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ラグビー部リレー日記 2017/12
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青春の瞬き
投稿日時:2017/12/12(火) 23:12
最後まで男子高出身感が抜けなかった平田からバトンを受け取りました、4年マネージャーの竹村です。最後のリレー日記なので何を書こうか迷いましたが、今思うことを素直に書こうと思います。纏まりのない文章になりそうですがご容赦ください。
勝ちたい、勝たねばならない
対抗戦が終わるまで、成城戦のゲームセットの笛が鳴り響くその瞬間までそう思っていました。マネージャーとしての仕事自体に楽しみを見出すことができなかった自分にとって、勝つことだけが自分が4年間部活にかけた時間と労力に報いるものだと思っていました。勝たなければ部活を選んだことで削った学業の時間・断った友人との時間・その他数えきれないほどの「選べなかったもの」に押しつぶされると思っていました。
しかし、すべてが終わり2勝5敗という結果を前に今思うことは、成城戦後の底の知れない悔しさから立ち直った今思うことは、4年間全力で部活をやれて本当に楽しかったということです。それは戦績がどうであれ良い思い出として昇華されたという陳腐なものではなく、自分がしようと決めたことに全力で打ち込んだからだと思っています。もう二度と、社会的には求められていない、「自分がやりたいから」という理由で選んだ何かにこれ程までに打ち込めることはありません。ラグビー部に入ったから「得たもの」と、「得られなかったもの」のどちらが大きいかなんて分かりませんが、間違いなく得たものだといえるのは、自分がいかに人に支えられて生きているのかを知ったことです。長くはなりますが、最後にどうか感謝を述べさせてください。
4年間、特に今年1年間は多くの方にお世話になりました。監督・コーチ・トレーナーさん・ジュニアコーチの方々は私たちが勝てるようにと自分の時間を割いて尽力してくださったのに、結果で恩返しできず申し訳ありませんでした。
立教戦後の先の見えない絶望の中、夜中の3時まで電話に付き合ってくださった先輩をはじめ応援してくださった先輩方、ありがとうございました。先輩方が気にかけてくださっていることが私たちの力になりました。
一緒に部活をした後輩たち、チームのために体を張ってくれてありがとう。4年生の鬱々とした気持ちを晴らすような、初心を思い出させてくれるような一生懸命な姿を見せてくれてありがとう。今年の戦績は君たちと一緒に築き上げたものだと思っているので君たちには謝りません。私から言えることは、どうしたら強くなれるのか必死に考えて必死に行動していれば、部活は最高に楽しいということです。その上で、結果が振るわなかった私でさえそう思うのだからぜひ来年はさらにいい結果を残してほしい。さらなる楽しみを味わってほしい。君たちに望むことはそれだけです。
関西の祖父母・両親、「月に一度は帰ってくるから東京に進学するわー。」といって上京したのに年に2度しか帰れない親不孝な娘でごめんなさい。学業と部活でいっぱいいっぱいだろうからと金銭面で援助してくれたり、私が帰らない分東京に会いに来てくれたこと、本当に感謝しています。将来立派になってこの恩は必ず返します。
何よりも、首脳陣および主将松永、1年間本当にありがとう。「入れ替え戦出場」を目標に定め、その目標が100%叶わないと決まる時まで諦めるような素振りを一度も見せず皆を先導してくれたからこそ、私は今部活を続けて良かった、最高に楽しかったと言い切ることができます。平部員の私でさえも対抗戦シーズンは精神的に疲労し幾度となく眠れぬ夜を過ごしたので、責任を一身に背負い体を張り続けた首脳陣の苦労は計り知れません。最前線に立ち続けてくれてありがとう。戦績は振るわなかったけれど、君たちの代で一緒に部活をやれてよかったです。
これでも書ききれていないのですが、長くなりすぎてしまうのでここで筆をおかせていただきます。最後までお読みいただきありがとうございました。
次は院試も無事終わりご機嫌な石内にバトンを回します。学生コーチとしての石内のほうが長くなってしまいそうですが、私たち同期の心のなかにはプレイヤーとして輝いていた頃の石内の姿も鮮明に残っています。
過去になる
投稿日時:2017/12/10(日) 16:07
へたこんで毎年1年生の人気を掻っ攫う豊原からバトンを頂きました、4年の平田です。
衝突の直前、異常に狭くなる視界。
頭の中は真っ白なまま勝手に前に出る身体。
強い衝撃と軽くなって仰向けになる相手。
タックル好きなら分かるだろうがタックルが上手く決まった時の快感は他のプレーにはないものがある。
今となってはいい思い出だが、大学2年の夏に全くタックルに入れなくなった。完全にあの感覚を失ってしまった。
タックルしか得意なプレーがなかった自分にとっては致命傷でしかなく、焦りに焦った。なぜタックルに入れなくなったのか、どうやったらあの感覚を思い出せるのか、毎日考えた。練習で何度も修正しようとしたが相手が怖くて全く上手くできない。同期にも「昔の平田はどこにいった?」と言われ非常に辛かった。
こんなはずではない。もっとできるはずだ。こんな所でつまづいてるつもりはない。そうは思ってもタックルの直前どうしても気持ちが入らない。受けてしまう。なぜだ。答えが得られない。
そんなこんなでこの状態は約2年続いた。4年の春にはなんとか克服できたことを思えばやはりいい思い出である。
部員達、あるいは部を去って行った者達の話を聞いて痛感するのは、自分達は東大ラグビー部という環境を共有していながら、それぞれ全く違う悩みや苦しみを抱えている、ということだ。東大ラグビー部にいるとだいたい皆直面するような問題でも、対応や感じ方は本当に様々だと感じた。ただそれでも、4年間積み重なったそれらの苦悩達は引退すれば過去になって消えてしまう。自分がタックルできなかった悩みなど東大ラグビー部の歴史から見ればほんの一部でしかないだろう。
引退まで残り2週間を切った。様々な人達の苦悩の上に成り立ち、支えられている今を実感しながら、みんなでラグビーを楽しみたい。
次は4年間でライザップに成功し個人的には少し寂しい、竹村にバトンを渡します。
考えて動くこと
投稿日時:2017/12/08(金) 22:00
余談ですが、なかなか恥ずかしい紹介をされてしまい、彼氏(と私
最後のリレー日記に何を書こうかとても迷いましたが、「もっとこ
「考えて動くこと」
それは、とても当たり前で簡単なように思えるが、本当に難しい。
たとえば、練習中。
あるいは、テーピング。足首ならおよそこう巻くというパターンは
そんな些細なことにマネージャーが必死になったところで、試合の
マネージャーは試合に出られないしやりがいを感じにくいのではな
最後になりましたが、
3年の秋と4年の春、
マネージャーの後輩は、最近ますます成長していく姿がとても頼も
それから、
面と向かっては照れてしまってなかなか言えませんが、
長くなってしまい申し訳ありません。
次は、
自分のキャパ
投稿日時:2017/12/06(水) 15:11
ラグビー部での4年間を振り返ってみると後半の2年間が特に大変だったように感じます。そしてその2年間は自分のキャパの足りなさを突きつけられ続ける2年間だったように感じます。
2年生の進学振り分けで今の学科に進学した僕は、2年生の時から学科の忙しさはちらほら聞いていたものの、なんとかなると思っていました。
3年生になり授業、学生実験が多少忙しくなってもラグビーと両立しようと思っていた僕は5月に嘔吐を繰り返すようになり、1ヶ月ほど続けて練習を休まざるを得なくなりました。この時が自分のキャパの限界を始めて突きつけられた瞬間であったように思います。
その後もギリギリの生活は続きましたが、3年生の間はなんとか生活を回し続けることができました。
そして4年生になる時の研究室振り分けで、悩んだ末に今の研究室への配属を選んだ時も、多少忙しくなってもなんとかやっていけると思っていました。
しかし、3年生までの講義、実験は適当にやっていても誰にも何も言われないのでなんとかなったのですが、研究室で研究を行い、それを発表するようになるとそういう訳にはいかなくなります。不十分な点があると、教授に叱られたり、先輩に指摘を受けたりするようになりますし、進捗が不十分であっても色々と言われるようになります。その中で研究室に拘束される時間が増えていくと、自分のキャパが足りなくなり、睡眠時間が削られ、体調を崩しやすくなってしまいました。
結局自分のキャパの不足で、チームに迷惑をかけ続けた2年間であったように感じます。
その中でも僕のことを見捨てずに、チームメイトして扱ってくれた同期、先輩、後輩のみんなには感謝してもしきれません。
少しでも恩を返せるように最後の1ヶ月間できる限り頑張ろうと思います。
次は自称では彼氏がいるらしい同期でマネージャーの豊原にバトンを回したい
と思います。
ラグビーと向き合う
投稿日時:2017/12/04(月) 19:27
河本にハードルを上げられたせいでなかなかリレー日記が書き出せずに困っています。4年の小寺です。
昨日成城戦が終わりました。たくさんの方が応援に駆けつけてくださいました。本当にありがとうございました。そして期待に応えることができず、申し訳ありませんでした。自分自身ミスが多く、チームを救うようなプレーはできませんでした。敗戦のショックから立ち直る間もなくリレー日記が回ってきたのでうまく考えがまとまりませんが、最後までお付き合いください。
ラグビーは残酷な競技だと思います。力の差が如実に点数に現れます。ジャイアントキリングもめったに起こりません。そして自分自身の弱さを鏡のように映してくれます。「ほら、お前は仲間があんなに頑張っているのに体を張れない弱虫だろう?」「しんどいからって楽なほうに流れようとしているだろう?」試合中ラグビーという競技はそう問いかけてくるような気がします。そしてそのたびに弱い自分が嫌になって、強くなろうとして、でも結局できなくて。そんなことを4年間繰り返してきました。
でもラグビーは不思議な魅力を持つ競技だと思います。もうラグビーをしたくないと思うこともありましたが、怪我やオフなどでしばらくラグビーができないと無性にまたラグビーがしたくなります。五角形のレーダーチャートがきれいな星形ではなくとも、なにか1つ武器を持った15人が集まれば驚くほど素敵なラグビーができたりします。そんな魅力というか魔力にとりつかれて、ここまでラグビーを続けてきたような気がします。
4年間を振り返ってみると、とにかく自分は怪我の多いプレイヤーでした。思い返せば入学時から怪我を抱え、マネージャーとしてこの部に関わり始めました。けれどラグビーの魅力に負け、もう一度プレイヤーを目指すことになりましたがプレイヤーになってからも怪我は尽きず、四度の手術を経験しました。救急車で運ばれたこともありました。そのたびに多くの方に支えていただきました。怪我のたびに診ていただいた金井さん、少しでも強くなってグラウンドに戻れるよう楽しく鍛えてくださった飯塚さん、本当に感謝しています。OBの方々にも激励していただきました。そしてマネージャーも含め同期や後輩が頑張る姿に何度も励まされました。人に恵まれたおかげでなんとか4年までラグビーができたと思います。
中学3年のとき、学校のグラウンドで楕円球に出会って以来8年が経ちましたが、今でも練習のたびにちょっとずつですが上手くなっている実感があります。最終戦の京大戦まで3週間を切りましたが、まだまだ上手くなれると思っています。おかげさまでここまで小寺は成長しました、という姿を見せることが恩返しになると思います。明日からまた、駒場のグラウンドでラグビーと真摯に向き合いたいと思います。皆様、引退までもうしばらく力をお貸しください。
結局河本の言うようなスマートな文章にはなりませんでしたが、次の佐々木に期待することとして僕の最後のリレー日記を終わりたいと思います。ありがとうございました。
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