そして彼が創ってくれた宝塚市では、宝塚大劇場がある市というだけに、宝塚歌劇団がとても身近なものとしてありました。まず、宝塚歌劇団を目指す女子がとても多いです。私の周りではバレエを習っている人が大量にいましたし、かくいう私もその一員でした。私が通っていたバレエスクールは、宝塚歌劇団で振付家をされている方が主宰されていました。元男役ということもあり気品あふれるかっこいい方でした。その恩恵か発表会のメイクをタカラジェンヌにしてもらえたり、宝塚歌劇場の一部のホールで発表会をさせてもらえたり、日本各地から宝塚歌劇団を目指すお姉様方がレッスンを受けにいらっしゃったりしていました。後から聞いた話では、学校帰りに新幹線で通ってきていた人もいたようです。そんな風にして一緒にレッスンを受けていたお姉さまたちがいつの間にか宝塚歌劇団に名を連ねていた、なんてこともしばしばです。また、街中をタカラジェンヌが歩いているのをよく見かけます。彼女たちは本当にすごいのです。一般人に紛れて、私服で、髪も一般人のようにセットしているのに、一目見ただけでタカラジェンヌだとわかる動作の美しさ、スタイル、気品、オーラがあります。そんな女性になりたいものです。さらに、ほとんどの公立中学校が、校外学習として宝塚歌劇を鑑賞します。その中で宝塚歌劇にハマる人も続出していました。こんなにも身近に、宝塚歌劇団という素晴らしいものがあることをありがたく思います。
小林一三に話を戻しますが、私が思う彼のすごいところは、その創造力と先見の明です。彼が創設した阪急電鉄の車内には、宝塚歌劇団や阪急グループが開発した住宅地の中吊り広告があります。阪急大阪梅田駅には、阪急百貨店が併設されていて、訪れた人々は、まず元気なお昼頃に最上階で食事をして、だんだん下に降りながら買い物をして、最後に阪急電車で帰っていきます (シャワー効果というらしいです)。鉄道建設に付随して、近隣の住宅地を一体的に開発するビジネスモデルは、かの有名な桃太郎電鉄のモデルでもあります。こんな感じで、彼の創り出したアイディアの全てに一貫性があり、それぞれが相乗効果を持っており、現在まで定石として受け継がれています。今思えば、私の高校生までの日常生活の大半は、彼にルーツを持つものに囲まれていたようです。私も彼のような発想力があれば、将来の生き方について悩むこともなかったのだろうなと思わずにはいられません。死ぬまでに後世に残るようなでかいアイディアを生み出したいものです。
ちなみに、小林一家には、松岡修造だけでなく、元宝塚歌劇団員も何人かいれば、血縁ではないですがサントリー創業者の鳥井信治郎もいます。まさに華麗なる一族ですよね。余談ですが、小林一三は山梨県出身らしいです。複雑な気持ちです。
ここまでだらだらと地元(というよりは小林一三)の紹介をしてしまいました。宝塚市には他にも良いところがいっぱいあります。例えば、手塚治虫記念館もあるし、山田哲人の母校も宝塚市です。ちょっとした古墳もあります。もちろん阪急沿線なので、大阪や京都へのアクセスもいいです。
こんな風に紹介したからと言って宝塚市にわざわざくる人はいないので、この辺にしておこうと思います。お付き合いいただきありがとうございました。
次はラグビー部の縁の下の力持ちの垣内さんにバトンを渡します。垣内さんは超有能プログラマーで仕事をさらっとやってのけてしまうので本当に凄いです。人見知りでたくさん話すわけではないのに私含めあらゆる方面から人気を獲得しているのも凄いなと思います。あとめちゃくちゃスタイルがいいのも凄いです。私の母が1人目に覚えたラグビー部員はおそらく、「めっちゃスタイルいいSH」の垣内さんです。ぜひ後2ヶ月でさらに仲良くなりたいです。
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