ラグビー部リレー日記

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感情の記憶

投稿日時:2023/12/05(火) 16:30

妙に愛嬌のある桑田からバトンをもらいました、4年の前川です。桑田は今シーズン色々チャレンジして試行錯誤していますが、その頑張りが来シーズンの桑田の活躍につながると思います。とりあえず、残り1ヶ月一緒に頑張りましょう。



 

早いものでもう最後のリレー日記が回ってきてしまった訳なのですが、まだシーズンも終わっておらず、締めくくるにはいささか早いなという感じで何を書くか正直困っています。

 

無難にラグビー人生でも振り返ろうとも一瞬思いましたが、去年ゴタツさんに、「ラグビー人生の振り返りとか面白くないんでやめてくださいよ」と言ってしまった手前、もう書くことは許されないので、断念します。

(ゴタツさんのリレー日記=https://www.turfc.com/blog_detail/id=1978)

興味のある方は是非本人まで。

 

ここから本編です。

みなさんは大学4年間で一番楽しかった思い出と聞かれて、なんと答えますか。僕はこの前同じような質問を知り合いにされて答えに困ったことがありました。その時はラグビー部以外でという縛りもあったため、突然の問いに、答えに困った僕は支離滅裂な答えをしてしまいました。今改めて思い返すと、ラグビー部以外の人と遊んだ記憶はここ1年に限ればほとんどなく、それ位ラグビー部は僕の大学生活において中心であったと言えるでしょう。

 

記憶といえば、僕の中で印象深い話があります。今年の夏、慶應との定期戦の後、AMFで慶應の青貫監督がこう話していました。

「試合が終わって、悔しいと思う人は手を挙げてください、その悔しいという思いがあるなら今日中またはもう明日中に行動を変えましょう、悔しいという感情は時間が経てば忘れてしまうので、すぐ行動に変えるしかない」

要約すればだいたいこんなことを言っていたはず。

実は似たようなことを大西さんも言っていて、大西さんの場合

「感情の記憶を大事にしよう、人間っていうのは辛い記憶とかを忘れやすいようにできているが、強い人は必ず悔しいという感情をずっと忘れないでいる。訓練すれば、悔しいという感情は忘れないようになる」たしかこんな感じだったはず。

青山先生も似たようなことを言っていたような気がします、多分。

 

まぁ2人の話は若干違うところがあるが、どちらが正しいとかはなく、本筋は悔しいという感情を原動力にしようという話である。自分としては、大西さんの話を聞いた後からできるだけ悔しい、腹が立つという感情は忘れないようにしようとしてきました。しかし、自分の場合、4年間で悔しかった、怒った経験を思い返しても、その経験自体は思い返すことはできるが、その時の悔しい、怒りの感情を新鮮に今思い出せるかと言うと、もう出来ないです。自分は怒りっぽいし、記憶力もいい方だからいけるだろうと思っていたが無理でした。(ちなみに、二週間前に鷲頭くんに頭突きされたことは、今でも鮮明に怒りを覚えています。)

そういう意味で、感情はどうしても忘れてしまうものなのですぐ行動に移すという方が僕にはあっているという結論になりました。よく思い返せば、中学受験の時も大学受験の時もこういう悔しい感情をすぐ勉強にぶつけていた気がします。今まで自分をメタ的に見るのが好きじゃなかったのでこういうことは考えてきませんでしたが、人生でうまくいったときはだいたい感情をうまく行動に結びつけられていたとも思います。こうしたことが大学四年間ではうまく出来なかったなと振り返って感じます。気づくのが遅くなってしまいましたが、これからは感情を原動力に頑張っていきたいです。



 

ここで先ほどの問いに戻ります。辛いことや悔しいことは忘れていきがちですが、楽しかったことや面白かったことは意外と忘れず、覚えているもので、ラグビー部も含めて4年間で楽しかった思い出を今聞かれたら、逆に選ぶのが難しいです。

西久保が女の子にこっぴどくフラれたことも、橋野と一緒に合コンに行って大失敗したことも、鈴木が運転すると人格が変わるのも、何故か手島と2人でサウナに行ったことも、池田とラグビーのクソゲーをやったことも、安富が凛ちゃんに男好きと思われてることも、岩下の髪の毛が急に真っ直ぐになったことも、関戸の実家で温かくもてなして頂いたこと、全部楽しい思い出です。

もちろんここに書ききれないことや、もう思い出せない些細なこともたくさんあります。これ以上忘れないように誰かみたく毎日日記でも書こうかとも思いましたが、三日坊主になるのでやめます。

 

最後になりますが、監督はじめコーチの方々、OB/OGの方々、保護者の皆様、大変お世話になりました。様々な形で私たちを支援していただき、ありがとうございました。特に両親には、こんな僕に投資してくれて、本当に感謝しています。結果で返せるよう、これから頑張ります。






 

次は関戸にバトンを回します。関戸は、受験期同様、シーズンも終わりそうな今急成長していますが、大事な時に練習からいなくなる癖はどうも変わっていないようです。1、2年の頃はだいぶ仲良かったのですが、彼に彼女が出来てからは人が変わってしまい、まったく遊んでくれません。少し悲しいです。共にAチームで試合に出れるよう頑張ろう。

弥生人生活

 written by 桑田 昴 投稿日時:2023/12/03(日) 20:20

いつもめちゃくちゃ仕事を頑張っているのが印象的なののかちゃんからバトンを受け取りました、3年の桑田です。ののかちゃんは明るくて自分にもよく話しかけてくれます。優しいです。ちなみに僕はMBTI診断でポジティブでストレス耐性が強いとなっていました。信頼できる診断ですね。

 

 

人間のロマンであり究極形は、ジャングルで自給自足をしながらその日その日を生きていくことだと思っています。少なくとも僕にとってはそうです。将来的にそれが不可能でも、せめて野山で狩猟採集の日々を過ごしたいと思っています。極端な話、弥生時代くらいにタムスリップできたらどんなに楽しいことでしょうか。この間ある同期に、「すべて人工物で囲まれた、人間以外の生物は何もいない環境で生きていきたい」と言われ、僕の思想を分かち合えないことに憐れみを覚えました(彼は普段からこんな調子なので別に驚いてはいないです)。安い言葉ですが、生物との関わり合いによって人間は存在します。その関わり合いに深く、深く入っていき、最後はその中で死んでいくのが人間じゃないでしょうか。

 

 

いま自分がやってみたいこと、挑戦してみたいことを書き出してみると、釣り、潮干狩り、キノコ狩りなど、やはり自然、生物と関わるものが多いです。他にも、ワナ猟だってやってみたいですし、その辺に生えてる草を片っ端から食べて美味しいかどうか判別するのも面白いでしょう。こんなことを考えるのは、生まれた時から東京に住んでいる反動かもしれません。もしいつか時間ができたら、片っ端からロマンを実行したいです。

 

 

よく考えたら草を食べるのは今からでもできそうなのでやってみようと思います。最近はYouTubeという便利なものがあり、雑草を食べるにしてもさまざまな人が食べ方や美味しい雑草なんかを解説しています。でも、自分の目で見て、味わうことでこそ自然の中で生きる快感を味わえると思うので、とりあえず食べてみようと思います。僕を見たら雑草を渡してください。ちなみに、サクラの葉を食べるならオオシマザクラがおすすめです。桜餅を包んでいる葉っぱで、これぞサクラと言う味がします。

 

 

次は4年生の前川さんにバトンを渡します。前川さんはいつも忙しいはずなのに、試合を多く見ているガチのラグビー好きです。最近はポジションの関係上いろいろ教えてもらっています。前川さんの同期愛に溢れるラストリレー日記、楽しみです。

 

 

Myers-Briggs Type Indicator

 written by 須貝 ののか 投稿日時:2023/11/29(水) 11:01

福元さんからバトンを受け取りました、一年スタッフの須貝です。福元さんが部内一のスピーカーであることはみなさんご存知だと思いますが、実は部内有数の小顔の持ち主だと私は思っています。また、囲碁の実力もすごいそうです。私はオセロくらいしかできないので尊敬しています。

今回は、題名にもある通りMBTIについて書いてみようと思います。結構有名なので知っている人も多いと思いますが、簡単に説明すると4つのアルファベットで性格を表すものです。ネットで調べてみたら日本MBTI協会というものもあるらしく、そのサイトではもっと難しく説明されていました。学術的なものだったとは知らなかったのでびっくりしました。

まず自分がどのタイプに当てはまるかについてですが、これを調べるのは簡単です。MBTIと調べて出てくるサイトでひたすら質問に答えれば結果が出ます。全部で10分くらいなので少し暇な時にできます。結果のページにはその性格タイプの特徴について細かく書かれていて、同じ性格タイプの有名人なんかもわかります。その特徴が自分に合うことも合わないこともあると思いますが、Instagramや TikTokにはMBTI同士の相性や適した職業をまとめている投稿などもあるので自分のMBTIを知っておくと結構楽しめます。

私がはじめて自分のMBTIを診断したのは高校生の時で、その時はへーくらいにしか思っていませんでした。しかし、MBTIは時期によって変わることもあると聞いて大学生になってからもう一度調べてみたら少しだけ変わっていました。そして、高校生の時は当てはまるところも当てはまらないところもあると思っていた性格タイプの特徴が、大学生の結果で見てみると面白いくらい当てはまっていました。高校生の時の結果が間違っていたんじゃないかと思うくらいです。正直人間の性格を16タイプに分類するのは大雑把すぎると思ってましたが、こんなに当てはまると甘く見れません。

調べてみると確かに、ナポレオンはENTJ(カリスマ性があり指導権を握る)、マザーテレサやキング牧師はINFJ(人助けをして誰かの生活を改善することに喜びを感じる)らしいです。どうやって彼らのMBTIを調べたのかは不明ですが、何となくイメージに合ってるなぁと思いました。
とは言ってもMBTIで言われる性格をもとに職業を決めたり人との相性を判断したりしてしまうのなんだか悲しいので、占い程度に思っておきたいなと思います。

次は3年生の昴さんにバトンを渡します。キレキレのステップと正確無比なキックがかっこいい昴さんですが、個人的にはヘッキャから出てる髪の毛がツノみたいで可愛いなと思ってます。ラグビーをしている時のキリッとした感じと普段のふわふわポワポワしている姿のギャップが推しポイントです。昴さんのMBTI気になります。

パソコンよりiPad

 written by 福元 倫太郎 投稿日時:2023/11/27(月) 21:30

同期の金大からバトンを受け取りました。2年の福元です。金大はいつも明るく元気ないいやつです。療養期間から読書が理想の趣味だと書いてありましたが「正欲」以外の本は一冊も読んでいないそうです。リレー日記でかますのはやめましょう。


10月からAセメスターが始まり授業を受けるキャンパスが駒場から本郷へ変わりました。ラグビー部の活動は駒場で行われるので不便さを感じなくはないですが、どうしようもないことなので受け入れるしかありません。キャンパスが変わったことでウエイトの時間が確保しづらくなったり、部室がないため空きコマを快適に過ごせる場所がなかったりと幾つかの問題に直面しています。

本郷へキャンパスが変わり自宅と本郷間の定期を購入したため渋谷駒場間の定期がなくなってしまったことも問題の一つです。週に一度や二度ならまだしも、練習とウエイトで週5、6回程駒場に通うため見過ごせない問題です。そこで10月から朝気が向いた時や練習後元気な時、駒場から池尻まで歩いてちょっとした節約をおこなっています。
駅と駅の間を歩くと聞くと時間がかかって大変なのではないかと思うかもしれませんが、実は駒場から池尻まで歩くのには15分程しかかかりません。駒場東大前は7、8分に一本しか電車が来ませんし渋谷での乗り換えには5分程かかります。これらに加えて電車に乗っている時間が数分あるので、歩いても電車に乗っても時間的にはほとんど変わりません。

元々の目的は節約でしたがそれ以外のメリットもありました。
一つが渋谷を経由しなくてよいところです。渋谷は沢山のお店があり便利な駅であることは間違いありませんが、その分人も多くいます。僕は人混みがあまり好きではないので渋谷を経由せず人混みを回避して帰れるのは嬉しいです。2つ目としては少し仰々しい気もしますがノスタルジーを感じられることがあげられます。歩いて帰る際、中高6年間通った学校を経由して帰っています。ただ単に最短経路なためそこを選んでいるだけですが、高校から池尻まで中高時代と同じ道を歩くためふと懐かしさを感じる瞬間があります。
駒場から池尻までは落ち着いた静かな雰囲気で歩くのにとても適していると思います。田園都市線ユーザーの皆さんは一度試してみてほしいです。


次は1年生スタッフのののかちゃんにバトンを渡します。ののかちゃんは1年生ながら献身的に部のために行動していてすごいなと思います。ののかちゃんをはじめとするスタッフの皆さんにはいつもお世話になっています。ありがとうございます。プレーでチームに貢献して返せるように頑張ります。
 

大人の階段昇る(膝は30°固定)

 written by 辻 金大 投稿日時:2023/11/22(水) 01:12

1年の伊藤くんからバトンを受けました、2年の辻金大です。伊藤くんは入部当初からラグビー部のマスコットキャラクター的存在としてみんなの注目を集めています。物腰が柔らかく聡明な彼は、スタッフでありながらプレイヤー同様に体重増量に取り組んでいるらしく、合宿でも(半ば押し付けられたものもあったが)たくさん食べていました。次はぜひ一緒に粋へ行きましょう。


前回の伊藤くんが言っていましたが、膝の手術・リハビリのため一か月ほど帰省しており、帰京したまさに今このリレー日記をしたためています。シーズン中に大変ご迷惑をおかけしました。いち早く部に貢献できるようトレーニングに努めます。

入部して以来、これほどの期間部活の人に会わないということもなかったので、次の練習に行くのが少し緊張します。みんな何かしら変わっているんだろうか、はたまた一か月ではそんなに変わらないのだろうか。とりあえず、メンバー表にPEAK生が急激に増えたことには驚きました(笑)。


今回のリレー日記では入院中の空いた時間にいろいろ思案していたことについてとりとめもなく書こうと思います。世間で耳にするデジタルデトックスではありませんが、一か月ほど世の中から隔離されたことで何か自分が洗練されていたら良いなと感じる今日この頃です。

まずは将来の夢。2年生のこの時期には進学選択が完了し、いよいよ専門の学部に所属して卒業後の指針を考えねばならなくなります。この大学に入学したのは将来の選択肢を広げたいと思ったからで、進学選択まで約2年の教養教育を経て自らの進路を決める方法はとても魅力的に映りました。それを上手く活用できる人もいるのでしょうが、僕の場合は決断の時期を高校卒業から大学2年生に先延ばししただけで根本的な解決は出来なかったように感じます。そんな中、丁度よくといってはなんですがそれについて考える時間を得ることが出来ました。夢とは「人生を懸けて成したいこと」と解釈していますが、部員の皆さんはどんなものを持っているでしょうか。意外な一面を知れる面白いきっかけになりそうですが、部員との会話としてはいささか堅苦しすぎる気がします。僕自身はというと、21年間生きて先送りにしてきた問題にたかが一か月では答えは出ませんでした。地元が好きなので仮に知事とでもしておきます。これをきっかけにYouTubeを見るよりもNewsPicksでも見てみようかと思います。

次は趣味。東大ラグビー部HPのOFFの過ごし方には「カフェ巡り」と記載してあります。これは同期のげんとからの受け売りで僕一人では絶対行きませんが、こう書いてるとオシャレそうなので採用しました。趣味があると初対面の人との会話や急に舞い降りてきたオフがより豊かになると思います。中でも動画SNSなど無料のものではなく、費用を払って経験・体験などを得る方がより実感をもてる趣味だと考えます。ここから導き出される僕なりの理想の趣味は読書・映画鑑賞になりました。フィクション・ノンフィクション問わず一種の経験値として自分の糧になってくれるはずです。その第一歩として同期の細谷に教えてもらった『正欲』を入院中に読破しました。良い滑り出し。現代の「多様性」という言葉に隠れた真意は…みたいな小説となっており、折が良いことに先日映画が公開されました。これは映画鑑賞をも趣味とするチャンスです。次のオフには細谷と僕でDL同士仲良く見に行きたいです。来年の「OFFの過ごし方」に注目です。

最後にノスタルジックについて。術前のある日リハビリがてら昔通っていた保育園まで家から約4㎞歩いて、当時の登園ルートに思いを馳せました。道は新しく舗装され、バイパス道路もでき、立ち退きで民家が減っている中で、あの頃と変わらぬ建物と今見れば小さな運動場があり、タイムスリップしたような感覚でした。ノスタルジーな、というと感傷的な印象ですが、この時僕は自身のルーツに大人になって触れたことで自分の存在を再認識し生の肯定を感じました。「初心忘るべからず」と言われますが、自分の出発点を確認することで現在の原動力につながると思います。


1人の時間が長いと考え事がはかどる一方で病みそうになるのでこれくらいの期間でちょうどよかったかもしれません。入院中にLINEや電話をしてくれた方々、ありがとうございました。辻金大復帰します。


次は同期の倫太郎にバトンを渡します。生粋のラグビーマニアである彼は多くの選手の出身高校・大学を把握しており、一緒に観戦していて面白く楽しいです。そんなラグビーに熱い男の活躍に目が離せません。
 
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